目が覚めたらそこは地下世界だったとさ   作:CoCoチキ

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六話 最初の友達はカエルだよ!

 

 「じゃあ行こうか!」

 

 私が先頭になって前に進んでいくことにして次の部屋に入ると『お一つどうぞ』と書かれた看板と飴の入った入れ物があった。

 

 「では!遠慮なく!」

 

 フリスクちゃんの分も合わせて二つ取っちゃう!

 

 「はい!フリスクちゃんの分ねこれ〜」

 「ありがとう!…でも良いのかな?お一つどうぞって書かれてるし」

 「え?一人一個じゃないの?」

 

 ……まぁいっか!

 

 「おぉ?」

 

 『フロギーが立ち塞がった!』

 

 「またキミか!」

 「…ゲコ」

 

 そう言えば私のコマンドをよく見てなかったね。

 

 『しらべる』『ほめる』『けなす』『カエル語』

 

 ……ん?なんか変なのが一つあるぞ。もしかしてさっきの会話で?

 

 「ケロケロ」(やぁ〜さっきの人間じゃないか)

 「ケロロケロ?」(さっきのって、もしかしてさっきのフロギー?)

 「ケロケロ」(そうそう)

 

 なんか分かんないけどフロギーの言葉が分かるしカエル語が話せるんだけど。

 

 「…ケロリンサツキ」

 「ケロッケ!!」(だからなにケロリンサツキって!!)

 「ケロ〜」(ケロリンサツキって名前なんだね、よろしく)

 「ケロッケケロ」(ケロリンサツキじゃなくて新崎皐月ね)

 

 フロギーの間でケロリンサツキの名前が広がるのは防がねば!

 

 「ケロ」(サツキだね。分かった)

 「ケロリケロリ」(そう言うこと、ところでキミはここで何を?)

 「ケロッケ」(日課の散歩さ、ここでは話をすることとパズルしかやることがないからね〜)

 

 『フロギーは戦う気がないようだ!』

 

 今ので1ターン!?攻撃すらされてないんだけど!?

 

 「ケロ〜」(そろそろいかないと)

 「ケロケロ」(そっか、じゃあまたね〜)

 

 『フロギーを見逃した!0EXPと2ゴールド入手した!』

 

 やっぱりメッセージボックスの内容が違うな〜なんだろう?それと少し財布が膨らんだような。

 

 財布を開けて見ると2枚の硬貨が入っていた。

 

 「……え、何これこわ〜い、なんでお金増えてるの?」

 「それがこの世界のルールだからだ。あまり気にしない方が良いぞ、ケロリンサツキ?」

 「キャラ!やめてそれ!」

 

 これから初対面の人に会う度に「あ、ケロリンサツキと言うのですね!」なんて言われちゃうじゃないか!

 

 「えぇ〜?可愛いじゃないか。ケ・ロ・リ・ン♡」

 「キャラ〜私はケロリンじゃないってば」

 「あ〜楽しい、お前を揶揄うのは楽しいよ」

 「それ褒めてるの?」

 「もちろん」

 

 全然嬉しくないんですけど。

 

 「……まぁ、フロギーが出たら私に任せてよ。なんか言葉分かるし話せるから」

 「世界のどこを探してもフロギー語を話せる人間はサツキだけだろうね」

 「…それ凄いの?」

 

 −−−聞き返すと案の定、含み笑いで肩を竦められた。

 

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