元過労暗殺者、平和だが平和じゃない世界へとやってきた 作:シャオロウェをすこれ
ちなみに私の目標は感想100件、総合評価1000です。あとちょっとで人間になれるんだよシンクレア!(完璧な作者を夢見るクローマー)
翌日。とりあえず今は体を休めろとの事で眠りについた後、私は一人で先生を起こさないよう鍛錬をしていた。
それから戦闘での試せそうな技術、シ以外にもリウの技なども練習していた。
そのおかげあってか、ある程度技を思い出すことが出来た。今まで使える技が火龍斬と押し寄せるの2つくらいしかなかったから、中々素晴らしいといえるだろう。
特に私は徒手空拳での戦闘力を鍛えたいと思って、セシルやメイが得意としていた鉄山靠や疾風脚といったものを練習したが.....これがまたかなり苦労した。
最終的にはある程度アドリブを交えつつ使えるようになったが、これが本家に追いつくものかと言ったら.....分からない。あれ以来対戦はしていないしな。
そうだ、なぜか私についていたあのマントに関しては、不思議とあれがあると動きやすかった。
ただし物理的に触れることが出来ないようで、手を伸ばしてもすり抜けてしまった。どういうことだ?と思っていたが、私が脱ぎたいと考えると脱げるようになっていた。
おそらくだが、自分の身体の一部のようなものになっているのではないかと考えたが、詳しいことはまだ分からない。
あ、あともちろんだが防火性だった。素晴らしいな。
そんなこんなで練習をしていると、気づけば地平線の奥から太陽が燦燦と登ってきていた。
やべ、少し夢中になり過ぎたな。先生も起きていれば心配するかもしれないから、早く帰ろう。
にしても、こんな夜中に出歩いても襲われないなんて.......銃がばら撒かれているのはともかく、やっぱ都市は都市でも違うな。
ホテルも清潔だし.....裏路地のホテルなんか荒れに荒れててもおかしくないのにな。どこでも巣なみの生活環境が提供されてるのは感動ものだ。
.......あ、しまった。鍵は部屋の中だったな......窓から降りたから忘れてた。
しょうがない、もう一度外に出て壁伝いで中に入るか......3階程度だし余裕だな。
よいっしょ......ほい、失礼しますよ~......
「シグレェ!!」
「おっ゛!?せんせぇ.....!?」
部屋に入った瞬間、身体を反対にさせられてベッドに押し倒される。
私の目の前にいる先生の目は涙に溢れ、まるで夜の暗闇を連想させるかのように光を失っている。
しまった、何も言わずに外に出たのは流石に不味かったか。何か書置きでも残せばよかったか......
というか先生が私のお腹に頭を擦り付けてきてすごく痛い。
いい匂いはするが、それ以上に傷口に当たってる......いてててて、ちょっと待って.....
「先生.....少し離れてください、痛いです......」
「えっ!?あ......ご、ごめん。」
そういって私のお腹をさすってくる先生。くふっ、ちょっと待って、撫でてるつもりなのかもしれないけどすごいくすぐったい.....!
あ、ちょ、ダメ、私それは苦手なんだ....!い、息が.....!
「ふ、っ.....!!ちょ、待って.....せんせ.....!!」
「あ、えっと、ムツキから痛い時にはお腹をさすればいいって聞いたんだけど......」
「はっ、いや、い、息が!息できないからまって.....!」
「えっ!?あっ、あっ、ご、ごめん!」
も、もう無理!ちょっ、あっ、態勢が......
「いっ!?」
「わっ!?し、シグレ!大丈夫!?」
なんと思いっきりベッドから転がり落ちてしまった。
あ~、背中はぶつけるし傷口は痛いし息は苦しいし笑いは止まらないしで災難が降りかかってきてる......はぁ.....
.......あれ、というか頭にだけ衝撃がないなと思ったら先生の鞄が下敷きになっちゃってる。......あ、しかもこれって.....
「タブレット.....?」
先生が戦闘の際に使っているタブレットだ。どうやら私が落ちた際に電源がついてしまったようだが.......
.......中に青い髪をした小さな女の子なんて、随分珍しいかべが......いや、動いてるし喋ってる!?
「先生!このタブレットの中にいる女の子っていったい?」
「え!?アロナが見えるの!?」
「え?」
「え?」
......あれ、もしかして普通は見えないのか?
中の女の子......ええと、アロナといったか。アロナもなんだか驚いているようだし......
「もしかして......先生以外には見えていなかったんですか?」
先生はコクリと頷いて肯定の意を示す。
......なんで私だけ見れるんだ?特に何かある訳でもないと思うんだが。
もしかして、元々ここの住民じゃないからだろうか?それくらいだよな、私とここの人達の相違点。あとは刀を使うくらいだしな。
......詳しいことは、後で聞くか......
「なるほど。なんとなくは理解できました。」
「まさか私以外にも認識できる人がいるなんて.....先生は感激かも.....」
先ほどの少女は、このタブレットに入っているOSの『A.R.O.N.A』というらしい。
曰く、先生以外には認識できもしないそうだ。色々とすごいらしいが、正直先生のアロナ語りで頭が痛くなってきそうだったので聞くのを辞めた。
さて、そんな話を聞いたところで、時刻はもうすっかり朝だ。
先生もぱっと見は立ち直っているようなので、これからまた落ち着いて職務に戻ることが出来るだろう。
既に先生も支度を終えているし、私も着替えてとっととアビドスに向かおう。
......なんだか、嫌な予感もするしな。早くしよう。
「そういえば、シグレ。」
「どうしましたか?」
などと考えていると、ふと先生が話しかけてきた。手には、一枚の写真が握られている。
「これ知ってる?最近連邦生徒会の方でも問題になっているものなんだけど.....」
「どれですか.......っ!?」
........これは不味いかもしれない。なんでこいつがここにいるんだ!?
私は確かにこれを知っている。都市では悪名高いもので、私も過去に対峙した経験がある。だが何故ここに?
「.......トナカイ。」
「?」
「こいつは、私の世界にいた存在です。知っています。」
「R社のトナカイチーム.....そう呼ばれていた存在の一人です。」
間違えようもない。特徴的な角とトナカイの仮面。手にもつ恐ろしい精神攻撃の杖に、黒とオレンジを基調とした専用スーツにボンベ。
......二度と、対峙したくないし対峙する機会もないと思ってたんだがな。これは......もしかしたらやるかもしれないな。
「一人だったんですか?」
しかし気になった点がある。この写真には一人しか映っていない。
R社の恐ろしいところは圧倒的物量にある。個々の技量も洗練されているが、それ以上にあの数で押し切るあの戦術は......あぁ、あれだけで4件協力事務所が持ってかれたんだよな。クソ.....
ともかくそこが気になる。もしトナカイが全員転移してきているようなら、全員殺しててでも排除しないと不味いが.....
「あ、うん。今のところ一人しか目撃情報はないけど......」
「よかった。先生、次目撃されたら私に教えてください。全身全霊で殺しに行きますので。あれはここに居てはならないものですから。」
「だ、だから殺しはダメだって!それに.....多分難しいと思うよ。」
「何故です?」
「だって、目撃者が軒並み.....廃人みたいになっちゃってるから。だから連邦生徒会、ひいてはヴァルキューレも手を焼いているんだ。」
......こっちでもトナカイの厄介な特性は相変わらずか。
先生の目には憤怒の感情が浮かんでいる。守るべき生徒を傷つけられているのだから、当然か。
でも、先生は優しいな。こんなやつにも、先生としての態度をもって接するなんて。その原因は多分......トナカイの上に浮いている輪だろうな。
しかしトナカイでヘイローがあるなんて見たことも聞いたことも.......待てよ?
そういえばセブン3課で仲良かったやつが、妙に身体能力が高いトナカイがいるとか言ってたな。
ウサギにも匹敵するレベルだとか、例の精神攻撃の鞭のほかにウサギのナイフにサイの大槌を使うだとか......多彩な攻撃を使用できると聞いたことがある。
......まさかな。顔も分からないし......それに写真にはそんなの映っていない....が。
この写真自体おそらく撮れたのが奇跡レベルの代物だろうから.....正直分からないな。
「先生、事情は理解しました。こいつがいつ、どこで襲ってくるかは分かりませんが.......見つけ次第、全力で潰すと約束しましょう。」
「分かった.....でも、殺したりしないでね?それと.....」
「ケガしないでね?」
「......それはちょっと、難しいかもしれませんね。」
2 疾風脚
使用時 ページを2枚引く
貫通13~16 マッチ勝利時 火傷3を付与する。 的中時ページを一枚引く。
反撃回避7~11
3 鉄山靠
使用時 今回の幕の間 火傷付与回数+2
防御8~12 マッチ勝利 脆弱2と火傷2付与。マッチ敗北 次のダイスの威力-3。
打撃9~21 相手の束縛・脆弱に応じて威力上昇。的中時火傷5を付与する。マッチ勝利時攻撃ダイスを追加する。マッチ敗北時 自分の全ダイスを破壊する。
打撃7~11 このダイスは3回使用する。的中時火傷3を付与する。
反撃打撃8~11 的中時火傷3付与
ヤクソギソギ!ヤクヤクソギソギソギソギ!ソギギ!ソギ!!
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