なんとか今日中に投稿出来た・・・・
では福音戦をどうぞ
「キアアアアアア・・・・!」
天使の産声の様な声を上げながら銀の福音が光の翼を破裂させると一瞬でラウラとの間合いを詰めて足を掴んだ。
「なっ!『瞬時加速』だと!?」
「・・・・っく、ラウラを離せ!!」
シャルロットも『瞬時加速』で接近しながら両手にショットガンを呼び出し至近距離で撃とうとするが銀の福音の六枚の翼が1つに重なり巨大化するとラウラと自分を覆った。
「翼が盾の役割をしてる!?」
シャルロットが放った銃弾は翼に焼かれて銀の福音の本体に届かない、再び翼が開かられるとラウラは機体がボロボロと崩れながら海に堕ちた。
「ラウラ!よくもっ・・・・!」
翼を開いた銀の福音に今度こそ至近距離でショットガンをぶち当てて弾き飛ばし、連射しながら距離を開けず更に接近して左腕の盾をパージして『盾殺し』を突き付けた瞬間、シャルロットは光に包まれた。
『ここまで来たら逃げない!同じISなんだ、ここまで消費したエネルギーを合わせれば一発で沈む筈!!』
「ああああああああああっ!!」
全身が熱波と衝撃に襲われた所為か、絶対防御が発動してシールドエネルギーが一気に削られていく所為か、中からシャルロットの咆哮が聞こえる。
2人を包んだ光の繭が火薬の炸裂音と共に痙攣して光が堕ちて中からシャルロットが現れた。
「や、やった・・・・えっ・・・・!?」
堕ちていく銀の福音が翼を広げて体勢を立て直し下からシャルロットに向けて右手を伸ばしながら突撃して来た。
シャルロット以外の三人も終わったと思っていたのか驚愕に包まれて援護が出来ない。
シャルロットのリヴァイブにはもうシールドエネルギーが残っていない。そんな状態で先程以上の攻撃を喰らえば一夏以上の重傷で済めば良いが、死ぬ確率の方が大きいだろう。
誰かがシャルロットに叫ぶがシャルロットと銀の福音が重なった。そしてすり抜けた。
「えっ・・・・」
全員が呆ける中、銀の福音は瀕死のシャルロットに目も向けず更に上から突撃している俺しか見ていなかった。
腕をクロスに組んで高速で迫る俺に向けて銀の福音は右腕を突き出し左から横に薙ぐ右腕のバスターソードを受け止めようとした。
「もう一発あるンだよぉっ!!」
しかし、片手で止められる訳もなく、アッサリと弾かれるが更に距離が縮まり斬り返す余裕は無い。だが、右肩に回していた左手が一瞬輝きバスターソードを握り銀の福音の左肩から袈裟がけに振るった。
「堕ちろおおおおっ!!」
銀の福音は左腕で何とかバスターソードを受けるが落下の勢いは殺せず、シャルロットの横を通り過ぎ二機分の重みと落下速度で海にクレーターが出来る程の勢いで叩きつけた。
「あああああああっ!!」
クレーターが崩れて海水に揉まれながらも右腕のバスターソードをライフルモードに変えて銀の福音はの腹に突き付けて三連射する。
全て当たった衝撃の所為で距離が空くが、逆に距離が空いて良かった。海水が盛り上がると一気に爆発して俺は上空へと投げ出されたが何とか体勢を立て直した。
「はあはあ!・・・・ヤバいな、シールドエネルギーが・・・・もう」
バイザーに表示されているシールドエネルギーの数値が二桁になっており、無理やり安定させていた太陽炉が不安定になっている。
「し、四季!?あ、アンタ今まで・・・・一体何処に__」
鈴がオープン・チャネルで呼び掛けるが海水温の急激な上昇を確認の文字が出て言葉を遮った。
「無駄話は後で、まだ終わってない___来る!」
海面が再び盛り上がり爆発すると無数のエネルギー弾が辺りに散らばった。
左右に機体を振ってエネルギー弾を避けながら右手のライフルモードを突き出して半身になり、水しぶきに紛れて距離を詰める銀の福音に向けて撃つ。
「速い、今の機体状態じゃ・・・・」
射撃円軌道を描いて射撃戦をしようとするが銀の福音の翼が破裂するたびに急激な加速と軌道で射撃を避けながら徐々に距離を詰められる。
「今ならっ・・・・!」
銀の福音の急激な加速と軌道を描き1つにして巨大化させた翼で俺を捉える寸前にPICを全力で操作して機体を重力に従って急激に落として翼から逃れると同時に加速してバスターソードを振ろうとした。
「なっ!?」
緑色の粒子が赤色に変わり、想定以上の加速が付いて間合いを詰め過ぎた。すぐさま右足の爪先からビームサーベルを展開して蹴り上げるが戸惑った所為で一拍遅れて銀の福音に俺の身体の外側へと避けられた。
「っく!ぐぁっ・・・・!」
すぐさま身体を回して今度は左足の爪先からビームサーベルを展開して左後ろ回し蹴りを放つが蹴りよりも速く銀の福音の1つになった巨大な右翼で打ち当てられ熱波を感じながらも爆発して吹き飛ばされた。
海面の上を何度も跳ねても勢いは止まらず小さな岩島に叩きつけられて漸く止まったが吹き飛ばされた時点で絶対防御が発動した所為で叩きつけられた衝撃は全て受けた。
「ぐっぅ・・・・っこはぁっ!」
血の塊を吐きながら全身から痛みの絶叫を感じながら笑っていた。
「あの三人組の時に発動した絶対防御が今になって響いて来るとは・・・・案外バカに出来ないモノだったかな?いや、あの三人が優秀なだけだったか・・・・」
「そうかい、そいつはありがとよ」
聞き覚えのある声だと思うと近くにスナイパーライフルを構えたデュナメスが居た。
「どういたしまして・・・・ところで、どうして銃口を俺に向けてないのか聞いても良いか?」
「はっ、テメエみたいな奴に借りは作るのはゴメンだし・・・・それに、俺達がしたことだ。俺達が尻拭いしないでどうするよ」
デュナメスが構える銃口の先には銀の福音が高速で動き続けていてセシリアさんが射撃戦に負けて撃墜されていた。
「っくそ、一瞬でも良い。止まりやがれ・・・・!」
一撃しか撃てないのだろう。背中に背負った擬似太陽炉の輝きは既に失っておりスナイパーライフルに貯蔵された一発分しか残ってないみたいだ。
すると箒が紅椿の局部展開装甲を上手く使って粗削りだがアクロバットな動きで攻撃を回避しながら連撃を加えていき渾身の突きを放つ寸前でエネルギーが切れて止まった。
その隙を銀の福音が逃す訳も無く右手で箒の首を掴んで掲げた。翼にエネルギーが溜まっていき光に包まれていく。
「狙い撃つぜ・・・・!」
その光の中心を貫く様に赤い光線が放たれた。見事に光の中心を貫いて光が霧散して箒が下に堕ちた。