IS もう1人の俺は戦争屋   作:悠連

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色々な混沌?

 

保健室へ入りまず目に付いたのは何故か目を見開いて驚いている更識会長だった。

 

「あれ!?専用機持ち2人に追いかけられていたんじゃ・・・・?」

 

「見事に撒きましたよ。それよりも・・・・俺はお邪魔みたいなんでコレで失礼しますね」

 

更識会長の膝枕で寝ている一夏を起こさない様に静かにしながら部屋を出ようとした。

 

「あ~っ!ちょ、ちょっと待って!!たぶん誤解してるよね!?」

 

俺は振り返り微笑みを浮かべた。

 

「大丈夫です。織斑先生ならきっと分かってくれる筈ですから」

 

「やっぱりしてる!!」

 

「う・・・・うん、ここは・・・・っていうか!な、何をしてるんですか!?あっ!ち、違うんだ四季!!俺は何もっ」

 

更識会長の声の所為で一夏までもが起きて場が混沌へと堕ちていく。

 

____________

 

 

「ま、分かってはいましたけど」

 

「でしょうね、君が来るとは思ってなかったから油断してたわ」

 

ようやく2人が落ち着きを取り戻し3人で話しを纏めていた。

 

「どうして俺なのかは聞かないで置きます。それよりも、一夏は何をして気絶させられたんだ?」

 

「せ、先輩と勝負をしてだな・・・・」

 

「私を脱がせて下着をガン見したんだよね」

 

「せ、先輩!?その言い方は誤解を生むかと!!」

 

更識会長の横槍に一夏は何とか誤魔化そうとするが俺は溜め息を吐いた。

 

「またかよ。今度こそ千冬さんに・・・・」

 

「ち、違うんだ!アレは事故だったんだ!だから千冬姉には!!」

 

小さな声で呟くと一夏は俺にしがみ付きながら弁明を始める。

 

「大丈夫。それも分かっていたから安心しろ一夏」

 

「し、四季・・・・」

 

その言葉に安堵したのか一夏の目に涙が浮かんでいる。

 

「でも、その癖は直さないといけないからな。千冬さんにはメールを送った。シャルロットの分も合わせて」

 

一夏は固まった。その肩に手を添えた。

 

「心配するな。その癖はゆっくりと直していくモノだから折檻とかはない」

 

「そ、そうなのか・・・・」

 

「ま、実際に見てしまったシャルロットと更識会長の分の折檻はされるだろうな」

 

一夏は石化した。そして延髄に手刀を。

 

「う、何か恐ろしい事が待っている気がするんだが・・・・何が?」

 

一夏の延髄を手刀で殴り記憶を飛ばして目を覚まさせる。

 

「更識会長にコーチをして貰う事じゃねえのか?」

 

「あ!そうだった!って何で四季がその事を知ってるんだよ?」

 

「そりゃ俺が更識会長の頼んだ事だし」

 

「えっ!?何でそんな事!?」

 

「はいはい、時間がもったいないから話の続きはアリーナに向かいながらしましょうね」

 

更識会長が手を叩いて話を切り半ば強引にアリーナへと歩き出した。

 

「それにしても何で更識会長に俺のコーチを頼んだんだ?」

 

「ああ、それはな対フラッシュバン姿勢を取れ一夏」

 

更識会長は既に耳を塞いで目を閉じて口を開けていた。

 

一夏は訳が分からず戸惑っていると廊下の曲がり角から片手が出て黒い缶がコッチに投げられた。

 

戸惑っている一夏を見て地面を蹴りだし黒い缶が地面に落ちる前に手に取り角へと投げ返し耳と目を塞ぎ口を開けて屈んだ。

 

炸裂音と空気が振動するのを感じながら立ちあがり、正面から振るわれた何かを避けて一歩踏み出し左拳を突き出した。

 

拳が顎を掠った感触を感じながらフラッシュバンを返した曲がり角から腰へとタックルをされた。

 

そのまま押し倒されずに上から相手の腰を抱えて引っこ抜いて背中を地面に叩きつけた。いわゆるパワーボムってやつだ。

 

一瞬溜めて身体を後ろに逸らすと鼻先を何かが通過しているのを感じながら回転を止めずに足で何かを捉えて地面に叩きつけた。

 

叩きつけた勢いで立ち上がりながら飛び上がって左右同時に両足の足刀で何かを蹴り抜いた。

 

そのまま立って着地せずに地面を這う獣のように着地すると頭上を何かが通り過ぎたのと同時に全身のバネを使って跳び出した。

 

頬に風を感じながら久しぶりに目を開くと突き当たりにゴーグルをしていても分かるほど怯えながらスナイパーライフルの銃口を俺に向けている生徒が居た。

 

撃つが怯えている所為で銃口はブレていて避けるまでもなく当たらなかった。俺は両手を地面に付きソコを支点にしながら跳び上がった。

 

空中で回転しながら右踵落としをスナイパーライフルに当てて叩き折り着地すると同時に右足を跳ね上げて顎の前に寸止めした。

 

「降参か?是なら頷け」

 

そう言うと顔を凄い勢いで縦に動かしたので右足を戻した。

 

「それじゃ後片付けはよろしくお願いしますね。それと今回は良い感じでしたけど俺が1人の時にして下さいね。他に人が居た所為で今回は少し手荒くなってしまいましたから」

 

横目でそう言うと更に勢いを付けて頷いたので俺は微笑んでから一夏と更識会長の所へと戻った。

 

「__ぃぅか?」

 

戻ると一夏は驚いた顔のまま何かを言っていて更識会長は『見事』と書かれた扇子を口の前で開いて笑っていた。

 

「悪い、ようやく耳が聞こえ始めたからもう一回言ってくれ」

 

「あ、ああ。大丈夫か?て聞いたんだけど・・・・一体なんなんだ?」

 

「おそらく、サバゲー部と剣道部と槍術部とアマレス部の混合じゃねえのかな」

 

「いや、そうじゃなくてだな・・・・」

 

俺の返答に一夏は聞いてる事が違うと言って横の更識会長を見た。

 

「ふふふ、一夏君。アレはね私と似てて四季君に勝てば四季君を好きに出来るっていう勝負だったの」

 

「あ、だから全校集会の時に先輩達が興奮したのか・・・・」

 

一夏は朝の全校集会を思い出して頷いていた。

 

「やけに納得するのが早いな。もしかして更識会長が襲われた時に近くに居たのか?」

 

「その通りよ、やっぱり一夏君の事は良く分かってるって訳ね」

 

「いや、付き合いが浅くてもコイツを見てれば誰でも分かりますよ」

 

俺の言葉を聞いて憤慨だったのか一夏が否定を述べているのを見て更識会長が微笑んだ。

 

「かもしれないわね。ほら!更に時間が減っているんだから早く行きましょうね2人とも!」

 

そう言って死屍累々を跨ぎながら再びアリーナへと向かい始めた。

 

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