「さ!行こうか!私の後ろに続いてぇええええええ!?」ズボォ!
「サツキ!?」
「あ」
落とし穴だぁ!?忘れてた!
「っぶ!……どうやら私は葉っぱに助けられたようです」
「サツキ?大丈夫?」
「うん!葉っぱに助けられたよ!衝撃を吸収してくれたよ」
そう言えばこっちには葉っぱがあるんだね。どうしてここにはこんなに葉っぱがあるんだろう?ここって木はあんまり生えてないのに。
「今からそっち行く」
「ん〜ゆっくりおいで、どっかに階段があると思う「えい」…し?」
上を見るとフリスクが丁度穴に向かってジャンプをしてるところだった。じゃなくてなんで飛び降りてるの!?
「ちょ!あっち!いやこっち!?キャッチ!」
「ナイスキャッチ」
「ナイスキャッチ、じゃないよ!危ないことしないでよ!?」
ビビった〜思い切り良過ぎないこの子?
「あ、あっちに階段がある」
「ほんと冷静だねキミ、私どうゆう反応したら良いのか分からないよ」
フリスクを後ろに階段を上っていくとフリスクの持ってる電話が鳴り響いた。
「……サツキ、バタースコッチかシナモンパイどっちが好きかって」
「私?私はそうだね…バタースコッチシナモンパイが好きかな!」
「何それ?」
「すっごく美味しいパイ」
まだ食べたことがないから分からないけどね!
「分かった」
フリスクが電話してる間にちょっと進めておこうと思い、パズルの方にいくとどう頑張っても動かせなさそうな大きな石が窪みに嵌っている。
「…えい」
−ズズゥ!
石は指で突くと驚くほどあっさり前に進んじゃった。
「重そうなの見た目だけか!」
簡単に動かせるのならそれで良いんだけどさ。これどうやったらこんな風に動くの?
「サツキ、電話終わった」
「そっか、こっちもパズル一つ解いたところ」
パズルと言って良いのか微妙なとこだけどね!
「それじゃあ次ぃいいいいい!?」ズボォ!
「「あ」」
【 三十分後 】
「はぁ…はぁ、死ぬかと思った」
「お前、笑いの神に愛されてるんじゃないか?」
「そんな愛こっちから願い下げだよ!」
なんで踏み出すとこ踏み出すとこ落とし穴があるんだよもう!
「もうここのパズルをクリアして進んじゃお、落ちてばっかで疲れたよ」
「それはお前が不注意だからだろう?」
やかましい!
「ちょぉっとまったぁあ!」
「ヴォ!?」
忘れてたここ喋る石がいるんだった。思わず変な声が出ちゃったよ。
「オイラをどかして動かそうなんてそうはとんやがおろさねェやい」
「そこをどうにかお願いできない?どうしても先に進みたいんだよ。あそこのスイッチまでで良いからさ!」
「おっと、言葉遊びをしようと思ったがそこまで真剣にお願いされちゃあしょうがないな」
あ〜言葉遊びだったんだあれ。通りで…
「ありがとうね!じゃあ行こっかフリスクちゃん」
「うん、石さん、ありがとう」
「良いってことよ」
針が引っ込んだところを進んだところで何かを忘れてることに気付いた。なんだっけ?確かここに関することだったと思うんだけど。
「さて、オイラは昼寝に戻るとするかな」
石がそう言うと針が元に戻って石も元の場所に戻ってイビキを立てていた。
あ、思い出した。あの石って通る直前で針を戻すだった。
−−−思わぬところで原作改変をしてしまった私は内心ドッキドキである。