目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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四十話 まさかの追っかけっこなし!?

 

 電子版…読むしかないか〜。

 

 「サツキ、これ読んで」

 「うん…そして恐怖に駆られた人間たちは我々モンスターに戦いを挑んだ。彼らはなんの前触れもなく攻めてくると我々を襲い1人も見逃しはしなかった。戦いの末期は戦いとも呼べぬ状況だった。団結したニンゲンはあまりに強く。モンスターたちはあまりに非力だった」

 

 フリスクとキャラの体が少し震えた。キャラは、人間の仕打ちに対しての怒りを滲ませながら。

 

 「人間のタマシイを1つも奪うことなく無数のモンスターたちが塵と化した…ここで終わってる」

 「人間ってひでーやつばっかだよな!俺たちはなんにもしてないのに襲い掛かってきたんだぜ?…俺その頃は生まれてなかったけどな!」

 

 そうだね。でも私はさ疑問に思うんだよ。本当にモンスターを恐れてそんなことをしたの?おかしいことはたくさんあるよ〜

 

 「でも安心しろよな!ドリーマーさんとアンダインが俺たちを地上に出してくれるぜ!アンダインは悪い人間をたっくさんぶっ飛ばしてくれるからな!」

 「うん…そうだね!」

 

 『あなたはモンスターたちを必ず地上に帰すと言う『忍耐』と『不屈』を抱いた』

 

 『ウォーターフェルの大橋』

 

 セーブポイント、通り過ぎてたんだ……あれ?私これ触ったっけ?

 

 触った覚えのないセーブポイントに疑問を感じながらも先に進むことにした。

 

 「ところでお前らどこから来たんだよ?スノーフルには住んでなかったやつだろ?」

 「私たちはね〜遺跡の方から来たんだ〜今は住むところを探して放浪中ってところかな〜」

 「そうなのか!スノーフルは良いぜ!寒いけどいつでも雪合戦が出来るんだ!それにクリスマスツリー下にプレゼントを置いたりな!」

 

 雪合戦か〜良いよね。雪の砦を作ってお互いに雪玉を投げて。んふふ♪

 

 「呑気だなお前ら、あの騎士がまたどこで襲い掛かってるか分からないってのに」

 (大丈夫だよキャラ、さっきから視線は感じるけど特に何をするつもりもないみたいだし)

 

 少年はよくフリスクに話し掛けてフリスクもそれに相槌をしてる。同じくらいの友達が出来て嬉しんだろうな〜。

 

 「それよりサツキはさっきのやつを読んでどう思った?」

 (私にそうやって聞くキャラは?)

 「はは…お前なら分かってるんだろう?腑が煮えくり返りそうなほど憎たらしいさ」

 (そっか。私はね。ただただ悲しかったかな…今の今までに歩み寄っていた種族同士が、些細な衝突で仲違いをしてしまったこの事実に)

 

 だから私はモンスターを愛する者として、必ずみんなを地上に帰してあげたい。

 

 「あ、ここから先は行き止まりだね。戻ろっか!2人とも」

 「おう!」

 「うん!」

 

 ん?行き止まり?何か忘れてるような……あ!ここアンダインに追われるところ第二弾じゃないか!やばい!全然何も起こってない!

 

 −ベキ!

 

 「いやなんか起こったわ!少年危ない!」

 

 私たちのいるところの板が割れて原作のように逆さまに落ちる前に少年だけを崩れてないところに突き飛ばした。

 

 −−−逆さまに落ちていく私たちは、そのまま意識を失った

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