オリジナルエピソードです。あー、何かまほあこっぽい感じに出来たかもですー。どうぞ!
放課後になり心愛は帰りの準備を始めていた。
「さて、今日こそはこりすちゃんとどこかお出かけでも…」
「心愛ー!」
隣から声が聞こえる…キウィが笑顔で自身に抱き付いてのだ。急なことに驚く心愛。
「どうしたのキウィちゃん?」
「心愛って今日は用事あるかー?」
「こりすちゃんと遊ぼうかなって思っているけど…」
「その前にちょっとアタシに付き合ってくんない?すぐに終わっから!」
「…分かっ…きゃっ!」
「んじゃ、さっさと行こうぜー!」グイッ
キウィはそういうと心愛の手を引いてさっさと教室を後にした。
ーーー
心愛がキウィに連れられてきたのが人気の無い廃工場。心愛は周りを警戒しながらキウィと声をかけた。
「キウィちゃん、なんでこんな怖いところに呼んだの?」
「…」
笑顔だったキウィの顔が急に氷のような冷たい表情へと変わる。
「キウィちゃ…」
「お前、トランセイザーだろ?」
「ー!?」
ドスの効いた声に心愛はびっくりし、動揺した。
「な、何を言ってるの?」
「しらばっくれるんだ…あのさー、前の戦いでさー、お前とこりすがドールハウスで何してたかを見てたんだよなー……何でお前ネロアリスがこりすってことを分かってんだ?何でお前うてなちゃんがマジアベーゼだっていうことを知っているんだ?」
「っ!?」
「正直、お前がこりすと仲いい理由が気になっていたんだよなー……まさかそういうことだったんだな。」
「キウィちゃん、これはその…」
『
キウィはレオパルトへと変身すると同時に心愛へ向かって銃口を向けた。
「とりあえず…死ね。」
パンッ
「ぎゃああぁぁーー!!」
心愛は慌ててその場から離れようと走りだす。しかし、一瞬で追いつかれてしまい取り抑えられた。
「心愛お前…トレスマジア側の人間なんだろ?だったらさ…マジアサルファやマジアマゼンタの正体も知ってんだろ? 吐けよ…死にたくなかったら吐けよ!」
左手で胸ぐらを掴まれ宙吊りになる心愛。そのままレオパルトは右手で銃口を突き付ける。
「知らないわよ…寧ろ、私が知りたいわ…」
「うん、知らないなら……死ね!」
パンッ
レオパルトはそのまま引き金を引いた。しかし、白い何かが間へと入ってくる。
「ああ、危なかったっチね心愛。」
「チーポ!?」
「…チッ!クソマスコットかよ!」
弾丸は白い何か…チーポの身体へと食い込んでいた。そしてそのまま人型へと変わりレオパルトから心愛を取り返し、距離を取るチーポ。
「いやー、前の戦いでロコムジカのライブじゃなくてドールハウスの方を見てたから嫌な予感しかしなかったっチよ。」
「あん?何だよ…見てたのかよ。」
「トレスマジアたちに邪魔されないようにジャミングまでしてたっチよ。まぁ、残念ながら…心愛はトランセイザーじゃないっチけど。」
「まだしらばっくれようってのか…さっさと死ねよ。」
「時空転移っチ!」
心愛とチーポ、レオパルトの姿がその場から消えた。残っているのは黒いマスコットが1匹…
「やれやれ…今更何をするつもりかな。もう、こちらはトランセイザーの正体は知っているというのに。」
ーーー
時空転移した異空間では…
「さて、ここなら誰にも邪魔されないっチ。」
「逃げ場を自分から消しといて何をするつもりだ?心愛はトランセイザーじゃないんだろ?てめぇが戦うつもりか?」
「いやー、盗聴対策っチ。心愛はトランセイザーっチよ。」
「ちょっとチーポ!さっきから何言ってるの!?」
「これステッキ!早く転身しろっチ!」
「させると思ってんのか?」
レオパルトは弾幕を放つ。チーポが盾になり、それを受け止めた。
「やれやれ…こんなのボクには全然効かないっチ。心愛、今の内に!」
「えぇ!」
心愛は転神ステッキを掲げて…呪文を唱える。
「リリカルマジカル、トランスマジカル…チェンジ!」
ピカーン
「転神!超空転神トランセイザー!!」
超空転神トランセイザー!
篠原心愛は転神のかけ声とともに空気中の聖幻エネルギーを物質化して身にまといトランセイザーへと変形変身する!
その間わずか0.021ミリ秒!!
「やっぱりトランセイザーじゃねぇか!」
「チーポ、サポートお願い!」
「ごめんっチ…トランセイザー…今はボク自身の治療に集中させて欲しいっチ…ゴボッ!」
「ちょっと!?さっき、効かないとか言ってたよね!?」
「ただの痩せ我慢っチ…ということでさっさとレオパルトを倒してくるっチ…」
「ごめんね、チーポ…早く終わらせるから!」
トランセイザーはライトセーバーを構える。対してレオパルトは手榴弾は大量に生成して投げ込んできた。
「ほら死ね!死ね死ね死ね!」
大量に迫る手榴弾…トランセイザーはライトセーバーを大きく振った。
『トランスマジカル…ホーリー○ード』
ライトセーバーの軌道に残った光は無数の刃となって手榴弾を迎え撃つ。
「…チッ、厄介な技使うじゃねぇか!だけど…これならどうだ!」
ドドドドドドンッ
レオパルトはさらに激しい弾幕を放った。
「ぐっ!よけれねぇ!」
トランセイザーは防御姿勢を取り、そのまま攻撃を受け止める。
「どうだどうだ? 死んだか?」
「…思ったより威力は無いのね。」
「なっ!?」
今度はレオパルトの目が丸くなる。自身の放った弾幕はトランセイザーのスーツを少し焦がしているだけだったのだ。
「クソクソクソッ!」
ドドドドドドドドドンッ!!!
レオパルトはさらに激しい弾幕を放つ。 それに対してトランセイザーは両手をクロスさせ…レオパルトに向けて突っ込み距離を詰めた。
「来るな…来るな…来るなああ!!」
「捕まえた…」ガシッ
「ひいっ!」
「覚悟しなさい!」
トランセイザーはそのままレオパルトを捕えて空中へと飛んだ。
『トランスマジカル…お尻ペンペン』
ペンペンペンペンペンペンペンペンッ!!
「ぎいやぁぁーーー!!」
以前マジアベーゼを倒した技…名前の通りただお尻を叩く技。しかし、下半身をほぼ露出させているレオパルトにとってその効果は絶大だった。着地と共にレオパルトのお尻は3倍ほど赤く膨れ上がり…痛みに悶え動けなくなる。
「クソッ!これなら変身前に殺しておけば……あ!」
そしてそのままレオパルトは変身が解けてキウィへと戻った。
「キウィちゃん…」
「はあ、もっと仲良くなる前だったら遠慮なくやれたんだけどな…ほら殺せよ心愛。」
「そんなことするわけないでしょ!」
「なら、うてなちゃん達に喋る…新しい仲間も増えたしな。ついでにSNSでも拡散してやる…それでもアタシを殺さないでいられるか?」
「ぐっ…チーポ、なんとかできないの? 」
「仕方ないっチね。光のパワーを使うっチ。」カパッ
そういうとチーポは口を開き、中から大量の触手が姿を見せた。
「何だよそれ!?お前、本当に気持ちが悪……ぐおっ!」
触手はキウィの身体を拘束し持ち上げて、頭と耳と尻に刺さった触手が何かをドクドクと流し込む。キウィの目が大きく見開いた。
「うーん、魔力の影響かちょっと進行に支障があるっチね。さっきのダメージでもう抵抗されないと思ったけど…ここはもう少し体内の魔力を削っておくっチ。」
「チーポ!?完全に台詞と絵面が不味いわよ!」
「手段を選んでられない状態だからね。それとも心愛は自分の正体を…トランセイザーの正体を…みんなにバレたいっチか?」
「…それは…分かってるわよ!でも、これ以上何をしろというの!」
「胸でも揉んでおけばいいんじゃね?」
「そんな適当な…」
「ほらほら早くしないと…この娘が初の光のパワーの後遺症者になるかもしれないっチよ。」
「…くっ…キウィちゃん!」
もみもみ
「ーーあ"!?」ビクッ
トランセイザーはしぶしぶキウィの胸を揉む。キウィの身体がビクリと跳ねる。
「お?ちょっと抵抗が弱まったっチ!ほら心愛、このまま揉みつつ、他に何かすごいことをするっチ!」
「こんな状態で他に何が出来んのよ? 」
「うーん…あ、そうだ。電気あん○って知ってるっチ?」
「初耳だけど…何それ?」
「そのまま足を…はちょっと難しいっチね。右膝を上げろっチ。」
「こう?」
「えい。」
トランセイザーが右膝を上げる…するとチーポは拘束したキウィをそこに落としたのだ。
「があ"ぁぁ!!」ビククッ
結果、トランセイザーの膝がキウィの股間へと当たり、キウィはさらに悲鳴を上げる。
「ちょっと!?何させてんの!?」
「お?さらに弱まった…あと一押しっチね。」
「キウィちゃん!?大丈夫!?」
「がっ…う…」
「…何で自分を脅してる相手を心配してるっチか…うーん、このまま触手で穴という穴を…」
「ダメよ!…他に私に出来ることは? 」
「口が空いてるからキスでもすればいいっチ!」
「ー!?」
「はぁ!?このフルフェイスでどうしろ!?そもそも、私したことないのだけ…」
「顔だけ変身解いてやるからさっさとする!これ以上時間をかけようものなら何が起こるか分からないっチ!でないとボクが触手を突っ込むっチよ。」
「おい…心愛…嘘だろ?」
「うっ!う、うぅぅ…!!ごめんね、キウィちゃん!……ん!」
「んぐっ!?」
顔だけ変身に解かれた心愛は強引にキウィと自身の唇を重ねた。キウィは涙を流し…また身体をビクンと跳ねたかと思うと…力が抜けたのか腕がダランと垂れ…目から光が無くなり…チーポの触手から解放された。
「ふぃー……光のパワー、執行完了っチ!!」
「うてなちゃんごめんねうてなちゃんごめんねうてなちゃんごめんね…」
「キウィちゃん…うぅ。私もファーストキスだったから…本当に…ごめんね…」
心愛の手がキウィの頭にポンっと触れるとキウィは眠るように気絶した。
………
「ん?空間の異常を察知…どうやら、戻ってきたようだね。やはりレオパルトは負け…おや?」
「時空転移完了!トランセイザー、お疲れ様っチ!ボクが
「分かったわよチーポ。」
遠くから監視していたヴェナリータは読めない表情のまま固まった。自身の目の前には聖幻獣状態のチーポとトランセイザー、敗れてトランセイザーの左手に抱えられたキウィ…そして、右手に抱えられた心愛の姿があったのだ。
「…やれやれ、どうやらトランセイザーにはまだまだ裏があるようだね。」
トランセイザーたちはその場から飛ぶように姿を消した。
ーーー
「ん…」
「こりす、助かったっチ…というか、こりすも持っていたっチか。このトランセイザーの…えーと…」
「トランセイザーボールチェーンマスコット(税込2500円)。」
「こ、こりすちゃん?キャラ的にそんなに長い台詞を喋って大丈夫なの?」
「…?」かくん
心愛たちが家へと戻るとそこにはこりすがいた。
「まぁ、あの黒猫に効果があったと思いたいっチね。」
「…」じー
「こ、こりすちゃん?」
「…」ばっ
こりすは眠ったキウィを見つめていたかと思うと…いきなりスカートを捲ったのだ。
「ちょっ!ちょっ!何して…」
「…」ぷくー
「こ、これは仕方なかったんだってば!」
「…」
そして、赤くなったキウィの尻に指を向けつつ心愛へ膨れっ面を見せると、心愛は慌てて弁明をし始める。こりすは…キウィの尻を叩いた。
ベチンッ
「ぎゃあっ!!」
キウィが痛みで起き上がる。
「あれ?ここはどこだ?アタシは…何してたっけ?」
「ここは私の家よ。こりすちゃんにこの前の授業でしたプリキ○アのEDダンスを見せてたら何か上手くいかなくて、元になった動画を見直してたら…キ○アブロッサムの『おし○パンチ』にハマったのか知らないけど私にしつこくヒップアタックしてきたでしょ?」
「(おぉ、心愛!息を吐くように嘘が出てきたっチね!)」
「(誰の影響だ!誰の!)」
「いや、どんな状況だよ?ってか、何その技?尻でパンチ?」
「何度もしてきたから…そのまま組み伏せてこりすちゃんと一緒に叩いたのよ。そしたら思ってた以上に楽しくて…気づいたらキウィちゃん、そのまま泡吹いて倒れてたの…ごめんね。うてなちゃんというストッパーがいなかったから…」
「そうなのか、こりす?」
「…」ぷいっ
「おい!こっち向けよ…痛てて…」
キウィを自分の尻に触れる。
「本当にごめんね…湿布は貼ったから。」
「ん…」
「いいよいいよ…アタシの自業自得っぽいし。にしては、何か重要なことを忘れてるような…」
「とりあえず今日はもうここで解散にしよっか。」
「ん!」
「うーん、何だっけ…?ま、いっか!こりす、送っていくぞ!」
「ん…」
「またね~」
心愛はキウィへの罪悪感を抑え…何とか笑顔で見送った。