Side 大和
姉さんが負けたことを聞いたとき俺らはそれこそ絶望を覚えたが、なぜか姉さんは新しい目標を見つけたような顔をしていたせいか、最近のギラギラさがなくなった。と、いうか京から言わせれば恋らしいが姉さんにとってありえないだろう。
「大和、それで今回のあの子は一体だれ?」
「……いや、知らない」
実は今日は東西交流対戦という大きなことがあったが、そこでなんとビックリなゲストもいたというか、なんというか……クローンが居た。
「うーむ、これがこうで?」
「お姉様は何をしているのかしら?」
「うん、ワン子か。実はな編み物を「やっぱり変だな」…ああ「いえなんでもありません」……く、まゆまゆこれどうやったらいいんだ?」
「あ、はい」
そう、最近武としての磨きもすごいのだが、姉さんはなぜか女性としての面が出てくるようになったのだが、これは一体
「と、いうかモモ先輩は相変わらずこうだよね最近」
「モロ、俺は普通に痛い」
岳人とモロは相変わらずだ、そしてキャップは今日疲れたらしくこの秘密基地で寝ている。てか
「今日は疲れたな、だけど明日か」
そう九鬼が言っていたこと、それは明日だ。明日に発表される、何かに俺は期待と、そして少しだけ波乱があると思っていたが、実際は……さらなる波乱があることを知らずにいたのだから。
「大和好き」
「お友達で」
「編み物ってなんだ」
「く、クリスさん!?」
「く、なぜこんな毛糸が!?」
Side out
俺はそのあと、川神市の治安調査とかいう理由でまあうろうろしていたが、本当にここは普通の人間が少ないと思った。少しでも気を抑えるのをやめれば間違いなく来そうだな……マルギッテに川神百代。この二人の気を確かめられただけでもいいだろう、二人ともいい女になっているだろうか?
「で、どうして私達が隣にいるのにほかの女性のことを考えているのかな、アス君は?」
なぜ俺の考えがばれたんだ
「まあアスの場合はすぐ顔に出るからね、それよりも今いる女のことを考えるべきじゃないかな?」
「ああ、すまん。あ、そうだ義経はどこに?」
「……まず」
「おいこら、弁慶。主主」
「いやぁ~少しばかり川神水が効いてボーッと」
「……クラウディア」
「すでに保護されておりますのでご安心くださいませ飛鳥様」
「今日は義経と寝る、いいね」
「……ぶぅ~アス、けちんぼ」「まあしょうがないよ弁慶ちゃん」
そして義経の帰りを待ちながらも俺は……どう弄ろうか考えるのであった。
「……なあアスって絶対私らとかの気持ちを持たないと間違いなく後ろから刺されそうだな」
「あら、弁慶ちゃんはギブアップかしら?」
「まさか、アスならあれぐらいがちょうどいい。」
Side 大和
と、いうわけでこの日がやってきてしまったというか、凄いな。『武士道プラン』これが今日朝から一番のニュース、だからこそどこの番組もこればっかしだ。あ、総理の言葉だ
「ああ、なんでも九鬼のクローン技術は歴史上の人物が」
ああ、なるほどね~
「まあ、面白そうだったよな!いやぁ~やっぱり今日かな転校してくるのかは」
キャップはいつもの通りに喜ぶようであり源さんは何も気にしないような感じで飯を食べており、まゆっちは興味があるのだろう。ちなみにクリスなんて更なる期待というかこいつは歴史ヲタクだからな~
「大和~」
こいつはいつもの通りだ、さて俺らは飯を食ったらそろそろ行くか。
それから10分後、いつものメンバーで俺らは集合したのだが川神姉妹が居ない。
「あれ、ワン子は?」
「よし、それじゃあよんでみようぜ」
キャップがそのまま犬笛を取り出す。そして吹いたが、数秒後……川から出てきたこの川神妹。
「あら、みんな呼んだ~」
「うわぁっ!?どこから出てきているのワン子!?」
「てかお前、なんだその恰好!?」
岳人がすごい突っ込みを入れているがそれもそうか。川からしかも魚をもってスク水で出てくれば誰でもああいいたいだろうな。
「お前、今日から始業式なんだから遅刻だけはするなよ」
俺は注意をしてそして、ワン子も了解したかのように勢いよく川の中に戻っていった。そして次に空から降ってきたのは
「おう、お前ら今日も元気そうだな。見えたから飛んできてみたぞ」
姉さんこと、川神百代だった
「この姉妹はまともに登場できないのか!?」
松風のつっこみに誰もが同意をしただろう。瞬間だった。しかし姉さんの機嫌がいいのは間違いなく武士道プランだからだろう。と、俺らがいつもの通り歩いているとそこになんかよく分からないけどフードをかぶっていた人間がその場をまるで制圧していたようであった。これは俺の主観から言えばまるであれだ……俺の父親だ。
Side out
ふわぁ~ねむぃ。クラウディオから始業式はまあまあ参加して発表するからとか言われたけど大体俺の場合は完全にねたまれるだろうなあんなクローンに囲まれた生活をずっと受けていたと勘違いされて……まあしょうがないか。
「……兄貴、いいのかこんな橋の上で黄昏ていてよ」
「お前こそ、いいのか、クローンだろうが?」
「だから俺は運命に逆らう。なにがあろうとも」
「だそうだ、ヒューム」
「感謝するぞ飛鳥。この馬鹿者め!」
「な、兄貴裏切ったか」
……まったく。大体俺は一人でいる方がいい、ああもちろん女といっしょなら別だけどなっとそれよりも随分と面白いな、あのグループ。まるで魔境だな、川神百代に黛のご令嬢、さらに二人ほど武人、それに一人がタフガイというか耐久がありそうだ。あのグループは一体なんだ?
「やべっ、見つかったか!?」
俺は現在フードをかぶり極力気を出さない、まさしく風のように気配消していたが、川神百代の隣にいた少年に一瞬目があったような気がしたのでさて退散しようか
「ま、面白くなればいいな……」
そして俺は始業式に戻っていった。
Side 大和
と、言うわけで今回の始業式は一言いえば荒れていたがやはり一学期の始まりの学長の覇気がそれはそれはすごかったので学長が前に出れば黙る。
「まあ皆の者もあのニュースについてのことに知りたいのじゃろう。それでは先に紹介しよう」
そして出てきたのは、一言いえばひじょうにかわいい女性だった。
「み、皆の者初めましてなのだ!よ、義経は源義経だ、よろしく頼むぞ!」
その小柄な女性は源義経と言った。まじかよ、てかすごくかわいいよな、おかしいだろう!?
「うむ、彼女はクローンであるのは皆も知っておるじゃろう。まあ気にするなとは言えぬじゃろうが仲良くのう~」
そして次にくるのはやはり弁慶だろう。だが周りからは
「ごつかったらどうするよ」
「げ、それはいやだな」
と、まあ岳人とヨンパチが言っていたが、登場してきたのは
「どうも、武蔵坊弁慶です」
めちゃくちゃ美人だった。
「生まれる前から好きでした!」
「死に様から惚れてました」
うん、相変わらず馬鹿だ。してあの子たちにさらに
「それでは女性、女性といきさらに女性といこうかのう」
「初めまして、葉桜清楚と言います」
「おお、まじぱねぇぞ、あれ!?」
と、まあうちの男子は色づき立っていたが、しかしクローンとなると歴史上。そんな人物がいただろうか?
「うむ、気付いたものもおるじゃろうが葉桜殿は実際、歴史上の人物にはいない」
学長の言葉でざわつくが、それはあの葉桜さん自身からの解説があった。
「はい、その通り私はまだ自分がどのクローンかわかっていません。ですが読書が好きなので清少納言とかだったらいいと思っています。」
「と、言うわけじゃ。皆もっとそうであった、まだまだおぬしらには紹介するべき人間があと三人おったのう。まあ三人とも壇上にはいないからのうすっかり忘れていたわい」
三人?現在クローンは四人いるとニュースと新聞では書いてあった、となるとあと二人は別にいるということか?それにクラスも聞いてないし……まあ俺らのクラスじゃないだろうな。
「それでは次は那須与一……あれ?」
学長の言葉でざわつく、それもそうだ呼んだのに来ないって
「なんだよ初日からさぼりかよ、おいおい」
周りからのヤジも飛び始めていると
「す、すまぬ!よ、与一が来れないのはたぶん込み入った事情なのだ与一の主である義経が皆に謝ろう。与一はそんなに悪いやつでもないのだ。そ、その本当に申し訳ない」
と、義経が保護していると、なんと……人が振ってきたので……しかも
「人を……担いでいるだと!?」
Side out