事故で転生したら最弱のドラゴンになったから成り上がって最強になってやる!!   作:黒 

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35話:忍耐勝負

とりあえず、あいつがどう来るかわからない以上、攻撃に備えておいた方がいい、特に尻尾の針、あれだけは何としても防がなきゃいけない、毒に防御力は関係ないからな。

 

俺は周囲を警戒し、いつ来ても大丈夫なように、すぐに動ける体勢を取る。

 

どう来る…身体を出してきたら一気に反撃してやる…

 

そう思い、警戒を続けていた時、ほんの微かに自分の下の地面に気配を感じた同時に、リフティールスコルピオスの大剣が地面から飛び出す、俺は咄嗟に身体を動かし避けようとするが、避けきれず腹が斬られる。

 

ぐっ!しまった!今までずっと俺の周りからしか出てこなかったから思考が固定化されちまってた!だめだ、もっと相手がどんなことができるかを考えて動かねえと…

 

俺は傷を癒しながらその場を離れる。

 

どうする…あの野郎攻撃した後すぐに地面に潜りやがった、どうやら俺に攻撃させる気は一切ないみたいだ、一方的に削られるのはまずい…

 

そう考えていると、再び下の地面が割れ、鋏の大剣が飛び出す、俺はその場をすぐに離れ攻撃を躱わす。

 

くっそ…!こんなんずっとやってちゃ決着つかねえぞ…なんかいいスキル…

 

その時、俺はナルクレム戦で使った魔法の存在を思い出す。

 

…そうだ、あった!あいつの潜伏を崩せる魔法が!まさにぴったしじゃねえか!でもこのスキルはあいつの位置がわからねえと効果が薄い、広範囲にやってやることも可能だろうが…MP消費も大きい、ここはあいつが攻撃してくるのを待つ!

 

俺はいつでも攻撃を避けれるように構えを取り、リフティールスコルピオスの攻撃を待つ。

 

そうしていると、後ろの地面が割れ、大剣が飛び出す、俺はすぐさま前に跳び躱し、後ろを見る。

 

来やがったな…潜伏しやがって…地中からテメェを引き摺り出してやるよ!グラウンド!!

 

俺はMPを使ってグラウンドを発動させ、大剣が飛び出してきた場所を中心に地面を隆起させる、すると地面からリフティールスコルピオスが飛び出す。

 

「キィィィィィ!?」

 

俺は地面から飛び出したリフティールスコルピオス目掛け接近し、背中に乗る。

 

もうめんどくせぇ、最初からこうすりゃ良かったかもしれねぇ、持久戦はこいつの得意分野だ、これ以上付き合ってられねぇ…

 

物理はほとんど効かない、魔法も軽減してくる、そんな奴相手に待ちの姿勢を取る俺が馬鹿だった、だからここで決めきる…!俺のMP全部使って!てめぇを焼き尽くしてやるよぉぉぉ!!!

 

そう考えたと同時に俺は口から炎のブレスを最大出力で噴射する。

 

「キイイイイイイ!!!」

 

リフティールスコルピオスの背中に乗りながらブレスを吐く俺に、リフティールスコルピオスが毒針を突き刺す。

 

毒針で刺してきやがったが無視だ!俺だってそれなりに毒耐性はある…!ここで引いたらだめだ!MPと俺の喉が許す限りブレスを吐き続ける!!この一回でなんとしてでも決めきる!

 

俺はリフティールスコルピオスの攻撃を無視し、ひたすらブレスを浴びせる、リフティールスコルピオスが攻撃しても無駄だと判断したのか、地面へ潜ろうとする。

 

誰が潜らせるか!お前はここで焼け死ぬんだよ!なんのためにてめぇの背中に乗ったと思ってやがる!

 

俺はリフティールスコルピオスの身体を掴み、翼を動かし、リフティールスコルピオスが潜るのを防ぐ。

 

こ、こいつ結構力強いぞ!結構本気で翼動かしてんのに一切上に上がらねぇ!まあいい、目的は潜らせない事だからなぁ!!

 

俺はひたすらにリフティールスコルピオスに炎のブレスを噴射するが、喉が段々と限界に近づいてきていた。

 

【攻撃スキル、ファイヤブレスのLvが7から8へと上がりました】

 

さ、流石にこんなにブレスを吐いてるとキツくなってきた…だがここで止めるわけにはいかねぇ…!こいつを燃やし尽くすまでブレスはなんとしてでも止めねえ!ここまでやってんだ!あいつも限界が近いはず!

 

「ギイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!」

 

リフティールスコルピオスが悲鳴を上げながら鋏をそこら中に叩きつけ、俺を引き剥がそうと大暴れする。

 

ぐっ…!こ、こいつここに来て本気出してきやがった…!た、耐えろ…こんだけ暴れてんだ!こいつも限界な筈だ…!

 

俺は大暴れするリフティールスコルピオスの身体をとにかく掴み、ブレスを吐き続ける、リフティールスコルピオスが自らひっくり返り、背中を地面へと叩きつけ、背中にしがみついていた俺が叩きつけられる。

 

【耐性スキル、物理耐性のLvが6から7へと上がりました】

 

ぐ…ぉ…やばい…そろそろ限界だ…いい加減……倒れやがれ…!!

 

そう思った時、大暴れしていたリフティールスコルピオスが動きを止め、巨大な鋏の大剣が地面へ力無く落ちる。

 

【経験値を7234得ました】

【セフレールのLvが20から25へと上がりました】

【耐性スキル、毒耐性のLvが5から6へと上がりました】

 

た、倒した…のか…、とりあえず…こいつをどかそう…

 

俺はリフティールスコルピオスの身体をどかし、起き上がる。

 

にしても…ブレスを…あんだけ浴びせて…ようやくか…硬すぎんだろ…てか…喉が痛えし…の、脳に酸素が回らねぇ…息が吸いづらい…無茶しすぎたか…

 

てか…体に…毒も回ってやがる…今どんな状態か…確認しておくか…

 

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セフレール

Lv 25/80

状態 酸欠 毒

HP 216/1003

MP 19/1004

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ギリッギリじゃねえか…とりあえず…少しでもHPを回復させておこう…

 

俺はなけなしのMPでヒーリングを使用し、HPを回復させる

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

セフレール

Lv 25/80

状態 酸欠 毒小

HP 327/1003

MP 0/1004

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まあこんなもんか…毒は少し治ってきたな…限界だし…ここで…寝るとするか…

 

そう考えたと同時に、俺は地面へ倒れ込み、目を閉じた。

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