目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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二話 あ、やっぱり最初はキミなのね?

 

 あれから何かないかな?と数分ほど探してると何故か私の家にあったリュックが柱の後ろに隠れてた。中身はスマホ、懐中電灯、ブーブークッション、チョコレート、財布だ。え?なんでブーブークッションがあるかって?実は、UNDERTALEのキャラの中で私はサンズというスケルトンのジョークが好きなのだ。そしてそれを習得すべく練習して形から入ることにした。それがこれだ。

 

 「うん?この匂いは……お前まさかチョコを持ってるのか!」

 「幽霊に匂いが分かるのか?」

 

 リュックを開いて中身を確認してる最中にふら〜っと飛んできたキャラは鼻をスンスンとしたかと思うと、羨ましそうにというか物欲しそうにチョコレートを見ていた。

 

 「……食べれるの?」

 「コホン、彼女、フリスクの口を経由すれば私も味わえるのさ」

 

 ……どういうこと?

 

 「私はフリスクのソウルに存在している。俗に言う憑依という状態だ。だからある程度の感覚が共有されるのさ」

 「へ〜……ソウルってなに?」

 

 危うく納得しかけたけど私はソウルのことなんて聞いたことないから知らんぷりしないと怪しまれる。

 

 「ソウルと言うのは自分の“本質”を表すいわば“タマシイ”そのモノだ。それに触れれば感覚もあるし、傷つけられれば痛みもある」

 

 人の本質か〜もし私のソウルがドロドロのグチャグチャだったらどうしよう!?あ、全く関係ないけど私はソウルかタマシイかと言うとソウル派です!語呂が良い。

 

 「ん?」

 

 隣を見るとフリスクもどこか物欲しそうな顔をしてチョコレートを見ていた。よく見たらお腹を摩ってるからお腹空いてるのかも知れない。

 

 「……食べる?」

 「いる!」

 

 チョコレートを渡すとそれはもう幸せそうな顔をして食べていた。キャラの方も頬を抑えて満足気だ。なんというか凄い表情豊かだね?

 

 「それじゃあ先に進もうか!ここにいてもしょうがないし」

 「分かった」

 「結構冷静だな、お前」

 

 ちょっと進んだ先の扉を潜るとそこには顔のある花がいた。まぁ、だよね。

 

 「ハロー!僕はフラウィ。お花のフラウィさ!キミたちは?」

 「こんちわ〜私は新崎皐月!」

 「私はフリスク」

 

 ここは友好的ないこうじゃないか!私も友好的にいけばきっとなんとかなる!

 

 「キミたちはこの地底世界に落ちてきたばかりだね?」

 「そうなんだよ〜」

 「そっか、じゃあさぞかし戸惑ってるだろうね!」(こんな人間今までいたっけ?)

 

 困ってないけどお困りです。

 

 「この世界のルールも知らないでしょ?それなら僕が教えてあげよう!」

 「お〜それは助かるね!」

 「それじゃあ準備は良い?行くよ!」

 

 突然世界が白黒に切り替わる。

 

 今更だけどこれリアルで曲掛かってるんだね。スマホ要らずでUNDERTALEの曲聴けるじゃん!

 

 「そのハートはね、キミたちのタマシイさ、キミたちの存在そのものと言ってもいい」

 

 知ってる、それはさっきキャラから聞いたし、それとキャラが凄い呆れた表情で彼のこと見てるよ。

 

 「初めはすごく弱い、けどレベルがたくさん上がるとどんどん強くなれるんだよ!」

 

 ノットバイオレンスノットバイオレンス。ちなみに私のソウルは水色と紫のハイブリッドでした!決意じゃない!残念!

 

 体力を確認してみるとレベルは1で体力は40くらいあった。フリスクと違うのは年齢の差かな?

 

 「LVっていうのはねLOVE、つまり愛のことさ!」

 

 ノットラブノットラブ、キミのそれは愛じゃなくて暴力って言うんだ。

 

 「キミもLOVEが欲しいでしょ?」

 

 要らないです。

 

 「待ってね、いま僕のLOVEを分けて上げるから!」

 

 そういうとフラウィはお米弾こと仲良しカプセルを出した。やっぱダメか!

 

 「それじゃあ行くよ?カプセルを追いかけていっぱい、い〜っぱい拾ってね!」

 

 う〜ん、今回のフリスクがループ経験者なのかどうか知らないからな〜これで避けてあの子に当たるのは避けたいし、当たるしかないか〜

 

 私は前に出てカプセルに当たると鈍器で殴られたような痛みが走る

 

 「ッゲフ!」

 「サツキ!?」

 「…お前もモノ好きだな、あんな怪しいモノを受け取ろうなんて」

 

 体力は21まで減っていた。恐らくフリスクが受けてたらギリギリ耐えれるくらいのダメージにはしといたんだろうね。

 

 「は?なんで耐えれてるの?まぁ、良いや」

 「次にお前はこういう!『この世界では殺すか殺されるかだ』」

 「この世界では、殺すか殺されるかだ…っは?」

 

 私はスッと立ち上がって指を突きつけてドヤ顔で言う。呆れた視線が二つほど突き刺さるけど気にしな〜い。

 

 「……しね!」

 

 あ、終わった、私は決意ではないのでセーブ出来ません!(多分)なので私の冒険はいまここで終わってしまった。さらば!

 

 カプセルが私の身体に当たると回復の音と共に全部カプセルが消えた。

 

 「はぁ!?」

 「あら?生きてる」

 

 身体を見渡して怪我がないかを確認しているとフラウィが何かに飛ばされていった、例のあの顔で。

 

 「情けないわね、罪もない子供たちを虐めるなんて」

 「…花に火は良いのか?」

 

 キャラ、そこにツッコミを入れてはいけない。

 

 「怖がらなくても大丈夫よ、私はトリエル、この遺跡、ルインズの管理人です」

 

 −−−そう言って彼女は優しそうな笑みを浮かべて現れた

 

 

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