事故で転生したら最弱のドラゴンになったから成り上がって最強になってやる!!   作:黒 

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43話:謎の感情

この空に飛んでる竜は俺の注意を引きつける囮か…、正直こんな奴ら無視して魔法を撃ってくる術者を狙いたいが…それが出来ない以上、まずはこいつらをなんとかしないといけねえ、出来れば人間とは戦いたくねえが…こうなった以上戦うしかねぇ…!

 

俺は頭上にいる竜に狙いを定め、竜だけを切り裂くように爪を振るう、しかし竜がさらに上へと上昇し、俺の攻撃を避ける。

 

避けられた?確か竜だけに狙いを定めたってのもあるが…掠りすらしねえとは、ステータスを見た感じじゃコイツらを相手取るくらいなら問題ないと思ってたが…考えを改める必要がありそうだ

 

そう考えていると、竜の方から俺へと矢が飛んでくる、俺は咄嗟に腕で矢を防ごうとするが、反応が遅れ、体に矢が刺さる。

 

くっそ、体に矢が刺さっちまった、だがこの程度なら大したダメージにはならねぇ、人間も巻き込んじまうからあんまり使いたくはなかったが…仕方ねぇ、まずは数を減らす!

 

そう思い、俺は口元に炎を溜め、頭上にいる竜にブレスを撃とうとする、それを見て竜がさらに距離を取る。

 

距離を取ってきやがった、俺のブレスが届かない距離まで離れるつもりか、なら飛んで追いかけて…

 

そう考え、俺は翼を広げ飛び立つ、そしてブレスを撃とうとしたその瞬間、俺の翼へ雷が落ちる、雷が翼に当たり、痺れて翼を上手く動かせなくなった俺はそのまま地面へと落下する。

 

ぐっ…!今度は翼に撃ってきやがったか…!随分と的確なタイミングで的確な位置に狙ってきやがる…やっぱり指揮官か何かがいるのは確定と見て良さそうだ…あの頭上の囮がかなり邪魔だな…どうにかしねえといけねえが…

 

俺は翼を動かし再び飛ぼうとするが、先程の雷で翼が痺れ、上手く動かすことができない。

 

翼は多少動かせるが…こんなんじゃ上手く飛べねえ…くっそ、何か遠距離攻撃が使えたら良いが…ブレスが使えるなら翼風刃も使えんじゃねえか?翼も完全に動かない訳じゃねえし、試してみる価値はありそうだ…

 

そう考え、俺は翼を何とか動かし、翼風刃を使うと、風の刃が竜へと飛んでいく、しかし見事に避けられてしまう。

 

やっぱり撃てたな、翼風刃も魔法みたいなもんだと思うが…撃てるってことはおそらく封じられるのは魔法スキルに分類されてるスキルだけなんだろう、とりあえず翼風刃が撃てるのはでかいな、遠距離攻撃があるってだけでも全然違う。

 

だが翼が上手く動かないせいかわかんねえがあんまり速く飛ばねえせいで避けられちまったな、どうにかして当ててやりたいんだが…

 

そう考えていると再び竜から矢が飛んでくる、俺は尾で飛んでくる矢を叩き落とす。

 

本当にめんどくせぇな、空さえ飛べればあんな奴ら敵じゃねえのに…飛ぼうとしたら雷が降ってきやがる…くっそ…どうすれば…。

 

そう考えていると、頭上から矢が飛んでくる、それを再び尾で叩き落とそうとするが、雷の槍が俺の元へと飛んでくる、俺はその場から離れようと足を動かそうとするが、バインドにより動けず、雷の槍が胴体へと直撃してしまう。

 

くそっ!またバインドか!さっきから良いようにやられすぎてる…!このままじゃ殺されちまうぞ…しっかりしろ、落ち着け、こういう時に焦っちゃダメだ、よく考えろ、翼を動かして空を飛ぼうとしたら雷で撃ち落とされちまう…!

 

多分だが、俺が飛んだタイミングで毎回雷が降ってくるのは俺の翼の動きを見て飛ぶと判断し、俺を撃ち落とすために雷を撃ってきているはずだ、少なくとも人間から見て俺の動きはかなり早いはず、俺が飛んでからだとライトニングで攻撃前に撃ち落とすなんて芸当は出来ないはずだ。

 

そうなると、翼を使わずに飛べばいいんだが…そんな事できるわけ……いや、待てよ?飛ぶは無理でも、跳ぶなら出来るんじゃねえか…?

 

そうだ、そうだよ!どうしてこれが思いつかなかったんだ?簡単な話じゃねえか、出力が下がっていようが俺の翼風刃はあいつらにとって致命傷のはず、詰まるところ俺の翼風刃の射程内まで近づければ良いんだ。

 

だが思いっきり跳ぶ構えをしたらバインドか何かで封じてこようとするはず、大事なのは予備動作を作らず、相手に何をする気かを一切悟らせない事、そうと決まれば…

 

俺は体の動きを止め、相手に悟らせないよう跳ぶ方向を確認する、そして足に力を込め、姿勢を低くしたその瞬間に一気に跳躍する、そして跳躍の最高地点にたどり着いた瞬間、翼に力を込め、何とか動かし、翼風刃を放つ、翼から放たれた風の刃が竜の何体かに命中する

 

【経験値を689得ました】

【経験値を189得ました】

【経験値を613得ました】

【経験値を204得ました】

【経験値を638得ました】

【経験値を653得ました】

【経験値を213得ました】

【経験値を621得ました】

【経験値を671得ました】

【経験値を199得ました】

【セフレールのLvが33から34へと上がりました】

 

経験値取得のメッセージと共に、風の刃に切り裂かれた竜が血を流しながら地面へと落ちていき、竜の死体が地面へ着くと同時に俺も着地する。

 

よっし、上手く行ったな、予想以上に上手く行ったな、これで少しだが数を減らせたのは大きい…だが……

 

俺は地面に落ちている竜の死体を見る、そこには、風の刃で竜共に切り裂かれた人間の死体がいくつかあった。

 

…とうとう自らの手で人を殺めちまった、だが、何でだ?人間を殺したはずなのに、悲しいといった感情が一切湧いてこねぇ、それどころか…自分でもわかんねえが、心の奥底で何か変な感情が湧いてきてる、この感情は…なんなんだ…?

 

そう考えていると、竜から再び矢が放たれる、俺は再び尾で弾くが、後ろから矢が放たれ、それが再び体に刺さる。

 

っち、二段構えか、本当に邪魔な奴らだ、今は考え事をしてる場合じゃねえ、まずはこいつらを片付けなきゃな。

 

翼は…よし、だいぶ動くようになってきたな、これなら翼風刃も問題なく撃てるな、じゃあまずはあの邪魔な竜共を蹴散らしてやる。

 

俺は再び竜に狙いを定め、勢いよく翼を動かし、風の刃を放つ、その風の刃が空に居る竜を切り裂いてゆく。

 

【経験値を606得ました】

【経験値を211得ました】

【経験値を629得ました】

【経験値を617得ました】

【経験値を630得ました】

 

ここからでも届くようになったな、このまま翼風刃を撃って殲滅してやりたいところだが…多分そろそろ…

 

俺は翼風刃を撃つのをやめて、その場から離れる、その瞬間落雷がいた場所へと降り注ぐ。

 

やっぱり来たか、そりゃ、そんな簡単に仲間がやられるのは避けたいもんな、これでわかったな、俺があの竜共を倒そうとするとそれを阻止するために攻撃が飛んでくる、そしてこいつらにヘイトっていう状態がついてるって事から考えると、こいつらが全員やられたら自ずと魔法を撃ってきてる奴らの位置もわかるって可能性が高い。

 

だったら尚更さっさとあの竜共を殲滅した方がいいな、もちろん妨害してくるだろうが…そこはもう仕方ねぇ、ライフで受けてやる、一応残りのHPを確認しておこう…

 

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HP 461/1151

MP 783/1284

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思ったよりもHPが少なくなってやがる…回復したいところだが、ヒーリングは使えねえ…でも、俺には再生力がある、再生力で体の傷を回復しながらいけば問題ないHPだ、こっからは俺のターンだ、全員ぶっ飛ばしてやる。

 

 

 

 

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