元過労暗殺者、平和だが平和じゃない世界へとやってきた   作:シャオロウェをすこれ

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 投稿遅れてサーセン!!ま、まぁ、自分のペース自分のペース......
あ、あの......活動報告であんな言ってましたけど、予想以上に高評価を頂いたのでこれから投稿頻度は落ちますが連載は継続します。

 後半は割とキャラ崩壊注意です。それでもいいなら見てってください......


元過労暗殺者、問題解決にひた走る

「帰ってきてしまった......」

 

 アリスに連れていかれるがまま少しの時間が経った。あれから先生に連絡を取り、しょうがないから今日はもう帰ってて休んでいいよとの連絡を受けると、私はアリスと一緒に本当にシャーレ近くの自宅まで帰ってきてしまった。

離れようとしたらまたあの恐ろしい言葉と力で引き止められるし、もうどうしようもなかったというのが理由だとは言え、仕事をサボるような形になってしまったのは......う~ん、個人としてあんまり好きじゃないな......まだ出来ることもあっただろうに。

 

「しょうがないか......ただいま。」

 

「ただいまです!わぁ、シグレの本拠点ってこんな感じなんですね!」

 

 私の後ろではしゃぎながら、アリスは明るい声色でそういった。特にこれと言って特筆する要素はないと思うが、まぁ喜んでくれたなら......いいのか?あれ、というかアリスってなんでさも当然のように私の家にやってきてるんだ?そもそもアリスの家はどこに......いや、家がないのか。じゃあアリスの家も探さないといけないのか......

 

 ひとまず扉を開けて、私が普段生活している部屋へと入る......あれ、アオイが何でこんなところに?

 

「アオイ?」

 

「あ、シグレ、おかえりなさい。今日は珍しく定時で上がれたから少しお茶を頂いてるわ。あと少し布団も借りさせてもらったけれど、いいかしら?」

 

「ああ、別にいいけど......」

 

「ズルいズルいそこはアリスの場所なのにアリスだけの場所だったのにどうしてアリス以外の人がシグレの隣にいるのアリス(勇者)にはシグレ(お姫様)しかいないのにどうしてその隣にはアリスがいないのどうして?」

 

「アリス、ちょっと落ち着いて......大丈夫だから。それよりもほら、まぁ挨拶でも......」

 

「......チッ......分かりました。」

 

 ......アリスを不機嫌にさせてしまったかな。露骨に顔が『アリス、怒ってます!』みたいな顔になってしまっているし......う~む、あとで機嫌を戻してもらわないと......といっても、お酒とか、下手なものを出したら余計怒らせてしまうだろうし......悩みものだな。

 

「とりあえず挨拶をしますね!アリスはアリスです!シグレを守る勇者なのです!」

 

「私は扇喜アオイ。連邦生徒会の財務室長を務めていて、シグレとは......ふふ、そうね、親しい関係だわ。」

 

「......ッ......」

 

 ......アリスとアオイがバチバチに視線で牽制し合っているのが分かる。二人の目の間から稲妻が飛び出ているようにも見えるし......ちょ、えっと、これは修羅場というやつでは......?

 

「まぁまぁ、二人とも落ち着いて......」

 

「......はい。」

 

「分かったわ。ところで、今日の間はここにいても構わないわよね?」

 

「ああ、いいけど......」

 

「......」

 

「アリス、落ち着いてくれ......」

 

 やばい、火に油を注ぐ様な言動の所為かアリスがそのままあそこから持ってきたであろう崩壊刃を握る音が聞こえるぞ......このままだと我が家が戦争になりかねない、どうしよう......こういうときロウェルさんがいたらどうしたかな......ええと......

 

「お?」

 

 戦争勃発の危機に頭を巡らせていると、不意にチャイムが鳴る音がした。ちょうどいい、一回出て思考を整理しよう。救世主でも現れた気分だ......

 

「ちょっと出てくる。は~い、今行きま~す!」

 

 よかったよかった、これでなんとかなるぞ......少々思考をまとめる時間ができれば、あとは野となれ山となれだ。さてさて、前に発送してもらった包丁でも届いたのかな......

 

「......え?リン......なんでここに?」

 

「?アオイから聞いていなかったのですか?」

 

「いや、なにも......」

 

「私もシグレと会いたかったので早く仕事を終わらせてやってきただけです。とりあえず中に入れてくれるとありがたいのですが。」

 

「あ、あぁ、どうぞ......」

 

 ......どうしよう。事態を解決するどころか、余計悪化しそうなことになってしまったんだが。ええと、なんだ?ということは、今私の家には......

 

連邦生徒会生徒会長代行(超重役)

連邦生徒会財務室長(同じく超重役)

謎の好感度が高いロボット?少女(敵愾心マシマシ)

 

 .......ふむ、先生に話せば何とかしてくれるだろうか......すべて私が原因だとは言え、この状況から円満に解消できる未来が見えないのだが。胃が痛いな、一体どうすればこの状況を解消できるのか......やばい、戻りたくなくなってきた。ああ、でも家がここだから戻らないと......うぅ、なしてこんなことになってしまったんだ......

 

 あぁ、扉から感じられる空気が重い......クソッ、戦いで命を落としかけるのとはまた別の緊張感が走っているんだが......どうしよう本当に。

 

「失礼しま~す......」

 

「!シグレっ!!」

 

「グエッ!?」

 

「......」

 

「......私もあとでシグレに言ったら、ああしてくれるでしょうか。

 

 扉を開けた矢先に、待ち望んでいたかのような表情をしたアリスに思いっきり飛びつかれる。グリグリとお腹に頭を押し付けられていて傍から見たらいい光景なのかもしれないが、力が強すぎて痛い......!傷口が開く......!

 

「アリス、ちょっと待って......痛いから......」

 

「!えっ......?あ、あぁ.......ご、ごめんなさい!お願いですからまたアリスの前からいなくならないでください!アリスを嫌わないでください!もういやなんです!シグレがいないあのとっても苦しい日々を過ごすのはもう嫌なんです!なんでもしますから!アリスにできることだったらなんでもしますから、使えないこの身体もいくらだって捧げます!だから......だから、アリスを見捨てないでください......」

 

「ちょま、落ち着け!大丈夫大丈夫、見捨てたりなんかしないし嫌いにもならないから!」

 

「......本当ですか?」

 

「ああ、本当だ。だから落ち着いてくれ。」

 

「......はい!」

 

 アリスを傍に抱き寄せて、ひとまずパニック状態になってしまったアリスを落ち着かせる。リンとアオイ、二人からの視線が痛いが......流石にこんな様子を見せられたらどうにもならないだろう。はぁ、なんというか、私との関係に影響があることに対する不安定さが尋常じゃないな?

まぁ、彼女もあちら(都市)で大分苦労してきて、その前も同様のことがあったらしいから......本当に、私としては傍にいてやる程度しかできないが。

 

「そうだ、食事は摂ったか?」

 

「いえ、まだ......」

 

「あなたの家で一緒に摂る予定だったから、まだ食べていないわね。」

 

「シグレさえいいのなら、アリスはシグレと一緒に食べたいです!」

 

「なら作るか......」

 

 とりあえずこのこの世の終わりかのような空気をどうにかする為に、話題を変えて食事の話に切り替えると、なんとも都合のいいことに全員まだ食べていないとの事だった。これならしばらくの間なら気をそらせると思うし......気まずい空気からも解放されるはずだ。よしよし、よくやったぞ......

 

 じゃあ、なにか冷蔵庫の中の適当な食材でも選んで、飯作るか......何があったかな......って、ん?

 

「どうした、リン?」

 

「私もお手伝いします。」

 

『あ、シグレ、私はコーヒー沸かしておくわね。ポットを借りるわ。』

 

『アリスは机の上を片付けておきますね!』

 

 ......ふぅ、片時も、休まることはなさそうだな......自分で蒔いた種とは言え、逃げ出したいよ......本当に、どうしてこうなったんだか......

 

 食事を作りながら、明日のことについて考えておこうか。仕方がなかったとはいえ、先生に迷惑をかける形でいなくなってしまったし、明日はそれに対しての謝罪と......それから滞ってしまった業務の消化、始末に......ああ、今日のことが無かったら全部出来てたことなのに......

と、ちょっと待て、先生から何かメールが来てるな......なんだって?

 

......ふむ。明日は休みでいいから、明後日はミレニアムのエンジニア部に訪れてくれ、アリスも一緒に......か。ふむ、何か用事が出来たみたいだな。後でアリスに言っておくか。

 

「アリス~?明後日、私と一緒にミレニアムのエンジニア部に行くことになったから、覚えておいてくれ。」

 

「!これはシグレとの初めての冒険イベントです!分かりました!」

 

 さて、まだやることはあるけど......とりあえずこの話している間に焦げてしまった食材を処理するか。失敗したなぁ......

 

 

 

 

 

 

 

「......みんな寝たか。」

 

 あれからかなりの時間が過ぎて、みんなが(なぜか私の布団で)寝静まった夜。本来なら寝る時間なはずなんだが.......今日はちょっと事情が違いそうだ。その原因は......私が持っているこの端末の、けたたましい通知に他ならないだろう。

 

『暗闇に誰かがいます』

『あれがいます』

『助けてください』

『こっちにきて』

『ころされる』

『はやく』

『くr』

 

『にげてもにげてもおってきます、たすけてください』

 

 不知火カヤ防衛室長からかかってきたこの焦りを感じさせるメールには、防衛室長の切迫した事情が伝わってくる。これが本当なら、まだ笑う顔の残党が残っていて、不知火防衛室長を襲撃していまそれから何とか逃げおおせているといったところだろうか。

 

こうなったからには迅速に行動しないと。助けられた命が目の前で失われてしまうというのは、どうにも気に食わない......それに某支部長みたいだと思っていたが、全然そんなことはなかった。今となっては防衛室長も......まぁ、一人の友人だ。友が窮地に陥っている中で手を差し伸べない友など友とは言えないだろう。

 

 刀は持った。服は暗闇の中に紛れられるシ協会の制服、この二つさえあれば十分だ。防衛室長が入院していた病院は近い。あの体だとそこまで遠くまでは移動できないはずだ、手がかりの一つでもあればすぐに見つかるはず......

 

『そちらの位置情報等を送れますか?周囲の写真でも何でも構いません』

 

{画像が送信されました}

 

 ......もはや文面すらないか。でも手がかりが手に入ったな。オレンジ色の看板と、近くに流れる小さい排水溝......それと、シャーレビルが見える。うん、この要素があれば特定可能かもしれない。ひとまずは移動だな。

 

というか、やはりこんな時間だし、あまり人気はないな......なにかあっても、こんな現状じゃあ気づかれないだろう。それに、煙で隠されていたら余計にその要素は加速してしまうだろうし......早く見つけないと、時間は限られてる。

 

「無事だといいんだが......」

 

 前回はたまたま、身体の隅々まで食われる前に見つけ出して間に合ったからよかったものの......今回もそううまくいくとは限らない。もしかしたら私が向かうころには、もう......いや、そんな最悪の事態を考えるな。大丈夫、きっと間に合うさ......間に合わせて見せる。

さっきも考えたが、不知火防衛室長は足を食われて負傷している。そんな現状だから、そう遠くまでは確実に行けないはずだ。もしかしたら血痕もたどれるかもしれない......おっ?

 

「血の跡......よし、これなら......」

 

 私の予想通りだったみたいだな。病院近くまで来て、血痕が残っている。まだ新しい血痕だし、これを追跡して不知火防衛室長の元へと辿り着けばいけるはず。久々に血痕追跡の技術なんて使うけど......案外覚えていそうだな?

 

血痕の痕はかなり奥まで続いていた。慌てて逃げていたことが手に取れるように、あちこちに何かを蹴飛ばしたような跡や不知火防衛室長のものであろう物品が落ちていた。そしてこの血痕は最終的に、D.U内では珍しい廃墟の中に続いていた。

つまり......この先に、不知火防衛室長とそれにまつわる敵性存在がいるという事。気を引き締めていかないと。

 

 足音を出さないよう、慎重かつ迅速に建物へと侵入する。しかし......弱々しい気配、おそらく防衛室長であろう物はするが、それ以外はしない。妙だな......もっと反応があるかと思ったんだが。気配を消されている......?はたまたいないということか?

 

とりあえず刀に手をかけておいて、いつでも抜剣出来る態勢にはしておいて......防衛室長の元へと向かおう。おそらく......この部屋にいるはずだ。

 

「不知火防衛室長、いるんだったら扉の前からは離れてください!入りますよ!」

 

 一応警告してから、扉を蹴破って中に侵入する。不知火防衛室長は......いた!

 

「不知火防衛室長!大丈夫でしたか?」

 

「あ、ああ、し、しぐれ......?」

 

「そうです、私です。シグレです。怪我のほどは大丈夫ですか?立て......ないようですね。」

 

 不知火防衛室長を観察して、まず思ったのがひどい足の負傷だ。ただでさえ怪我してボロボロの脚に無理を強いておそらく走ってきたのだから、こうなるのは当然ともいえるが......血が零れていてボロボロだ。靴も履いていないし、あちこちを打撲したのか痣まみれだ。

それに処置してもらったであろう傷も開いたのか血が所々見え隠れしている。正直、一刻も早く病院に戻さないと不味いだろう。

 

それに、確実に精神状態がよくない。目は瞳孔が開いて虚ろだし、身体も震えていて言葉も上手く発せていない。おそらく襲われたトラウマがフラッシュバックしているのだろう。あんな恐ろしい経験をすれば当然ともいえるか......

 

「ひとまず病院の方へ戻りましょう。ここでは衛生状態も良くないですし、戻らないと......」

 

「......あ、あそこに......?い、いや......!あそこには、あそこにはあの恐ろしい顔たちがいるんです!シグレが入ってくるまで、ずっと私の傍にいたんです!」

 

「え......?」

 

「ほ、ほら!今もあそこにいるじゃないですか!暗闇からずっと、わ、私を覗いてきてて......ああっ、やだっ!いやだっ!やめて!ちかづかないで!」

 

「不知火防衛室長、どうか落ち着いてください!奴らはどこにもいませんから!ほら、落ち着いて!」

 

 あまりにも恐怖に取りつかれてしまったかのような姿に見ていられなくなってしまい、落ち着かせるために不知火防衛室長の身体を抱きしめてしまった。もちろん、怪我させないよう力は抜いてゆっくりとだ。でも、効果は......あったのかもしれないな?心なしか震えが収まっている気がするような......でもまぁ、目上の方にやっていい事ではないし、謝らないとな......

 

「不知火防衛室長、失礼しました......落ち着かれたようなら、共に戻りましょう。」

 

「......もう少しだけ、抱きしめていてくれませんか?あの恐ろしい顔たちが、見えなくなったんです......」

 

「では、戻るまでお姫様抱っこという形でどうでしょうか。」

 

「お願いします......」

 

 ゆっくりと慎重に、怪我させないよう階段を下りていく。この建物、行きは不知火防衛室長の安否のことを考えていて気付かなかったが、かなり老朽化していて所々破損している。まぁ大丈夫だが、階段が抜けるとかがありそうでちょっと怖いな......私はともかく、防衛室長が無事ではないだろうし。

 

階段を下りて外に出ると、外は月の光とともに冷たい空気が肌に当たってきた。不知火防衛室長は病院服のままで大分来ているものが薄いし、暖もとらせないと「シグレ......」

 

「......どうしました?」

 

「あの、あと一回だけ......抱きしめてくれませんか?またあの顔が見えているような気がして......で、地面に下ろして......」

 

「分かりました。あまり綺麗なところがありませんが......私で良ければ少し失礼しますね。」

 

 不知火防衛室長のご要望に応えて、少し薄汚れているが地面に彼女を降ろす。そしてそのまま、これ以上傷口が悪化しないように、ゆっくり優しく抱きしめた。私も小さい頃はよくシャオさんにやってもらったものだ......なんだか懐かしいな。

 

「これくらいでいいですか?」

 

「......もう、ちょっとだけ。あんまりにも弱いと、離れていってしまいそうで......」

 

「ではもう少し_______っ!?危ない!」

 

 後方から何かが飛んできたのを感知して、咄嗟に刀を構えてそれを弾く。弾丸じゃない、何が飛んできたんだ......って、これは.....

 

「崩壊刃......?」

 

 

『気配の消し方は、他ならないシグレに教えてもらいました。そこの邪魔者を......排除します。』

 

「アリス......?」

 

「シグレ、どいてください。そいつを殺せません。アリスからシグレをまた奪おうとした悪魔を......その裏切り者を殺せない!」

 

 アリスはそう言って、背中に背負った崩壊刃をもう一本投げ飛ばしてきた。これもまた弾いて迎撃するが、アリスが落ち着く様子はない。チッ、冷静さを失ってるな......どうにかして説得できないものか......防衛室長の様子も不安だし......

 

「ひっ......!」

 

「防衛室長、大丈夫です。なんとかしますから、落ち着いて......」

 

「っ!アリスのお姫様に触るなぁ!!」

 

「やめろ!」

 

 こちらに崩壊刃を持ちながら急速接近してきたアリスを阻止する為に、刀と刀で鍔迫り合いの形に持ち込む。アリスの力は大分強いけど......これなら力を逃がしてやれば、上手く弾ける!そしてアリスには悪いが胴体に蹴りを入れていったん距離をとらせてもらうぞ!

 

「っ......!そいつさえ......そいつさえいなくなれば......!そいつはシグレを騙しているんです!前の世界でもそうだった!みんなを騙して、あの忌々しいカイザーとまで手を組んで!みんなをいっぱい傷つけた悪魔なんです!」

 

「は!?カ、カイザーと......?」

 

「そうです。だから早くそこをどいてください。今ならまだ間に合います、そいつに完全に洗脳されてしまう前にその頭をカチ割ってやる......!」

 

「ひっ......あ、ぁっ......」

 

「......本当なんですか?不知火防衛室長。」

 

「.............ほんとう、です。わ、わたしは、カイザーと、て、てを......あ、いや、違うんです!うらぎろうとしたわけじゃなくて!ただ......み、みすてないでください!そんなつもりじゃなかったんです!こわいんです!シグレがいないともう......あああああっ!?!?」

 

「!その汚い手でアリスのシグレに触るなぁ!!このクソ野郎がァァ!!!」

 

 アリスが激怒の表情を浮かべてこちらへ突撃してくる。さっきまでの冷静な構えはどこへやら、フォームも何もかも滅茶苦茶になっている。これなら......

 

「フン!」

 

「っ......あ......」

 

 一瞬だけ屈んで態勢を低くした後、刀の柄の部分を逆手で持ち、アリスの腹部に突き刺して無力化する。発頸のような技、実戦ではあまり使うことはなかったが......こうやって迅速に無力化する必要がある時には役に立つな?アドリブのようなものになっているが覚えておいてよかったな。

 

「不知火防衛室長、とりあえずアリスは一度私の方で話し合ってみます。病院に戻りましょう。」

 

「......」

 

「不知火防衛室長......?」

 

 ......どうやらショックでこっちの方も気絶してしまったらしい。ううむ、しょうがない......流石にアリスは置いていけないし、とりあえずアリスをさっきの廃墟に隠して不知火防衛室長を病院に戻した後もう一回こっちに戻ってこよう。時計の針は......もう4時を指しているのか。早いものだな。

 

 色々解決すべきことがまた生まれたな......この様子だと、不知火防衛室長も精神的に相当大きなダメージを受けてしまっているし。下手すれば、このメンタルの深刻なダメージをどうにかしない限り誰かの支えがないと生きていけないんじゃないかって程精神的に衰弱してしまっているし......

 

それに、不知火防衛室長がカイザーと繋がっているっていう衝撃的な真実を知ってしまったのもまた一つの課題だな。でもこれはチャンスかもな......上手くいけば、色々後ろ暗いカイザーの背中を掻っ切ることが出来るかも。利用するようで忍びないが......まぁ、ちょっと違うかもしれないが因果応報のようなものか......

 

アリスの異常なほどの敵愾心に不知火防衛室長のメンタルケア、カイザー......ふぅ......

 

「どうして今日一日だけでこうなってるんだよ......いや、正確に言えば二日か......」

 

 ......今日は休みの予定だったんだが、仕事がいっぱい入りそうだな......どうしてこうなった。

 

 

 

 

 

 




 このカヤはもう立ち直れないかもしれない......でも出番はこの先割とあるはず......あとアリスがこんなんじゃねぇ!って思った人へ

アリスは『都市』にいた。これと誉ある戦いを忘れるな!!

 でもアリスはカヤの好感度が-45Lvです。沈潜殺到してるレベルです。もしシグレがいなかったら気づかれないうちにはん・われにした後く・へして最後にあ・われしてました。アブナイアブナイ。

 あ、よければ感想と高評価宜しくお願いします......

何か見たい話はありますか?

  • 剣楔アリス
  • W社ウタハ
  • ディエーチ協会ウイ
  • リクエスト......?
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