正体隠そうとしたけど隠す必要もなかった……もっとドラマチックに正体を明かして欲しかった人はごめん!
後なんかキャラおかしいかも!ごめんね!
あ、主人公の口調が先生と居る時と違うなと思うかもしれませんが、主人公は先生に敬意を持っているため、他の生徒達とは少し違った口調になっています
「はぁぁぁ……生き返る!」
「そう。良かった」
マジで助かったぜ……あのままだったら普通に死んでた。……前も助けてもらったっけな
「助かったよ。ありがとうシロコ」
「ん……? 何で私の名前を?」
……あーっ……ッスー…………やったわ。そうじゃん。今の俺と前の俺は姿が違うんだったわ……。あっちからしたら初対面かぁ……
「あー……そのぉ……」
「……」
警戒されてんねぇ……まあそりゃあっちからしたら知らない奴だしなぁ。うーん……どうしようかなぁ。
……待てよ? 別に俺が凜堂キリアだってバレて何か問題あるか? ……無くね? そりゃあ、もしかしたら死んじゃった事を怒られるかもしれんが、それだけでは? ……うん。言っていいな。何より騙してるようでいい気分にはなれないし
「あー……まあ確かに昔と今じゃ姿が変わってるし分かんないかぁ……」
「……? 何を言ってるの?」
「……俺とホシノが渡したマフラー、今も使ってくれてて嬉しいよ」
「……ぇ……?」
そう! 原作だとホシノがマフラー渡してるんですが! 何とこの世界では2人で渡したんですねぇ! ……いや物持ち良いな。銃撃戦にもつっこんでるんだし、何ヶ所か穴空いてても良いのに
「嘘……だって……あの人は……この前……」
「あー……悪かったよ。何も言わずに居なくなって」
「っ! ……本当に……キリア先輩なの……?」
「……ああ。凜堂キリアだ。改めてよろしく」
「っ! ……キリア先輩っ!」
「うごぁっ!」
俺が名前を言った瞬間、自転車を放り投げ、俺に飛び込んできて……そしてそのまま泣いてしまった
「うっぅぅぅ……本当に……本当にキリア先輩なの?」
「ああ」
「……うぅぅ……うあぁぁぁ……!」
なっ?! ぐぉぉぉ! こいつ首を!
「ちょ……離して……! 首が……!」
「やだ……やだやだ! もう離さない!」
「離して!」
死ぬぅ! もう1回死ぬぅ!
……
…………
………………
「ぜぇ……ぜぇ……お、落ち着いたか?」
「……うん……ごめんなさい」
マジで苦しかったから、シロコに『また死ぬから!』って言ったら青い顔して離れてくれた……ちょっと無神経だったか? ……いやでも本当に離してくれなかったんだもん……
「ふぅぅ……改めて、ごめんな? 何も言わずに逝っちまって」
「……本当。あの後どんな気持ちだったか……」
「すんません……」
「……ん、でも戻ってきてくれたから、一旦許してあげる」
「あざます……ん? 一旦?」
「……そういえば、何で姿が違うの?」
「あー……前の体は完全に崩壊しちゃったみたいでさ。今は別の体なんだよ。言っちゃえば転生みたいなもん」
「そう……そんなことも出来るんだ……でも、これからどうするの?」
「んー……」
特に決めてないなぁ……だってあそこで死ぬつもりだったから、もうやり残したことなんて無いし……俺は勝手に生き返らされただけだしなぁ。……あ、でも先生にはシャーレの書類仕事押し付けたし謝りに行かないとな……
「特に決めてないな。一旦シャーレ行こうかと思ってる位」
「そう。……なら、1度アビドスに来て欲しい。みんな悲しんでた」
「あー……まじか。そりゃ悪いことしたな。……じゃあ今から行くか。お前も帰りだろ?」
「ん。一緒に行く」
「はいよ」
あー……そっか。他の学園とかにも迷惑かけたし、謝罪に行かないとな
「よし! じゃあアビドスに出発!」
「おー」
……テンション低いなぁ
……
…………
………………
(……私の先輩。私の記憶が無くて、どうすれば良いか何も分からなかった時に、いつでも手を差し伸べてくれた、私の大切な人。……だけど、貴方は私から離れていってしまった。でも、帰ってきてくれた……)
……だから
(今度こそは……もう失いたくないから……)
「絶対に離さない……」
「おーい? どうした?」
「……ん。なんでもない。早く行こう」
「? ……おう」
……
…………
………………
いやぁ……変わんないねぇ。アビドス高校は。前来たまんまだ
「久しぶりな気がするな……」
……あ、そういえばあれから何日経ってるんだ?
「なあシロコ。俺が死んでから何日経ってる?」
と、俺が聞いた瞬間、シロコの目から光が消える。……えぇ、怖くない?
「……ねぇ、キリア先輩」
「な、何でしょうシロコさぁん」
「冗談でも、先輩が死んだなんて言わないで。……本当に怖かったから」
あらぁ……ミスっちゃった。さっき無神経とか思ったんだけどなぁ……バカなのは生まれ変わっても変わらないみたいね……
「……分かった?」
「オーケーオーケー。俺が悪かった。……んで、実際どんくらい経ったんだ?」
「ん。なら良い。……確か、1ヶ月位」
「うげ……もうそんなに経ってんのか」
俺にとっては昨日の出来事なんですけどねぇ……
「とりあえず、中に入ろう。そろそろみんな来る」
「ああ、分かった」
そうして連れてこられたのは、対策委員会会議室。いやあここも最近来てなかったからねぇ……久しぶりだな
「ただいま」
ちょ早くない? まだ心の準備って物がさぁ……
「あ、シロコ先輩、おかえりなさい。……そちらの方は?」
「ん……こっちの人は……」
「や、アヤネちゃん。お久ー」
「えっと……すみません。どちら様ですか……?」
「やっぱ分かんないかー。俺だよ俺。凜堂キリア」
「は……? ……失礼ですが、その様な冗談は……」
「えぇ……いやいや本物本物」
「っ……! ふざけないで下さい! 先輩は……もう……!」
おーいおいおい。どーすんだよこれ
「おいシロコ……どうすんだよ……」
「ん……先輩が悪い。……何か質問にでも答えたら? それで私も分かった」
あー……なるほどね。確かに
「アヤネちゃん。信じられないならさ、凜堂キリアにしか答えられない質問でもしてみてよ」
「……ホシノ先輩が好きなんだけど、それを隠してる動物は?」
「クジラ」
あいつまだ隠せてると思ってんだよなぁ……
「え……じゃ、じゃあ、私のドローンを一緒に修理した日は?」
「俺が居なくなる1ヶ月前ー。いやぁ、結構中身イカれてたよねぇ」
まあアビドスは戦闘が激しいからな。あれのサポートならドローンがイカれちゃうのも仕方ないよなぁ
「まさか……ほ、本当に……キリア先輩なんですか……?」
「だからそう言ってるじゃろ」
俺がそういうと、アヤネちゃんはボロボロと涙をこぼしてしまう
「……うっ……うぅぅ……だ、だってぇ……先生が……せ、先輩が死んだって……言ってたからぁ……信じたく……無かったけど……先生はぁ……そんな嘘言わないから……うぅぅ」
「……ごめん。……ただいま」
「おかえりなさいぃ……!」
めっちゃ泣いてる……申し訳ねぇ……
「……落ち着いた?」
「はい……すいませんでした……改めて、おかえりなさい、キリア先輩」
「ああ、ただいま。……他のみんなは?」
「セリカちゃんは……多分そろそろ来ると思います。ノノミ先輩も。ホシノ先輩は……恐らくどこかで寝ているかと……最近は眠れない様ですが……」
「そうか……じゃ、ノノミちゃんとセリカを待ってようかな」
……
…………
………………
あの後待ってたら2人とも来たから、事情説明したら2人も泣いちゃったよ……ノノミちゃんが泣いてるの久々に見たな
「……じゃ、後はホシノだけか……。とりあえず探してくるからちょっと待ってて」
「分かりました」
「ん、いってらっしゃい」
「待ってますよー?」
「わ“か“っ“た“……」
まだセリカ泣いてる……いや本当ゴメン。……今はとりあえずホシノを探してこないと……まあとは言え、居るとしたら
「倉庫かなぁ……」
あいつは確か倉庫にあるベッドで寝るのが好きだった筈だし
「行きますかぁ……」
……という訳で、倉庫に着いた。んで……鍵開いてるねぇ……ビンゴかな?
「ハロー! ホシノサァン!」
勢いよく扉を開けていくぅ! ……って、なんだ……寝てんじゃねぇか……
「……う……ごめん……ごめんなさい……」
「あらまぁ……」
魘されてるねぇ……何かあったのか? ……しゃあねえ。久しぶりにあれやってやるか
……
…………
………………
(お前のせいだ)
……そうだ。私のせいだ。彼がいつも怪我をするのは、誰かを助ける時。……私も、何度も助けられた
(お前は何かできたのか?)
……何も出来なかった。あの時、彼に手を差し伸べることすらできず、彼は死んでしまった
(彼に何度も……ユメ先輩だって助けてもらったのに、お前は何もできなかったんだよ)
……私のせいで、死ぬ所だったユメ先輩を助けてくれたのは彼。私が悪い大人に騙される所だったのを助けてくれたのも彼。あの時も……あの時もあの時も。……彼はいつも助けてくれた
(お前は彼を救えなかった)
……私は……彼を救えなかった
(そうだ、お前は何もできなかった。肝心な時に、お前は何もできない)
……誰かがピンチの時、私は何も出来ていない。……何故彼が死んでいて……
私が生きているんだ?
……彼は、多くの人から慕われていた。彼は多くの人の心を救った。
私は……
私は……
私は……
何をしていたんだ?
『ホシノはさぁ……思い詰めすぎなんだよね』
……懐かしい、声がする。聞こえると安心する……今1番聞きたい声
『お前はさ、所詮ただの子供なんだよ。何でもはできないってのは当たり前』
……でも、貴方は……たくさんの人を助けていた
『ん? ……ああ、まあ俺はただの生徒じゃないからさ。けど、そんな俺でもできない事が、お前に出来る事だってあるだろ?』
……私には、何もできない
『はぁ? 何言ってんだ? 少なくとも、このアビドスがまだあるのはお前のおかげだよ』
……私は、何もやってない
『いーや。お前が居なかったらここまでアビドスは残ってなかったね。……他人と自分を比べる必要は無い。少なくとも、俺はお前の頑張りを知ってる』
……そう……なのかな……
『ああ。そうさ。……だからさ、そこまで悩まなくても良いんだ。……はぁ。いつまで寝てんだ? 早く起きろよ』
……そう……だね。そろそろ起きようかな
そうして、私は目を開ける。久しぶりに聞いた、彼の声を噛み締めながら。……もう二度と聞けない、彼の声を……
「あ、やっと起きた。お前寝言デケェのな。こっちの声にも反応するし」
「……え?」
自分の目の前に、どこかで見たような……だけど違うような顔がある。……けど、雰囲気や……この感覚は……知っている。さっきまで思い出していた……
「キリ……ア……?」
「おう。おはよう」
本当に……? 本当に……本当に本当に本当に!
「キリアだ……!!」
「うごぁっ! また首がァ!」
……夢でも良い。今だけは……今だけは……この温かさを……
続き書いちゃった……。とりあえずアビドス!
1話ずつ位で各学園行こうかなぁ……
死んでから1ヶ月経ったのにまだ踏ん切り着いてない子がいっぱい居るみたいですよ……可哀想だね
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