「あ、サンズ」
「よう、一つ大事なことを教えておくぜ」
青い攻撃のことだよね。これもうちょっと前の辺りで教えてくれたら……どっちにしても当たんなかったかも。
「パピルスは青い攻撃を使ってくるんだ」
「…青い攻撃?」
「あぁ、青い攻撃の時は、動かなければダメージを受けないぜ」
フリスクが微妙な顔をしてる。これ、もうちょっと早く教えてくれたら良かったのにって顔だ。
「ん?どっかで見たことがあるのか?」
「さっきワンボーと出会ったの」
「……あぁ、なるほど」
「そうゆうこと〜それでフリスクちゃんはもう少し早くに教えてもらいたかったって思ってるっぽい」
同意を示すようにフリスクが隣で頷いている。
「へへ、そいつは悪かったな」
「でもありがとう!パピルスが何を使うのか分かったよ!」
「どういたしまして」
看板があるところに着くと、看板にはほとんど氷しか書かれていなかった。まぁ、そうだよね。
「あ、あっちに道がある」
「…サツキ、行ってみるか?」
「ん〜?なんで私?」
「お前、いつもフリスクに譲ってばかりじゃないか。偶にはお前も決めてみたらどうだ?」
ありゃ、まぁ、確かに、いつも道を進む時はフリスクに任せてるけど。
「じゃあ行ってみようか!」
気になる道の先には何がいる?答えは!
「突然話しかけてすみません、僕は雪だるまです」
「見れば分かるさ!私は人間のシンザキサツキ!」
「私はフリスク」
この子もモンスターなのかな?
「ボクの夢は世界旅行、でも生憎、僕はここから動けません、人間さん、一つお願いしても良いですか?ボクの体から雪を取って遠くに運んで欲しいんです」
「良いよ?」
「…良かった!どうかよろしくお願いします!」
私は雪だるまの体を少し削って『ゆきだるまのかけら』を手に入れた。
「ところでキミは大丈夫なの?」
「はい、雪が降れば自然と体は治りますので、お気になさらず」
そうだったの!?
ゆきだるまのかけらを大事なモノに仕舞いつつ私たちは先に進む。
「兄ちゃんは怠け者だ!一晩中昼寝してたし!」
「それは昼寝じゃなくてフツーに寝てただけ」
「またそうやって言い訳ばかり!」
「ん〜?夜に寝るのは普通では?」
それともスケルトンは睡眠が必要ないのかな?……いや、パピルスは絵本読んで寝かしつけれもらってるみたいだしそれはないか。
「…!ウヒョウ!人間がやってきたぞ!」
「やってきましたぞ!人間が!」
私は思いっきり胸を張る。
「ここは通さん、我が兄と共にパズルを仕掛けてやった!」
「どんなパズル〜?」
「まぁそう焦るな人間、なぜなら、このパズルは中々にショッキングだからだ!」
フリスクの顔が青ざめた。一体何を想像したのかな?
「何しろその名も…!ビリビリ透明迷路!この迷路の壁に触れると…このオーブから強力な電撃が発生する!!!」
「おぉ、まさに“ショッキング“だね」
「そうだろうそうだろう!」
でもこれ答えが……
「どうだ!素晴らしいだろう!…もっともこれは貴様らにとっては悪夢の始まり…余裕をかましていられるのも今のうちだ!…はーい!それじゃ、はじめー!」
「の前にさ、オーブ持ってないけど、それでも電撃ってくるの?」
「……そうじゃないか!オレ様が持ってたらオレ様がビリビリ痺れちゃう!」
迷路に足跡を付けながら私のところまでやってきた。
「はい!これ持ってちょーだい!」
「よっと!」
「…お人好しめ」
おぉ、ツルツルピカピカなオーブだ。正直このままでもゴール出来るけど。すごいワクワクしてるからな〜一回くらいは受けた方がいいかな?
「…なぁ、パピルス、足跡が付いてるぜ?」
「あ!ほんとだ!すぐに消すね!」
あらら?なんか、ちょっと違う?
「はい!どーぞ!」
あ〜分からなくなっちゃった。良し。
「突撃ーーーー!あばばばばばば!?!?」
「サツキ!?」
「ハァ……バカだなぁ」
なななな、なるほどどど、途中までは真っ直ぐなんだねねねね!
「お、おぉお?思ったより電圧が強いな。だ、大丈夫か人間!いつでもギブアップして良いからな!?」
「へ、へーきへーき」
痺れたぁ!これでダメージ受けないのが不思議なくらい!
「えっと?こっちかな?そして、こっちに行って、あっち…ギャ!?」
【 三十分後 】
「…カヒュ!…カヒュ!ゴホッ!ゴホッ!く、クリア!」
ちょっと電撃くらい過ぎて息が苦しいけど。なんとかクリアした!
「お、おお!よく頑張ったな!安心しろ!こんなところで貴様を捕まえたところで面白くないからな!もっと面白いパズルがこの先にあるのだ!待っているぞ!」
「ゲホ!ゲホ!うん!楽しみにしてる!」
これも電撃イライラ棒みたいなものだと思えば結構楽しかったし。
「…サツキ…休んで」
「え?いやいや、早く進まないとフリスクちゃんが風邪ひいちゃ「休んで!!!」……へ、へい」
「私もフリスクに賛成だ。少し体を張りすぎじゃないか?お前にその自覚がなくても、側から見たら生き急いでいるように見えるぞ」
そんなことないけどな〜あ、立てない。
−−−それから数十分、なんとも言えない顔をしているサンズと、動かないように睨み付けてるフリスクに挟まれたまま休憩をした