素手と魔法と剣でなんとか旅をしていこうとする奴。 作:クロウト
激戦の始まりなので、初投稿です。
何者かの巨大な炎の柱による爆撃により、あなたはその衝撃波で
後方に吹き飛ばされ 、木に激突してしまう。途端に 背中から鈍い痛み
が伝わり 、声に出そうとするが それを押し殺し 、眼前を見据える。
それで 現実が変わる事は無い 、
メラの姿が炎柱に消えたのを改変する事も出来ない。
現実は ただただ 人の死を 水鏡のように映し出すばかりだ
それでもあなたは 引いては駄目な気がした。ここで退却したら 、
人として大切な部分が消え失せるかもしれない。そんな漠然とした
恐怖の鎖が 、あなたを縛鎖したのだ 。
そして 、あなたは 炎の柱が起こった場所にへ 目をやると 、
そこには 尚も燃え続けている 炎の柱の残穢が残っており 、
それを見たと同時に あなたの聴覚に また新たな情報が 伝達される。
_______ バサバサバサッ!!!!!
それは 風圧すら生む翼の音だった 、あなたはその風圧によって
思わずまた 吹き飛ばされそうになるが 何とか踏ん張り抜き
立っていられる状態まで持って行く。その翼の音が近くなって行く度
その翼の主が地面に降り立っているのが分かる。
あなたは そのだんびらを片手に握りしめ 、前へ前へと進む 。
炎の柱の着弾時点にあった残穢は その風圧で消えてしまう のを見た
あなたは もう翼が地面に着くのだろうと 直感で理解する。
だが 、木々が視界を塞いでいるのか その翼の主の様子は途中まで
分からず 地面に翼が羽ばたく度に響く空気の波紋が見えた頃 ....
あなたは 太陽の下から飛び降りる “ ソイツ “ の姿を見た _____ 。
黒色と赤色が織り混ざったような色をしている 巨躯、そのデカさは
元の世界の尺度で表すと 、65m弱と言ったところだろうか 。
その巨躯には 古傷が無数に刻まれており、その傷は その巨躯の
右左に点在する二対の大きな翼にも刻まれている。
頭部には 猫のように黒い切れ目のようなものが入った 青色の二対の
瞳が備わっており 、その瞳の下には 巨大な顎が一つ 、その顎に
付いている 無数の歪み鋭い形をした牙と牙の間からは 烈火の息吹が
漏れ出している 。
あなたは ソイツの姿を見た時に理解してしまった _______ 。
今、自分の目の前に居るのは あなたが漫画やお伽話の世界にしか
居ないような生物 、そして紛れも無い 空の絶対王者である _______、
“ ドラゴン “ で有る事を あなたは理解した ____________ 。
『 ガ"ァ"ァ”ァ”ァ“ァ“ア"ア“ッ"ッ“ッ“!!!!!!!!』
刹那 、その竜から咆哮が響き渡る 。爆破したような 甲高い声 に
あなたは思わず 耳を塞ぐ 、咆哮を聞いただけでも目の前に控えている
あのドラゴンが如何に強力で絶対的な生き物かが手に取るように分かる
だろう。
しかし 、あなたは ドラゴンに臆さず だんびらを構え ドラゴンに
突っ込もうと 全力で 自分の足を動かそうと 前に出し ______ 。
ドオ"ォ"ォ"ォ"ォ"ン"!!!!!!!!!!!!
先ほどのドラゴンの咆哮に負けないぐらいの 轟音を出すと同時に、
あなたは 凄まじい速度でドラゴンに向かって行くだろう 。
その様子は正に 、 “ 疾風 “のようなモノであり 、ドラゴンは
あなたが向かって来た事を認識すると 即座に 口部を開き 、
溢れ出していた 最早煌めいてすら見える ブレスを形作る 。
またあの炎の柱を放つと予想したあなたは 。ならばこのまま突っ込み
ブレスごと 頭部を切り裂く のが常套手段だろう、とあなたは踏んで
いただろう。
だが 、空の王者である ドラゴンは 決して さも 固定砲台のように
馬鹿みたいに極太の炎の息吹を放つ訳では無く _______。
ドドドドッッッッ!!!
放たれたのは、爆炎を小さく纏め 弾丸のような形を取った 。
5つの 大きな炎の弾丸。メラが放った火球とは比にならないような
威力とデカさがある 。おまけにその弾丸には追尾性能があるらしく
その5つの弾丸は発射され次第、あなたに向かって飛んでいくだろう。
予想外の攻撃にあなたは 何とか その焔に対応しようと その弾丸を
斬り裂くのを試みるが その弾丸は 無慈悲にも あなたのだんびらの
斬撃をすり抜け 、一発 ... あなたの 左肩に直撃してしまう。
正に灼けるような痛みだった、焼きごてを直接 肩に当てられたような
痛みと一緒だ 。だがあなたは それでも歩みを止めず 、ドラゴンに
向かって 一直線に走り抜こうとする 。
残り四発 、あと一撃でも喰らったら フィジカルギフテッドで超強化を
入れられた この身体でも 損傷が激しくなるだろう。そうなれば この
闘いも 不利になってしまう。
4発をなんとか凌ぐ方法...をあなたが考えていると 、だんびらを持って
いない 方の片手が赤く光っているのをあなたは視界に捉える 。
何も、あなたには剣とフィジカルだけじゃない。 あなたには悪神から
貰った魔法が有る 。そして今こそ 、あなたに備わった 魔法を再び
扱う時が来たのだ 。その赤い光は稲妻のようにバチバチと 音を立てて
おり、いつでも発射準備は出来てると言わんばかりの様子だ。
あなたはその赤い稲光を目の前に佇んでいるドラゴンに向け______ 。
ドラゴンもまた その稲光に宿った 膨大な魔力を感じ取ったのか 。
即座に口部から焔を形作る。その形は 先ほどの焔の柱よりも
高密度な レーザーのようなモノ 。どうやら ドラゴンはあなたの
魔法が発動する前に仕留めに行く気で居るようだ。
先ほどの4つの弾丸がそのレーザーに吸い込まれて行く。
どうやら 、全ての炎を取り込み 最大威力であなたを焼き払うのが
ドラゴンの目的だろう。
ならば 勝負と行こう 。ドラゴンの高密度レーザー とあなたの魔術。
どちらが優れて居るのか 勝負と行こうじゃないか _______。
あなたを囲う その赤い雷は やがてあなたの身体全体を覆い尽くす 。
ドラゴンの高密度のレーザーは 最早 地獄の焔と言って良いほどの
見た目をしており 、 まともに食らえば 辺り周辺が焼け野原に
なるのは決まって居る事だろう 。
エルフの集落からはそこそこ離れて居る距離だとは思うが 、被害が
0にならないのは考えにくい為 、このレーザーを全力を以てあなたは
止める考えに移る 。
そして あなたが魔法を発動しようとしたその刹那 、ドラゴンの口から
高密度のレーザーが 射出される _____ 。
その速度は 先ほどの4つの弾丸よりも早く 新幹線のような速さで
こちらに向かってくる 。 だがあなたも既に魔法を放とうとしていた。
だんびらを背中にしまい 、両手を前に突き出す 。あなたの魔力に
よって練り上げられた赤い稲妻は両手に収束する 。
そして 、全ての 赤い稲妻が両手に集まった瞬間 _________ .... 。
あなたの両手から 白銀を纏った 赤い雷光の巨大な槍が生み出された。
ランサクス
《 古竜の雷槍を生み出す魔法 》
バリバリバリバリバリバリッッッ!!!!!
空が唸るほどの雷の轟音を放ちながら 召喚された雷の槍は自然と
あなたの手に収まる 。その大きさはドラゴンの高密度レーザーよりも
少し大きいぐらいだろうか 。
あなたは 迷わず、その雷の槍を投げるように構える 。
その槍には重さも質感もなく。手にはただただ雷の痺れる感覚が
伝わって来るだけで 痛みは無く 。
フィジカルギフテッドの肉体をフルで活かし 、投げる対象を 今、
ドラゴンの口から射出された 高密度レーザーただ一つに定める。
迷いも後悔も無い 、あなたの心の中に有るのは ただただ目の前に居る
怨敵を殺す 、と言う意思だけが残っていた。
_____ そして、あなたは 雷の槍を ドラゴンに向けて 思いっきり
ぶん投げた _______。
その槍は 綺麗な直接を描いて 雷音を響かせながら レーザーに向かい
突っ込んでくる 。その速度はドラゴンのレーザーとほぼ同等の速さ。
白銀を纏ったその雷は まるで焔すらも飲み込んでしまいそうな ほど
あなたの眼には 美しく 、強大なモノに見えてしまった ____ 。
その 刹那 ___、雷光とレーザー が 重なり合い ______ 。
この葬送の世界に 小さな超新星が煌めいた _________ 。
ドラゴンとの闘いで 縛鎖に伏す ①で終わって 後日談的な話で②に
なります。戦闘描写は酷いもんなんで期待しないでください。
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俺のモチベが爆上がりします。
縛鎖に伏す編は3話で完結させるつもりなんでよろしくっす