トレスマジアの3人は強くなるために特訓に励んでいた。すると、マスコットであるヴァーツの目が険しくなる。
「これは一体…どういうことなのでしょう?」
「どないしてんヴァーツはん。」
「ちょっとこれを見てください!アズールさんよりも到着前、エノルミータの構成員が仲間割れを起こしていたんですよ!」
「あら、ほんまやな。」
「大変!私たちも早く行かなきゃ!」
「いやマゼンタ、落ち着きぃや。これ…前にアズールが1人で行った時の映像やろ?潰しやってくれるならめっけもんやん。」
「えっ!?」
「あん時に全員で行ってれば…マイク持ってたコイツだけでも潰せとったかもなぁ。と言っても今のウチらやと力不足、せめてアズールレベルには追いつかんと…見てみ?剣を通じて滝を凍らせとるで。」
そこには凍った滝に氷の剣を突き刺したマジアアズールの姿があった。彼女は剣を抜いて…ため息をつく。
「…ダメね。」
「なんかダメって言ってるのだけど!?」
「いやいやいや!何があかんねん!?十分すごい魔力やろ!」
マジアサルファがツッコミを入れながらズカズカとマジアアズールのそばへ移動した。
「魔力を剣の周りにだけ集中させたかったのに…滝の方にも魔力が流れしまったの。トランセイザー様の光の剣、とまでは行かなくても…せめて、あの音符攻撃は防げるようになりたいわね。」
「意識高いなぁ…アズール。あんた、自分の武器についてどない考えとるん?」
「武器?この剣のことかしら?」
「あんたのそれは大気中の水分を操って形にしとるだけやろ。ウチは
「あれは…魔力を込めた声よ…前の戦いではかなりの助けになったわ。」
「…その剣を納得するまで鍛えるのもええ、子守唄を鍛えてもええ…何でもええから…あんただけの武器ってのに昇華しいやアズール。トランセイザーに並べるように…ウチらと一緒に強うなろうや。」
「私だけの武器か…よし!見ていてくださいね、トランセイザー様!」
一方、そのトランセイザー…もとい篠原心愛の現在はというと…
「ぞっこん、ロックオン♪ラブハァト♡……みんなー!今日はロコの為に集まってくれてありがとー!」
『ロコちゃーーん!!』
「(助けて…トレスマジア…)」
ロコムジカのライブ会場に囚われていた。
ーーー
ロコムジカたちの気配を察知しライブ会場に来ていたエノミルータの3人…目の前の光景にレオパルトがドン引きしていた。派手なステージに、盛り上がる観客…そして、音痴なロコムジカ。
「おかしすぎる、アイツの歌にこんな集客力が有るわけねぇのに…」
「す…好きな人もいるんじゃない?」
「ベーゼちゃん…とりあえず、聞いてみて。」
「ずきゅんばきゅん狙い撃ち~♡ぞっこんロックオンラブハァト♡」
「…」ヒキッ
「ほら、そういう顔になる。」
「ん…」
「どうしたのこりすちゃん…え?心愛ちゃん?」
「アイツ…趣味悪いな…」
………
その心愛はと言うと…
「(ちょっと!?怪しいステージがあると思って入ったら身体が動けなったのですけど!?どうなってるの?)」
「(んー、どうやらこれが奴らの能力みたいっチね。まぁ、ボクには効かないっチけど。)」
「(じゃあ、早く助けてよ!)」
「(目立つ行動は出来ないっチ。)」
「(というか前に戦った時、あのデカ乳は音符飛ばしてきただけよ。音で拘束出来る能力を隠し持っていたの?)」
「(ボクは奴ら、と言ったでしょ。ステージの左上を見てみるっチ。)」
心愛がチーポに言われた場所を見ると…スマホ触るルベルブルーメの姿があった。
「(アイツは…地面に潜って私の足を掴んできたやつ!…でもどうやってこんな大人数の人質を取っているのだろ?靴は地面にめり込んでいる訳では無いし…)」
「(それはちょっと違うっチね。)」
「(違う?)」
「(アイツは今、影からボクたちに干渉しているっチ…ご丁寧にスポットライトで出来た影で繋がっているから夜になっても解放されないっチね。)」
「(それでアイツらの目的は?うてなちゃんたちの抹消?)」
「(んー、前の戦いをみている感じだとトレスマジアの方がメインだと思うっチ。こりすたちとはダルそうな顔で相手していたし。)」
「(見てたのかよ…てか、まだ歌は終わらないの?)」
「(トレスマジアが来るまでやり続けそうっチね…あ、2人がステージの上で喧嘩を始めたっチ。とりあえず、ボクだけでも時空転移してトレスマジアを呼んでこようか?)」
「(私も連れていってよ…)」
「(あー、もうダメっチね。先にエノルミータの3人が来たっチ。)」
「(…え?)」
ドゴーーン!!
突然にステージが爆発する。レオパルトが手榴弾でも投げ込んだのだろう…辺りは一瞬で混乱に包まれた。
「ギャーッ!!何よ急にぃ!?」
「チッ…レオパルトのやつか。」
「ー!身体が動く!」
「みんな逃げて!」
「…」
爆発により、ルベルブルーメの能力が解け、観客たちが逃げ出した。心愛も当然、その場から離れ…
「ん…」すっ
「ん?」
「ネロアリス!?心愛から離れ…」
「…♡」ギュッ
「え…?あれ…?」
心愛の目の前が真っ暗になった。
ーーー
「…ここは?」
「起きたのだわ心愛ちゃん!」
「こりすちゃん…なの?」
「正解なのだわ!さぁ、早くデートの準備をするのだわ!」
「デート…うん、行こうか…こりすお姉ちゃん…」
心愛が目を覚ますと金髪で赤い瞳の
「心愛ちゃん、見る映画だけど『魔法少女ミラクル★みみる 10th記念SP』でどうなのだわ?」
「うん。私、みみる大好き!」
「了解なのだわ。ポップコーンとジュースを買ってくるのだわ!」
「わーい、こりすお姉ちゃんも大好き!」
次はレストランで…
「心愛ちゃんみてみて…コーヒーをストレートで飲むのだわ!」ゴクゴク
「わー!こりすお姉ちゃん大人だ…カッコいいな…」
「心愛ちゃん、お口にソースが付いてるのだわ。」ふきふき
「ん…ありがとう、こりすお姉ちゃん。」
そのまた次は水族館で…
「心愛ちゃん、ラッコさんがいるのだわ!」
「スマホを持ってるよ?」
「きっとSNSで遊んでいるのだわ。」
「スマホ…割り始めたよ?」
「変なことを書いて炎上したのだわ!心愛ちゃんはあんなのになったらダメなのだわ。」
「私は見てるだけで十分だよ…」
「それならいいのだわ!」
さらにはゲームセンターで…
「大きいぬいぐるみがいっぱいなのだわ!心愛ちゃん、どれが欲しいのだわ?」
「クマさん…こりすお姉ちゃんのパンツと一緒だ…」
「…っ!?エッチなのはいけないのだわ!!」
「なら、スカート直さないと…」
「ー!?…いつからなのだわ?」
「気づいたのは水族館の後あたり…」
「その時に言うのだわ!!」
その後、こりすはスカートを直し、大きなクマのぬいぐるみを取り、心愛へと渡す。心愛は笑顔でそれを抱きしめた。こりすは外で遊んで満足したのか家の中に画面が変わり…トランプで遊び始める。
「後1枚だ!こりすお姉ちゃん、どっちがジョーカー?」
「言うわけないのだわ。」
「こっちかな?」
「ーー!」ビクッ
「それともこっち?」
「…」
「こっちだ!!」
「あぁ!?私の負けなのだわ…」
「えへへ…こりすお姉ちゃんが罰ゲームだ!…そういえば内容は何だっけ?」
「ちょっと待つのだわ…」
こりすはスカートを外し…クマさんパンツを脱ぎ…下半身丸出しになる。そしてそのまま…真っ白な生尻を心愛へと向けた。
「こ、こりすお姉ちゃん?」
「罰ゲームは『お尻ペンペン』…さぁ心愛ちゃん、早く私のお尻を叩くのだわ!」
「………。何でだぁぁーー!?」
「だって心愛ちゃん…お尻叩くの好きでしょ?」
「好きな訳あるかぁぁー!!」
心愛の思考が一時的に停止する。そして次の瞬間、心の底からツッコミを叫んだ。しかし、こりすも譲る気はないようでそのままの体勢から動く気配は無い。心愛は何か無いかと辺りを見渡して…2つのあの物を手に取り、こりすのそばへと歩み…こりすを仰向けに倒した。
「こ、心愛ちゃん?流石にこの格好は恥ずかし……い?」
パチ、パチンッ
「こ、これ…!」
「そんなことを言うこりすちゃんは赤ちゃんからやり直しなさい!」ぐいっ
「んぐ!?」
心愛はこりすにオムツを付けて…哺乳瓶を口へと突っ込む。するとこりすの顔がトロンと溶ける。
「
「ん!んん!」ちゅぱ…ゴクッ…
「ほらほらほら!全部飲むまで止めないわよ!」グイッ
「んんんん!!」ゴクゴクゴク
こりすが1口、また1口と飲む度に身体が縮み始め…全て飲み終わった時には…9歳くらいの…元の身体へと戻っていたのだ。
「ん…!?」
「こりすちゃん…さっきのお願いはうてなちゃんの…マジアベーゼの影響?」
「…」ふるふる
「そう。まぁ、何であれ…私はこりすちゃんのこと、叩きたくないよ。」
「…」
「もしこりすちゃんがもう少し大きくなって、それでもまだあのお願いがしたいなら…また言って。多分ドン引きしながらにはなるだろうけど…私が叶えてあげるから。」
「!」パアッ
「あと…その…こりすちゃんは私と外で遊びたいの?」
「ん…!」こくこく
「…アニメとかトランプとか…部屋の中で遊んでばっかりだったからね…分かった。今度はお外で遊ぼうね。」
「ん…」
「後は…パンツとスカートを履きなさい!」
「…♡」
こりすは柔らかい笑顔を見せる…それと同時に心愛の視界がまた真っ黒になった。
ーーー
「ん…?ここは…?」
「起きた!大丈夫、心愛ちゃん?」
「うてなちゃん…」
「ったく、うてなちゃんを心配させてやがって…アタシらのこと言えないぞ心愛。」
「ん…」ダキッ
「キウィちゃん…こりすちゃん…」
心愛が目を覚ますとうてな、キウィ、こりすの3人が目に映る。どうやら戦いは決着したようで変身が解かれていた。そして、ある程度回復したのであろうけど…うてなとキウィの身体から戦闘のキズが見えた。
「あ、あの催眠音波のヤツは!?」
「催眠音波?」
「ほら、ステージの上から歌で私たちを洗脳してたやつ!1歩も動けなくなってさ…」
「あぁ、それならマジアベ…」
「マジアマゼンタさんたちが来て何とかしてくれたよ!戦いに勝った後にもうしない、って約束させて返したよ!」
「(うてなちゃんたちが勝ったんだ。)そっか、なら安心だね。ところで…後ろの2人は?」
うてなたちの後ろに2人の女の子が並んでいた。1人は巨乳のツインテールでもう1人はアホ毛があり右目が髪で隠れている女の子。2人とも気まずそうに心愛から目を反らす。
「紹介するね…
「そうなんだ…私は篠原心愛。よろしくね。」
「えぇ…」
「よろしく…」
「あ?アニメとか好き?プリキ○アとか見る?」
「昔は見てたけど…」
「今は全然ね…」
「そっか…」しゅん
何はともあれ、その場は解散となった。
ーーー
「いやー、無事で良かったっチよ心愛。」
「チーポ、アンタも無事だったのね。」
「ん?ボクに怨み言とか言わないっチか?『よくも私を見捨てたな!』とかさ…」
「目立つ行動は出来ない、って聞いてたからね。それより、何か情報は無いの?」
「まぁ、そう慌てるなっチ。まずは心愛に何があったかだけど…ネロアリスのドールハウスに閉じこめられたっチ。」
「そうだろうね…」
「その間はマジアベーゼとレオパルトでロコムジカとルベルブルーメも相手をしてたっチね。」
「そんな名前だったんだ…どっちがどっちだっけ?」
「巨乳がロコムジカ、貧乳がルベルブルーメだっチ。」
「酷い例えだなオイ!」
「デカ乳とか言ってた心愛が何を言ってるっチか?とりあえずそのロコムジカがエノルミータの2人に仲間になって一緒にトレスマジアとトランセイザーを倒そう、って提案してたっチ。」
「マジアベーゼはどう答えたの?」
「当然、断ったっチ。それでレオパルトの発砲と共に戦闘が始まった。ロコムジカとルベルブルーメが息のあったコンビネーションでマジアベーゼとレオパルトを追い詰めていたっチけど…ネロアリスが戻ってきたことで形勢逆転。マジアベーゼの機転でルベルブルーメをドールハウスに閉じこめたっチ。それを人質にマジアベーゼはロコムジカに脱ぐように命令したっチ。」
「…何で脱がせたの?」
「そりゃ心愛お前、乳がデカイからだろ…んで!そのまま1曲歌わせたっチ!」
「うてなちゃん!?…まさかの物好き?」
「それが…あのロコムジカ、普通に歌が上手くなってたっチ。きっと本番に弱いけどお風呂場で練習してた時が1番上手いタイプだっチ。マジアベーゼはそれを分かっていて裸に…」
「いや…それはどうだろ?」
「んで、アイツらが負けを認めたから変身アイテムを没収。そしたらロコムジカがロードエノルメを裏切って仲間になるって言ったっチ。」
「急展開だな!?」
「その話は後日にすることになったらしくて…とりあえずは今日はネロアリスのドールハウスにいる心愛を戻して目覚めるを待ってたって感じだっチ。」
「ん?ちょっと、待って!じゃあ、さっきのあの2人って…」
「その通り!ロコムジカとルベルブルーメだっチ。あと、あのキウィちゃんって娘は…やっぱりレオパルトだったっチ。」
「マジかよ!…はぁ、まさかこんな形で知ることになるなんて…あれ?トレスマジアの3人は?」
「そういえば来なかったっチね。まぁ、色々と忙しいんじゃね?」
ーーー
「やめて、はるか!薫子!私の胸はトランセイザー様のよ!」ビクッ
「…黙れ。ちっとはウチらにもよこさんかい!」もみもみ
「わぁ…すごいなぁ…」もみもみ