目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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四十五話 ホイ!テェミー!

 

 「そうゆう感じで落ちてからずっと寝てたよ〜」

 「お、起こしてくれても良かったのに」

 「フリスクちゃんにはいつも道を選んでもらってるからね!ちょっと休んで欲しかったんだよ!」

 

 まぁ、それだけじゃなくって私が一人でどこまで出来るか把握しておきたかったのもあるけどね〜。

 

 「そこのお若いの!」

 「んぇ?」

 「ガラクタばかりじゃが買っていかんかね?」

 

 おぉ!有能なガーソンショップ!ここのお茶が移動速度上がって便利なんだよね!

 

 「それじゃあ「くもったメガネ」と「やぶれたノート」それと「ふじりんご」2つと「ビチャビちゃ」2つ下さい!」

 「ハッハッハ!なんとも気持ちの良い買いっぷりじゃわい!どれ!1つおまけしてやろうかの!」

 

 『サツキはおまけでふじりんごを1つ手に入れた!』

 

 「わぁ!ありがとうございます!おじいさん!」

 「ハッハッハ!気を付けてな!」

 

 ノートを仕舞ってメガネは念の為に装備しておく。そう言えば、お守りもずっと持ってるけどこれってどうゆう扱いなんだろう?

 

 『武器:おもちゃのナイフ 防具:くもったメガネ サツキのまじない糸』

 

 あ、同時に装着出来てる。つまりこれは効果が重複するってことなのかな?

 

 「…あれ?フリスクちゃん、そのバレエシューズどうしたの?」

 「これ?1人で探してる時に見つけて拾ったの」

 

 もしかしてあの時、電子版とか見てた時?…すっかり忘れてたよバレエシューズのこと。

 

 「ねぇねぇフリスクちゃん、このキノコ触ったら道が光るよ!って言うか光ったよ!」

 「ほんとだ。不思議…あっちにもある!」

 

 それから私たちは道を進みながらポヨン、ポヨンと光るキノコを弾ませながら歩いていると猫のような何かのモンスターが居た。それと看板にはこう書かれている。

 

 『こにちわ!手ミーむら…こそ!』

 

 どうやら私たちは知らず知らずテミー村に来てたみたいだ。凄い偶然。

 

 「ホイ!手ミーだ!」

 「こんにちは〜!私は新崎皐月だよ!」

 「私はフリスク、よろしくね」

 

 あれ?なんかテミーたちが震え出したんだけど。

 

 「「「ニ…ニンゲン!キャワワ〜〜!」」」

 「「えぇえええ!?」」

 

 テミーがそれぞれがばちょして来たり撫でて来たりしててんやわんやな状況になった。その中でも一番激しいのが凄い撫でてくる。

 

 「ニンゲン!めっっっっっっっっちゃきゃわわわわわわわ〜〜!!」

 「わ、わぁ!身動き取れない!この子たち人間のこと好きなのかな!?」

 「た、多分!で、でも戦闘にならなくてよかったね!」

 

 そうなんだけど、そうなんだけ勘弁して〜!これじゃあ一向に進めないよ〜!

 

 「キミたち落ち着きなさい」

 「「「「ッハ!ボブ!」」」

 

 え?ボブ?視線を動かすとそこにはもちろんテミーが居る。けどなんだか他のテミーと違って震えてないし、冷静そうな雰囲気を感じる。

 

 「どうも、ボブです……種族はテミーです」

 「あ、どうも、新崎皐月です」

 「知ってる。テミーたちが迷惑掛けてごめんなさい。キミたち、離れる」

 

 片言だけど普通に会話が出来てる!?もしかしてボブってテミーたちのボス的な存在?……まっさか〜!

 

 「テミーたち、人間大好き、初めてみた人間、興奮」

 「そうなんだ〜」

 「ここ、テミーショップある、ショップテミー、大学通うの夢!ボブ。それを応援!」

 

 ショップテミーって呼んでるんだ、あのテミーのこと。そっか〜大学に行くのを応援してるんだね。

 

 「ボブ!テミーショップ、看板作った!自信作!中見てって!」

 

 この子が看板作ったの!?もしかしてテミーって結構手先が器用?あ、セーブポイント。

 

 【 友達思いのボブが作った看板を見てあなたは『忍耐』と『不屈』がミナギタ!】

 

 テキストがテミーに侵食された!?

 

 驚きつつもテミーショップに入るとダンボールに入ったテミーが出迎えてくれた。

 

 「ドモネ!ここ手ミーみせ!!くきたナ!」

 

 商品を見てみると全部テミーフレークしかなくて、その一番下には手ミーがくひ!と書かれた箱が1000Gと書かれている。ここに置いて欲しいってことなんだろうか?

 

 「…どうする?フリスクちゃん、モンスターたちを見逃して時に貰ったお金が3420ゴールドあるんだけど」

 「そんなに合ったの!?」

 「あはははは!お陰で財布がパンパンだー!!」

 

 財布どころかリュックも金貨だらけだけどね!

 

 「そ、それじゃあ買っとく?がくひ…」

 「まぁ、そうだね」

 

 確かここではテミーアーマーが買えるようになるはず、どのくらいの値段だっけ?

 

 「ぉわわわわ!カネ…ぃぱーぃ…こなに…おk?」

 「おk」

 「おk!手ミー!だぃがくぃてくる!ユーハナタカダカ!」

 

 テミーがそう言うとそのまま顔だけ残して右にスライドしていってどこかに消えた。と思ったら帽子を被って数秒足らずで帰って来た。

 

 「だぃがくぃてきた!イモはなかた!手ミー、ぃぱーぃベンキョした!ぁたらしぃアイテムぅれるようなた!やた!」

 

 その大学ってここと時間が切り離されて時間の流れが違うとかそんな風だったりする?

 

 「うぇ!?て、テミーアーマーってこんなに高かったんだ」

 

 1000ゴールド払っちゃったしどっちにしろ買えない金額だ。フリスクに装備してもらおうと思ったのに。

 

 「サツキ?どうしてテミーアーマーが売られるって分かってたの?」

 「へ?あ、えっっと、さっきそこの奥の方でテミーアーマーの販売が予定されてる的なことを書いた紙を見たんだ!あははは」

 

 うっかりしてた!これ言葉にも気を付けた方が良いかも。いつ私のうっかりで私がこの先の出来事知ってるかバレる分からないし。

 

 −−−でもやっぱり、テミーアーマーは欲しかったな〜





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