呪術廻戦の世界に転生したので(個人的に思う)悲劇を徹底回避しちゃおうと思います!死なないように。 作:ヨシザエモン
遅くなりすみません。話が進行するように精進します。
嗚呼、沖縄くん。君は今、何をしていますか……。我ら天内護衛隊がそちらに居ないので寂しい思いをしてはいませんか……。我氏は筋肉痛が再び訪れる予感がしています…………。
というか!!
「「「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」
ジェットコースター怖すぎなんですけどぉぉぉぉ!!!!!!!!
「コロス、コロス、コロス……」
「んな怒んなよ梨〜。てかお前ほんとビビリだよなーww」
「コロス!!」
駄目だ、怒りが収まらねえ。ゲットーはまだいい。さっき「大丈夫?」って心配してくれたし、今も抱っこして背中さすってくれてるし。
しかしゴジョジョ、テメーはダメだ。
絶叫系とホラーは嫌だと頑なに断固拒否していたのに手刀落とされて気絶して、目覚めて二秒でジェットコースター出発とかいう急展開をお見舞いしたのはゴジョジョ、お前なんだよ! 許さねぇからなテメェ! いくら中身がガキじゃないからってかわちいチルドレンを弄ぶってぇのは見過ごせねぇなぁ!児ポに通報すっぞ!(ちょっと違う)
まあ? ゴジョジョを止めずニヤニヤして協力したゲットーも実を言えば許せないし? 理子ちゃんも大爆笑でこっち見てたし? 唯一止めてくれていた黒井さんを除けば誰のこともブッコロできる心境ですけどね? この優しい梨(自称)ちゃんはゴジョジョだけに明確な殺意を向けてあげてるわけです、ハイ。
あ、でもなんか、こうやって背中さすさすしてもらってたら、なんか落ち着いてきたなぁ……。そーだどーだ折角遊園地に来たんだ。もっと色々遊んでいけばきっといい気分に戻るでしょう。てか今回は理子ちゃんを現世にとどまらせるために来たんだし。うん、オレっちのエンジョイは二の次だ、と自分の心をなんとかなだめる。
「ねぇりこちゃん、なにか乗りたいアトラクションある?」
アタイはゲットーの後ろをのんびり歩く理子ちゃんをチラと見やり、声をかけた。理子ちゃんは「え」と一瞬素っ頓狂な声を上げた後、うーんとしばし逡巡し、あっと何か閃いたように人差し指を立てた。そのままぼくちんを指さして、
「お化け屋敷!」
と満面の笑みで言った。しかし純粋にワクワクしているというような顔ではない。どこか意地悪い、ニヤニヤという効果音がよく似合う笑顔であった。
それを見た吾輩は悟った。
……絶っっっっ対オレサマの反応見るためだ、コレ。
3時間後、ぼくっちのメンタルは死んでいた。
一体どういう因果なんだろう。何故かこの遊園地は「世界一ジェットコースターが多い」を売りにしており、お化け屋敷をどうにか乗り切った(入った瞬間に術式を発動し走り抜けた)ものの、ゴジョジョが
「此処にあるジェットコースター全部乗ろうぜ!」
などとわめき出し、理子ちゃんも賛同。二人共意地悪い笑顔でした。死ねッ!!(シンプル悪口)
しかもどのアトラクションも大人気で待ち時間は長い。そんなこんなで3時間経った今もまだ全てのジェットコースターに乗れていないのだった。
あたくしの絶叫&げっそりフェイスがお気に召したのだろう。「自分は待ってるから乗ってくれば良い」と言っても「お前が乗らないなら同化せんぞ!」などと脅され、乗らざるを得なかった。いや、同化しなくなるのはある意味こちらとしては有り難いんですけどね? ゴジョジョとゲットーは理子ちゃんの悲惨な末路とか知らんし。従うしか有りませんでしたのよ。おほほ。
「ねえ、もう、さすがにムリ……」
「あっれー? 梨様ともあろうお方がもうギブですかぁ〜?」
くっっ、どれだけ「嫌だ」と思ってもこの煽りにブチギレ「やってやんよ!」と乗ってしまった……。しかしもうほんとに駄目だ。メンタルズタボロディアボロだよ()。もうキレる余力さえ無い。
全く反応することなく肩を落としトボトボと歩く俺っちょすに、流石にやりすぎだと気づいたのか、ゴジョジョがいきなりアタイを抱っこしてきた。困惑する吾輩に、ゴジョジョは顔をそらしながら言った。
「わりぃ。そんなにしんどかったんだな、しばらく休めよ。……な、なんだよ! 文句あんならおりろッ!」
気づけば俺っちはニヤニヤにまけていた。いやだって、あのゴジョジョが謝るって……。
あ、いや、それはそれとして、おろされるのはマジ勘弁。やめてやめてごめんって。
「あああごめん〜! ごめんってぇ〜! 機嫌直しておくんなまし〜」
焦ってゴジョジョの肩を揺さぶると、最初からおろす気がなかったのだろうか、「別にいいけどよ」と言っただけで、そのまま抱っこしてくれている。なんだよツンデレかよ可愛いかよ〜(そんなんだとガチギレされておろされるぞ)。大丈夫だって口には出さん(え、応答してきた……)。
理子ちゃんもお疲れな僕ちんに申し訳なくなったのか、何処かからジュースを持ってきてくれた。だがよりによって苦手な味なのは、なんという運命のイタズラ。しかし機嫌を損なわれると面倒なのでニッコニコしながら飲んだ。嗚呼さらば我がメンタルよ……。
「どうだ、美味いじゃろ!」
お前が作ったわけじゃねえだろ。*1
「うん、おいしー! ありがとお、りこちゃん!」
フフン! と得意げに胸を張る理子ちゃんを見て、「まあ、わざわざ買ってきてくれたんだもんな……」とだんだん沸点が下がっていくのを感じる。そうだ、そうだよ、理子ちゃんは何も悪くないよ! この味苦手だって言わなかったわたくしも悪いのだし。
……いや、普通わざわざ苦手な味申告する? 理子ちゃんは「買ってくるよ」の一言もなく勝手に買ってきたんだよ? なら理子ちゃんがこちらに「苦手な味ある?」と訊ね、それを避けるべきなのでは? そうだやっぱり理子ちゃんが悪い!!()
などと頭の中で色々な論争を繰り広げているうちに、閉園時間が近づいてきた。
「ん、もう行かなきゃだな。悟、高専行くよ」
俺っちは勢いよくゲットーの方を向いた。ゲットーの肩がびくっと跳ねるが、かまってられるか! このままじゃ理子ちゃん同化しちまうよぉぉぉ!!
もしや、この遊園地、意味、無かったのかぁぁぁ!?