児ポ法に抵触しないのでは?
一応、俺はツクヨミの保護者という立場になっている。
俺の父親は離婚し、父親の再婚相手の連れ子がツクヨミだった。
幼くして女の色気を漂わせるツクヨミに俺の父親は徐々に魅了されていき、性的なスキンシップを半ば強要するようになった。
無論、辛うじてスキンシップと呼べないこともないギリギリのラインであったが、それは時間の問題であり、何よりも前の夫の暴力に苦しんでいた母親が再婚してやっと掴んだ幸せが自分の溢れんばかりの妖艶な魅力によっていつ壊れてもおかしくない砂上の楼閣であることを告げることは残酷すぎる事実であると、幼くして聡明なツクヨミは理解していた。
そんな健気な従姉妹を放っておけなかった俺は、ツクヨミを半ば攫うようにしてこの遠い田舎町までやってきて今に至るのだ。
何その無駄に凝ったカバーストーリー。
それが戸籍上なんだかまかり通っているのだから、元野鳥とはいえ流石の神様パワーというのだろうか。
それはともかく、ツクヨミは幼くして男を狂わせる魔性の女であるらしい。
そして、俺はそんなツクヨミを救い出した王子様らしいのだが、そのカバーストーリーの解釈次第では、俺もまたこの幼女に魅せられた男の一人という認識になりはしないだろうか。
今のところ、俺のアパートにパトカーが来ていないところを見ると、一応は健全に兄妹だと思われているようだが油断は禁物だ。
そして、学生とはいえ小学生の唯一の保護者となっている俺は当然保護者参加が求められる行事には呼ばれることになる。
三者面談しかり、授業参観しかり、運動会しかり。
「そんな嘗め回すような目で見ないでくれるかな?ここは公衆の面前だし、神聖な学び舎なんだ。どうしてもと頼むなら家で着てあげるよ?」
ふふんとやけに得意げなクソガキもとい白豚改め肉まんこと義妹(戸籍上)であるツクヨミは『5-2斉藤』と書かれた体操服に紺色のブルマー。
ブルマーである。
何故?
過去の遺物だろうもはや。
雨宮吾郎の頃だって見た覚えが無いぞ。
というか、こっちはシートに座ってるせいで、目の前に立たれると視線の先がブルマーの紺色一色だからやめて欲しい。
「目の毒かな?」
「成人男性に股間を見せつけてる痴幼女だって思われたいなら続けるか」
「……ッ!!!」
顎に膝を貰った。
体重の乗った良い膝だ。
「…んで、お前の仕業かこれは」
「鋭いね。よくわかったね。褒めてあげるよ」
シートに座り、弁当箱から唐揚げを一つ取り出しながらいつもの上から目線のツクヨミ。
唇に米粒付けて何偉そうに言ってるんだこいつは。
「お前がドヤ顔してる時は大抵やらかしたときだからな」
「ん」
唇についた米粒を取ってやりながら周囲を見渡せば、世代ではない人間からすれば辱め以外の何物でも無い古の遺物に身を包んだ小学生達がそれぞれ広げたシートの上で保護者達とお弁当を挟んで歓談している。
少女たちの表情に恥じらいは無い。少なくとも彼女達は自分の身に着けている服が恥ずかしいものであるという認識は無いようだ。
「これも神様の力ってやつさ」
神様の力の無駄遣いにも程がある。
「感謝してよね。見なよ。我が校の生徒は父兄も教師も含めて誰一人疑問に思うことなくブルマー姿を受け入れている。これが神の力だよ」
女生徒とばっちり過ぎるだろう。
見てみろ、小学6年生の子達なんて、最近は発育も良いから軽くそういうプレイの一貫にすら見えてしまっている。
「秋の夜長を寂しく過ごす君にぴったりのオカズだね」
「おい、冗談でもやめろ」
「けど、流石に我が兄が性犯罪者になるのは忍びないから、私のブルマー姿だけで満足しなよ」
「やめろ、やめろ、やめろ」
こちらをチラチラと見ているお母様方や先生方の視線が怖いんだよ。
「あれは君にどうやって粉を掛けようかと探ってる目だから大丈夫だよ」
「それも嫌だなおい」
「安心しなよ。周囲には兄は義妹しか見えてないって触れ回ってるところだから」
「なるほど、女生徒からの好奇心に満ち満ちた眼差しはそれが原因かOK」
3個目のおにぎりを頬張りながらやけに誇らしげなツクヨミがムカつく。
コイツ午前中は玉入れくらいにしか参加してなかったんだから、腹なんて減らないだろ。
「元々シスコンだったんだから、対象が双子の妹から幼女になったとしても誤差だろう?」
「ストーカー行為を純愛と呼ぶレベルの暴論過ぎる」
「合意ならプレイの一貫さ」
逮捕されたストーカーの決まり文句だろそれ。
「ところで、まだ感想を貰ってないんだけど」
「それよく似合ってるって言ったら変態認定されるよな」
「似合ってないかな」
「違和感の有無で言えば無いな」
「ほほう。劣情を煽られたと」
「飛躍しすぎだ。年相応に見えはするな」
大人びてるとなんかのプレイに見えるし。
卑猥さが無いのはやはりこども故か。
しかし、一つ気になるとすれば。
「お前、裾は入れない派なんだな」
「……」
「いや、何で今更手で隠すんだよ」
顔を赤くしてお腹を押さえるが、今更過ぎだろう。
散々さっきからヘソが見えていたというのに。
「てっきり見せてんのかと思ってたんだが違ったのか」
「想像以上に君がマニアックな視線を向けていたと知ってたじろいでるよ。もしかして、今日が私の乙女としての命日なのかな」
「何言ってるんだ」
「つまりロストヴァ…」
「おい馬鹿黙れ。言葉の意味を聞いてるんじゃねーんだわ」
「だってそうだろう。義妹の体操服から見えるおへそを堪能しつつブルマーから覗くカモシカのような脚を舐るように観賞する義兄だなんて。家に帰ったらブルマー姿でI字バランスや開脚を中心としたストレッチを強要されてからなし崩し的に純潔を散らされる…ってこの前読んだネットコミックであったよ」
「お前また勝手にFA〇ZAで買ったよな?購入リストがロリ系と兄妹モノばかりなんだが」
「安心しなよ。バランスを取るために熟女モノも購入してるから」
「何一つ取れてねーよ。歪な癖が一つ増えただけだろう」
近親相姦と熟女モノから母子相姦モノがおススメに上がってくるんだわ。
気まずいんだよ。義母モノとか特に無性に気まずいんだよ。
『ぶっかけ義妹、お兄ちゃんのミルクもっと飲ませて~ん』と『淫ら母こくまろ生搾り一本』がおススメに羅列されるのもはや地獄なんだが。
うっかり学校でFAN〇Aが開けねーだろ。
「学び舎でF〇NZA開くのもどうかと思うけど?」
いきなり正論を吐くんじゃないよ。
「あの、ツーちゃん、午後のフォークダンス一緒に踊らない?」
ムカつくので今度の弁当はウインナーとちくわきゅうりの割合を逆転させることを心に誓っていると、なかなかにイケメンな少年が現れた。
っていうか今どきこの学校まだ運動会でフォークダンスやってるのかよ。
「神様パワーでちょちょっとね」
濫用しすぎだろ。
「どうして私?」
「ツーちゃんが一番可愛いから…じゃダメかな?」
ガキのくせになかなかキザッたらしい物言いをする少年だ。
それはそれとして、眼科に行くことをお勧めする。
この肉まん(日焼けが薄くなってきたので焼き豚から肉まんに昇格)が一番可愛いってマ?
思考を読まれたのか、蹴りが入った。痛ぇ。
「ふぅん…君なら色々と誘いがあるんじゃないかな?」
「あったけど、僕はツーちゃんがいいな」
おーおー、イケメンはモテるな。
個人的には若いうちにはいろいろな女の子を試してみることを勧めるけれど、彼は自分に相応しい女の子を選り好みするタイプらしい。
それが好きな子とイコールなら良いんだが…
「私たち話したことなかったよね?どうして突然」
「だって、ツーちゃんが一番モテるじゃないか」
マジかよ。この学校の男子大丈夫かよ。
或いは学校生活におけるこいつの猫が途轍もなく可愛くて分厚いのかもしれない。
「まぁね。私は可愛いからね。ねぇ?お義兄ちゃん?」
俺に振るな。
しなだれかかるな。
甘ったるい声を止めろ。
ほら見ろ、少年が俺をとんでもない目で見てるから。
ルビーがアイの仇を見てた時の目にそっくりじゃん。
俺通報されんじゃないかこれ?いや、兄妹だから大丈夫か。大丈夫だよね?
「けど、お生憎様。私は君に興味が無いんだよ」
「え?」
ふふんとせせら笑うツクヨミ。いやぁ実に悪い顔だ。
少年は何を言われたのか理解ができない(したくない)顔から一転して、かわいそうな程に狼狽え始めた。
こんな振られ方したら少年トラウマになるだろ。
「おい、言い方が…」
「それに、むやみに男子に触れるとお義兄ちゃんにお仕置きされちゃうんだ。もう、今の時点でお仕置きは確定さ。あ~あ、これは今日は寝かせてもらえるかな~」
「え?」
少年の「え?」がさっきとは明らかに異なる意味を帯びている。
嫉妬と憎悪よりも得体の知れない物…っていうか変質者を見る目で俺を見ている。
「ほら、話合わせてよ。私に向いたヘイトをちゃんと受け止めて。いじめに発展してもいいのかい?」
お前、マジふざけんなよ。
最初から素直に踊っておけばいいだろうが。
「私の身体の隅々まで全部、君のものだろう、おにいちゃん?」
初耳ですが。
「どうしたんだい急に前かがみになって?何か私で想像したのかな?」
「まさか…そんな…ツーちゃんが…刀鬼と鞘姫みたいなことを」
「ああ、先週号だね。刀鬼の刀を鞘姫の鞘に納刀抜刀納刀抜刀してた。ふふ、想像に任せるよ」
「納刀抜刀…納刀抜刀納刀抜刀…納刀抜刀納刀抜刀…うわわぁぁぁぁーーー!!!」
少年は奇声を上げながら去っていく。
小学5年にして、脳を破壊されたような声を上げる彼の今後にただただ憐憫の念を禁じ得ない。
っていうか、今東京ブレイドそんなことになってるのかよ。
「今、2.5次元やったら黒川あかねと濡れ場を演じることになってたかもね」
「舞台でするかよ。俺はあの子が通報しないかが気が気でないぞ」
「そこは神様パワーでどうにかしておくよ」
傍若無人にもほどがある。
何様だよコイツ。
いや、神様だったわ。
⬛ツクヨミ
アクアとフォークダンスが踊れて満足。
アクアの受けが(ツクヨミ目線では)良かったので部屋着が度々ブルマーに。
男子を手酷く振ったのは自分をアクセサリー感覚で口説きに来ていたから。純粋に好意で誘いに来たらもっと優しく振るつもりだった(らしい)
★斉藤███(アクア)
ツクヨミと踊った後は何故かツクヨミの担任の教師や保護者の奥様方にもフォークダンスに誘われた。
ブルマーを洗濯機で洗濯していいのか悩み、家のベランダに干してしまって大丈夫かで更に悩むことに。
最近見たMEMの動画で、彼女がブルマーを履いていて何か切なくなり人生初スパチャを捧げた。
◯少年
学年で一、二を争うほどモテる少年。モテモテの自覚あり。
学年一の美少女ツクヨミなら自分に相応しいと思い断られるとは露程も思わずに誘った結果無惨な振られ方をする。
彼はそれ以来、好きなクラスメイトの女の子が実は義兄の肉便器に調教されていたBSSモノでしかヌけなくなった。
⭐︎MEMちょ
期せずしてアクアのスパチャ童貞を奪ってしまった。