目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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三十五話 雨時々……槍!?

 

 「ん〜?なんだか長い道だね」

 

 確かここも何かイベントがあったはずなんだけど。なんだっけ?

 

 「なんだっけな〜」

 「……!サツキ!避けて!!」

 「あぶな!?…そっか。ここって。今すぐ走って逃げるよ!フリスクちゃん前に行って!私が後ろをカバーする!」

 

 おもちゃのナイフを手に取って私は駆け出す。角があったりするところではどうしても避けれない槍が出てくるからその槍だけナイフで軌道をずらして当たらないようにしながら進んでいった。

 

 「なんだか段々この力の使い方の分かってきたかも!私はナイフの魔法使いだぞ〜!」

 「言ってる場合か!!!」

 「でも見てよ!私ってば今回は一回も当たってない!」

 「そんなこと一々自慢するな!」

 

 あ!草むら!スライディング!からの隠れ蓑の術!

 

 −ガシャン!−ガシャン!−ガシャン!

 

 (うわ〜!今度は後ろからすっごい来てるって!)

 (サツキ!静かにしろ!バレたらどうする!!)

 (ごめん!お口にチャック)

 

 うぉ!少年いつからそこに居たんだ。まさか先に進んだ後ずっとここでアンダインが来るのを待ってたのか?あ!顔面掴まれた………戻ってきた。

 

 アンダインの足音が遠ざかるの聴いてから急いで草むらを抜けた。

 

 「はぁ、心臓に悪い」

 「やべぇ…今の見た!?アンダインに…触られたぜ!!」

 「アイドルと握手した人みたいな反応するんだね」

 

 私は鬼人に追われてる気分だったよ。鬼人に追われたことないけど。

 

 「俺もうぜーったいに顔を洗わないもんね!」

 「あはは、じゃあウォッシュアに捕まらないようにしないとね〜」

 「確かに!あいつ綺麗好きだもんな!」

 

 そう言うと少年はまた先の走り出していった。元気だな〜…私も元気!

 

 先に進むとチーズが変な結晶に包まれてる部屋に来た。セーブポイントもある。

 

 『ねずみはあのクリスタルから絶対にチーズを取り出すだろう。そう思ったら『忍耐』と『不屈』を抱いた』

 

 確信してる!?あのねずみそんなに凄いのか。

 

 『シンザキサツキLV1 クリスタルの部屋』

 

 「よぉ、お前さんたち」

 「サンズ!こんなところでどうしたの?休憩中?」

 

 更に先に進んだところではサンズが望遠鏡の隣で立っていた。

 

 「オイラも望遠鏡ビジネスを始めたよ」

 「へ〜……“も“?」

 

 他に誰かそんなビジネスを?……まさかあの望遠鏡?誰もいなくて良かった。居たらお金を取られてたよ。

 

 「この「プレミアム望遠鏡」…一回50000Gだけど。あんたらはお友達価格でタダで良いぜ」

 「私は遠慮しとくよ〜星を見るときは道具を使わない方なんだ〜」

 「使っても良い?サンズ」

 「どーぞ」

 

 お腹が空いたのでシナモンバニーを食べる。え?商品名はシナモンキーだって?……だってウサギなんだもん。私はこれからもシナモンバニーって言い続けるぞ!

 

 『サツキはシナモンバニーを食べた。シナモンの風味が口に広がるシナモンロールだ。HPを22回復した』

 

 「ん?ちょ、サンズ?その望遠鏡ほんとに望遠鏡?」

 

 フリスクの目の周りにインクのようなものが付いていた。ハンカチで拭くとあっさり色が取れたから多分、水性だと思う。

 

 −−−目の入ったら大変なんだからこうゆう悪戯はしないでほしいよね!

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