素手と魔法と剣でなんとか旅をしていこうとする奴。 作:クロウト
お気に入り登録の伸びがエグすぎてびっくりしたので初投稿です。
口の中に鉄の味が充満している。それが血の味である事を想像する事は
容易なものだろう。
血を流しすぎて身体がフラつく 、今に倒れても何もおかしくない。
朧げな視界が捉えたのは 、床に転がる 嘗て “ 狩人 “ だった奴らの
死骸があり、内臓を貫かれた者や 手や脚を失われ、そして “ 角 “ をも
折りへし 無造作に...しかし鮮やかな鮮血を撒き散らしながら 描く
景色は正に “ 阿鼻叫喚 “ そのものだった。
そしてその 阿鼻叫喚の景色を作り上げたのは、他でもない
あなた自身である事が分かるだろう。
握りしめられた拳は返り血を纏い、あなたの頬にも血が飛び散っている
頭からは多くの血が垂れ流しになっており
上半身は服が千切れるほどの大きな切り裂き傷や打撲など
無数の傷が身体に纏わりついていた。
だが、そんな身体を保ってしても あなたはまだ立っていた 。
あなたの肉体は酷く荒み、限界を超えて活動しようとするだろう。
だがあなたの肉体はそうなる事ぐらい軽く許してしまうほどの
闘う理由があった。
絶対に退けない闘い 、それを今 あなたはしていたのだ。
『 どウ .... シて .... 』
あなたの右後ろから小さな呻き声 の怨嗟が響く。
もはや血の音しか聞こえなかった世界に 一筋の呪いがあなたに
差し込む事だろう。
『 何故 ... 俺ラ “ 魔族 “ が こんな奴にイッ ...... !!!! 』
そうか、と あなたは頭の中で理解する。くたばり損ないの頭で
今 死にかけている 、コイツらの狩人の憎悪と狡猾さを あなたは
理解した。
コイツらは魔族、許してはいけない獣だ
そうして、あなたはその死にかけの魔族の脳天に向かって 拳を
突き出そうとするだろう 、魔族は自分に訪れる死を否定しようと
四肢が失われた身体で必死に這いずり、逃げようとする。
しかし、あなたがそれを許す筈が無く。
ゴシャ
魔族の身体を脚で押さえつける、力加減を外したのか 生々しい
肉音と共に突き出されたその脚で 魔族の肋骨を数本か拉てしまう。
ギャ _____ 。
魔族は最早、踠く力すら無かった。肋骨を折られ 身体を押さえつけられた彼にとって 、死ぬのが5秒先に死ぬのが目に見えてしまっている。
だから彼は 欺くための言語を使って、あなたに命を乞う。
だがその言葉はあなたに届く事は無く、怒髪天を貫いたあなたには
最早、その言葉が届くのを脳が否定しており 魔族が口をパクパクと
動かしている滑稽な姿にしか見えないからだ 。
そこからは何も迷わなかった。
ゴッ!ゴッ!ゴッ!
あなたは己の拳で魔族の脳天を 、何度も何度も 叩きつけた。
最初の一発で魔族は とうに死んでいた。
しかしあなたはそれだけでは気が済まなくなってしまい
地面が罅割れるほどに拳を叩きつけた。
灼熱の炎と夜の闇に包まれながら 魔族の脳天を潰そうとするあなたは
きっと側から見たら、狂気のソレに見えるだろう。
だが ... あなたは最早 、狂気すらも受け入れていた 。
何故だろうか あなたの身体に纏わりつく 狂気をあなたは自然と
受け入れていた 。だから命を乞う 魔族を容易に殺せたのかもしれない
そして、あなたがその魔族に向かって 最後の拳を振り下ろそうと
すると _____ 。
グシャッ
あなたが放った拳と同じような 肉が弾ける音がした、魔族が死んだか
そう思ったあなただが、それと同時に自分の身体に 異変が起きた事に
気付く 。
何故 、拳を振り下ろそうとした魔族があんなに遠くに居るのだろう
何故、自分の視界はこんなにも血に染まっているのだろう。
何故、身体が動かないんだろう。
自分の眼前に捉えた “ アイツ “ は誰だ _____ ?
薄れゆく視界 、自分の肉体が限界を迎えた時 ソイツは口を開く。
『良い戦士だ 』
ソイツも、あの魔族と同じように角を生やしている事から あなたは
新手の魔族と判断する 。しかし 、ソイツは 先程の魔族とは違い 、
“ 純粋な強さ “ を感じた。まともに相手をしたら 、死ぬ 。
あなたの頭の中で警鐘が鳴り響いた。
だが、あなたはとうに動ける身体では無く くたばり損ないの崩壊しかけの肉体だったので 、ソイツに抗う術は無く。
そのまま ... 目を閉じ 、意識が暗くなる 。それと同時に ..... 。
あなたは夢から覚める 。
『 ぃ .... い ... ぉ い .... おい ! 』
あなたはベッドに沈ませていた身体を起こす 。
どうやら、疲れで寝ていたらしく その上 悪夢すら見ていたらしい
現にあなたは 冷や汗をかいており 、その様子から とても良い夢を
見ていた ... とは言い難いだろう。
『 アンタ 、大丈夫か ? 飯作り終わって 起こしに来たら ...
かなり、魘されてたみたいだが ... 悪い夢でも見たか .... 。』
自分を起こしに来た メラはどうやら 、あなたを心配しているようだ。
それに対して 、あなたは 心配要らない 。とだけ言っておく。
『 ..... まぁ、深くは詮索しねぇでおくよ 、おら 。飯作り終わった
から さっさと下行くぞ 。 』
メラはあなたの悪夢についてこれ以上詮索はしないでおいた。
エルフ は感情が疎いとは良く言うが、もしかしたら人を思いやる
気持ちは人よりもあるんじゃないか 、とあなたは軽く思う 。
そして、あなたはベッドから身を乗り出し 立ち上がり 、メラに
ついて行くように 下に降りて行く。
降りて行く度に飯の匂いがしてきて、あなたの食欲を唆るだろう
。
『 アンタ、どうせ 行く当て無いんだろ? だったら 、俺と一緒に
仕事手伝って貰うからな 、中々 ハードな仕事もあるからな
そん為に たらふく飯食っとけ 。 』
どうやら、暫く このエルフの集落に居させて貰う事が出来るらしい。
ハードな仕事とは 、どんなものだろうか。エルフの事だから やはり、
魔法関連 の仕事があるのだろうか 。それなら あなたの得意分野とも
言える。悪神の特典の中に [破壊系]と[死霊術]を専門とした魔法
体系をあなたは持っているのだ。
フィジカルギフテッドと同時に魔法を扱えるのだから 、ありがたい事
この上無いだろう。
そう思いながら、あなたはメラが作った 肉料理を口に運んだ。
数分後 、全て完食したあなたは 自室に戻り
メラに 【 寝れるなら 早いうちに寝とけ 】 と言われているので
自室に戻った後、ベッドにダイブし また目を綴じる 。
料理をお腹いっぱい食べた事もあるのか、あなたの意識はまた徐々に
沈んでいき 、 また微睡みの中に落ちて行った 。
_____ そしてまた夜が明け 、 一日目は終わって行った 。
_____ ここから あなたの “ 第二の天寿 “ がスタートする。
2500文字しか書けてません!すいません許してくださいなんでも
しますから!(何でもするとは言ってない )
お気に入り登録して気長に待っててください。その内10000文字書けるようになるかもしれないんで。(過信)