元過労暗殺者、平和だが平和じゃない世界へとやってきた 作:シャオロウェをすこれ
私明日死ぬかも......
あ、アンケートへのご協力、誠にありがとうございました!今後も私の独創でよければどんどん書いていきますね!
さっきこの学校に襲撃を掛けてきた少女グループ......便利屋68といったか。また暴れだした彼女たちを落ち着けたのち、話せるような状態になるまで別室に隔離することになった。
私は戦闘で汚れてしまった刀を清掃して、しばらく一人で空気を吸いに行くことにした。
あの戦闘で相対したあの社長.....アルといっていたか。彼女が撃ち込んだ一撃は、都市でもかなり通用する一撃だった。
少なくともこの世界では、初めて見るレベルの攻撃だったな。終止符事務所の.......あ~、なんといったか......確かタマキだったか。それが運用していたものに近かった。
だけどもその攻撃を弾いて傷一つないこの刀は素晴らしい。刃が欠けることもなく、元々の傷を除けばこぼれもしていない。
私の技がこの刀でも使えることが確認できたし、傷も治ってきた。段々とだが、あの無茶な依頼が連続する前の状態に体を戻せてきた。
だからといって、じゃあもう一度やる?と聞かれれば100/100でやらないが。もう二度とやりたくない。
あんな風に忙しくなる前は、セルマをハブってバレンティンと私主催でユジン部長を労わるパーティーとかを開いたりもしていたんだが。
ユジン部長は自分を犠牲にしてでも部下を大事にする人だったから、人一倍ケガや疲労が多かった。その癖自分は一番に業務処理などを行っていて、見ていて過労ぶりが半端じゃなかったからな。
ヴァレンティンとテンマで無理やり席から引きずり降ろして、私が部長の業務を肩代わりして。そしてやっと組めた一日だった。
.....もっとも、その時『一人だけ楽しめないのは申し訳ないから』といって部長が部屋を出て手伝いに来たのは目を見開いたが。
最終的に私ともう一人が強引に部屋に押し込んで、外側から固定具を付けるという方法で休ませたが。部長の慰労の会だというのに、その当人が仕事をしたら一体何になるんだ。
その翌日、部長に滅茶苦茶謝られた上に『私の為にありがとう』といってお金を差し出してきたなんてこともあったな。まぁ全力で受け取り拒否したが。ただでさえ普段からお世話になっているのに金まで貰うなんておこがましいにもほどがある。
その日に入っていた依頼は都市悪夢級のかなり大きな依頼だったが、超快調ともいえたユジン部長が迫りくる敵を全て斬り伏せて始末していた。
私達もなんとかついていこうとしたが、こっちに迫ってくる危機は事前にユジン部長が対処するし、破壊すべき目標も同じく対処されていて私達の出番は本当になかった。
普段の疲労が回復したユジン部長は本当に強い人だとあらためて思い知らされたっけ。同じ一級フィクサーであったとしても、大きな格差があった。
だからこそ大した実力もないくせにコネだけでのし上がって、挙句の果てには私たちを危機的状況に陥らせたセルマが許せない。
あのクソ野郎さえいなければ、今頃ユジン部長はもっと高い地位に行けたはずだったのに......
外の景色はすっかり日も落ちてきて暗い。それが私の行く末を表しているのか、はたまた明けない夜はないのか.....
今の私には、まだ分からない話だ。
『
『いっせ~の0!....な、なんでみんな指あげるのよぉ~!?』
少し落ち着いてから校内に戻ると、便利屋のメンバーたちが留置されている教室から騒がしい声が聞こえた。
チラッとだけ様子を見てみれば、なにやら懐かしい遊びをしているようだ。見ていて面白いし、もう少しだけ見ていこうか.......
「あれ?そこにいるのはさっきの刀使いの人?」
......どうやらバレていたようだ。まぁ気配も隠していないし、そもそも隠す気も無かったから別にいいんだが。暗殺だったら大問題だが。
「ええ。なにやら楽しそうだったので......見物させてもらっていました。」
「なら、こっち来て一緒にやる?」
「アル様!?あいつはさっきまで敵だった....ああすいませんアル様のお言葉に反抗してしまいました死にたい死にたい死にたい.......」
なんか勝手に自爆して勝手に混乱しているな......まぁにぎやかでいい......のか?
しかしあの時の社長の様子を鑑みるに、私に対しておそらく激昂しているだろう。取り入るためには.....まずは謝罪か。
「その......さっきはごめんなさい。少々やり過ぎてしまいました。」
「大丈夫よ。元は襲撃した私達が悪いんだから、気にしないで。ケガも軽いものだったから。」
.....ポーカーフェイスが上手いのか、切り替えが早いのか。はたまた忘れている.....いやそれはないな。
ま、多分さっきまでの様子を見るに切り替えが早いんだろう。なんとなくだが、この人は何かを隠すのが下手クソだ。
「それに、こういうときも寛大な心でいるのが、真のアウトローなのよ!」
「アルちゃん、心の声が聞こえてるよ。」
「ほら、相手の人怪訝そうな顔をしてる....」
「だ.....ど、どうしてこうなるのよ!?」
.....仲睦まじいな。どうやら相当強固な結束で結ばれているらしい。フィクサー事務所じゃ、こうはいかないだろう。
それに都市ではいつ死ぬかもわからない以上、そんな関係を持っていると居なくなったときに心が折れてしまう。死が身近にないこの世界ならではなのだろうな....
.......私も人の事は言えないか。シ協会の仲間たちには確かに......これ以上は悲しくなってくるからやめておこう。
「フフッ....」
「私も、その集まりに入れてください。久しぶりに童心に帰りたくなりました。」
「!じゃあ早速やろうか!」
「今までのはなしよ!それじゃあ行くわよ!いっせ~の....」
「0!」
社長以外の全員が指を上げた。そしてアル社長はそれをぐるぐる見回した後、
「な、な、な.....」
「だから!なんでいつも私が負けるのよぉ~!?」
と叫んでいた。ちなみに次のカヨコさんはすぐに片腕を片付けていた。
私もすぐに上がり、最後に残ったのは社長に勝利を譲ろうとするハルカさんといつまでたっても予想が当たらない社長だった。
......社長、そういう気運でもあるのだろうか?
小鳥が囀り、朝日が燦燦と輝くなにやら運気がよさそうな一日。
いつも通り先生に抱き着かれながら迎えた朝は人二人分の熱気を伴っていて、正直かなり暑かった。ベッドは二つあるのに、どうして一緒に寝たがるんだろうか。
別にそれが先生の意向なら私はいいんだが......でも二人で寝る必要は.....う~ん?
「シグレぇ.....おはよ.....」
「おはようございます、先生。お着替え用意しま......」
などといって立ち上がろうとした際、先生に腰辺りを掴まれた。
なんだと思って視線を向ければ、先生が焦燥を浮かべた表情でこちらを見上げている。その眼には涙が浮かんでいて、心なしか呼吸も荒い気がする。
「いかないで.....」
「.......どうされましたか?」
先生は何も言わずにこちらへ抱き着いてくる。
なんだ?まさか私が起きていない時に何かあった.....いや、それにしては様子がおかしい。精神的なダメージに近いような気がする。
「悪夢を.....見たの。」
「悪夢?」
「うん。私は電車の中にいたの....ボロボロの電車の中で。そしてその反対側の、廃線になった線路の上で......誰かは分からないけど、大切な人が立ってたんだ。」
「だけど.....その人が砂嵐みたいなものに包まれて、いなくなってしまうっていう夢。」
「分からない.....分からないけど......怖いの.....!」
そういって先生は泣きじゃくりながらこちらに縋り付いてくる。
その悪夢とやらがどれだけ恐ろしいものか、私には分からないが......だが。
依頼主が恐れている事柄から護衛するのも、また私の役目だろう。
「先生。」
「シグレ?」
「私はあなたの望む限り、傍に居続けます。だから、どうか落ち着いて.....」
「........しばらく、抱きしめさせて。」
人肌の温かさが、服越しに伝わってくる。冷や汗でびっしょり濡れたその体でも、ほてるような暑さだった。
......あとで風呂でも入ろうかな?
パッシブスキルが変化しました
中度の疲労/癒えきっていない傷跡→癒えた傷/解放(毎ターン、自分に掛かっている状態異常の値をランダムに1つ減らす。2舞台目にクイック1を得る)
過呼吸/中度の疲弊→過呼吸(本来のコストが4以上のページを使用する際、光を2回復)
完☆全☆解☆放
とうとう枷が全部剥がれ落ちました。あとは上に伸びるだけ....ですかね?
何か見たい話はありますか?
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剣楔アリス
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W社ウタハ
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ディエーチ協会ウイ
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リクエスト......?