ホラー映画の代名詞貞子さんの痛烈ホラーコメディ!
人を呪いたい貞子さんの奇妙な冒険譚である(笑)

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はじめましての人ははじめまして。
お久しぶりの人はお久しぶりです!

なんかちょっとネタが湧いたので書いてみました。


貞子さんは呪いたい

貞子…

 

それはテレビから這い出る幽霊をイメージする人が多いのではないだろうか?

 

ホラー界のメジャーな存在、呪いのビデオ、なんか井戸から人が出てる…の、あれである。

 

しかし貞子さんは元々は人間であり、それがなんやかんやあって人に対して恨み憎しみを抱えて、人を呪い殺す事に決めた貞子…

 

既に何人かは呪い殺しており、それが数十年は続いた頃…

ビデオテープが廃れ始めDVDが主流になり、遂にはBlu-rayなるものの存在が出始めた。

 

貞子は思った。

これでは駄目だ。ビデオテープの呪いは強力だったが時代に合わせなければ人を呪い殺せない。

 

そも、ビデオテープを使って殺せた時代は既に過去の扱いだ…いや、まぁ…霧の奥に招待された時はビデオテープが入れられるテレビが乱雑に置かれた場所とかもあったが…

 

いや、あれ近付いて呪力で殴ってたような…必ず人が四人いたし、何なら呪い殺すより酷い事したような…(フックに吊るしたり)

 

不思議と頑丈な四人と鬼ごっこみたいなことにも興じたものだ…

 

 

しかし、それでもやはり貞子は感じた…まだ人を呪い、殺したい。

恐怖と絶望を感じさせて人を殺したい。

 

私の復讐を…怒りを…奴らに与えたい。

ならばどうするか…

 

DVDやBlu-rayとやらに対応するしかない。

 

なに、私の呪力ならばそのぐらいは容易いだろう。だが呪いを与える相手はランダムになる可能性が高い。

 

DVDやBlu-rayに私の呪力を潜ませるのは良いが言ってしまえば、観れば発動する。つまり複数人同時に観られても私自身は一人だから同時には召喚できない…なに?映画には複数人いた?

…気の所為だ。

 

あれは物理的に攻撃するナニカだ。私は呪いの力で攻撃するのが『貞子』だと思っている。

 

物理で殺しにきたらそれは違う恐怖だろう…

私が見たいのはどうにもならない事への恐怖であり、物理的にくる恐怖ではない。

 

そう、断じてないのだ。

 

まぁ長々と話したが結果、私こと貞子はやはり呪い、幽霊、恐怖的なことを演出しつつ人を殺したいのだ…

 

わかるかな?これを見ている諸君…

 

わかるよな………?

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………………………………………………ワカレ…っ!

では早速準備をして最初の一人を呪い殺していこうと思う…

 

やはり最初の演出は井戸から這い出る所だな。

 

だんだん近付いて行ってテレビから入って見ている人間に呪いを与えて恐怖を演出しつつ殺す…うむ、やはり私はこういうのが良いのだ。

 

物理的に殺すホラーなんざ別の先輩後輩に任せるべきだな。チェンソーだったり、包丁だったり…いや、シェイプさんはある意味両方の恐怖を併せ持ってるけども…………っ!

 

 

反応あり!

 

誰かが私のBlu-rayディスクを再生している!

 

ならばここからは語るまい…私の生き様を、恐怖と共に見るがいい!

 

 

 

 

 

 

 

 

「呪いのビデオねぇ…」

 

 

この男はとあるレンタル屋でホラー系のBlu-rayディスクを借りて家で観ようと一つのディスクを借りた。

 

まぁ、言わずもがな貞子の呪いたっぷりのディスクである。

 

「何かこれ妙な霊力を感じたから気になって借りちまったけど……」

 

男は右手の袋を顔の前に掲げながら、ディスクをみる。

 

そう、男は感じていた。この妙な霊力の反応があるディスクを…

 

「虚とかの霊力とは違うし、死神特有の霊力でもねぇ。つか霊圧感じねえしな。」

 

霊圧やら霊力やら言っているこの男…オレンジ色の髪をしており、胡散臭そうな目でディスクを見ていた。

 

「まぁ、一般人に渡ったら危ないだろうし、確認してみるか。」

 

 

そう言ってその男は家に帰宅し、例のディスクを再生した…

 

「ん?……なんだ?井戸?」

 

 

ガッーガガッー

 

「!井戸から人が………?」

 

 

ユラ……ユラ……

 

「近付いてきた…だと?それに…少しだけだが…霊圧を感じる!!」

 

 

画面の井戸から這い出てきた白服の髪の長い女がテレビから這い出てきた…

 

 

「っ!?嘘…だろっ!?こんなのが一般人と会っちまったらっ!!」

 

アッ…アアアアァ゙…

 

「虚よりたちが悪いかも知れねぇ!」

 

この時貞子は思った…

 

一般人やらホロウ…?とやら…何を言っているのだ?

 

と。

 

だがやることは変わらない。このオレンジ色の髪の青年を呪い、殺す。

 

掌に呪力を溜め込み……

 

我が呪いの力を受けるが良い!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「月牙天衝!!」

 

 

カッ!!

 

眼の前が青白い光に包まれた…………

 

 

 

はっ?

 

 

「あっぶねぇ…変な攻撃されたからつい反撃しちまった。」

 

 

なんだコイツは……私の呪いをかき消した…

 

と言うかコイツの服装が黒い……袴みたいなものになっている

 

そしてそのでかい出刃包丁みたいな剣はどっから出した?

 

「悪ぃけど…人に悪さする悪霊は黙って見ておくわけにはいかねぇんだ…」

 

 

そしてなんだこの霊力は………

 

 

いや、まてこの服装と言い、剣…いや、刀か?これと言いまさかこいつは……!?

 

 

「一応名乗っておくぜ。

 

 

 

 

死神代行、黒崎一護だ!」

 

 

やっ…ちょっ……まっ!!?

 

 

「こんな方法で人に危害を加える奴がいるとはな。虚とは別の存在なんだろうが…」

 

 

コイツ!?死神だったのか!?

 

まずい!霊力とか霊圧の差がやばいとかのレベルじゃない!

 

けっ、消される!?

 

「悪いけど、てめぇを切るぜ。

 

月牙…」

 

 

テレビを使ってワープを…!?

 

「天衝!!」

 

 

ひぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よ、良かった…逃げ切れた……

 

ふ、ふざけんな…なんであんなでたらめな奴があんなところに……

 

私は人を呪い殺す最強の怨霊だぞ…?

 

恐らく日本ではメジャーな存在の貞子だぞ…?

 

それをあんな簡単に呪いを消し飛ばすわ、私すらも消し飛ばそうとするわ…なんてめちゃくちゃなやつだ…

 

 

この町で活動するのはやめよう…命がいくつあっても足りない…

もっと…ちゃんとした一般人が居るところに移動しよう…死神なんて幽霊キラーEXだぞ?

 

もう駄目だ…おしまいだぁ…勝てるわけがない…

 

 

次は…次こそは!やってやる!  

 

私は間違えない!次こそは!

 

 

 

 

 

 

貞子さんは間違えない!




貞子さんの明日はどっちだ!

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