俺は、不平等に絶唱する。   作:白骨

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処女作品です、初投稿です。

ボーナスまでデンジの食パン生活してます。




一体いつから一般人だと錯覚していた?

 

 

 

窓から差し込んだ日差しがカーテンの隙間を潜り抜け身体に当たり、その箇所が暖かく感じる。

 

顔面にもその光が当たり、じわじわと瞼に熱が篭もり始め、瞼を少しずつ動かして眠い眼を少し開けた。

 

 

ガチャ…と扉の開く音に気付き其方の方に顔を向ける。

 

まだ眠いのか身体が思うように動かず、ゆっくりとその方向へと動き初めのロボットかのように動いた。

 

 

 

「……ん…」

 

 

「恵ー!ご飯だよー!」

 

 

恐らく恵、という名は自分の名前の事なのか…俺は■■という名前なのだが……というより目の前の女の子は誰なのかまだ理解出来ておらず、疑問を口にした。

 

 

 

 

「……誰?」

 

 

その言葉に何を言っているんだお前はと言わんばかりの顔を此方に向ける。何故だろう、ほんとに誰か分かっていないんだが…??

 

 

「何言ってるの?寝惚けてる?」

 

 

 

 

そう言って、「先にご飯よそっとくから服着がえてね」と言い階段を降りていった。

 

 

いやまぁ確かに何処かで見た事のある顔をしてるんだが……あんな綺麗な妹なんて居たか?と俺には妹が居ないはずなのにそんな疑問を浮かべる。

 

 

 

 

俺は頭をかきながら布団から抜け出し、立ち上がったあとふと近くにある勉強机に立て掛けていた小型の手鏡を見た。

 

 

はねた黒髪に目付きの悪い眼、だがめちゃくちゃ顔がいい。

 

どこかの漫画で見たことあるような顔。

 

 

ん?待てよこいつって確か、え?

 

 

 

「……伏黒…恵……か…???」

 

 

 

 

 

 

……これ夢ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢じゃなかったです。

 

 

 

 

食卓につき、朝食を作ってくれた彼女…姉である伏黒津美紀をしっかりと見て、あ、本物だと口にした所「まだ寝惚けてるの?」と不思議そうな顔をした後くすくすと笑った。

 

 

俺は今小学生5年生らしい、先程の勉強机の上にあったノートの名前表記の横に学年が書いてあったので間違いないだろう。

 

 

 

……何で俺呪術廻戦の住人に成り代わって居るのだろうか。

 

 

転生したという記憶もなければトラックで轢かれた覚えもない。

 

俺は普通に工場勤務して家に帰った後軽くパチンコして絶唱後に焼肉をノリ打ちしていた友人と食べていた記憶があるのだが…

 

 

 

 

普通にその後帰って寝たぞ?

 

 

 

なんでこうなってる?

 

 

そんな昨日の出来事を思い出しつつお米を口にし、あさげの味噌汁を流し込んで口の中で混ぜ合わせながら食べる。

 

米の甘みと味噌汁の塩っぱさが相まって美味い。この食べ方をよく朝、会社の食堂でやっていた。

 

 

 

「今日学校でテストなんでしょ?頑張ってね!」

 

 

「…ん」

 

 

「あと喧嘩しないように」

 

 

「……分かった」

 

 

「そう言って何回も破ってるの知ってるからね」

 

 

「……悪い…」

 

 

あ、やっぱりこの子(俺)喧嘩してるのね。

 

原作でもあった通り、理不尽やいじめに会ってる子に対してそのいじめた相手ボコってた描写あったねぇ…

 

つーかうろ覚え過ぎるぞ…そこまで読み込んでた記憶はないんだが……ん?

 

この時点でおかしなことに気付く、五条悟と既に縛りを結んでなかったか小学生の時に。

 

 

契約というか…なんかそんな会話があったはず。

 

 

 

 

 

「そういえば五条さんは?」

 

 

「え?誰それ?私知らないけど…恵の友達?」

 

 

「…なんだって?」

 

 

 

 

どういうことだってばよ…

 

うへぇ…おじさんには理解出来ないなぁ〜……じゃなぁいッ!!?

 

残念ながら今回はそうはいかない…じゃなくて、いや、呪霊とかに関わらせないように津美紀には話してなかったんだっけ…!?

 

 

やべぇガバプレイか!?……RTAしてる訳でもないし別に良いか…

 

 

お前は何を言っているんだ(我に返る)

 

 

この時点で関わってないとなるとバタフライエフェクトみたいに違う可能性があるっ……てコト?

 

 

コップのお茶を口にし、飲み終えた後一息入れて津美紀はこう言った。

 

 

 

 

「昨日は響ちゃんと未来ちゃん達と遊んでから帰ってきてたじゃない、五条くんなんて子クラスメイトに居たの?大丈夫?なんか不審者と会ったりしてない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………大丈夫、です」

 

 

「なんか凄い間があったけど、しかも敬語だし」

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと待って予想よりもっと凄いの持ってこられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響、未来???

 

 

 

まさか立花って苗字じゃありませんわよね???あの百合ップルの伝統芸を持ってプレミアム演出でデバイスを押し込む映像からパチンカス響と言われていらっしゃるあの御方ではございませんことよね…ッ!!?

 

 

 

 

 

「響と未来って…立花達の事か?」

 

 

 

「そうに決まってるでしょ?私達の幼馴染じゃない」

 

 

 

わ……わぁ…ぁ…(号泣)

 

 

 

 

 

「スゥーーーーーーーッ……悪い、寝惚けてた」

 

 

「遅くまで勉強してるからよ、もう」

 

 

 

 

 

ちょっと待て待て待ちなさい……え?幼馴染?オサナナジミ?ミミナナ?ナナミン?サイコロステーキ先輩?存在しないんだがその記憶…しかも立花で合ってるって事はえ?シンフォギア……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?呪術廻戦じゃなくて戦姫絶唱シンフォギアの世界なのコレ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺、術式とか使えないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というより、そもそもノイズに呪力で対抗出来んの?

 

 

 

 

 

ノイズに触れたら終わりの可能性あるって事?

 

 

 

 

 

 

ここの世界は人の心とかないんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ご馳走様」

 

 

「気を付けていって来てね、私は食器片付けてから向かうから」

 

 

「あぁ、ありがとう姉さん」

 

 

 

 

取り敢えず現実逃避しながら学校行く事にするかぁ…立花響って言っても同姓同名の別人の可能性あるし希望的観測。

 

 

床に置いていたランドセルを背負って玄関の扉を開ける。

 

 

……とりあえず学校の場所分かんねぇから周辺散策と試しの術式とかしてみる…術式確認ヨシッ!(術式確認猫)が出来るかもしれないので…ええ…

 

 

口調は伏黒恵に変換されるらしい、何ともご都合主義なのか……便利だしなんか誤魔化しいらないからだいぶ楽だからええでしょうそうでしょうロードショー。

 

 

金曜ロードショーのシアターおじさん懐かしいよね、え?聞いてない?そりゃあただの冗談だからね、うん。

 

機嫌損ねたらごめんね?

 

 

何故か言わなければいけない気がした、独り言だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…姉さんって……ふふ、今日の恵は素直だなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

 

 

 

 

 

 

取り敢えず外に出てみた所、アパート地帯、小学生や大人が歩いている、普通の街。

 

 

「呪霊…は居ねぇな」

 

 

感覚的に居るとか居ないとかも全く分かりません、寧ろ普通に生活感溢れる周囲の状況を見て心が洗われるよ。

 

 

取り敢えず目に見えた公園でちょっとやってみるか、術式相伝…十種影法術って奴を。

 

 

ちょっとワクワクするな、失敗したら傍から見て痛いヤツになりかねんが。

 

 

俺は周囲を確認し、人が見ていない事を把握した状態で恐る恐る手で犬の影絵の形を作り、口にしてみた。

 

 

 

 

「…『玉犬』」

 

 

 

 

 

ドプッ……

 

 

 

 

自分の影が分離しその下から黒い液体が溢れ徐々に形作られていく。

 

白くフサフサとした毛、額に道返玉の呪印が描かれた犬が形成され、ワンと俺に向かって吠える。

 

 

 

 

「……出来るのかよ」

 

 

「ワフッ?」

 

 

「……普通に可愛いなお前」

 

 

 

 

首を傾げている玉犬に対してよしよしと頭を撫でると尻尾をめちゃくちゃブンブン降っていた。えぇ可愛い……

 

いやというか出来るんかい!

 

マジでどうなっとんじゃい!

 

 

まて、俺の身体の調子がさっきと違う…少しだるいが奥底に眠っているような力が引き出されたというような感じ……これが呪力ってやつなのか…

 

 

 

でも周りに呪霊居ないんだが…?周囲を見渡しても何も気配がしない……

 

 

九十九さんが居たら大喜びしそうだな。

 

 

 

……呪術廻戦の世界じゃなかったらなんで出来んのよそもそも……というかなんで俺伏黒恵なの???

 

 

 

これが夢という可能性も含めるが…まぁご飯食べれてるし、痛覚も確認したところによれば現実味のある夢なのかなと1%位の確率であると思ってるのよワタシ。

 

 

 

 

1%しかない全回転の癖に確定のラッシュ2、3連で即落ちする事多くない?

 

多いよね?折角入れたのになんて日だッ!?ってなるよね…ね?

 

 

 

 

 

 

……ぶっちゃけ言うとどうせなら秤の領域展開欲しかった……あれめっちゃ見てて面白かったんだよなぁ…でも俺だとライトミドルでも1000ハマりとかざらにあるから縛りで遊タイムとか着けてくれないかなぁ…(マイナス80k)

 

 

 

「あ、恵君だ!おーい!」

 

「え?ホントに?…居た!」

 

 

 

 

脳死状態で玉犬をもふりまくって居たら遠くから走ってくる女の子二人組が大声を出しながら此方へと向かってくる。

 

 

……うわぁ、マジであの響と未来だァ…尊ッ…しかも小学生の頃ってレア度高過ぎ高杉君では…?

 

 

あ、まって傍から見れば俺虚無をもふりまくっているただの変人に見えなくないかコレ、大丈夫でござるか?

 

 

 

 

「恵君!今日学校なのにいつもの待ち合わせ場所に居なかったから心配したんだよっ…て、でっかいわんちゃん!!?」

 

 

「うわぁー!!!可愛い!!!もふもふしてる!!!」

 

 

「…触れるし見えてんのか?」

 

 

どうやら接触も知覚も視認も可能らしい。

 

おい響に撫でられてニッコニコで尻尾振り回してる玉犬、お前某少年誌に載っていたあの凛々しさと勇ましさ何処に置いてきた。

 

誉は浜で死んだのかテメェ……

 

 

あ、そういえば虎杖と釘崎にはめちゃくちゃ撫で回されてたっけ……ならヨシッ!!!

 

 

「え?どういう意味?というよりこのわんちゃん恵くんの所の?」

 

 

「うはぁ、もふもふだねぇ!!!」

 

 

「わふっ!!」

 

 

満面の笑みで玉犬に抱き着く立花響に俺は感無量です。……尊さの極みで臨界点突破して使徒召喚しそうになっちゃうから、セカンドインパクトしそうだから…(ちなみに現在俺の顔は真顔です)

 

 

ファーストはって?…最初に対面した瞬間になったよ、さっきなったんだよ、今、ここで。脳内カメラに保存しました。

 

 

 

「……あぁ、いや道端で会って、懐かれた。流石にお腹空いてると思って餌をやったら、着いてきてるから多分迷子だろ」

 

 

 

取り敢えず俺が出した事は隠しておこう、何があるか溜まったもんじゃねぇし……多分バレたら不味い気がするのは気の所為ではないだろう。

 

 

「へー、飼い主見つかるといいね」

 

 

「こんなに大きいから飼い主さんもすぐ見つけられるよ!ね!」

 

 

「くぅ〜ん」

 

 

「…俺を見るな、バレる」

 

 

 

飼い主(呼び主)は俺だと言わんばかりにこちらを見つめ悲しい鳴き声を出す玉犬、すまん、今度ジャーキー買ってやるから許せ。

 

 

 

「あ、響!恵君!学校遅刻しちゃうよ!」

 

 

「あーーー!そうだった急がないと!!」

 

 

 

集合場所自体分からなかったのでここまで探して来てくれた二人に感謝だな。

 

これで学校の場所が分かるし、これからの登校や集合には対応出来るだろう。

 

 

 

ベンチに置いていたランドセルを担いで二人に着いていく。

 

 

 

「悪いな、俺のせいで時間潰しちまった」

 

 

「いやいやいや、問題ないですとも!恵君はマイペースだからねぇ〜!」

 

 

「でも喧嘩早い所は治って欲しい所ではあるけど」

 

 

「…善処する」

 

 

 

一緒に歩きながら思う……原作開始までに色々やっとかねぇと駄目かな?改変とかしたくねぇんだけどもうここまで来てると巻き込まれ確定してるよね俺?

 

 

 

ライナー、やるんだな?今っ!ここでっ!!!

 

あぁ、原作改変は今、ここでキメるッ!!!

 

 

 

取り敢えず色々試してみるとしよう、ちょっと楽しみでもあるからなぁ〜wktk

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は不平等に人を助ける」

 

 

ノイズに触れても炭化せず、傍に居る白い犬と一緒に次々と群れを薙ぎ倒す。

 

 

戦場と化したライブ会場、ツヴァイウィングの2人の戦闘、絶体絶命の状態の時に1人の男が降り立った。

 

 

「アンタは……何者なんだ?」

 

 

 

「……ただの状況を省みない馬鹿野郎だよ」

 

 

 

その目は、覚悟を決めた男の目だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あっぶねぇーー!!!!!!咄嗟にノイズに触れたから炭化して死ぬかと思ったぁ!!!呪力!!!呪力は全てを解決するッ!!!パワーーー!!!!ヤーーーー!!!!ハッ!!!!)

 

 

 

中身は阿呆馬鹿丸出しなのだが。




続くのかいッ続かないのかいッどっちなんだいッ!!!!
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