魔法少女なヒロインにあこがれて   作:アマノジャック

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しかのこのこのここしたんたん…OPの中毒になりました。

真珠にスポットを当てたオリジナル回です…原作の話も入っていますが気にしなーい。


エピソード27 『ドラクエ5って最短でメタキン剣を手に入れると主人公がメタキン剣になってる気がしない?』

ある日、トレスマジアのマジアマゼンタとマジアサルファはカラオケで色々ヤっていたロコムジカとルベルブルーメと戦闘になっていた。

 

「何か気乗りせえへんわ…あと1時間くらい待ったってもええねんけど。」

「余計な気ぃ回してもらわなくて結構よ!!とっととくたばりなさい!」

 

『ヴォア・フォルテ』

 

まず、動いたのはロコムジカ。得意の音波攻撃を放つ。

 

『サルファシールド』

 

「これでどないや?」

 

マジアサルファは音波攻撃ごとロコムジカをドーム状のバリアーで覆う。結果、ロコムジカは反射した自身の技をもろに食らった。助けに入ろうとしたルベルブルーメだったがマジアマゼンタにより空中戦へと持っていかれ…そのまま、槍の一撃により地面へと叩き落とされる。そう、ちょうどロコムジカがいるところ…結果、2人の身体がぶつかり合った。

 

「おまっ…お前!?何でまだノーパン…」

「えっ!?やっ…なんで…」

「ーーっ!ロコ、耳を貸せ!」

 

「アイツら何を……な、何や!?」

「サルファ!来るよ!」

「任せとき!」

 

『サルファシールド』

 

「ルベル…ちゃんとみてる?」もじもじ

「…あぁ。ロコ、かましてやれ!」

 

『フォルティシモ・カノン』

 

「何やこの威力!?さっきとダンチ…ぐっ、ぐあぁぁぁ!!」

「きゃあぁぁあ!!」

 

ロコムジカとルベルブルーメは追い詰めていたものの合体()したことで戦況が逆転。2人の新技の強化音波攻撃はマジアサルファのバリアーごと破壊し…、マジアマゼンタとマジアサルファを地に伏せさせた。

 

「上手くいったなロコ!さっさとずらかる…」

「…まだよ。アイツらの変身アイテムを奪うまでは…」

「ロコ?」

 

ロコムジカが2人にとどめをさそうと動きだすと…

 

『そこまでです!』

 

「「ーー!?」」

 

『おふたりとも…とても良い戦いでしたよ。ですが、この辺りが頃合いでしょう。』

 

2人の耳に入るのは総帥マジアベーゼの声。背後に黒い空間が表れ、ルベルブルーメはその場で後ろに向くも、ロコムジカは無視してそのまま音波攻撃を放つ。

 

『ヴォア・フォルテ』

 

「おい馬鹿!何して…」

 

ドカーーン

 

倒れたマジアマゼンタとマジアサルファを中心に爆発が起こる。

 

「ロコ!ベーゼの指示が聞こえなかったのか!」

「…これでやったわよね?」

 

胸ぐらを掴むルベルブルーメをも無視してロコムジカはマジアマゼンタたちの方へと顔を向けていた。煙が晴れる。そこには…

 

「エノルミータ、今回は随分と容赦が無いようね。」

 

「マジアアズール!!」ギリッ

「くそ!増援かよ…ロコ、早く退くぞ!」

 

氷の剣を構えたマジアアズールがマジアマゼンタとマジアサルファを庇うように立っていた。

 

『ヴォア・フォルテ!!』

 

「…」ブンッ

 

背後にある黒い空間をよそに再びロコムジカは音波攻撃をマジアアズールへと放つも、それは氷の剣の一振によりあっさりと相殺される。

 

「はぁ…はぁ…嘘でしょ?前は破壊して貫通…うっ!?」グッ

「いい加減にしろよロコ。」

 

『影操り』

 

「待ちなさいルベル!もうちょっとであの2人を…離して!離してってば!!」

 

ルベルブルーメはロコムジカの影へと入り身体を操り…そのまま黒い空間へと姿を消した。その場にはマジアサルファの怒号のみが残った。

 

ーーー

 

場所はナハトベース、記録された映像からマジアアズールの登場とマジアサルファの怒号に目を輝かせるマジアベーゼの姿があった。後ろではルベルブルーメがドン引きしていたが、それを気にするマジアベーゼではない。

 

「サルファ…とってもいい顔です。2人を助けに登場したアズールも好き♡……ところでロコムジカさん?何かわたしに言うことはありませんか?」

 

唐突に冷たい声色へと変え、マジアベーゼは後ろにいるロコムジカへと目を向ける。

 

「…」

 

対してロコムジカは無言のままでいた。

 

「おや?黙りですか…まぁ、いいでしょう。ロコムジカさん、あなたの変身アイテムはしばらく没収します…この組織の方針をもう一度頭に叩き込んできなさい。」

「…分かったわよ。」

「ロコ!?」

「ルベルさん、ちょうどあなたに協力していただきたいことがあるのですよ、その間はロコムジカさんと過ごせる時間を奪うことになるのですが…よろしいでしょうか?」

「…あぁ、分かった。しばらくアイツを1人にしろってことだな。」

「お早い理解で助かります。」

「…」

「まぁ…アレだ。アタシ抜きで好きに過ごしてくれ。」

「別にアンタなんていなくても…いなくても………帰るわ。」ポンッ

 

変身を解いた真珠は変身アイテムをマジアベーゼへと渡すとそのまま黒い空間へと入り帰宅する。その様子をルベルブルーメは悲しそうに見送った。

 

ーーー

 

数日後の平日、放課後になり真珠は今日も1人帰っていた。

 

「…時間ってこんなに長かったかしら?」

 

ボソリと独り言を溢しつつも、真っ直ぐ家に帰る気にはなれず、プラプラと歩き続ける真珠。すると…

 

「あれ?真珠?」

「ん!」

 

「心愛…こりす…」

 

2人の友人に会った。そのままの流れでカラオケへと3人は足を運んだ。

 

………

 

「で、ジュースにドライアイスを溶かして炭酸水が出来たのよね。衛生面が怪しいからちょっと舐めるくらいしか出来なかったけど…確かに炭酸水だったわ。」

「…」

「ドライアイスは危ないからこりすちゃんは真似したらダメよ?」

「ん!」こくっ

「よろしい…あ、飲み物無くなったわね。みんなの分も入れてくるわ。こりすちゃんは何がいい?」

「ん、んん!」

「サイダーね…真珠は何がいい?」

「……メロンソーダ。」

「了解。」

 

歌うことなくずっと喋っていた心愛だったがジュースの補給しに部屋を後にする。

 

「こりす。その…心愛とのデートを邪魔してごめ…!?」

「…」ふるふる

 

謝ろうとする真珠の肩にポンっとマイクを置き、首を横に振るこりす。同じエノルミータとして何か思うことがあるのだろが…それ以上のことは何もしなかった。そして、心愛はすぐに戻ってきた。

 

「お待たせ…ん?何か歌うの?」

「いや、その…真珠は…」

「ん!」

「最初は歌いにくいか…よし、私から歌うわね!」

 

………

 

「大好きが止まらない♪わんだふるぷりき○あ♪」

 

「んん!!」パチパチパチ

「…」ゴクゴク

 

心愛が歌い、こりすが拍手をする中で、ジュースを飲み続ける真珠。

 

「真珠は歌わないの?」

「…今日はその…そんな気分じゃなくて…」

「ん!ん!」

「次はこりすちゃんが歌うみたいだよ。」

「こりすが!?アンタ、歌えるの?」

「ふんっ!」グイッ

 

こりすは立ち上がり自身のマイクを構えつつ、もう1本のマイクを真珠へと渡した。

 

「…へ?真珠、その歌知らな…」

「下手でもいいから雰囲気で歌ってみなさいよ。」

「う、うん…」

 

そして、心愛の手拍子する中でこりすと真珠は歌いだす。

 

………

 

「「う~、Fight♪」」

 

「おぉ!!2人とも上手だったよ!」パチパチ

 

「そ…そうかしら?」

「ん…」こくっ

「ネモから下手くそって聞いてたけど…何よ、普通に上手いじゃない!」

「いや、その…」

「デュエットが得意とか?ネモとは何を歌うの?」

「い、いつも真珠の歌を聞いてくれてるだけで…」

「じゃあ、次はその中から適当に!」

「ん!」スッ

「え?…わ、分かったわよ!真珠の歌を聞きなさい!」

 

今度は真珠はソロが歌いだした。

 

………

 

「もごもご♪しゃべるな~♡……ふぅー!2人とも聞いてくれてありがとう!」

 

暗い気分が晴れたのか気持ちよく歌った真珠だったが…

 

「「…」」げんなり

 

代わりに心愛とこりすのテンションが下がる。

 

「どうだった?真珠の歌、どうだった?」

 

「ひどい。」

「ん!」こくっ

 

2人は感じたことをそのまま真珠へと言う。

 

「何でよ!?」

「こっちのセリフだけど?何で直前のこりすちゃんとのデュエットは上手くいったのに今回のソロはクソひどいのよ!」

「…」こくっ

「クソ…!?知らないわよ!」

 

ピピピ…

 

「え?こんな時に誰よ…ごめん、ちょっと部屋から出るわ。2人とも、しばらく好きに歌ってて。」

「んん!?」

「こりす~、アンタなら真珠の歌の良さ…分かってくれるわよね?」

「…」ふるふる

 

心愛がスマホを持って部屋を出ると同時に真珠は目を光らせて、こりすへと圧のある質問を投げた。こりすは首を横に振って否定するが…真珠は気にせず、機器へ次の曲を入れようする。その瞬間…

 

「2人とも大変だっチ!」

 

チーポが突然に室内に現れた。

 

「アンタは…トランセイザーのマスコット?何?また本部に戻るからって転神石でも渡しにきたの?」

「半分正解っチ!街中に魔幻獣が出てきたっチよ!トランセイザーを向かわせたから君たちもすぐに…これ、転神石だっチ!」

「…分かったわ。ただ、もう1人友達が来てるの…その娘に一言だけ言わせてもらえるかしら?時間はかからないから…」

「…」じー

「分かったっチ。現場で待ってるっチ。」

 

そういうとチーポはその場から姿を消した。入れ替わるように心愛が部屋へと戻ってくる。

 

「ごめんごめん。ママから帰りに買い物を頼ま…」

「心愛。急で悪いけど真珠、今日は帰るわね。これ、代金…またね!」

「え?うん、今度はネモも一緒にね!」

「そうね……今日は本当にありがとう。」ボソッ

 

真珠はそう言うとそのまま部屋を後にした。そして、チーポが再び現れた。

 

「いやー、てっきりこりすを連れていくと思ったっチけど…1人でいくつもりみたいっチ。」

「今回の魔幻獣はタマゴからの孵化?」

「そこまでは分からないっチけど…大型の魔幻獣っチ。前の魔幻獣よりも厄介かもしれないっチ。」

「なら急がないと……こりすちゃん、手伝ってくれるかしら?」

「…」こくっ

「じゃあ…私たちも出よっか。」

 

心愛はそのまま会計を済ませ、カラオケ店の裏路地へと入り…チーポより転神ステッキを受け取った。そして、こりすと共に呪文を唱える。

 

「「リリカルマジカル、トランスマジカル…チェンジ!」」

 

ピカーン

 

「転神!超空転神トランセイザー!!」

「転神。超空転神トランチアー。」

 

超空転神トランセイザー&トランチアー!

篠原心愛と杜乃こりすは転神のかけ声とともに空気中の聖幻エネルギーを物質化して身にまといトランセイザー&トランチアーへと変形変身する!

その間わずか0.021ミリ秒!!

 

ーーー

 

湧水の壁(スプリングウォール)

 

「…」ズズズッ

 

「効いてない!?…ううん!ブルー1人だけでも何とかするのよ!おりゃっ!」ブスッ

 

真珠はブルー・ランスへと転神し、巨大な半透明のブヨブヨな魔幻獣…『スライムゲルガー』との戦闘になっていた。街中ではあるのの避難が済んだのか周りには誰もいない。スライムゲルガーは水の壁をもろともせずにブルー・ランスへと距離を詰める。対してブルー・ランスは槍で突き刺すも…

 

ブニョ…

 

「全然刺さらない!?しかも武器が抜けな…きゃっ!」

 

スライムゲルガーは巨体を活かして突進にかかる。結果、ブルー・ランスの手から槍が離れ、そのまま飛ばされた。

 

「くっ!もう一度…って槍が無い!?」

「…」ズズズッ…

「いやぁぁ!!こっちに来てる!!こうなったらロコムジカにな……れなかったわね。でも、素手ではどうしようも…あぁ!もう!トランセイザー、早く来なさいよ!」

 

立ち上がると同時にスライムゲルガーから全力で逃げるブルー・ランス。追われながら対策を考えるも何も出てこず…メイン戦力であるトランセイザーの名を叫んだ。すると…

 

「ブルー!待たせてごめんね!」シュタッ

「トランセイザー!」

「早く片付けるわよ!やあぁ!」

 

銀色のヒーローが到着する。トランセイザーはライトセイバーを構え…スライムゲルガーへと斬り込んだ。

 

ブヨンッ

 

「…斬れな……きゃぁぁ!」バンッ

 

ライトセイバーは少し食い込んだだけでその反動によりトランセイザーは弾き飛ばされた。

 

「ちょっと!アンタ、最高戦力でしょうが!?」

 

「やれやれ…また面倒くさそう何が出てきたなぁ。パープル、受け止めたり。」

「ん!」ガシッ

「うっ!ありがとう…」

 

飛ばされた先にはシルバー・ストームとパープル・ウィッチが来ており、パープル・ウィッチがそのままトランセイザーを受け止めると同時にその場を離れた。

 

「シルバー!うぅ…、来てもらって早速悪いけど…ブルーの槍、取り返してくれない?」

「取り返せ?どういうことやねん?」

「あそこ…」

 

ブルー・ランスがスライムゲルガーへと指差すと…その頂点に槍が突き刺さっていた。それ同時にシルバー・ストームが頭を抱えた。

 

「アンタは槍が無かったら何も出来んのか…もう槍が本体やんけ。」

「そういうの今はいいから!お願い!」

「はいはい…任せとき。槍の刺さっとる周囲を軽く削ればええんやろ?」

 

そう言うとシルバー・ストームはクナイを2本、スライムゲルガーへと飛ばして突き刺した。しかし…

 

「…」ズズズッ

 

「…」

「…ねぇ、シルバー?アンタのクナイ…完全にアイツの体に入っちゃったわよね?回収出来るの?」

「…ブルー。」

「何よ?」

「ウチもクナイが本体みたいやわ…」

「バカー!!」

 

その場から全力で逃げ出すブルー・ランスとシルバー・ストームの2人。スライムゲルガーは押し潰そうと進撃し始めた。

 

「突きもダメ。斬るのもダメ。どうすればいいのよ!」

「なら、これならどうや!」

 

シルバー・ストームは残った3本のクナイを回転させて出来た小さな竜巻をスライムゲルガーへと飛ばした。

 

嵐吊上(ストームリパルション)

 

「…」グッ

 

風の刃で出来た小さな竜巻とスライムゲルガーの進撃が拮抗しあうことで互いの動きが止まり、その体がブルブルと揺れる。

 

「効いてる…のかしら?」

「はんっ!このまま文字通り風穴開けて…!?」

 

「……」クグググッ

 

しかし、徐々にスライムゲルガーの方が前へと進み始めた。

 

「押されてるわよ!?」

「ちっ…5本無いからか。ブルー!この隙に槍を回収してきいや!ついでにウチのクナイも頼んだ!」

「無茶言うんじゃないわよ!」

「無茶でもやらんかい!」

「分かったわよ!さっさと…ぐえっ!」バシッ

「ブルー!?」

 

ブルー・ランスがそのままスライムゲルガーへと近づくも…スライムゲルガーが体をツタのように伸ばしたため腹パンを食らう。

 

「痛て…」

「ブルーちゃん、大丈夫っチか?」

「マスコット!トランセイザーとパープルはどこにいったのよ!」

「マスコットじゃなくてチーポ君だっチ。…もうすぐ分かるっチ。」

「へ?」

 

不動積雪(Refusal of Train)

 

「…」コチコチコチ…

 

「あれはパープルの…」

「次が本命っチ!」

 

『マジカル☆プリフィア☆スターライト』

 

突然にスライムゲルガーが凍り、正面からトランセイザーが必殺技の極太レーザーを発射した。レーザーはそのままスライムゲルガーを飲み込み…そこにはスライムゲルガーの残骸とブルー・ランスの槍が刺さっていた。




長くなったので2つに分けました。木曜の朝9時に投稿したいので…また来週!
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