事故で転生したら最弱のドラゴンになったから成り上がって最強になってやる!! 作:黒
以前苦しい状況なのは変わらないが…光明が見えてきた…!この調子ならゴーレムくらいは倒せる…!ゴーレムさえ倒してしまえばかなり楽にはなる…
それに、さっきから思ってたが、明らかに魔法を撃つ回数が減ってる、流石にあっちもリソースが尽きてきたか、そりゃそうだ、雷魔法や拘束魔法なんて撃ってたらMPにも限界が来る
それに…俺のステータスを下げているこの結界、恐らくだがこの結界、維持するだけでもかなりMPを消耗するんじゃないか?もしそうなら、結界を維持するために俺に攻撃するための魔法が使いにくくなる、いいぞ…少しずつだが確実に流れはこっちにきてる!この調子でいけば勝てる!
俺はゴーレムの動きを注意深く観察する、ゴーレムもこちらを睨んだまま動かない
動きがない…2度もカウンターを決められてどう攻めるか考えてんのか…?いや、自然に発生したモンスターならともかく、こいつは確か称号に人造ってのがあったはず…
人に造られたゴーレムがそこまで考えるか?そこまでの知能があるようには思えないが…いや、あいつには確か自己修復ってスキルがあったはず…なら傷の修復をしてる可能性のが高いか、それならこのまま出方を伺っててもせっかくのダメージが回復されるだけ、ここは攻めるべきか
そう考え、ゴーレムへと一気に距離を詰める、それをみたゴーレムが俺を迎撃しようと攻撃の構えをする
攻撃を構えたな、だがそれはこっちにとってもプラスだ、攻撃に合わせてカウンターで反撃してやればいい、ロックゴーレムの攻撃力自体はさほど高くない、つまりしっかり対処すれば大したダメージにはならない!
俺はそのままゴーレムに大して突撃する、ゴーレムが岩の拳を振り下ろすが、腕でしっかり受け止め、カウンターでゴーレムの顔面をぶん殴る、その一撃でゴーレムの顔のヒビがさらに広がっていき、カウンターの衝撃で体勢を崩す。
「グゴゴ……」
いくら防御力が高くても、ここまで攻撃を喰らい続けたらただじゃすまないみたいだな、最初と比べると余裕がなさそうだ、このまま畳み掛ける!
俺は勢いそのままに、体勢を崩しているゴーレムに対し猛攻をしかけにいく、ひびが入っているゴーレムの顔面目掛け、ひたすらに拳を振り下ろす、ゴーレムの顔面から胴体にひびがさらに広がっていく。
魔法による妨害もない、竜毒だって最初よかマシになってきてる、おまけにゴーレムの野郎は体勢を崩してる、こうなりゃお前みたいな鈍重野郎怖くねえんだよ!このまま砕いてやる!
そう思っていたが、ゴーレムが腕を思いっきり上に振り上げる、なんとか防御は出来たが、思ったよりも威力が高く、ゴーレムとの距離が離れてしまう。
これは…!スキルのロックブローか、距離が離されちまった、思ったよりも威力が高い…!急いで距離を詰めて攻撃しないとせっかく与えたダメージが修復されちまう!
俺はすぐにゴーレムへの距離を詰めてゴーレムに攻撃を仕掛けるが、体まで広がっていたひびが修復され、顔のひびだけになっていた。
んな…!修復の速度早すぎるだろ!やっぱり一気に倒すしかなさそうだな…!
俺は再びゴーレムとの距離を詰め、ドラゴンパンチでゴーレムに攻撃を仕掛ける、それに対してゴーレムも拳を振り下ろす、互いの拳がぶつかり、相殺される。
ぐっ…!攻撃を合わせてきやがった、拳が痛い…ぶつかり合うのは避けたい…なら尻尾ならどうだ!
俺はすぐさま身体を回転させ、ドラゴンテイルでゴーレムの身体を叩く、ゴーレムがその衝撃で怯むが、すぐに立て直して反撃を仕掛けてくる、俺はそれを腕で防ぎ、再びカウンターを発動させ、ゴーレムの身体を思いっきりぶん殴る、その一撃でゴーレムの胴体部分にひびが広がっていく
【カウンターのLvが4から5へと上がりました】
決まった!やっぱカウンターが決まれば一気に崩せる!これならいける!ここで倒しきれ!
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「司令官!こロックゴーレムが押されています!このままではロックゴーレムがやられてしまいます!」
「魔法部隊の残り魔力は」
「あの竜に効くほどの雷魔法を4〜5発程度の魔力しか残っていないと思われます、加えて結界の維持もそろそろ限界がきております!」
「そうか…」
どうする…考えろ、このまま魔法での援護なしだとロックゴーレムは長くは持たない、あの竜に入れた毒が抜けてきているのか、明らかに動きが戻りつつある、かといって雷魔法で奴に攻撃したところであの竜に致命傷を負わせれるとは思えない…
だが何もしなければ、ロックゴーレムは倒され、我らも殺されることだろう…ならば…賭けに出るしかあるまい…
「…魔法部隊!大魔法の準備だ!ロックゴーレムを囮として、奴に全魔力を込めた雷魔法を叩き込む!」
「合図は私がする!合図に合わせて魔法を放て!」
私の指示に従って、魔法部隊が魔力を溜め始める。
チャンスは一度きり…落ち着け、よく見るんだ…ゴーレムに掛けたヘイトのおかげで奴はロックゴーレムを倒すことに執着している、攻撃の隙に撃てば確実に当たるはずだ…!
そうこうしている間に、竜がゴーレムへと猛攻を仕掛けていく、ゴーレムも反撃しようとするが、竜の攻撃で怯み、うまく反撃できない。
だが、竜の攻撃を耐え、ゴーレムが鋭い一撃を竜にお見舞いするが、竜に腕でその攻撃を防がれてしまう、そしてもう片方の腕で、思いっきりゴーレムをぶん殴る、ゴーレムがその衝撃で吹き飛び、ガードしていた腕が砕け散る、だが竜も本気の一撃だったのか、体勢を少し崩した。
今しかない!
「魔法部隊!放てー!!!」
私の声と同時に、竜目掛けて、巨大な雷が放たれた…
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このまま一気に攻めてぶっ壊してやるよ!覚悟しやがれ!ロックゴーレム!!
俺はカウンターで体勢を崩しているゴーレムに、ひたすら拳をお見舞いする、ゴーレムが反撃しようとするが、その度に全力で殴り、怯ませ、反撃をキャンセルする
こうなっちまえばもうほぼ勝ったも同然!だが油断はしない、全てが終わるまで気を抜くな、ゴーレムだって弱いわけじゃない、必ず反撃が来るはずだ…
そう思っていると、ゴーレムが俺の拳を耐え、全力で岩の拳をこちらへと向けてくる
きたな、ロックブロー、落ち着け、これならギリギリ…!
俺は両腕を前に構え、ゴーレムの全力のロックブローを受け止める、腕に凄まじい衝撃と痛みが走り、思わず体勢を崩してしまいそうになるが、なんとか踏ん張る
耐え切った…次はこっちの番だ!これで…終わりだ!!!
俺はカウンターのスキルを発動させ、残る全ての力を拳に乗せ、ゴーレムへと放つ、ゴーレムは咄嗟に腕でガードするが、カウンターの拳がゴーレムの腕を粉砕し、胴体へと直撃する、ひびがさらに大きく広がり、衝撃でゴーレムが吹き飛ぶ、ゴーレムが起きあがろうとするが、もう限界なようで起き上がることも出来ないようだ
ハァ…ハァ…どうやら、もう限界みたいだな、だが、まだ倒せてない、倒しきるまでは安心しちゃいけねぇ、とどめを刺してやる…
そう思った時だった、野生の勘というべきなのか、なんなのかはわからないが、とてつもなく嫌な予感が、俺の脳裏に駆け巡る、ここにいたらまずいと俺の勘が囁く、そうしてすぐに離れようと思ったのその瞬間、視界が光で真っ白になる、次の瞬間、身体が焼けるような熱さで包まれ、全身が痺れて動かなくなる
【雷耐性のLvが4から5へと上がりました】
【麻痺耐性のLvが6から7へと上がりました】
グ……ォ……!これ……は!雷…魔法……!?ちく…しょう…!魔法を途中から撃たなくなったのは……!これを撃つためか……!これは…まずい…!!なんとか…耐えねえと…!!
俺は残るMPを使い、自己再生で少しでもHPを確保する、そうしていると、視界が晴れ、身体が焼けるような熱さが収まっていく、だが身体は限界が近いのか、俺はその場に倒れてしまう
な、なんとか耐えた…か…、今…俺どうなってる…
俺はすぐに自身の状態を確認する。
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セフレール
状態 竜封じ 竜毒(小) 麻痺(大)
Lv 36/80
HP 102/1239
MP 22/1372
攻撃力 1021(ー300)
防御力 1103(ー229)
魔力 1299(ー300)
素早さ 984(ー213)
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ま、麻痺(大)だと…?くそ…通りで身体が…思うように動かない訳だ…!でもなんとか動かねえと…!あのゴーレムはまだ生きてる…!自己修復で復活されたら…まずい!
そう思っていると、目の前で倒れているゴーレムが少しずつ動き始める
くっそ……!やっぱ起き上がってきやがった…!最悪の展開じゃねえか…!
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ロックゴーレム
状態 ヘイト大
Lv 40/40(MAX)
HP 203/1500
MP 0/100
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自己修復でMPは使い切ったか…もうHPもあまり残ってない…だが…今の俺は動けない…このままじゃ…殺されちまう…!動…け…!!!身体!!!
なんとか起きあがろうとするが、身体はほとんど動かない、少しずつ、ゴーレムが近づいてくる、死の足音が、どんどん大きくなっていく
ゴーレムが、俺に振り下ろさんと拳を掲げる。
こんなとこで死ぬのか…?嫌だ…!まだ死にたくない!頼む…!動け‥身体…!!
俺は必死に身体を動かそうとするが、やはり身体は動かない、そして地面に倒れる俺に、ゴーレムの拳が振り下ろされる、激痛が走り、意識が闇へと落ちていく
グ…ァ…こんな…ところで………
………こんなところで、この、俺が、死ぬ?そんなこと…そんなことは……あってはならない、俺は、いや、我は、この世界の頂点に立つ者、動く岩と人間如きに負けるなど…!!ありえない!!!!
【特殊スキル、火事場の馬鹿力が発動しました】
【特殊スキル、不屈が発動しました】
【再生力のLvが3から6へと上がりました】
【ファイヤブレスのLvが7から9へと上がりました】
【ドラゴンパンチのLvが6から8へと上がりました】
【ドラゴンファングのLvが6から8へと上がりました】
【ドラゴンクローのLvが6から8へと上がりました】
【ドラゴンテイルのLvが7から8へと上がりました】
頭の中に声が響く、その瞬間、身体に力が流れだす、さっきまで動かなかった身体が、みるみるうちに動くようになっていく
「オオオオオオ……!!」
腕を地面に立て、身体を起こしていく、背に乗っている岩の拳を押しのけ、立ち上がり、雄叫びを上げる
「グオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
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セフレール
状態 竜封じ 火事場
Lv 36/80
HP 9/1239
MP 22/1372
攻撃力 1021(+370)
防御力 1103(+305)
魔力 1299(+402)
素早さ 984(+321)
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気分がいい…今まで散々やられた分、倍にして返してやるぞ!!
ロックゴーレムがこちらへ向かってくる、そして拳を放つ、だがその拳が直撃する前に、ドラゴンテイルを放つ、腕が粉々に砕け、ゴーレムの胴体が横に真っ二つになり、崩れていく。
こんなもんか…こんなのに苦戦してたなんてな、岩屑が、消えろ。
俺はロックゴーレムにファイヤブレスを放つ、ファイヤブレスの炎でロックゴーレムが灰と化す
【経験値を9469得ました】
【セフレールのLvが36から40へと上がりました】
頭に経験値を得たというメッセージが流れる、そしてそれと同時に、ゴーレムにかかっていたヘイトが解除される
やっと邪魔だったヘイトが消えた、これでようやく人間共の場所がわかる
気配感知で敵の位置を探る、ヘイトがかかってない今、見つけ出すのは容易く、すぐに敵の位置を見つける
そこに飛んでいき、反応があった位置へ一気に降りる、辺りを見回すと、着地の衝撃で人間共の近くにあったクリスタルのような物が割れており、まだ諦めていないのか、武器を構えた人間共が見える
諦めの悪い奴らだ、もう魔法を撃てるほどのMPも残っていない、おまけに近くにあるクリスタル、これが結界を維持するための物だったんだろう、もう結界も消えている、我を妨げる物など何も存在しない、全員、皆殺しにしてやる…!!
そう考え、周囲を尻尾で薙ぎ払う、衝撃で周りにいた人間共が吹き飛ぶ、まだ動ける奴もいるが、殆どが瀕死の状態だった
所詮は人間か、あれだけ好きに攻撃していた癖に、この程度か、憂さ晴らしに、1匹ずつ爪で切り裂いて…
そう考えた時、頭に激痛が走り、振り下ろしかけた手を止める
なんだ…?どういうことだ、皆殺し…?憂さ晴らしに殺す…?なんでそんなことをする必要がある…?殺す必要なんてない、ゴーレムを倒した時点で離脱すればいいだろ…!?一体なんでこんなこと考え…
そう考えているうちに、また頭に激痛が走る
ぐッッ!!くそ、だめだ、いったん頭を冷やさないとだな、ひとまずここを離れねえと…!
俺は翼を広げ、飛び上がり、戦場から離れることにした…