目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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二十二話 イヌ夫婦!

 

 「ちょっと休憩できたし先に行こっか!」

 「うん!」

 「本当に元気だな、サツキ」

 

 寒くて強がってるだけだったりして?

 

 「えっと、ここはどうやって進んだら良いのかな?」

 

 ここの部分はあんまり覚えてないから手探りで探していると雪の中にある何かを踏んづけた。

 

 『−カチッ⭐︎!』

 

 「…っえ?」

 

 ついでにあの曲も流れ始めた。

 

 「なんか臭うッス。(臭いの元はどこサ?)」

 

 あぁ、どうしよう。私あの看板見つけてない!なのに真っ先に転がったら怪しまれるよね?

 

 「臭いの元に告ぐッス!(正体を表しな!)」

 

 近い近い、鼻が近い!

 

 「臭いの元はここッス…“マーク“したくなるっス(“マーク“してやるサ!)」

 

 『イヌッサとイヌっスがマークをしたくて立ち塞がった!』

 

 「………」

 「サツキ、どう言う状況?」

 

 現在私はイヌ夫婦に鼻を擦り付けられております。挟まれてて全く動けません。

 

 「むむむむ!不思議な臭いっス!(危険なのに危険な臭いじゃないサ!)」

 

 でも斧は振り下ろしてくるのね!?

 

 「フリスクちゃんなんとか避けて!」

 

 私はなんか挟まれてるから安地になってる!

 

 「まるで洗い立ての子犬のようなフローラルな香りッス!(ほんのりシナモンの香りがするのサ!)」

 

 ん?それって後で食べようと思ってたバタースコッチシナモンパイの残りのことかな?ルインズを出る前にトリエルさんに貰ったし。

 

 「う〜…フリスクちゃん助けて〜動けないよ〜」

 「まるで飼い犬に戯れつかれている飼い主だな」

 

 『サツキはイヌッスとイヌッサにくっ付かれて身動きが取れない!』

 

 うるさいよテキスト。

 

 「あぁ、生暖かい鼻息が首筋に〜!」

 

 私は猫吸いならず人吸い状態になってるからフリスクへの注意があまり向かずイージーモードになった状態で転がったりしていた。

 

 「ワン!子犬の撫でられたっス!(アタシも撫でとくれよ!)」

 

 よし!そのまま頑張って!

 

 「俺も撫でて欲しいっス(イヌを撫でるイヌ、ワンダフル!)」

 

 『イヌッスとイヌッサを見逃した!0EXPと40ゴールド入手した!』

 

 やっと離れた〜〜!

 

 「イヌが、イヌに撫でられた?(その発想はなかったサ)変なイヌ!サンキュッス!後変な子犬っぽいのも!」

 

 「まさかリュックに入れてたバタースコッチシナモンパイでこんなことになるなんて」

 「わぁ、髪がボサボサ」

 「そう言えばフリスクちゃんはどうして転がってたの?」

 「さっき休憩してる時に看板を見つけた。から転がってみた」

 

 そっか〜見つけてなかったの私だけだったのか〜。

 

 −−−しっかりと探索してからこっちにくれば良かったと後悔した

 

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