十五話 イカしたスケルトン!
−ヒュ〜〜〜!
「寒い!?遺跡の外は冬まっしぐらじゃないか!?」
「…はくしゅ!」
「フリスクちゃん大丈夫?」
「……だい、じょうぶ」
じゃないね。このままだとフリスクが風邪引いちゃうよ。リュックの中になんかあったかな〜…お?これとか良さそう。
「はいフリスクちゃんマフラー、これあげるね〜」
「…くしゅ!…良いの?」
「良いともさ!私にはこの上着があるしね!」
いや〜丁度よくマフラーがあって良かったよ〜それでも寒いのには変わらないから早く進まないとね。
−バキ!
「ヴェ!?」
「…枝の折れた音だ、そんな些細なことでもビビるなんてやっぱりお前はからかい甲斐のあるやつだな」
なんだ枝の音か。
「…これ、鳥居かな?」
「鳥居ってなんだ?サツキ」
「え〜っと、神社とかにある神様とかに続く道の門みたいな感じかな、ほんと赤いんだけど」
「へ〜」
ぬ?何か足音が聴こえてくる。
「おい、人間、初めて会うのに挨拶もなしか?こっちを向いて握手しろ」
「……初めまして〜!」
−ブゥウウウ〜〜〜!ぷぴぃ
「………あは♪」
「ワオ、オイラが仕掛けるつもりが、逆に仕掛けられるとは、こいつは一本取られたぜ」
なんだかこっちにきてから笑いが止まりませんな〜!
「それはそうと、あんたら人間だろ?」
「それ以外に何に見える?正真正銘の人間さ!私は新崎皐月!」
「私は、フリスク」
ブーブークッションの時にちょっと笑ってたでしょフリスク、肩が震えてるよ?
「オイラはサンズ、見ての通りスケルトンさ」
「へぇ、いきなり“とん“でもないのが出てきたね!」
「…!…へへ、そう震えるなって、何もとって食おうってわけじゃないんだ。それとも“骨身“に染みる寒さで震えてるのか?」−ツクテーン!
「ブフ!」
フリスク、今笑ったね?私の方にも付かないかな〜効果音。
「ま、オイラは人間がここに来ないか見張ってろって言われてんだ」
フリスクが私の服の裾を掴んで震える。まぁ、この後に続く言葉を想像しちゃったんだろうね。
「ま、つってもオイラ的には人間捕まえるとかどーでも良いけどな」
「どうでも良いんだ。結構大事なことだと思うけど」
「サツキ!シー!」
何それ可愛い。
「でも、弟のパピルスは、筋金入りの人間ハンターだぜ」
「そうなのか〜」
「お、噂をすれば、パピルスが来たっぽいな」
気付くのが早い!これが弟ラブの力なのか!?
「とりあえずこのゲートっぽいのを潜れよ」
「通せんぼするには大きすぎだよね〜」
「普通に通れるだろ?パピルスが作ったんだけどさ、意味ないよな」
とかなんとか言いつつ、兄の顔になってますよ〜サンズさん。
「その、丁度良いランプに隠れてくれ、サツキはそうだな…小屋の裏にでも隠れててくれ」
ほんといいサイズのランプだね。ピッタリフリスクが隠れるじゃないか。あ、カメラある。ヤッホー!
カメラに向かって手を振っているとザクザクと足音が聴こえてくる。
「よう、パピルス」
「よう、では!ぬぁああい!」
−−−キタキタ!地下世界のリアルスター!