目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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十三話 ハートエイク

 

 『トリエルが立ち塞がった!』

 

 「来たね!私がフロギー培って来た仲良しこよしの力を思う存分見せてやろう!トリエルさん!貴女の前にいるのは世界で初!フロギーの言葉を話せる人間だ!」

 

 『トリエルはあなたと目を合わせようとしない』

 

 って今の行動判定かい!?

 

 テキストにツッコミを入れてると火の玉が真っ直ぐ飛んで来た。

 

 「危ねぇ!頭がチリチリになるとこだった!」

 「拘るところそこなのか?お前」

 

 これでも私、寝癖が酷いからね。チリチリになったらもっと酷くなっちゃう!

 

 「あ!フリスクちゃん危ない!どわっちゃぁああ!?」

 

 フリスクをその場から突き飛ばすと私が火の玉を喰らった。

 

 「あちちちちち!これがほんとの飛んで火に入る夏の虫ってか!?」

 「サツキ!?火を消さないと!」

 「そんなの“無視“!…虫だけに!」

 「言ってる場合か!」

 

 だってこれすぐに消えるんだもん。

 

 『トリエルは必死に視線を逸らしている』

 

 ……おや?おやおや?もしかして今のギャグがツボったかな?

 

 「…トリエルさん、ダジャレやジョークって好きです?実は私ダジャレやジョークが好きでですね。練習中ですけど。聞いてくれます?」

 「……」

 

 『トリエルは会話をしようとしない』

 

 いま思えばすごいよね!サンズって、ジョークとダジャレとギャグを一人でできちゃう!…いま思えば私がナプスタに言ったのってギャクかな?ジョークって難しいな〜でも私もギャグもダジャレも好きです!

 

 「私、小さい頃に学校で肝試しやったんです。お化けが出るって噂で気になって…くら〜い廊下の中歩いてるとふと、違和感を感じる。あれ?おかしいぞ?ここには私しか来てないはずだ」

 

 私が話し出すと攻撃を一旦やめ、ちょっと耳を澄ませている。

 

 「いや気のせいか、と思いながら進んでいると突然!目の前にお化けが出るじゃないですか!私はもう驚いて逃げましたね!その時にうっかり足を滑らせて頭を“ゴスっと“(ゴースト)ぶつけてしまったんですよね!その後気絶したからどうなったのか知りませんけど!」

 

 『トリエルは少し笑っている トリエルの攻撃力が下がった!』

 

 ふふ〜ん♪トリエルさんの弱点見つけたり!

 

 「フリスクちゃん!今が好機だよ!なんか適当に試しちゃって!」

 「分かった!」

 

 笑ってるせいで狙いがブレブレ!避けやすい!

 

 「他にはね〜さっきアリサイズのフロギーを見つけたんですよ。どうやって見つけたぁと言われると違和感が“あり“過ぎてすぐに見つけることが出来ちゃったんです!」

 「…うふ!」

 

 『トリエルの肩が震えている トリエルの攻撃力が更に下がった!』

 

 フリスクちゃんはずっと見逃すを押し続けてるのかな?心なしかトリエルさんの弾幕が私たちを避け始めた気がする。

 

 「トリエルさ〜ん良いんですか〜?このまま続けると私のナイスなダジャレやギャグが炸裂しますよ?貴女がそんな行動を“取りえる“のでしょうか?」

 「…!うふふふ!」

 

 『トリエルは笑っている、戦う気はもうないようだ』

 

 あはは!トリエルさんは力を証明してって言ってたけど。別に戦う力だけが力の証明じゃないよね!どうよ!これが私の戦い方!

 

 「はぁ…私はダメね子供達を満足に救えないなんて」

 「そうですか?何も分からない私たちを、貴女は暖かく迎え入れてくれたじゃないですか、そんなこと出来る人なんて中々いないですよ!」

 「そう……うふふ、私はただ、私が出来ることをしただけよ。そうね。“まぁまぁ“の結果だったかしら?」

 「ッブフ!?ちょw最後の最後でそう来ましたか!?やっぱりダジャレとか好きですよね!?」

 

 これは一本取られたなぁ。

 

 −−−けど、お互いに笑い合えるなら最高の結果じゃない?

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