IS もう1人の俺は戦争屋   作:悠連

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今回の話は不快にさせてしまう表現が含まれています。
あらかじめ御了承をお願いします。

まずは一番ダメージが酷い人からどうぞ。



幕間の四巻ですm(._.)m
夢や幻覚を


 

八月、学生なら夏休みと言われる月だ。

 

IS学園も例外ではなく、夏季休暇の真っ最中で世界中からやって来ている在校生の半分が帰省中だが、アタシは帰省せずに学園のベットの上で呆けていた。

 

「・・・・暑い・・・・」

 

ふと溢した一言が止まっていた思考を蘇らせた。

 

そういえば一体いつからアタシは思考を放棄していたのだろうか。

 

少し考えるだけで、何もかも思い出す。何時からなのかも、何故思考を放棄していたのかも・・・・

 

臨海学校、銀の福音、そして・・・・四季の姿を。この手に受け止めた四季を・・・・

 

「詩乃崎は任務中に重傷を負ったが幸いにも命に別状は無い。だが、後遺症を残さない為に専用の施設へと移送された。及び治療に専念させるためにも施設の場所などは教える事は出来ない」

 

落ち着き払った千冬さんの姿に四季の姿を直接見居ていないクラスの大半と直接見た一夏までもが安心していた。

 

アタシはどうしても命に別状がないとは思えなかった。

 

あの時の四季を受け止めた時の感触を今でも思い出せるからだ。受け止めた瞬間、頭に浮かんだのは小さな頃に遊んだことのあるスライム。

 

四季を抱えたまま飛ぶだけで手に喰い込んでくる感触。あの感触はアタシ自身が狂ってるのではないだろうかと自問自答したくらいだ。

 

だから、アタシは思考を放棄した。気が狂っているからと、あの時から逃げていた。

 

そして、とてもじゃないけど助かるとは思えなかった。アレは生きている人間の様子ではないと思ってしまったから。

 

逃げていたあの時の感触を思い出すとアタシは込み上げた吐き気を押さえる事が出来ず洗面所に走った。

 

吐いても吐いても出てくるのは胃液のみ、ほとんどモノを食べていなかった所為だ。

 

「__ぃん、りぃ_・・・・っし__して!ぃま、__けんのせん_ぃ_ぉんで__ぁ!」

 

誰かがアタシの名前を呼んでから部屋の外へと出て行った。

 

ルームメイトのティナだ。ああ、悪い事したなぁ。突然吐いたから驚いて保険の先生でも呼びに行ってくれたのだろうか・・・・

 

ティナのお陰で吐き気が治まったアタシは顔を洗ってベットに戻ろうとしていると開きっぱなしのドアから四季が部屋の様子を窺っていた。

 

アタシは今の姿を恥じた所為か、様子を窺っている四季を睨みつけた。

 

「うわぁ、触らぬ神にたたりなし」

 

四季は呆れながらそう言ってドアから離れて歩き去った。

 

アタシは一息ついてベットに寝転がった。

 

「____あれ?なんか、おかしい気が___」

 

アタシは違和感を感じて先程の光景を頭に浮かべた。

 

ティナのお陰で吐き気が治まったアタシは顔を洗ってベットに戻ろうとした時、ティナが出て行った所為で開けっぱなしになったドアから四季が中の様子を窺っているのを見て___

 

「___って、四季ぃっ!!?」

 

アタシは飛び起きて部屋の外に出て辺りを見回すと少し離れた所で四季が驚いた顔でアタシの顔を見ていた。

 

その姿を見止めて、アタシが四季へと駆け寄る____前に四季は走って逃げ出した。

 

「___に、逃げた・・・・?」

 

飛び付いて抱きしめようとしていたアタシはコレで夢や幻覚じゃないことを悟った。そして__

 

「ま、待ちなさいよぉっ!__っんの、バカ四季ぃっ!!」

 

アタシは遠ざかって行く背中を全力で走って追いかけた。

 

ふと気が付いた、いつの間にかアタシの顔は笑っている事に___

 

______________________

 

 

夏休み、僕はラウラと一緒に買い物に来ていた。

 

今、隣に居るラウラはIS学園の制服を着ている。私服を持っていない・・・・どころか寝る時でさえ裸でいる。

 

つまり、今回の買い物はラウラの服を買いに来たのだ・・・・少し、感謝の意味も込めて。

 

夏休み前、四季の事を心配して暗くなっていた僕は平然としているラウラに心配してないのか聞くと。

 

「私だって心配してるさ。だが、四季を信じている。私は四季が好きだから信じられるんだ」

 

その言葉にハッとしてラウラを見つめた。ラウラは信じているのだ、四季が必ず帰って来る事を毛ほども疑わずに。

 

僕は笑ってしまった。少し自分が情けなくなり、そしてラウラに感謝した。

 

「シャルロットは違うのか?シャルロットも四季が好きな筈なのに」

 

ラウラの言葉に僕は笑ったまま固まってしまった。

 

「な、ななななんでっ!?ししし知ってるの!?」

 

「やはりそうだったか。さすが四季、私のハーレム要員だ。私のハーレムを更に広げてくれるとは」

 

「は、ハーレム!?って僕!?えっラウラの!?え、えっえっ!?」

 

恋心がアッサリとバレたのに加えてラウラの言葉に僕は理解が追い付かず混乱してしまった。

 

そのお陰で気が楽になったので、その時の感謝も込めて今回の買い物に誘ったのだ。

 

____だ・が____

 

スカートとズボン、どっちがいいのか聞くと__

 

「どっちでも__」

 

「どっちでもいい、はナシで」

 

目の前に持ってきたサマーシャツの感想を聞くと__

 

「わから___」

 

「わからない、はナシで」

 

ラウラが何とも言えない回答をしたので試着してみればと聞くと__

 

「いや、面倒く__」

 

「面倒くさい、はナシで」

 

と言った風に何時まで経っても進まないので半ば無理やり試着させると__

 

「も、もう少し・・・・か、可愛いのがいいな・・・・」

 

「う、うん!可愛いのがいいんだね!?すぐ見繕うから待ってて!!」

 

興味なさげなラウラにどんな心境の変化があったかは分からないが、小さく控え目にでも言ってくれた事で僕は今まで以上に熱が入ってしまった。

 

ラウラも気に入ってくれたみたいで全て購入して今は一緒に休憩してると二十代後半くらいのスーツを着た女の人が近寄って来た。

 

「あ、あなたたち・・・・」

 

「貴様、それ以上近づくと・・・・」

 

「ま、待ってラウラ!なにか困ってそうだし、話だけでも聞いてあげようよ!」

 

「む、シャルロットがそう言うなら・・・・」

 

ラウラの殺気に怯えて足を止めた女の人がその場で土下座をした。

 

「今日だけでいいのでアルバイトして下さい!お願いします!!」

 

「「え?」」

 

土下座の勢いに驚き、言葉の意味が分からず、僕とラウラの呆けた声が重なった。

 





原作4巻を飛ばすか迷いに迷ってしまい。
結局、遅くなるわ、中途半端になるわ、どうしようもない。
スミマセンm(._.)m
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