目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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十七話 お笑い芸人!

 

 「じゃあ行こうか…釣竿?こんなところで何が釣れるっていう……の」

 

 『電話ください!これがボクの番号です!』

 

 そうだった、ここ誰か知らないモンスターの変顔写真と電話番号が付いてるんだった。

 

 「…そっとしておこう」

 「流石のサツキでもこれは無理か」

 「普通に個人情報ダダ漏れなんでダメだね!フリスクちゃんはこんなことしちゃダメだよ?」

 「…うん」

 

 元の道に戻って謎の異次元ボックスを開ける。そこには『じょうぶなてぶくろ』が入ってた。

 

 「……特に何も入ってなかったよ!でもこれ倉庫に使えそう!」

 「…中が見えない」

 「不思議だね〜」

 

 これもフリスクには渡せないね。武器にならないような手袋な良いんだけどこれはダメ!

 

 『オワライチョウがダジャレを聞いてもらいたくて飛び出した!』

 

 来たな?ライちゃん!

 

 「こらぁあかんわぁ、にっちもさっちも「ゆき」まんねん!」

 

 とか言いつつカッター飛ばさないでぇ!これがキミたちモンスターの挨拶なのは知ってるけど人間はハローやおはようで挨拶するの!

 

 「あ!指切った!なんか私いつも怪我してるかも!」

 「かもじゃなくてしてるんだよ。お前」

 

 確かにそうかも!

 

 「じゃあ私も雪にちなんだダジャレを一つ、実は私雪だるまと話したことがあるんだよ」

 「ほ〜ん、それで?」

 「ちょっとうっかりで雪だるまの身体を崩した時に謝ったの“すまんのー“って」

 「へぇ〜、まぁまぁおもろいやん」

 

 『オワライチョウにそこそこウケているようだ!』

 

 ドヤァ!

 

 「ワイのダジャレはどや!?ワイが“こおらし“めたるで!」

 「あはは!面白い!」

 「じぶん、お笑いをわかっとりますがな!親父め、みたか!?」

 

 親父さんはここにいないから見てないと思うけどね!“パパ“っと見せてくれば良いんじゃない?ふふふ!

 

 「…またお前は心の中でダジャレを言ってるな?」

 「ありゃ?なんで分かったの?」

 「顔を見れば分かる」

 

 そんなに分かりやすいかな?

 

 『オワライチョウを見逃した!0EXPと12ゴールド手に入れた!』

 

 「ぷは〜!白黒空間から元の色に戻るの慣れないな〜」

 「それよりもサツキ、回復しとけよ」

 「ほんの擦り傷だしへーきへーき!」

 

 こんなちょっとの傷で回復アイテム使ってたら勿体無いよ。

 

 「そしたらさ、アンダインがさ…!」

 

 あ!伝説の、回転スケルトン兄弟だ!

 

 「兄ちゃん!あ、あ、あ、あ…!あれって…人間?」

 「んー…いや、あれは岩だ」

 「っえ」

 

 これさ、なんで岩の前にいる私たちに気付かないんだろうね?

 

 「なんだ」

 「…見ろよ、岩の前になんか立ってるぜ?」

 「…ええええええぇ!?」

 「ハウディー!」

 

 私は手を振って挨拶する。

 

 (あ、あれって……人間??)

 (うん)

 「しんじらんない!!兄ちゃんオレ様遂にやったぞ!アンダインに褒められる!これで…オレ様は人気者!人気者!友達いっぱい!」

 

 −−−あ〜ダメ、ニヤケ面が止まんない

 





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