IS もう1人の俺は戦争屋   作:悠連

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すみません、あまりに忙しくて遅れました。
そして内容が薄い・・・・
それと感想にてアドバイスがありましたので~視点をなくしました。


運び屋

 

「海っ!見えたぁっ!」

 

臨海学校初日、天候にも恵まれて雲ひとつない快晴にキラキラ光る海を見てクラスの女子が騒ぎ始める。

 

しかし、騒がしくなるクラスの中に四季の姿は無い。

 

「それにしても、ホントに説明は大変だった・・・・」

 

四季がIS学園から出て行った事を知りクラスだけでも結構な数の女子に質問責めにあった。

 

入学式以来の質問責めにウンザリしながらも皆の誤解を解いていると鈴が殴り込んで来て、俺は首を絞められながらも何とか説明した。

 

「四季の奴、合流したら思いっきり文句言ってやる」

 

そう思いながら海を眺めていると旅館に着いたらしく女将さんが出てきて千冬姉と挨拶を交わしてクラスの方に向き直った。

 

「それでは、ここが今日からお世話になる花月荘だ。迷惑を掛けないように節度ある行動をするように、いいな!」

 

「はい!よろしくお願いしまーす!」

 

全員で挨拶すると女将さんが笑顔で丁寧にお辞儀した。

 

「あら、こちらが噂の・・・・」

 

皆が旅館の中に入っていく途中で女将さんと目が合い、千冬姉に訊ねた。

 

「ええ、今年は男子が居る所為で浴場分けが難しくなって申し訳ありません。挨拶をしろバカモノ」

 

「お、織斑一夏です。よろしくお願いします」

 

「うふふ、ご丁寧にどうも。清州景子です」

 

そう言ってお辞儀する姿は気品があり耐性がない俺は少し緊張してしまう。

 

「あの、もう御1人いらっしゃるとお聞きしたのですが?」

 

女将さんが話しに聞いていた男が1人しか見当たらない事を疑問に思って千冬姉に訊ねた。

 

「すみません、所用があって遅れて合流してきます」

 

「分かりました、皆様もお部屋の方へどうぞ。海に行かれるのなら別館の方で着替えられる様になっていますから、そちらをご利用なさって下さい」

 

女子に部屋を聞かれたが案内された部屋は教員室で千冬姉と同じ部屋だった。なるほど虎穴に入らずんば虎子を得ずと言うが誰が好き好んで鬼の寝床に入る勇者は居ないだろう。

 

「一応言っとくが、あくまで私は教員だということを忘れるな」

 

「はい、織斑先生」

 

「それでいい」

 

部屋に入る許可が降り荷物を置いていると山田先生が入って来て千冬姉は仕事の話になったので先に海に行く事にした。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

海に行く途中でバッタリと箒に会ったのはいいのだが、問題は目の前の地面から生えているウサミミ。機械っぽい外見で色は白。

 

「__引っ張って下さい__って、なあコレ・・・・」

 

「知らん。私に聞くな、関係無い」

 

取り付く暇すらない。箒の反応を見る限り間違いない。天才の中の天才でIS開発者であり、箒の実の姉。篠ノ之束さんに違いない。

 

「えーと、抜くぞ?」

 

「好きにしろ、私には関係ない」

 

そう言って歩き去ってしまった。うーむ、どうやら束さんとの関係は修復してなさそうだ。

 

1人残された俺は仕方なくウサミミを引っ張るとアッサリと抜けた。てっきり地中に束さんが居ると思って勢いよく引っ張った所為で盛大に転んでしまった。

 

「何をしていますの?」

 

痛みに悶えていると後ろからセシリアの声が聞こえて振り返るが倒れたままのでセシリアのスカート中が見えてしまった。ちなみにレースのついた白だった。

 

「!?い、一夏さんっ!?」

 

「す、すまん!その、だな。ウサミミが生えていて、それで・・・・」

 

「は、はい?」

 

セシリアは素っ頓狂な声で聞き返す。そりゃそうだ、目の前でウサミミを持って説明されても訳が分からないだろう。セシリアの顔が恥ずかしさと怒りで赤くなっている。

 

「いや、束さんが___」

 

突然、目の前にモニターが表示された。近くに未確認ISの接近中と書かれている。セシリアも同じなのかセンサーに目をやるがISの反応は俺とセシリアの二つしかない。

 

首を傾げると真上から空気が裂ける音が聞こえて上を見ると目の前に赤いモノが迫っていた。

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

風圧が俺とセシリアの頬を撫でるが驚きで2人とも何も話さずに居ると見覚えのある赤い機体が横に着地して抱えていたニンジンを降ろした。

 

「まったく、2人とも近くに未確認のISの表示が出た瞬間に展開して戦闘状態に入らないと。俺が敵だったら既に御臨終だよ」

 

赤い機体から聞き覚えのあるどころか、いつも聞いている声が聞こえた。

 

「四季、四季だろ!やっと来たのか!・・・・それよりも横にあるニンジンは何だ?うわぁっ!?」

 

四季に近づきながら立ったままのニンジンを触ろうとした瞬間、ニンジンから煙が噴出され驚いた俺はまた転んでしまった。

 

「あっはっはっ!引っ掛かったね、いっくん!」

 

ニンジンのヘタ部分が取れて笑い声と共に飛び出して来たのは不思議のアリスの恰好をした篠ノ之束さんだった。

 

「前に自前で飛んでたら偵察機に撃墜されそうになってね、シっくんに運んで貰っているのだよ!」

 

「お、お久しぶりです、束さん」

 

「うんうん、おひさだねー!ところで箒ちゃんは何処かな?さっきまで一緒だったよね?」

 

「えーと・・・・」

 

束さんを避けて何処かに行きました。とは言えないし、どうしよう。

 

「まあ、私が開発した箒ちゃん探知機で見つけるから大丈夫だよ!じゃあねいっくん、また後でね!それと、送ってくれてありがとね!シっくん!!」

 

そう言って束さんは去っていった。しかも凄い早いしウサミミが探知機になっていた。

 

「い、一夏さん。今の方は一体?」

 

「束さん、箒の姉さんだ」

 

「あの方がISの開発者で現在行方不明の!?」

 

「そ、その篠ノ之束さん」

 

セシリアが驚愕しているとISを解除した四季が歩いてきた。

 

「それと先程の赤いISは四季さんの専用機でして?」

 

そういえばセシリアは四季が専用機を持っていた事を知らなかったっけと思っていると。

 

「そう、やっとISになった俺の専用機だよ」

 

俺は四季が何を言ってるのか分からず首を傾げていると四季が手を差し出してきた。

 

「いつまで倒れこんでるつもり?海に行くんだろ?」

 

「あ、ああ!」

 

俺は考えるのを止めて四季の手を取って立ち上がり歩き出した。

 

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