元過労暗殺者、平和だが平和じゃない世界へとやってきた 作:シャオロウェをすこれ
そうだ、皆さんに聞きたいんですが会話文の多さってどれくらいがいいですかね?今回割と多めにしてみたんですが、前の方がいいなら戻しますし、もっと!って言うならもっと書いてみます。是非とも教えて欲しいです!!
「......ねぇ、お姉ちゃん。一体いつまでこうしてればいいの?」
「静かに。あっ先生、もうちょっと頭下げて......!」
ユウカさんとモモイさんがすったもんだをしてから少しして。私たちはモモイさんに連れられるままにミレニアム郊外にある、『廃墟』とやらを訪れていた。
まぁ、ここは本当に名前そのままというところだった。あちこちの建物が崩壊しているし、周囲にはボロボロになった規制線の痕などがそれを証明している。ただ一つ、こんな場所にあるまじきものを除いてだが。
それは、得体の知れないロボットがうろついているということ。それのせいで、さっきから二時間程度ここで待ちぼうけを食らっている。正直、斬ってでも前に進みたいところなんだが、モモイさんが止めるのでそれもできずにいる。面倒くさい......
「まだダメなんですか?あのロボ程度斬っても問題ないと思うのですが......」
「もしそれでバレちゃったらどうするのさ!ダメダメ、ゆっくり進まないと!」
「.........お姉ちゃん、後ろ。」
「えっ!?」
モモイさんの後ろには、騒ぎ過ぎたモモイさんを咎めるかのように銃を突き付けているロボがいた。咄嗟に斬り伏せて無力化するが、時すでに遅し、どんどんと敵が集まってきている。はぁ、一体何やってるんだ......
「あ~もう!色々とまた説明する予定だったのに!シグレさんのせいだよ~!」
「敵地で騒ぐ方が悪いと思うのですが.........」
「言ってる場合じゃないよ!どんどんこっちの方に集まってきてるし!?」
「あっちに工場みたいのがある!あれを突破して、そこに逃げよう!」
見れば、集結してきているロボたちの奥に確かにボロボロだが工場のようなものが見える。はぁ~、私が招いた事態とは言え、避けられた事態なんだから気乗りしないな......というかあんまりここで時間をとらせすぎると不知火防衛室長がうるさいから、早く終わらせて戻ろう。
「行きますか。」
腰に下げた刀を抜き、消していたマントを出現させる。このマントは前の笑う顔たちとの戦いからなぜか模様が入り、血走った文様......血管のようなものが浮き出ている。これを出せば力が出るが、長時間攻撃を行わないまま着用すると吐血と痛みが走るから通常時は使用できない。でも、今のこういう状況なら出して損はない。
「わっ、何それかっこいい......!」
「お姉ちゃん、集中して。」
後ろではコントのようなものが繰り広げられているが、そんなこと気にしていられない。ひとまずはこの事態を解決することを目標にしなくては。この熱く波打つ鼓動の中で共に征こう。
「始末を始めましょうか。」
「ふぅ......どうにかなりましたね。」
向かってくるロボット共を殲滅しつつ、何とかして目的の工場に辿り着くことが出来た。今は見る影もないが、周囲を観察している限り、ここには前までかなり高度な技術が仕込まれていたようだ。前の依頼で見たことがあるような景色だからな。
さて、なんとかなったはいいものの刀はロボ共を斬った油で汚れてしまっているし、帰ったら整備しないと。こんなところにお目当ての情報なんてある気がしない。
「ここら一帯のロボットの反応はないし、ひとまずは掃討できたみたいだね?」
「はぁ......お姉ちゃんについていっただけなのに、変なロボットには襲われるし、当てにならなさそうな廃墟にも連れてこられるし......本当にこんなところに『G.Bible』はあるの?」
「あるよ!ヴェリタスから教えてもらった最終座標と、ヒマリ先輩からの証言!絶対にここにあるはず......!」
「『はず?』待ってください、まさか私たちは、あると確証もないのにこんなところに連れてこられたんですか?」
少し詰め寄ってみる。いやいや、そういうのはあると分かってから行くものだろう。無論ゲーム開発部に残された時間が少ないことは分かっているが、にしたって分の悪すぎる賭けだということだ。
「え、え~と、それは」『接近を確認。』
「!?」
「えっ、な、なに?」
「部屋全体に、音が響いてる......?」
ミドリさんの言う通り、謎の声の出元はどこから出ているか分からない。もしかしたら、あのロボ共にまだ応援があったのか?しつこいな......本当に。とりあえず構えておこう。
『対象の身元を確認します。』
『才羽モモイ、資格がありません。』
「え、え!?なんで私のことを知ってるの!?」
『対象の身元を確認します。』
『才羽ミドリ、資格がありません。』
『対象の身元を確認します。』
『............存在しない人物です。エラー発生。コードパープル、AL-1Sを緊急起動します。』
「......はぁ、また面倒なことになりそうですね。」
クソッ、おそらく存在しない人物とは私の事だろう。モモイさんとミドリさんが知られていて、私がいなければおそらく先生が認証されてそのまま通れないかはたまた、といった風になるはずだったはずだ。ここでは私だけだからな、唯一データベースに登録されていない人物は。
「え、え~っ!?これどうするのさ!」
「どうするもこうもなにも対処するしかないでしょう________________床がっ!?クソッ、先生!」
「お姉ちゃん!先生!きゃああっ!?」
前へと踏み出そうとした瞬間、地面の床が突然抜ける。咄嗟に先生を庇って退避しようとするが、一歩間に合わずそのまま地面へと落ちていく。仕方がないから刀を地面へと突き立てて、出来るだけ衝撃を和らげるような着地する。先生は......無事か、よかった。
「うぅ~痛い......流石に死ぬかと思った......」
「お姉ちゃん大丈夫?あれ、先生とシグレさんは一体どこに......」
「ここにいます。」
「ここだよ~。」
突き刺さった刀を引っこ抜き、ひとまずはお互いの安否確認をする。モモイさんもミドリさんも、腰をさすってはいるが無事でいるようだ。よかった......待て、何か聞こえる......いや違う、何かいる!
「モモイさんにミドリさん!そこを離れてください!」
「えっ、な」『対象を摘出する。』
モモイさんの後ろに、謎の敵性存在が現れる。モモイさんの首に謎の刃が突き立てられる前に動いて庇いに行くものの、完全に衝撃を和らげることは出来ず弾かれてしまった。
顔を覆うフルフェイスの仮面。あちこちにつながれた緑色のパイプと、それから滴る緑色の液体。そして両刃の薙刀のようなもの。こいつは知っている、こいつは......K社の3級摘出職職員だ。
「なんでこいつがこんなとこに......!?先生!先生はモモイさんとミドリさんを連れて奥の部屋に行ってください!私はコイツらを足止めします!」
「!分かった、シグレ!モモイ、ミドリ、行こう!」
「えっ、あ、うん!」
「分かりました!」
先生に頼んで二人を引き下がらせる。そして下がらせた直後、目の前の摘出職職員の後ろから何体か同じような敵が出てくる。コイツらの対処法はとにかくご自慢の再生アンプルで体を再生される前に、致命傷を与えること。過去にK社の敵とは何回か対峙したことがあるから分かる。
そしてもう一つ、絶対に被弾しないこと。あの刃に触れたが最後、傷口から体が崩壊していく。流石にその死に方は嫌だ。
『AL-1Sを守護せよ。』
『挙不者発見。対象を摘出する。』
「はぁ~、本当に最近はことごとく貧乏くじだよ......」
先手必勝と言わんばかりに、まずは最前列の敵へと斬りかかる。崩壊刃がこちらへと迫りくるが、受け流して懐へと潜り込む。腕を斬り落とす程度じゃダメだ、股下からそのまま上へと両断してやる......!
「まず一つ......!」
ビチャビチャと血液と再生アンプルが混じった液体が零れる音がするのを横目に、手元から離された崩壊刃をそのまま手に取る。これで実質両刀、対応できる範囲も二倍だ。もっとも、これはどちらかと言えば殴りつけるに近い使い方をした方がよさそうだな?
『鎮圧行動を行う。』
「攻撃する前に予告する馬鹿がいるのかよ!お前らそれでもエリート摘出職様か!?」
振り下ろされた崩壊刃を刀で受け止め、左手に持つ崩壊刃で顔を殴りつける。鍔迫り合いが少し緩んだすきに、脳漿をぶちまけさせて再生できないようにする。あ~、これに気を使う必要がなければ腕を斬り落として無力化してから落ち着いて戦闘を進められるのに......敵に回すと厄介だな。
こいつらには基本的には崩壊刃を押し付けてから、本命の刀で致命傷を与えるというやり方で対処しているが......これで正解だろうか。打撃は分厚い装甲に守られているから効かなさそうなんだよな。再生アンプルもあるから、なまじ生半可な攻撃だと通らないだろうし。
『再生アンプル注入。』
ほら、案の定腕を斬り落とした程度だとすぐ再生される。参ったな、私はまだ戦えるがこのままだとジリ貧になる一方だし......何かないものか。ひとまずは応戦するだけだが......難しいな。
心臓部分であろう所を突き刺しても、足を斬り落としても、数秒後にはすぐ再生してしまう。こいつら自体は大したことのない実力だが、自動的に再生されるというのは面倒なことたまらない。
『挙不者を遮断する。』
目の前の摘出職員が再び崩壊刃を振り下ろしてくる。さっきのようにいなそうと___________したが、適応されたのか先回りされて攻撃を防がれる。咄嗟に刀で打点をずらして対処するも、少しだけ姿勢が崩れる。チッ、少しだけ動きが良くなってるのか?とりあえず頭をカチ割れ!
「オラァ!?」
崩壊刃を顔面から縦に突き立てる。力を込めて、中身を抉り出すようにその装着されている仮面ごとカチ割る。再生されないよう丹念に踏みつぶした後、再び正面の職員共に向き合う。数は残り5、やれないわけではない。逆手に崩壊刃を持って、刀を構えて......待て、先生達は大丈夫か?
「向かわな」「光よ!!!!」
「............は?」
先生たちの様子を見に行こうとした瞬間、眩い閃光が目の前に走り、次の瞬間、前方に立っていた摘出職員共が足の先端と腕だけを残して消し飛んだ。辺りにはそれと崩れ落ちた崩壊刃だけが残っている。............今、何が起こったんだ?
「先生、一体何が______________」『シグレ!よかった、今度は間に合ったんですね!』
「オウェッ!?」
後ろを振り向こうとした瞬間、聞き覚えのない声と共に思いっきり体が壁に叩きつけられる。その正体は何かと思い、自身の腹部に何かを擦り付けている人を見て見れば............
本当に見覚えのない、青い目をした少女がいた。しかも全裸で。............本当に誰だ?
「あの、一体誰です?」
「え?シグレ、アリスのことを覚えていないんですか?」
「覚えてるも何も、こっちは初対面ですが......」
いきなりさもこちらと面識があるような言動をとってくる少女に対し、少し困惑しながらも応答を交わす。いや、本当にこの子が誰か私には分からないんだが......どこかで会ったことがあるのだろうか。はたまた、
「とりあえず、そちらの情報を教えてもらっても?」
「............シグレのステータスが混乱状態なので、アリスが今一度教えてあげます!」
「シグレはアリスにとってのお姫様です!そしてアリスは、そんな大切なシグレを守る勇者です!」
「アリスは......前は力が及ばず、魔王の前に倒れ伏してしまって、ずっと一緒に居ると誓ったはずのシグレに守られてしまいました......」
「でも今回は違います!もう二度と間違えません!アリスは、シグレを未来永劫、どんなに別れイベントが発生しようとも、絶対に一緒に居ますし、守り続けます!」
「......何を言っているんです?アリスさん......」
ダメだ、この少女の言っていることが何かまるで分からない。話を聞いて改めて思ったが、私はこの少女のことを見聞きしたこともない。言動もどこかおかしいし、私のことを超そっくりさんで同姓同名の誰かと間違えたんじゃないかと思うほど、私は知らない。
とりあえずお互い話をすり合わせてみよう。ちょっと......混乱してきた。
アリスの喋り方が分からねぇ.....それと、今回の話の謎は次回か次々回くらいの鏡編で詳しく伝えます。
それと感想・高評価・お気に入り登録してくれると作者が狂喜乱舞の幻影乱舞します!特に評価をくれると泣いて裸踊りします。簡単に操作できるのでぜひ......
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