「………し………な」
「……さ……ま……」
う〜ん、後五分だけ。
「………で」
う〜〜〜ん。
「さん……くつし……かた」
くつし?…靴下?誰のだろう。
誰の靴下なのか気になって身体を起こすと目の前に四角いロボットが映し出されたテレビがあった。
「……ここどこ?」
−ドサドサ!
何かが落ちた音がして音の方向に振り返るとフリスクがいつも閉じてるように見える目を見開いて驚いていた。
「……綺麗な金色の目だね!フリスクちゃん!」
「…サツキが……起きた。夢?」
あ、ちょっと顔をムニムニしないで私で確かめても夢かどうかなんて分からないでしょって……なんで私は寝てるんだっけ?
「お〜起きたのか、お前さん」
「サンズ…ってことはここはサンズとパピルスの家?」
「ご明察…で?どこまで覚えてる?」
「………橋を渡ってる最中までなら」
何かがあった気がするんだけどなんだっけな?
「オーケー…まずは先に弟の代わりに謝らせてくれ。悪かったな…あの罠が作動するなんて思ってなかったんだ」
「…罠……あ!そっか。私ってば落ちたんだ」
木片に頭をぶつけて落下したところまでは思い出した。けど、その後どうなったの?
「お前さんは偶然崖に生えてた木の枝に引っ掛かって難を逃れたのさ。かなり運が良い方だぜ?」
「そっか〜パピルスは?」
「スパゲッティの材料を買いに行ってる。お前さんが目を覚ました時に腹が減ってるだろうからってな」
そっか、あ、私の持ち物はどこだろう。
少し見渡すとカラフルなチョコを振り掛けられている石の隣に私のリュックが置いてあった。
「ま、しばらくゆっくりしていきな、パピルスの責任を感じてアンダインにはお前さんたちを内緒にしてるし」
「うん、じゃあお言葉に甘えようかな!っ!」
頭がズキリと痛んで押さえるとタンコブが出来上がっているのが分かった。
「ココア…いるかい?」
「…う〜ん、いる!」
サンズからココアを受け取って口に付けると甘くて優しい味が口いっぱいに広がる。
「フリスクちゃんにも心配掛けたね〜」
「…すっごく心配した。だから今度から絶対にあんなことしないで」
「ロープを途中で手放したこと?でもそうしないと二人も巻き込まれてたし「し・な・い・で!!」…へい」
「今のはお前さんが悪い」
深く反省しております。ですのでキャラと一緒に睨むのはやめてくだせぇ。
「そうだ。さっき靴下がどうのこうのって聞こえたんだけど。なんの話?」
「サンズの靴下って片方しかないの。それで変なのって話してた」
え?サンズの靴下片方しかないの?
「ちゃんと探しときなよ?もう片方も」
「オイラも探してるぜ?“コツコツ“とな」
「そっか〜パピルスからもさい“さんず“っと言われてるから?」
「おっと?バレちまったか…へへ」
−−−そのままサンズと駄弁っているとパピルスが帰ってきてスパゲッティを振舞ってくれてた。味はイマイチだったけどなんだか嬉しい気持ちになった