目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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二十六話 ゆきもふ……じゃない!

 

 「わぁ、雪の塊だらけだ」

 「イヌ小屋もあるね」

 

 今までの小屋が大きすぎてこんなサイズで大丈夫なのかな?と疑ってしまう自分がいる。

 

 「…これ雪の塊じゃないよ。サツキ」

 「え?違うの?じゃあなんだろう」

 「ゆきもふ」

 「ゆきもふ?」

 「…ゆきもふ」

 

 ゆきもふか〜確かに雪の塊じゃないね。ちょっと調べてみよっと。

 

 『…分かってるんだろう?これはゆきもふだ』

 

 だよね……いま明らかにメッセージボックスが私に話しかけなかった!?気のせい!?

 

 「と、とりあえず次の分も調べよ」

 

 『もっふもふのゆきもふだ』

 

 『これは!素晴らしいゆきもふだ』

 

 『ゆきもふじゃないならこれはなんだ?』

 

 『触ってみると程よい感触のゆきもふだ』

 

 『ゆきもふだって言ってるだろう!?』

 

 怒られた!?いまなんで怒られたの私!?え〜?やっぱり私のメッセージボックスだけ誰か別の人が入ってない?

 

 そう思って次のやつを調べると。

 

 『なんと!ゆきもふの中に30Gが入っていた』

 

 財布がズシっと重くなった。どうしよう。財布を持つのが怖くなってきた。

 

 道を塞いでるゆきもふを調べてたらひょっこりとイヌが出てきた。

 

 「…っへっへ!ワンワン!」

 「さっきのイヌ小屋ってやっぱりキミのだよね」

 

 一見すると普通のイヌですが。ゆきもふから出てくるとあら不思議!でっかい鎧を着込んだイヌの登場です!最初に見た時はびっくりしたけど近くで見ると圧力が凄い。なんとゆうか。顔はイヌなのに影になってるから怖いわこれ。

 

 『グレータードックが遊びたくて飛び出してきた!』

 

 「わわ!フリスクちゃん!呆けてないで動かないと危ないよ!」

 「…っは!うん!」

 

 私は最初に撫でるを選ぶとグレータードックが鎧の中から飛び出してきた。最後なんで鎧から出てるのか分からなかったけど途中から出てきてたんだね〜。

 

 『サツキはグレータードックを撫でた。グレータードックは前足で地面をトントンしている』

 

 「いや〜このままだったら普通に可愛いイヌなのッゲフ!?」

 「サツキがイヌに吹き飛ばされた!?」

 

 私のお腹をトントンしないで。なんか嫌な予感がするから。

 

 「…そろそろお腹からどいてね〜とってこーい!」

 

 『サツキは懐中電灯を投げた!懐中電灯は雪の中にスッポリ埋まった。グレータードックは雪を掻き出し懐中電灯を持ってきた!』

 

 よしよしよし良い子だね〜キミは良い子だ〜よーしよしよし。

 

 『サツキはイヌを撫でた!しかしナデナデ度が足りない!もっと撫でなさい』

 

 命令してきた!

 

 「フリスクちゃん!二人でこのイヌを撫で回すんだ!」

 「撫でれば良いんだね?」

 「そう!」

 

 『二人でイヌを撫で回した。ナデナデゲージ100%!イヌは前足を投げ出し覆い被さってきた』

 

 「うわわわ!っちょ!顔を舐めないで〜!冷える!」

 「ワンワン!」

 

 『グレータードックと楽しく遊んだ!0EXPと40ゴールド入手した!』

 

 満足いくまで舐めたのかワンワン鳴きながら頭から鎧に入って尻尾を振りながら帰っていった。

 

 「ふぅ、どうにか帰ってもらえたけど、なんで雪の中に居たんだろう?」

 「分からないけど…もしかしたらゆきもふはさっきのイヌが作ったのかも」

 「確かにありそう〜」

 

 −−−モンスターのイヌは不思議な人たちばかりだ

 

 

 

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