三民族の共和国+α召喚   作:騎兵主義者

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第15話:開戦初期を切り抜け、ロデニウス大海戦を終えて。

 

 

 

 中央暦1639年/救世主暦1955年4月30日

 クワ・トイネ公国 公都クワ・トイネ 政治部会 蓮の庭園

 

 観戦武官としてアウクシュタイティヤに乗り込み、“ロデニウス大海戦“をただ艦橋から眺めていたブルーアイは政治部会から参考人招致の命令を受け、公都クワ・トイネは蓮の庭園に召集され、印刷した報告書片手に戦果報告を行なっていた。

 

「────以上が、ロデニウス大陸沖大海戦の戦果報告になります」

 

 報告者のブルーアイは蓮の庭園にて席に座るカナタ首相に、政治部会の一員へ、共和国の援助で公都に設置された印刷所の印刷機を用いて印刷して配布した報告書を用いて報告をするところまでは良いものの、政治部会はその報告をどうにも信用しきれないでいた。

 少しの沈黙の後、1人が口を開く。

 

「なるほど?リェタヴァ大公国の海軍はたった56隻でロウリア艦隊4400隻に挑み、目視での視認が不可能な距離から2000隻程を撃沈し、航行不能船591隻は乗員を待避させてから水没処理にしたと?

 さらには飛竜250騎の攻撃に関しては、そもそもロウリア艦隊の上空で全騎撃墜した、と………

 挙げ句の果てには56隻いる中で全艦が一切の攻撃を受けることもなく、繰り出した飛行機械もせいぜいが些細な問題くらいで、損害などは皆無で。当然ながらそんな状況なので人的被害も存在せず。精々がレヒスカ陸軍やルテニア空軍の補給物資を積んだ共和国の輸送船をリェタヴァ海軍が接収して三民族の共和国が有する輸送船の数隻が一時的に使えなくなったぐらい………………

 そして、我が国の艦隊は出る幕もなく、出航準備は杞憂に終わった………………

 いくらなんでも、おとぎ話にしたってできすぎた話じゃあないか?政治部会で、観戦武官の君がわざわざ嘘をつくとは思っていないが、この件に関してはいくらなんでも現実離れしすぎて、信じようにも信じられないのだよ………」

 

 そう口を開いた1人が話し終えると、グラスの水を飲み干し、空になったグラスに、卓上の水差しを手に取って水を注ぐ。

 誰も彼もが信じ難い戦果を引っ提げた大公国艦隊の戦果報告を受けて出てきたのは同じ感想であり、更には観戦武官のブルーアイもその言葉に対して静かに頷くことで同意している。

 再びの沈黙の後、先程と別の人物が書類に目を通しながら口を開く。

 

「確か、リェタヴァ大公国が送った本国艦隊なる艦隊の戦い方は我々やロウリアがよくやる接舷切り込みや衝角突撃ではなく、大砲なる兵器を使って遠距離からの射撃を行い、さらにはかの飛行機械も投入して飛竜と艦隊の多くを撃沈し、飛竜を全滅に追い込んだ………………

 少なくとも三民族の共和国の艦隊が使用した大砲なる武器とは、パーパルディアが使うような“魔導砲“を科学技術によって順当に発展させたものではないでしょうか?それからあの飛行機械ですが、あれは“ムー“が持つような飛行機械を同じく順当に発展させた物でしょう」

 

 とある1人の、列強国の軍備に詳しい人物が、自身の見解を述べる。

 それは、実に正しい推測であった。

 が、そもそも先の海戦における戦果があまりにも桁違いすぎるため、どうにも議論が活発にならない。

 この状況を打開するため、カナタ首相はブルーアイを退出させて話題を変えにかかる。

 

「いずれにしても、この海戦においてリェタヴァ大公国艦隊が勝利し、ロウリア艦隊に大打撃を与えてくれたおかげで我々は当面海からの侵攻に怯える必要はなくなりました。

 まだ1000隻以上は残っているでしょうが、それでもロウリア海軍の活動は低調にならざるを得ないでしょうし、あのような規模の艦隊を再建するのは難しいでしょう。

 で、あるからこそ、我々はこの機会を活用して陸の方で動く必要があるでしょう。軍務卿、陸での戦況はどうなっていますか?」

 

 話題を変え、軍務卿に現在もクワ・トイネ公国内にて続いてる陸戦の戦況を訊ねる。

 軍務卿は、これまでの種々の偵察や、放った密偵からの情報に加え、共和国遠征軍司令部から提供された、最新の詳細な戦況が細かく丁寧に記載された地図等の情報を参照して報告と、新たな作戦計画の概案を述べる。

 

「現在ロウリア王国軍はギムとエジェイに繋がる街道を除いたギムの全方位を包囲しており、ギムに籠る西部方面騎士団と青軍はそこで激しい防衛戦を戦っているとのことです。

 また、エジェイ方面でもギムを包囲しているものと、エジェイ方面へ進軍するものとで別れ、複数に分散した部隊がエジェイに近づくにつれて、集結しつつあるとのことです。

 ただしこの分散した部隊の一部はノウ将軍率いる西部方面師団から抽出された遊撃戦隊とレヒスカ王冠領陸軍の第1機動打撃軍による攻撃を受けて幾らかのロウリア王国の部隊を壊滅させて、多くの捕虜を獲得したとのことです。

 なお現在軍部の方ではノウ将軍を中心に、この状況を打開するべくギム=エジェイ間での攻勢計画が策定されており、レヒスカ王冠領陸軍の支援を受けてクワ・トイネ公国とロウリア王国の国境線まで敵軍を押し戻す予定になっております」

 

 ここまで言い終えた軍務卿は、新たな作戦計画が──それも、攻勢計画が──立てられている事に少しばかり政治部会がざわついているのを横目に、カナタ首相の言葉を待つ。

 カナタ首相が軍務卿に三民族の共和国の動向を訊ね、軍務卿がそれに応えようとしたところで1人の外務局職員が書類の入った封筒片手に闖入する。

 突然の闖入者に政治部会は件の人物に目をやるが、カナタ首相は封筒の中身──共和国遠征軍司令部からの連絡書類──、その内容を読み上げるよう彼に指示する。

 

「ふむ………三民族の共和国、彼らの動向はわかりますか?」

「はい、三民族の共和国の動向ですが………」

「失礼します、共和国遠征軍司令部より連絡書類が届きました!」

「ふむ………読み上げろ」

「はっ!内容ですが、『現在我々は作戦行動上必要な鉄道及び道路整備の終了によって補給線の確立が終了した。また本国より新たに追加戦力が派遣されたため、ロウリア王国に対する新たな作戦計画を策定中である』とのことです」

「………なるほど、彼らと調整を重ねる手間が省けました。これならば我々が策定中の攻勢計画。それをいくらか手直しすれば、ロウリア王国に強烈な一撃を加えて、講和の席に就かせることもできるでしょう」

「これは僥倖ですね。軍務卿、あなたはいますぐに軍部に赴き、現在策定中の攻勢計画を完成させなさい。それが終わったら、共和国遠征軍司令部にその攻勢計画を見せ、可能であれば共和国軍の攻勢参加を取り付けてください」

「了解!」

 

 それは、彼らにとって、実にタイミングが良く、そして喜ばしい報告であった。

 さらに付け加えるならば、今後の攻勢計画においてクワ・トイネが主導権を手にすることすら可能になりうるものであった。

 それを見抜いたカナタ首相は急いで軍務卿に命令を下し、政治部会を後にさせて軍部へ走らせる。

 

 

 

 

 

 中央暦1639年/救世主暦1955年4月25日

 ロデニウス大陸 ロウリア王国 王都ジン・ハーク 飛竜飛行場

 

 全力出撃した250騎もの竜騎士隊から、最後の通信が入って3時間。司令部は重苦しい空気に包まれ、頭を抱える者、俯く者、放心したように口を開けっぱなしにしたまま天井を眺めるだけの者がただそこにいた。

 東方征伐海軍と合流した、艦隊は長距離からの攻撃を受けている模様との報告。その次に入り込んできたのは、「太陽から火吹き矢(対空ロケット)が飛んできた」なんて報告であり、その報告とそれに続く悲鳴だけが援護に出した竜騎士達との最後の交信であった。

 問い合わせに答える者もなく、通信先はただ死んだように沈黙を保っている。

 そして、さらに時間が経過した後も、出撃した250騎は、1騎も帰ってくることがなかった。

 

 パーパルディア皇国から多大な援助を受けて揃えた4400隻もの大艦隊に、250騎の飛竜。

 ──それが、多くの船が叩きのめされ、飛竜に関しては全騎が未帰還と来た──

 これは、司令部の彼らにとって、最も考えたくないこと──竜騎士隊の全滅──を脳裏に浮かばせるのには十分であった。

 このような惨状を、どのようにして大王に報告したら良いのやら………司令官は、思考がパンクしてふらつき、失神する。幸いにも司令官は周りの部下に支えられ、椅子にゆっくりと座らせられることで、怪我を負う心配はしなくても良くなった。ただし最も大きな心配の種は潰えていないのだが。

 

 

 

 

 

 中央暦1639年/救世主暦1955年4月31日

 ロデニウス大陸 ロウリア王国 王都ジン・ハーク ハーク城

 

 ハーク城の一角、大王ハーク・ロウリア34世の寝室。彼──ハーク・ロウリア34世──はベッドの上で、毛布にくるまりながら震えていた。

 先週にマイハークへ針路を向け、勇壮に出航したはずの東方征伐海軍。それが、三民族の共和国なる新興国の艦隊に攻撃されて2963隻を失い、更には飛竜250騎、その全てが艦隊の上空で撃墜された。

 そして、その攻撃は目視での視認が不可能な距離から行われた。

 ガシュガシュガシュなんて大きな音を立てて飛んできた巨大な攻撃が一発海面に当たるだけで、近くにいた船は皆消し飛んだ。

 飛竜は“鉄竜“なるものが放つ火吹き矢なんてものでその火吹き矢の近くにいた飛竜は撃ち落とされ、生き残りはドドド!と大きな音を連続で立てながらその“鉄竜“より放たれる光弾で射抜かれて全騎が撃墜された………

 そんな荒唐無稽な報告を彼は信じようとしなかった。いや、信じたくなかったのだ。

 

 だけれども、彼はその一見荒唐無稽な報告を信じざるを得なかったのだ。

 何せ生き証人は大量にいて、その証人の全てが同じようなことを語ったのだから。

 彼は、何か恐ろしい存在を敵に回してしまったのだろうかと恐れ、再び毛布にくるまりながら震える。

 

 しかし、彼は一つ考えた。

 

 ロウリア王国の──質はともかくとして──数少ない誇れる特色である、人的資源の多さ。それに目をつけたのだ。

 海戦や空戦は数も重要であるが、それ以上に質が重要である。しかし、陸戦に関して言えば、重要になってくるのは頭数だ。

 そして、現在の我々は緒戦で幾らか消耗したといえど、それでもまだまだ陸戦に限れば戦える状態である。

 ならば、陸戦でなんとか巻き返しを図れないだろうか?

 

 ………確かに、技術レベルの差を埋めるにあたってとにかく頭数を揃える、というのは有効な手段ではある。

 それが、ある程度のレベルまで、ならば現実世界の歴史において似たような例は多く存在している。

 具体的には、ズールー戦争の“イサンドルワナの戦い“が良い例となるだろう。

 この戦いは、当時植民地の拡大を続けていた大英帝国軍が、南アフリカの部族である“ズールー族“に敗れた戦いである。

 負けた理由には「野営地にて塹壕を掘ったり、輜重車で簡易防壁を築くなどの防御策を取らなかった」や「砲兵部隊や自軍の装備する武器に甘えて慢心し、油断していた」、と言ったものに加えて「司令官のチェルムスフォード卿が部隊の半分を率いてズールー軍の陽動部隊を追いかけた」。そして最後の一押しに「そもそもズールー族の戦士は鉄の槍と牛革の盾しか装備していないとはいえど、英軍2000に対してズールー軍は20000が投入されていた」、「ズールー軍は機動力に優れ、地の利を有していた」、と言った理由によって英軍は最終的に野営地にて包囲殲滅され、英軍は屈辱的な大敗を喫することとなったのである。

 ………とまあ、このような事例があるために数で技術レベルの差を埋める選択肢自体は悪い選択ではないものの、そもそもその技術レベルの差自体が圧倒的なものであった場合、その差を埋めるためには膨大な血と死体を必要とする時点で、ロウリア王国に勝ち筋はないものであった………

 せめて、マスケット銃を持った戦列歩兵があれば少しは戦局が変わっただろう。そもそも、銃や大砲が剣や弓矢を戦場の主役から追いやったのは、銃や大砲は「訓練と兵士の補充が容易である」という利点を持っており、少なくとも銃を保持して撃つことさえ出来れば誰でも兵士に仕立て上げられるのが銃という武器の利点である。

 そうでもなければ素人の寄せ集めである““フス派“が"フス戦争"にて弩、銃の原型であるハンドキャノン、大砲を装甲馬車と組み合わせた戦術を用い、当時主流であった騎士の突撃戦術が完膚なきまでに叩きのめされることはなかったであろう。

 なおフス派の末路だが、根拠地であるボヘミア(チェコ)の人口が減って荒廃し、更にはフス派での内部抗争が発生した。挙げ句の果てにはこれまで多大な支援をしていたポーランド王国の国王が、“ヴワディスワフ2世ヤギェウォ“から“ヴワディスワフ3世ヴァルネンチク“へと代替わりして支援を打ち切られ、またポーランド王国内でのフス派の略奪行為に手を焼いたポーランド王国政府が“グロトニキの戦い“でポーランドにおけるフス派を壊滅させたことで、フス戦争は完全に終結した。

 

 閑話休題。

 頭数を揃えれば技術力の差を埋めることが可能である。そう判断したハーク・ロウリア34世は、微かな希望の見える蜘蛛の糸を掴み取った………かのように思われた。

 それが、人命をただ意味もなく擦り潰すだけになるとも知らずに………

 

 

 

 

 

 中央暦1639年/救世主暦1955年 4月〜5月頃?

 フィルアデス大陸 パーパルディア皇国

 

 大陸の南半分が“第三文明圏“となる“フィルアデス大陸“に位置し、その殆どを占めるパーパルディア皇国。

 その首都である“皇都エストシラント“に建屋を構える“国家戦略局“の一室では、数人の男が話していた。

 

「………三民族の共和国、か………聞いたことのない名前だな」

「どうやら、その国はロデニウス大陸の北東方向に位置する新興国家の模様です」

「ああ、それは報告書を見ればわかる、わかるのだが………そのような国家は今まで存在していたのか?大体、ロデニウス大陸から1000km程離れた場所にその三民族の共和国とやらが存在するのならば、我々がこれまで一度も気がつかなかったのはおかしいことだと思わないかね?」

「あの辺りは海流や風が乱れておりますので、船の難所となっております。近づく船が少なく、更にはそこで消息を絶ったのならば、わからなかったのも無理はないでしょう」

 

 議題は三民族の共和国と、観戦武官として国家戦略局がロウリア海軍に送り込んでいた“ヴァルハル“からのありのままを記した報告書にて記載された、先のロデニウス大海戦の結果についてである。

 まあ三民族の共和国、その存在がこれまでわからなかったのは、そもそもその辺りの海域が船の難所であり、そのような海域で、あまりにも見え透いた危険を踏み抜くこともしなかったためにわからなかったのならば、致し方はないだろう。

 

「しかし、文明圏から離れた蛮地で、海戦の戦術も極めて野蛮なロウリア王とはいえど、だ。たかが56隻に3000隻も沈められるとは、いささか現実離れしすぎてはいるが………最近流行りの放送を流しているのがその三民族の共和国だとするならば、そのような結果になるのもそれなりに無理はないのか…………………?」

「確かに、あの放送がなければ、我々は観戦武官から送られたこの報告を一蹴したでしょう。ここは一度彼を別の人材と交代させて、三民族の共和国の調査に彼を割り当てましょう」

 

 次に話題は観戦武官の“ヴァルハル“が送った報告書の内容に移るが、一見荒唐無稽なこの報告書の内容を鵜呑みにはしなくとも、彼らはある一つの前提条件がある為に、三民族の共和国に対して一つの推測を導き出す。

 ────ただし近頃ではパーパルディアを始めとする第三文明圏、更には“第二文明圏“やこの世界において最強格である“神聖ミリシアル帝国“が存在する“第一文明圏“のような、遠き世界の果てから果てに至るまで。音楽や声劇に朗読番組、三民族の共和国の情勢、そしてロデニウス大陸での戦況だったりを放送している“共和国国際放送“の放送を聞くのが流行りつつあり、この放送を聞いた人々は放送越しに語られる姿しか知らない三民族の共和国の姿を各々の脳内で思い描いていた。

 この放送、更には世界中で。それも西側に位置する“第二文明圏“の、魔法文明国だけでなく、機械文明国の“ムー“においてもこの放送を聞くのが流行している。だがそれは言い換えるならば、世界の遥か遠くにまで放送を、それも娯楽の意味合いが強いような放送を、魔導技術と機械技術の二つを併用して届かせる技術力を有しているのは確実であり。

 結果として、彼らは“ヴァルハル“を使って三民族の共和国を調査することに決め、ロウリアに対する援助は継続しつつも詳細な情報が集まり次第皇帝へ報告する方針に舵を切る。

 

「ああ、それが良いだろうな。少なくとも“ヴァルハル“なら正確な報告を送ってくれるだろうし、ここは彼に三民族の共和国とやらの調査を一任するとしよう」

「………ですが閣下、我々の100門級戦列艦“フィシャヌス“が仮にロウリアと戦うとした場合、相手から沈められることはありません。距離2kmで、大砲の弾が続く限りロウリア艦を撃沈できます。

 いずれにせよ、三民族の共和国がどのような戦い方をするのかは知りませんが、少なくとも彼らはすでに大砲を製造し、大規模に配備していると判断した方が良いかもしれません」

「大砲を作れる技術力を持ちながら、今までロデニウスや周辺国家に侵略しなかった理由は不明だが、これらの事実から考えるに、少なくとも技術は我らパーパルディアと近いのかもしれんな………」

 

 三民族の共和国による大々的な軍事介入。これが彼ら国家戦略局の推し進める国家戦略である資源獲得。その一環であるロデニウス大陸でロウリアによる統一事業の達成で得られると目論んだ資源を対価とした多大な援助。

 この政策が失敗すれば彼らにとって命取りになりかねない存在ではあるものの、それ以上に彼らの主君である若き皇帝“ルディアス“にこのことを伝える必要性があるだろう。

 その結果が、若き皇帝ルディアスの、そして一輪の銀薔薇が引き起こした事態がパーパルディア皇国の破滅に繋がるとも知らずに………………

 

 

 

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