事故で転生したら最弱のドラゴンになったから成り上がって最強になってやる!!   作:黒 

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23話:絶望

だが…早めに決着をつけることが俺に出来るのか…?魔法に関してはあいつが上、だから俺は有利を取れる近接メインで攻めていた、でもその近接の有利が覆されちまった…正直かなりまずいぞ。

 

「オオオオオオオオオオオオッ!!」

 

悍ましい咆哮が響き、炎が出現する。

 

呪怨の炎!ここできやがったか…!ここは避け……いや!ここは受ける!オーラを纏わせればダメージは軽減できるはず!炎を受けて油断を誘ってやる。

 

俺は体にオーラを纏わせ炎を受ける。

 

【ドラゴンオーラのLvが3から4へと上がりました】

 

呪怨の炎を受け、全身に熱を感じるが、オーラを纏わせている為耐えれない熱さではない、ウェルグレイグの方を見るとウェルグレイグが炎で燃える俺の元へ駆けてくるのが見える、俺は確実に攻撃を喰らわせるために構える。

 

さあ、来い、ウェルグレイグ、近づいてきた所に手痛い一撃をお見舞いしてやるよ、俺はお前に勝つためにここまで進化したんだ、勝つためならなんだってしてやる。

 

ウェルグレイグがどんどん距離を詰めていく、そして俺との距離が近くなった時、ウェルグレイグが腕を構える、奴の凶爪が俺の体へと振るわれる。

 

爪で引き裂く気か…だがな、そんなのは予想してたよ、お前は爪で攻撃するのが好きみたいだからなぁ!!!

 

俺は振るわれた腕を受け止め、振り払うと同時に奴の体を腕でホールドする。

 

「オオオッ!?」

 

捕まえたぜウェルグレイグ…さあ!自傷覚悟の奥の手を喰らってもらおうじゃねえか!!!

 

俺はウェルグレイグをホールドしたまま空中へと飛び上がる、翼を羽ばたかせ、どんどん上昇して行く。

 

「オオオオオオッ!!」

 

ウェルグレイグが暴れ、俺のホールドを無理矢理解除し、俺から距離を取ろうとする。

 

おいおい、せっかく作ったチャンスだ、んな簡単に逃がすわけねえだろうが、なんとしても喰らってもらうぞ!

 

俺は再び奴をホールドし、上へと上昇して行く。

 

「オオオオオオオオオオオオッ!!!」

 

ウェルグレイグが暴れ、ホールドを解除すると同時にウェルグレイグが叫ぶ、すると黒い槍が出現する。

 

おっと、流石に限界か、もう少し高さを稼いでおきたかったが…仕方ねぇ、この距離の呪怨の槍はやばい、だが喰らってやるつもりはねえ、さあ行くぞ!スカイダイブ!

 

俺は一気にウェルグレイグに近づき、ウェルグレイグの体を掴み、下の方にし、地面へと急降下する、衝撃に備え、体にオーラを纏わせる。

 

「オオオオオオオッ!!!!!!!!」

 

死にやがれ悪魔もどきドラゴンがあああああああ!!!!!

 

俺とウェルグレイグが地面へと激突する。

 

【スカイダイブのLvが3から4へと上がりました】

 

俺の体に衝撃が走り、周囲の地面が凄まじい音と共に割れる、体が痛みで動きづらいが、すぐにウェルグレイグから距離を取る。

 

使ったのはガルブロラ以来だが…あの時の衝撃とは比べものにならねえ…!俺の体力を確認しておくか…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルヴェイル

Lv 36/65

HP 81/454

MP 201/476

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

呪怨の炎とスカイダイブの反動でかなり減ったな…、だが俺ですらかなり喰らったんだ、下敷きにしてやったウェルグレイグはかなり効いただろ。

 

俺はよろめきながら立ち上がるウェルグレイグへの体力を確認する。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウェルグレイグ

状態 怒り

Lv 41/60

HP 113/523

MP 199/499

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

よっしゃ!!かなり減ってるぞ!350くらいからここまで減るとはな…!流石に反動があるだけはあるな!これならかなり有利だ!落ち着いてやれば勝てるぞ…!

 

「オオオ…」

 

ウェルグレイグがこちらを見る、さっきのスカイダイブが効いたのか、少し立つのが苦しいようだ。

 

まさかこんなことされるだなんて思わなかったか?そりゃそうだよな、自分が掴まれて下敷きにされて地面に叩きつけられるなんざ、だが怒りに身を任せてくれるなら好都合だ、冷静さを欠けたお前なんざ怖くない、手玉にとってゲームセットだ。

 

「オオオオオオオ……」

 

ウェルグレイグはその場から動かず、俺の方を見ている、俺も観察していると、様子が変なことに気づく。

 

なんだ…?口から赤い煙見てえな物が出てきてやがるし…目が光ってる…?何をする気…。

 

その瞬間、俺はウェルグレイグのとあるスキルを思い出す。

 

いや待て!!あいつには確か…!!

 

俺はすぐさま奴のあるスキルを鑑定する。

 

【狂化剛力】

【発動している間は魔力が減り続け、さらには精神を狂わせる、だが代償の分の圧倒的な力を手に入れる】

 

狂化剛力…!最悪だ…!今のあいつは怒り状態…!なんとしても俺を殺したいはずだ…!そんなあいつにこのスキルはピッタシじゃねえか!!補正がどれくらいかによるが…いくら冷静さを欠いていても圧倒的なステータスで襲ってきちゃ捌き切れ…!

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

その瞬間、怒りに満ちた咆哮が発せられる、その咆哮で空気が揺れ、風圧が発生し、草が揺れる。

 

発動しやがったか…!!まずは鑑定だ、奴にどれくらいの補正が掛かったか確かめておかねえと…!

 

そう思い俺はウェルグレイグを鑑定する、鑑定した瞬間、俺は目を見開く。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウェルグレイグ

状態 狂化

Lv 41/60

HP 113/523

MP 171/499

攻撃力 486(+289)

防御力 503

魔力 494

素早さ 375(+213)

ランク C+

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お、おいおい、補正値200超え…?冗談じゃねぇぞ、なんだその補正値、いくらなんでも高すぎるだろ…!俺のステータスは…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルヴェイル

Lv 36/65

HP 81/454

MP 201/476

攻撃力 429(+41)

防御力 447(+39)

魔力 482

素早さ 403(+36)

ランク C+

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元々負けてたのにかなりの大差をつけられちまってる…この差をどうにか埋めなきゃなんねぇ…!

 

今できるのはクイックパワープロテクトの三つにMPを込めて補正値を上げるしかない、あんな状態の奴に出し惜しみなんて以ての外…あと体力も少ない…回復しておいた方がいいだろう。

 

俺はMPを消費し、ステータスを上昇させ、ヒーリングで体力を回復して行く。

 

【クイックのLvが2から3へと上がりました】

【パワーのLvが2から3へと上がりました】

【プロテクトのLvが2から3へと上がりました】

【ヒーリングのLvが2から3へと上がりました】

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルヴェイル

Lv 36/65

HP 403/454

MP 92/476

攻撃力 429(+96)

防御力 447(+114)

魔力 482

素早さ 403(+113)

ランク C+

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

多少は縮まった…一応、防御と素早さを優先して、クイックとプロテクトにMPを込めた…そのおかげか、なんとか戦えそうなくらいまでは上がった…これでもどこまでやれるかわからんが…もうやるしかない…!!

 

「オオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

 

ウェルグレイグが凄まじい速度で俺に接近してくる、奴が走るたび地面に罅が入る。

 

「オオオオオオオッ!!!」

 

ウェルグレイグが腕や尻尾を俺目掛け振る、俺はウェルグレイグの猛攻をただひたすら凌ぐ。

 

クッソダメだ、反撃する隙がない、ウェルグレイグの奴、狂化で正気を失ってやがるから行動自体は単純だが、攻撃後の隙が全くと言っていいほど見当たらねぇ。

 

ベストはなんとか反撃して奴の体力を削り切ることだが…それが出来ないならMP切れまで耐えるしかない…!だがこの調子じゃ…!

 

「オオオオオオオオオッ!!!!」

 

突然ウェルグレイグが叫び、腕を思い切り上に上げ、地面に振り下ろす、俺は咄嗟に距離を取ろうとするが、あまり距離を取れず、衝撃で体制を崩してしまう。

 

やばい!!体制が!!急いで立て直し…!

 

そう考えた時にはもう遅かった、その隙を今のウェルグレイグが逃がすはずがなかった、奴が俺の前でオーラを纏った腕を振り下ろそうとしている。

 

避けれねぇ…!オーラで防御を…!!

 

俺は急いでオーラを展開するが、狂化剛力でとてつもない補正を受けたウェルグレイグのオーラを纏った攻撃を俺のオーラで防げる訳が無かった。

 

 

 

奴の凶爪が、俺の体を引き裂いた。

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