素手と魔法と剣でなんとか旅をしていこうとする奴。   作:クロウト

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お気に入り登録の伸びがエグすぎてびっくりしたので初投稿です。


第三話 荒む悪夢

 

口の中に鉄の味が充満している。それが血の味である事を想像する事は

容易なものだろう。

血を流しすぎて身体がフラつく 、今に倒れても何もおかしくない。

朧げな視界が捉えたのは 、床に転がる 嘗て “ 狩人 “ だった奴らの

死骸があり、内臓を貫かれた者や 手や脚を失われ、そして “ 角 “ をも

折りへし 無造作に...しかし鮮やかな鮮血を撒き散らしながら 描く

景色は正に “ 阿鼻叫喚 “ そのものだった。

 

そしてその 阿鼻叫喚の景色を作り上げたのは、他でもない

あなた自身である事が分かるだろう。

握りしめられた拳は返り血を纏い、あなたの頬にも血が飛び散っている

頭からは多くの血が垂れ流しになっており

上半身は服が千切れるほどの大きな切り裂き傷や打撲など

無数の傷が身体に纏わりついていた。

 

だが、そんな身体を保ってしても あなたはまだ立っていた 。

あなたの肉体は酷く荒み、限界を超えて活動しようとするだろう。

だがあなたの肉体はそうなる事ぐらい軽く許してしまうほどの

闘う理由があった。

絶対に退けない闘い 、それを今 あなたはしていたのだ。

 

『 どウ .... シて .... 』

 

あなたの右後ろから小さな呻き声 の怨嗟が響く。

もはや血の音しか聞こえなかった世界に 一筋の呪いがあなたに

差し込む事だろう。

 

『 何故 ... 俺ラ “ 魔族 “ が こんな奴にイッ ...... !!!! 』

 

そうか、と あなたは頭の中で理解する。くたばり損ないの頭で

今 死にかけている 、コイツらの狩人の憎悪と狡猾さを あなたは

理解した。

 

 

コイツらは魔族、許してはいけない獣だ

 

 

そうして、あなたはその死にかけの魔族の脳天に向かって 拳を

突き出そうとするだろう 、魔族は自分に訪れる死を否定しようと

四肢が失われた身体で必死に這いずり、逃げようとする。

しかし、あなたがそれを許す筈が無く。

 

ゴシャ

 

魔族の身体を脚で押さえつける、力加減を外したのか 生々しい

肉音と共に突き出されたその脚で 魔族の肋骨を数本か拉てしまう。

 

ギャ _____ 。

 

魔族は最早、踠く力すら無かった。肋骨を折られ 身体を押さえつけられた彼にとって 、死ぬのが5秒先に死ぬのが目に見えてしまっている。

だから彼は 欺くための言語を使って、あなたに命を乞う。

だがその言葉はあなたに届く事は無く、怒髪天を貫いたあなたには

最早、その言葉が届くのを脳が否定しており 魔族が口をパクパクと

動かしている滑稽な姿にしか見えないからだ 。

 

そこからは何も迷わなかった。

 

 

 

 

ゴッ!ゴッ!ゴッ!

 

あなたは己の拳で魔族の脳天を 、何度も何度も 叩きつけた。

最初の一発で魔族は とうに死んでいた。

しかしあなたはそれだけでは気が済まなくなってしまい

地面が罅割れるほどに拳を叩きつけた。

灼熱の炎と夜の闇に包まれながら 魔族の脳天を潰そうとするあなたは

きっと側から見たら、狂気のソレに見えるだろう。

だが ... あなたは最早 、狂気すらも受け入れていた 。

何故だろうか あなたの身体に纏わりつく 狂気をあなたは自然と

受け入れていた 。だから命を乞う 魔族を容易に殺せたのかもしれない

 

そして、あなたがその魔族に向かって 最後の拳を振り下ろそうと

すると _____ 。

 

 

 

グシャッ

 

あなたが放った拳と同じような 肉が弾ける音がした、魔族が死んだか

そう思ったあなただが、それと同時に自分の身体に 異変が起きた事に

気付く 。

何故 、拳を振り下ろそうとした魔族があんなに遠くに居るのだろう

何故、自分の視界はこんなにも血に染まっているのだろう。

何故、身体が動かないんだろう。

 

自分の眼前に捉えた “ アイツ “ は誰だ _____ ?

薄れゆく視界 、自分の肉体が限界を迎えた時 ソイツは口を開く。

 

良い戦士だ

 

ソイツも、あの魔族と同じように角を生やしている事から あなたは

新手の魔族と判断する 。しかし 、ソイツは 先程の魔族とは違い 、

“ 純粋な強さ “ を感じた。まともに相手をしたら 、死ぬ 。

あなたの頭の中で警鐘が鳴り響いた。

 

だが、あなたはとうに動ける身体では無く くたばり損ないの崩壊しかけの肉体だったので 、ソイツに抗う術は無く。

そのまま ... 目を閉じ 、意識が暗くなる 。それと同時に ..... 。

 

 

 

 

 

 

あなたは夢から覚める 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『 ぃ .... い ... ぉ い .... おい ! 』

 

 

あなたはベッドに沈ませていた身体を起こす 。

どうやら、疲れで寝ていたらしく その上 悪夢すら見ていたらしい

現にあなたは 冷や汗をかいており 、その様子から とても良い夢を

見ていた ... とは言い難いだろう。

 

『 アンタ 、大丈夫か ? 飯作り終わって 起こしに来たら ...

  かなり、魘されてたみたいだが ... 悪い夢でも見たか .... 。』

 

自分を起こしに来た メラはどうやら 、あなたを心配しているようだ。

それに対して 、あなたは 心配要らない 。とだけ言っておく。

 

『 ..... まぁ、深くは詮索しねぇでおくよ 、おら 。飯作り終わった

 から さっさと下行くぞ 。 』

 

メラはあなたの悪夢についてこれ以上詮索はしないでおいた。

エルフ は感情が疎いとは良く言うが、もしかしたら人を思いやる

気持ちは人よりもあるんじゃないか 、とあなたは軽く思う 。

そして、あなたはベッドから身を乗り出し 立ち上がり 、メラに

ついて行くように 下に降りて行く。

降りて行く度に飯の匂いがしてきて、あなたの食欲を唆るだろう

 

『 アンタ、どうせ 行く当て無いんだろ? だったら 、俺と一緒に

 仕事手伝って貰うからな 、中々 ハードな仕事もあるからな

 そん為に たらふく飯食っとけ 。 』

 

どうやら、暫く このエルフの集落に居させて貰う事が出来るらしい。

ハードな仕事とは 、どんなものだろうか。エルフの事だから やはり、

魔法関連 の仕事があるのだろうか 。それなら あなたの得意分野とも

言える。悪神の特典の中に [破壊系]と[死霊術]を専門とした魔法

体系をあなたは持っているのだ。

フィジカルギフテッドと同時に魔法を扱えるのだから 、ありがたい事

この上無いだろう。

 

そう思いながら、あなたはメラが作った 肉料理を口に運んだ。

 

 

 

数分後 、全て完食したあなたは 自室に戻り

メラに 【 寝れるなら 早いうちに寝とけ 】 と言われているので 

自室に戻った後、ベッドにダイブし また目を綴じる 。

料理をお腹いっぱい食べた事もあるのか、あなたの意識はまた徐々に

沈んでいき 、 また微睡みの中に落ちて行った 。

 

 

 

 

 

_____ そしてまた夜が明け 、 一日目は終わって行った 。

 

 

_____ ここから あなたの “ 第二の天寿 “ がスタートする。

 

 

 

 

 

 

 

 





2500文字しか書けてません!すいません許してくださいなんでも
しますから!(何でもするとは言ってない )
お気に入り登録して気長に待っててください。その内10000文字書けるようになるかもしれないんで。(過信)
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