心愛、うてな、キウィ、こりすの4人は…街へと遊びに来ていた。
「んー、いい天気。」
「こうやって4人で外で遊ぶのは初めてだね…」
「そういえばそうね。」
「大体こりすはいけるんだけど…アタシたちはなかなか予定が合わないからな…」
「ん…」
「私も最近はチーポの手伝いで忙しくてね…」
「チ○ポ?」
キウィの口から爆弾発言が飛び出す。
「キウィちゃん!?何とんでもないこと言ってるの!?」
「まぁ、家では(疲労で)のびてたり(上司からの連絡で)縮んでたりするから似たようなものかな。」
「心愛ちゃんまで!?ちょっと、2人とも!こりすちゃんの前だよ!こりすちゃん、お兄さんだから!心愛ちゃんのお兄さんの名前だからね?」
「んっ!」ぐっ
「大丈夫?ちゃんと分かってる?」
「大丈夫大丈夫、顔くらいは知ってるか…」
「きゃあぁぁ!!」
『ーー!?』
突然の悲鳴を聞き、声の方へと駆け出す4人…目の前には大量の仮面の魔物が次々と街の人たちを襲っていたのだ。
「この野郎…!」ダッ
「キウィちゃん、ダメ!そっちは危な…」
「心愛ちゃん!!」
「っ!?」
「わたしが絶対に連れ戻すから!!こりすちゃんと一緒に安全なところまで逃げて!」
「ん!」ぐいっ
「うてなちゃん…分かった。気をつけて。」
キウィを追おうとする心愛だったが、うてなの力強い一声により…こりすと共にその場から離れる。
「…心愛は?」
「こりすちゃんと避難したよ…いこうか!」
『
2人は変身アイテムを手に取って…うてなはマジアベーゼ、キウィはレオパルトへと姿を変えた。
「…え?レオちゃん?」
「ん?どした?」
「口に付いてるソレ…何?」
「…へ?……マジかよ。」
………
「ここでいいよ…こりすちゃん。ネロアリスになって2人のところに行ってあげて…私はトレスマジアを呼んでから参戦するから。」
「…」ふるふる
こりすは首を横に振り、転神石の付いたブレスレットを取り出した。
「ダメよ、こりすちゃん。もちろん、あなたのことは信頼しているけど…今はトランチアーじゃなくてエノルミータとして戦って。私もすぐに向かうから。」
「…」むっ
「それを使っていいのは魔幻獣の時だけだよ。夜の公園でマジアベーゼに…うてなちゃんに使ってどう感じた?」
「…」
『
こりすはネロアリスへと変身する。
「よろしい。じゃあ、私も…」
心愛は転神ステッキを取り出して…呪文を唱える。
「リリカルマジカル、トランスマジカル…チェンジ!」
ピカーン
「転神!超空転神トランセイザー!!」
超空転神トランセイザー!
篠原心愛は転神のかけ声とともに空気中の聖幻エネルギーを物質化して身にまといトランセイザーへと変形変身する!
その間わずか0.021ミリ秒!!
トランセイザーへの転神と同時にチーポが目の前に現れる。
「時空転移完了…トレスマジアたちも準備が終わればすぐ来るっチ!」
「呼んでくれたのね。じゃあ、一緒に行こうかネロアリス。」
「…ん!」
「さっさとロード団ってのを倒して魔幻獣だけに集中したいっチね。」
「いや!エノルミータもいるからね!」
「トランセイザーにメロメロなマジアベーゼ、心愛にメロメロなネロアリス、過去にボコボコにしたレオパルト、ロコムジカ、ルベルブルーメ…もう攻略し終わってるようなものだっチよ。」
「言い方…」
「♡」ダキッ
「特にレオパルト…アイツ、この前の戦いで流した光のパワーの影響で面白いことになってるっチよ。」
「…何それ?見るのが怖いけど…今は急がないと。」
「ん!」
トランセイザーとネロアリスは急いで戦場へと向かう。
ーーー
『ヴォア・フォルテ!』
「おらっ!」
トランセイザーが到着するとそこにいたのはロコムジカ、ルベルブルーメの2人がそれぞれの能力を使い仮面の魔物と戦っていたのだ。そこにネロアリスとトランセイザーも乱入して魔物の何体かを攻撃し始める。
「でりゃぁ!」スパッ
「ん!?」
「ーーアンタは!?」
「ネロアリスと…トランセイザー!?」
仮面の魔物を攻撃しつつもトランセイザーを警戒するロコムジカとルベルブルーメ。
「ぐぐぐ…」
「ロコ!今は抑えろ!」
「分かってる…分かってるわよ…!」
「ボーとするな!後ろから来てるぞ!」
ナハトベースでの戦いを思い出し、苦々しく歯を噛み締めるロコムジカ…そして、トランセイザーがロコムジカに向かってライトセイバーを振るった。そして、大量の光の刃がロコムジカへと飛ぶ。
『トランスマジカル…ホーリー○ード』
「ロコォ!」
「なっ!?これ…避けれな……い?」
光の刃はロコムジカの側を通り抜けて…背後にいた仮面の魔物を捉えていたのだ。ロコムジカとルベルブルーメは慌ててトランセイザーへと視線を向けると、彼女はすぐに別の方向の魔物へとライトセイバーを振るっている。そこに合体した魔物が背後からトランセイザーへと迫っていた。
「てりゃ!」ブンッ
「ーーん!」
しかし、トランセイザーは気づいた様子はなく、ネロアリスが慌ててネコの人形と共に向かうが…間に合いそうにない。
『ヴォア・フォルテ!』
「ー!」ボンッ
ロコムジカの音波攻撃が仮面の魔物を消し去った。
「え?もしかして…助けてくれた?」
「ん!」
「…これでさっきの借りは無しよ。」
「別に貸しを作った覚えはないけど…」
「…トランセイザー、今だけでもロコたちに協力してくれない?これ…マジアベーゼがロード本人を倒すまで続くみたいなの。それまでは…」
「分かった、街への被害を止めないとね。」
「信じてくれるんだ…」
「ん!」
「アリス…何かテンション高くないか?」
こうして、一時的にトランセイザーはエノルミータと共闘することとなった。
ーーー
少し離れた所、レオパルトとシスタギガントによる一対一の戦いが行われていた。しかし、レオパルトの攻撃はシスタギガントに効果は薄く…逆に圧されている状況だ。そして…シスタギガントのボディプレスで大ダメージを負うレオパルト。
「ぐっ!あ……!!」
「……。まだ立ち上がりますかぁ…レオパルト、貴方ではわたしに勝つことは無理ですよぉ。そのようなモノまで付けられて…」
「…ぺッ。」
「何だよ…羨ましいのか?ちゅー出来ない以外デメリットねぇし…ベーゼちゃんの所有物って感じでいいだろ?」
「それ…魔力を感じませんよぉ。むしろ、あの時の銀色のヒーローと同じ力を感じますぅ。つまり…貴方はあの方のペットと言うことですよねぇ。」
「あん?んなわけねぇだろ!!バーカ!」
「そもそもの話ぃ…わたしは星3、貴方は星0…格が違いますよぉ。」
「…チッ。うっせえんだよなぁ。テメーらみんな同じことばっかりよぉ!」
「終わりにしましょぉ…!?」
拳を下ろそうするシスタギガント…それに対してレオパルトは軍服を全開する。
「まだ始まったばっかりだろ?」
全開したことで露出した胸の上には3つの四芒星があり…光ると同時に爆発を起こす。目が眩んだシスタギガント、砂煙が晴れたかと思うとそこには…
「くっ…これはぁ!?」
「いやー、何てことは無いんだけどさ…見せてやるよォ!アタシの本気ィ!!」
ーーー
「ーー!?トランセイザー!大変だっチ!」
「えいっ……何?今も大変なのだけど?」
「
「…嘘でしょ?」
「しかも…こっちに来てるっチ!…え?ちょっと待って!?」
「どうしたの?」
「1体じゃない…!3体いるっチ!!」
「…冗談は止めて。今は本当に笑えないから。」
「冗談じゃないっチ!トランセイザー…備えろっチ!」