人類黙神録   作:Maius

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第五話

「よし、全員出席してるな。今日は銃撃の練習だ。」

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

 

********************************************

 

射撃訓練場にみんなで向かっている時、勇輝は1人暗い顔をしていた。

 

(銃撃の練習はあるのは知っていたがなんで今なんだ.....)

 

(そういうのって体をもっと鍛え上げてからじゃないのか!?)

 

そんな風に1人脳内で項垂れていると、

 

「....勇輝も訓練でそんな風になるんだね。なんか意外だな。」

七条だ。

 

「いや誰だって銃は怖いでしょーが。ったく、あのおっさん、何考えてんだよ。」

 

「オーイ、松原、聞こえてんぞ。補習するか?」

 

「なんでもありません」

 

「ふーん」

 

あぶねぇ、補習とか絶対しんどいじゃん。いくら目標のために身体を鍛えるとはいえ、壊したら本末転倒だしな。

 

「よし、ついたぞ。これから俺が言う物だけを持って入れ。そのほかは全てロッカーに入れろ。」

 

さすがに火器を扱うだけあって厳重だな。空港のゲートみたいなんが4重にもある。

 

「よし、全員いるか.......いるな。じゃあこれから銃撃訓練を始める。それにあたって、幾つか注意をさせてもらうぞ。」

 

「一つ。射撃ができるタイミングは俺が指示する。それまでセーフティを変えないこと。」

 

「二つ。射撃する際はフォームを変えないこと。怪我するぞ。」

 

「三つ。もし銃を持ち出す、または人に銃を向ける、などをした場合は速攻で牢屋に住んでもらう」

 

「四つ、無条件で発砲した場合はことによっちゃ()()()()()()する。その許可もすでに下りている。」

 

((((ドクンッッ!!)))))

 

その時、俺たちは殺気を感じた。心臓部に鋭いものを突き立てられている感覚。

 

隣の七条が半泣きになっている。

 

「ん?あぁすまない、驚かせるつもりはなかったんだ。それに、あの恭介からの推薦だろ?

お前らは変なことしないって信用してる。さあ、準備しろ。」

 

1人を除いてビビりきった顔で準備をする。

 

「なあなあ、松原ぁ、俺怖えよぉ、、、」

 

「おい、千葉、落ち着けって、ヴェルディさんは別になんもしねぇよ。」

 

「な、なあ2人とも。」

 

「「ん?」」

 

「ここ最ッ高だな!!!!」

 

((はああああ!?))

 

中島 英介。 根っからのミリオタ。

夏休みには総火演、冬休みにはレーションの試作、いつもの休日には

プラモデルなどその熱量は計り知れない。

ましてや彼に本物の銃器を触らせるなど古川 憲心にゲーム機をちらつかせるようなものだ。

 

「「はぁ...」」

 

世の中にはいろんな奴がいる。

 

 

「さあ、お前たち、準備ができたら位置につけ。」

 

銃のリロード、撃鉄を起こす。

 

「撃ち方始めぇ!!」

 

ドドドドドォォォン!!

 

「で、出た....」

 

「ひぇええ、」

 

「.......……」

 

「うおおおおお!」

 

それぞれの反応をする。(1人だけ興奮してるのはなんで?)

 

「…よし、じゃあ今日の射撃訓練は終わりだ。帰って座学やるぞ。」

 

「はい。」「了解です。」「ええぇ〜?」

 

「おい、中島、お前は指導が必要らしいな?え?」

 

「いやいやいや!なんでもありません」

 

「お前犯罪者予備軍だな。まあいいや、行くぞ。」

 

 

この日はダントツで怖かった。




勇太くん、英介くんになりました、理由は特にないです。
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