「……それにしてもここあっついね〜あのウォーターサーバーの水が蒸発しないのが不思議なくらい」
「あぁ、それはウォーターサーバーの水が蒸発しないように魔法を掛けているからだろうな、流石になんの対策も無しにウォーターサーバーを置くなんてあり得ないだろう?」
そんな魔法もあるんだ。もしかして私の気合いを込めてハァ!ってやれば魔法使えるかな!ナイフを堅くする以外のやつ!
「…そう言えば、さっきパピルスから電話が来た」
電話?あ、もしかしてあのことかも。今度はフリスクの方に掛かったのか〜それとも私が戦闘に集中してて気付かなかった?
「パピルスはなんて言ってたの?」
「私と、サツキとパピルスとアンダインの四人で遊ぼうって」
「そっか、じゃあ早速行こう!暇だし!」
「おい!?お前はさっきそのアンダインに襲われたばかりだろう!?止めておけ!」
平和的なエンドを迎えるために必要な事をしに行こうとしたらキャラにギョッとした顔をして止められる。
「まぁまぁ、彼女だったらさ、パピルスが居るところで戦おうなんて思わない筈だよ!パピルスの友達であるなら尚更ね。それに私とアンダインは相打ちみたいな感じになったし。多分、大丈夫じゃないかな?」
「そんな楽観出来る状況じゃ無かっただろ!お前は今まで以上の殺気で殺されかけたんだぞ!」
うへぇ、なんだかキャラが怖いぞぉ。う〜ん、私は大丈夫だって知ってるから平気だけど二人は知らないしな〜。
「パピルスが居るんだから大丈夫だって、ね?」
「……サツキならそう言うと思った」
「フリスク!?」
「よっし!そうと決まればレッツゴー!」
フリスクと手を繋いで早速アンダインの家まで向かう。場所は探索してる時に見つけたし不自然なく辿り着く事が出来た。その間キャラは不服そうだったけどこれも必要な事だから大目に見てほしい。
「ウヒョウ!人間が来たッ!アンダインと一緒に遊ぶ?貴様とアンダインを親友にしてやるぞッ!」
「もちろん!遊ぶ為の準備は万全だよ!」
「おぉ!暖かそうなマフラーを首に巻いているだなんて、そんなに楽しみにしてくれたんだな!じゃあ、オレ様の後ろに居てね!」
「は〜い!」
フリスクから返された青いマフラーをこっちに来る途中で首に巻いておいたんだよね。フリスクもパピルスとデートする時オシャレしてたんだから私もしっかりオシャレしとかないと!
「あ、そうそう!アンダインに、これをあげて!すっごく喜ぶから!」
パピルスがプレゼントに渡してる骨ってあれは骨型のクッキーなのかそれとも骨っぽい何かなのだろうか。引き出しの中にいっぱい溜まってるからアンダインには使えない物だとは思うけど…。
私がそんなどうでも良い事を考えてるとパピルスが扉をノックした。
「パピルス!いらっしゃい。今日もロイヤルガードの特訓を始めるか?」
「始める!見て!友達も連れて来たよ!」
「ああ、どうも初めまし………」
「…」
「………はぁい」
誰も喋らないからとりあえずこの場の沈黙を破るために軽く手を上げて挨拶してみた!……誰も何も返事しないんだけど、滑った?
「…どうぞ。…入って。…三人とも」
「お邪魔しま〜す」
キャラ、やめて!そんな可哀想な子を見るような目で見ないで!
「見てよアンダイン!友達がお土産持って来てくれたよ!自分で選んだって!」
「あー…どうも、じゃあ仕舞っておこう。…他のと一緒に」
「…数多くないか?あれの用途はなんだ?スケルトン同士で通ずる便利道具的なアレなのか?」
んっと、多分あんまり深く考えちゃいけないやつだよキャラ、最終的にはあそこ犬で埋まっちゃうから。
「…特訓を始めるか?」
「おーっと!忘れてた!」
「オレ様はそろそろ、トイレに行かないとッ!」
「え?」
フリスクがギョッとした顔でパピルスを見る。うんうん分かるよその気持ち、最初はパピルスが仲を取り持ってくれるのかと思っちゃったもん。
「じゃ、後は三人で楽しく遊んでねッ!」
「パピルス!待っ」
−バリーン!
彼女がパピルスを呼び止めようとする前にパピルスは窓を割って外に飛び出していった。大回転しながら…。
「……何をしに来た?敵の傷口に塩を塗りに来たのか?更なる屈辱を与えるために」
「いや、あれはどっちかと言うと相打ち…」
「どうなんだ?」
「話を聞いてよぉ」
それに別に屈辱を与えに来たわけでもないんだよ。
「違う…と?なら何をしに来たのだ?……そうか、そう言うことか。私が貴様らと友達になると思っているのだな?そうだろうッ!?」
「その通り!私はあなたと友達になり来たのだッ!!」
「お前は何を張り合ってるんだ」
大声を上げたアンダインにも負けないくらいの大声を上げて同意した。ら、キャラに呆れられちゃった。こう言うのは気持ちが大事なんだよ!
「ハハハ!これは傑作だな!いいとも!喜んでなろう!仲良く手を繋ぎ共に戯れようではないか!」
「あれ?意外とあっさりして–––」
「…とでも言うと思ったか?誰が貴様らと友達になるか。客人で無ければブン殴ってるいるところだ」
アンダインがギロッ!と私たちを睨むとフリスクが怯えて私の後ろに隠れた。正直私もちょっと怖い、あの眼力。
「貴様らは我々の夢と希望を打ち砕く存在……友達になど、死んでもなってたまるか!分かったらさっさと出ていくがいい!」
「えーッ!ざんねーん!貴様たちとアンダインは、良い友達になれると思ってたのにな!」
出ていくがいいの後にパピルスがひょっこり顔だけ窓から見せて声を掛けてきた。多分、最初の会話だけ聞いて後はササっと家に戻るつもりだったのかな?
「どうやら……アンダインを買い被り過ぎたみたいだな!やっぱりムリだったかー…」
「なに…ムリ、だと!?パピルス!待て…!」
アンダインがパピルスを呼び止めるもまたまたパピルスは既にこの場から去っていた。
「クソッ!…私が貴様らと友達になれない…?ククク…笑わせる!」
「実際今のお前と友達になれそうにはないと私は思うけどな」
「キャラ!し〜!」
多分聞こえてないとは思うけどそれでも気になっちゃうじゃん!
「何をごちゃごちゃと言っている!貴様らのような腑抜け二人、特に貴様を友達にできぬ私ではない!」
「え、私?」
「見ていろパピルス!」
アンダインがなぜか私を方をズビシッ!と指差しする。主人公はフリスクも筈なのになんで?……あ、もしかして私がアンダインと戦っちゃったから!?
「いいかよく聞け人間…貴様らと私はただの友達になるだけではすまさない…私たちは…ズッ友だッ!」
「おぉぉ?」
だからなんで私を指差すの!
「貴様らは私に夢中になる…他の奴の事など目に入らないほどなッ!!」
「それは本当にズッ友か?私には何か別の関係にしか聞こえないぞ…」
「クククク…これぞまさに復讐というもの!」
「復讐なのかな?………う〜ん、復讐とは?」
細かい事はあまり気しない方がいいのかな?うん、そうしとこう!今はアンダインが友達になることに前向きになったことに喜ばなくちゃね!
「…はい!座って座って!」
「「「切り替えはや!?」」」
−−−アンダインと遊ぶ事が決定したら無音になってたBGMまで掛かっちゃったよ!