呪術廻戦の世界に転生したので(個人的に思う)悲劇を徹底回避しちゃおうと思います!死なないように。   作:ヨシザエモン

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君は完璧で究極のゴッジョー♪

 皆さんは、この世の圧倒的強者の前で、腹踊りが出来ますか? あたいは出来ます。というか今してます。

「あっぶあっぶあっぶっぶ〜♪」

「良いぞ良いぞ〜もっと歌え~い!」

 いや、させられてると言ったほうが正しいな、これ。

 事の発端はおよそ10分前。五条悟によろしくされたボクチンは(一応)赤ちゃんなので「よろしく」などと返すわけにはいかず、暫くフリーズし、挙げ句

「んっぶー??」

などと情けない声を出して誤魔化した。そこまでは良かった。

 なんと五条ジュニアはいきなりこの梨(自称)の服をめくり、

「おい、暇だから腹踊りしろ」

と絶っっ対赤ん坊に向けちゃいけない圧でこちらに命令をしてきた。

 もう一度聞こう。貴方は自分の知る中での「最強」の前で腹踊りが出来ますか? 断るやつは勇者だと思うね、ワシはね。

 ということで絶賛やけくそ熱唱中です。そろそろ歌い方のレパートリー減ってきたからどうにかしてほっすぃーーーーーー!(切実)すると。

「あ゛!? 悟くん!? なんでおるんや」

 きゅ、救世主直ピ! た、助かったぁぁ〜〜〜!! 

「あ、直哉じゃん久しぶり〜」

 ゆるいなー! この最強クンゆるいなー! 不法侵入の現行犯見られてんのに随分余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)だなー。いや、最強クンだからなのか? などと考えていると、ようやく直ピは私のあさましい姿に気づいたようで、ブッと思い切り吹き出した。おいコロすぞ(怒)。

「なんやその格好」

「腹踊りさせてた。コイツ面白いんだよ〜! まるで俺の言ってること分かってるみたいに動くんだよ〜」

 そりゃ中身赤ちゃんじゃ無いですから! ていうか赤子でもあの眼力で見られたら超絶頭脳が発動して言うこと聞くのでは……。

「あと、さっき腹くすぐったらおならしてさー」

「ブッッッ」

 ちょ、こいつまた笑った!? どおしよ殺意が止まらないわ。おならのこと言いやがったゴジョジョも抹殺してしまいたいわ。まあ我慢するわ。この世界でオレっちは命を救うと決めたのだから。そんなお方が逆に命を奪うなんてあってはならないわ。

「で、何しにきたの」

「それはこっちのセリフなんやけどな。ちょっとパパに用事頼んでこよー思たんやけど、なんや変な気配して心配になったんや」

「あおあ、ああいい……!!(直哉、優しい……!!)」

 あたいのこと心配してくれたなんて……と目をキラキラさせていると、二人の様子がおかしいことに気づいた。

 おや? と首を傾げ、二人の様子を観察する。直ピは我氏とゴジョジョを交互に見ている。すこぶる顔色が悪い。青鬼より青い。ゴジョジョはぽかんとした表情でオレっちの顔をマジマジと見ている。まるで珍しいものを見る目だ…………………あ。

「あえっあっあーーーーっ!!(喋っちゃったーーーーっ!)」

 正確にはちゃんとは喋れないけど、でも意図的に言葉を発したということがバレた。やばい、中身が赤ちゃんじゃないとバレたのは正直どうでも良くて、赤ちゃんじゃないやつがあんな腹踊りしてたってバレるのがくっそ恥ずかしい。ぐあああああ恥ずか死するぅぅぅ!!

「……直哉、ドユコト??」

 あ、ゴジョジョ混乱してる。そりゃするよね、赤ん坊が喋ったんだもんね混乱するよね。

「俺にもよう分からん。とにかくそいつはただの赤子やない。術式も訳わからんくらい強い」

 え、めっちゃ褒めるじゃん照れる〜。

「こんなこと言うたらアレやけど、悟くんより上言うても忖度ない」

「は?」

 ちょちょちょ直哉サーーーーン? それは余計では? 「こんなこと言うたらアレやけど」とか思ったんなら言うなー? え、何お前もしかして生粋のクズマンなの??

「一番強いのは俺だし。直哉何言ってんの」

「はぁん? 相変わらず強がりやな。せや、コイツの術式一度受けてみたらええ。そしたら分かるやろ」

 チラッと直ピに目配せされ、あちきは慌てて頷いた。直ピに命令して以来、あちきは誰にも術式を使っていない。発動の仕方は簡単なので造作もないが、禪院家総出でありとあらゆる音が出せる物から隔離されている身だ。そう易易と行使することはできない。

「ほれ」

 渡されたのはあの日の櫛だった。持ってくれてたのかと嬉しくなりつつ、早速術式を発動する。

 

 コンコンッ

 

「……!?」

 おや、ゴジョジョが戸惑っている。どうやらこの術式を初めて食らうものは皆困惑するらしい。そりゃそうか。というかこれって半径5メートルまで及ぶんだよね? 毎回巻き込んでる関係ない人たちごめんなさい。

「んーー」

 それで、命令は何にしようか。どうせなら救助作戦に役立つものを……

「!」

 あるじゃん。今やらなくてはいけないこと。

 

 コンッ

 

 

今直ぐ上層部に行き、わたしが高専で暮らすことを許可させろ。あっ、わたしが暮らし始めるのはゴジョジョが入学する年ね

 

 

 それまでは高専にいる必要ないし。俺様が高専行きたいのはゲットーの様子を近くで観察して闇堕ち防ぐためだし。

 

 コンコンッ

 

「っ、動け、おいっ、お前これどういう」

と、これまた言い終わらないうちにゴジョジョはお去りになられた。なんなんだろうこれ。この術式の鉄板ネタですか?

「……何命令させたんや」

「あいしょー(内緒ー)」

 

 

ゲットーを監視できる環境を予約する【ミッションクリア!】

 

 

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