「あはははは!」
「いつまで笑ってるのさ!」
隣でずっと笑ってるキャラに小声で文句を言うとようやく笑うのをやめた。
「あ〜まさか私よりも歳上があんなことをしてるだなんてね」
悪いか!誰だって一度は動物語で話すことがあるでしょ!?
「これは正しい道を歩けば針が引っ込むのだけど、危ないからフリスクは私と手を繋いで行きましょう?サツキは私の後ろに付いてきてちょうだい」
「わっかりました〜」
「分かった!」
これ、私の腰くらいは針のサイズがあるんじゃないか?やっぱ怖いなここのパズル!
パズルを抜けると次は特に何のない部屋だった、まぁ知ってるんだけどね!
「これから、二人にはとても辛いことをさせなければいけないの。…この廊下は…二人だけで進んで行ってちょうだい。…悪く思わないでね」
と言いながら奥の柱に隠れるトリエルさん。動画では見なかったけどここからだと普通に見えるね。
「…丸見えだね。フリスクちゃん」
「うん、見えてるね」
「行こっか」
そこまで言ってふと思いついたことがあり、柱まで行ってからこっそりと裏側に回る。
「っわ!」
驚かそうと思って声を上げると柱の裏のトリエルさんは既に居なくなっていた。
「うっそ!?」
「っわ!」
「うわぁああ!?」
いつの間に背後に!?忍者!?トリエルさん忍者なの!?
「うふふ!ごめんなさいね!私を驚かそうとしているのが見えたからつい驚かしたくなっちゃったわ!」
私の浅はかな考えはお見通しだったと言うことですかそうですか。
私が密かにショックを受けているとトリエルさんに声を掛けられる。
「だから良い子にしてるのよ?分かった?」
「え?あ!はい!」
「よろしい!」
いくつか聞き逃したみたいだけど待ってて欲しいってことは伝わった。フリスクちゃんがどうするか分からないから大人しくしてよっと。
「そういえばスマホって使えるのかな」
試しに弄ってみると、元々の世界の連絡先とかが全部文字化けを起こしていた。
「…うわぁ」
これもうダメじゃん、帰れないってことじゃん。地下世界を出た後どうすりゃ良いのさ。
そう言えば、私は確かに新崎皐月って名乗ったけど。どうしてセーブポイントにまでその名前が反映されたんだろう?最初の名乗りが名前を決めるとかだったのかな。それにあのセーブポイントも気になるし、なんで私にも見えてるんだろう。
「う〜ん、謎が多きことですな〜」
「サツキ、行こう」
「え、待ってって言われなかった?」
「サツキがいるから大丈夫」
なにその理論、さっきあったばかりの私に信頼置きすぎでしょ。
「…この子の将来が心配です」
「それには同感だね」
−−−フリスクちゃんはどうやら私よりも肝が座っている様だ