目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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三十一話 聴き耳を立てちゃうもんね!

 「なんだか海藻みたいな草だね〜隠れるのにぴったし!」

 「サツキ!誰かいる。シー!」

 

 おっと、お口にチャック。

 

 「え、えっと…アンダイン隊長…今日の任務の報告に来ました」

 

 パピルスの声だ。最初、アンダインは本当に人間キラーなモンスターだと思ったんだけど後から良いモンスターだって分かるんだよね。でもそれまでが過酷過ぎる〜。

 

 「その、さっき電話で伝えた人間のことなんですが……え?戦ったのかって?も、もちろん!戦いました!実に勇敢に!…え?捕えたのかって?えええ、え〜っと…その…一生懸命頑張ったけど逃げられちゃって……え?人間の魂を取りに行く?…隊長が?…ででで、でも、殺さなくたって…!」

 

 隣でフリスクが震えてるから頭を撫でて落ち着かせてあげる。大丈夫、彼女もキミのことを知ったら絶対に好きになるよ!

 

 「だって…だって……はい、全力で手伝います」

 

 パピルスに足音が遠ざかって行くのと同時に私は前に動き出す。けど途中で気付かれて例の曲が流れ始めた。

 

 (やば!今のでバレるのか!)

 (サツキ!シー!シー!)

 (お前は何をやってるんだ!?)

 

 あ、気配が消えた。見逃してもらえたみたい。念の為ゆ〜っくり草むらから出よう。

 

 「やべぇ…なあ見たか?お前らを見るアンダインの目」

 「私的にはいつキミが同じ草むらに入ったのか気になるんだけど……キミさっきまでサンズの見張り小屋の前に居たよね?」

 「ん?さっきからずっと隣に居たぜ?」

 

 ファ!?え、そうなの?フリスクも驚いてるんだけど!?カメレオンなのキミ!?

 

 「それよりさ!マジサイコーじゃん!い〜〜なぁ〜〜〜!なんでお前らだけ注目されてんの?」

 「…えっと、えっと」

 

 適当なこと言ったら怪しまれるよね?どうしよう。

 

 「ハハハ!行こうぜ!アンダインが悪いやつぶっ飛ばすとこ見に行こう!」

 「え?ちょっと!少年!走るとコケる…遅かったか」

 

 起き上がった少年はそのまま走り去って行く、いや強いな!?思いっきり顔を打ったよね!?あ、セーブポイント。

 

 『あなたは何があってもフリスクを地上へ送ると言う『忍耐』と『不屈』を抱いた』

 

 『シンザキサツキLV1 ウォーターフェルの回廊』

 

 セーブをした後に先に進むとまだ蕾のままになっている花と不思議な石板?電子版?があった。

 

 「えっと、なになに〜?「足場の種」は水面に4つ並ぶと花を咲かせるだってさ!」

 「4つ…こうかな?」

 「咲いたな。これを足場にして進んでいくんだろう」

 

 簡単だね〜こんな感じなら私でも出来そう!ん?なんか筋肉をピクピクさせた馬が近づいてくる。

 

 『アーロンが筋肉を自慢したくてやってきた!』

 

 「oh…マジですか」

 「う〜ん、筋肉だーいすき(^_−)⭐︎!」

 

 −−−筋肉ないヒョロヒョロだけど大丈夫かな?

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