初心者粉眠くんのデュエル日誌   作:XX

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 マジで相続関係はしんどい。もうしんどい! 餅は餅屋に相談が一番ですよ!! 家族の権利関係は把握しておこう。マジでしんどいから。次話も時間かかると思います。


神の御前にて

 

「私のターン、ドロー!」

 

 陽光降り注ぐ雪山の山頂、そこで突如として始まった藤次郎さんとのデェエル。

 先攻は藤次郎さんから始まった。

 

 藤次郎さんはどんなデュエルをするのだろうか。

 

 僕はこれまで、藤次郎さんとデュエルをしたことも、デュエルができると聞いたこともなかった。愛理ちゃんからもそんなこと一言であっても聞いたことはない。

 だから藤次郎さんがどんなデュエルをするかはわからない。

 

 そもそも様子の可笑しい藤次郎さんのデュエルだ。それが僕の想像するようなまともなものになるかさえ、今の僕には把握できそうにはなかった。

 

「私は手札から深淵の冥王を守備表示で召喚。ターンエンドだ」

 

 

《深淵の冥王》 攻撃力1200 守備力800

 

 

「僕のターン、ドロー!」

 

 深淵の冥王、あのモンスターに効果はない。リバースカードもない以上罠という線もないだろう。何の効果も持たない守備モンスターがいるだけ。

 

 つまり藤次郎さんの場は限りなく無防備だに近い。あまり長引かせたくないデュエルでもある。だから、ここは速攻で行く!

 

 僕は少しだけ、疲労の残る頭で何らかの罠と言う可能性を勘ぐったが、この状況でできる戦術など及びもつかなかったため、機先を制するべくガンガン攻めていくことに決めた。

 

「僕は手札からハイドロゲドンを攻撃表示で召喚! バトルだ! ハイドロゲドンで深淵の冥王を攻撃! ハイドロブレス!!」

「深淵の冥王の守備力は800、ハイドロゲドンには敵わないな」

 

 

《ハイドロゲドン》 攻撃力1600 守備力1000

 

 

「よし、そしてハイドロゲドンの効果発動! このモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時デッキからもう一体のハイドロゲドンを特殊召喚できる。僕はデッキからハイドロゲドンを攻撃表示で召喚! そして藤次郎さんにダイレクトアタック! 二度目のハイドロブレスだ!!」

「…………ぐ、ぅう」

 

 

《藤次郎》 残 LP 2400

 

 

 染み一つ見当たらぬ真っ白な雪に覆われた山頂にハイドロゲドンの泥水が広がっていく。

 戦況が有利に進んでいて心に余裕があるからだろう。ソリッドビジョンであるとわかっていても美しい景観が汚されていくよう光景に不快感を感じながら、その光景を僕はじっと見つめていた。

 

 それは新品のクロスに汚泥をぶちまけるような、何とも苦い気持ちにさせられる光景であった。ハイドロゲドンには悪いが、その時感じた感情は、拒絶以外の何物でもなかった。

 デュエル中でありながらそんな感慨に僕が間抜けにも耽っている中、藤次郎さんが静かにカードをデュエルディスクに置いた。

 

「私の場にカードがない状態で私がダメージを受けた瞬間、私は手札から冥府の使者ゴーズの効果発動! 手札からこのモンスターを特召喚し、それが戦闘ダメージによるものだった場合は受けたダメージ同じ攻守を持つトークンを特殊召喚する!!」

「なにッ!?」

 

 

《冥府の使者ゴーズ》 攻撃力2700 守備力2500

 

 

《冥府の使者カイエントークン》 攻撃力1600 守備1600

 

 

 僕がハイドロゲドンの攻撃によって少しの間汚された景色に顔を顰めて沈んでいると、藤次郎さんが手札から最上級モンスターである冥府の使者ゴーズとそのトークンとなる剣を手にした男女の人型モンスターを召喚された。

 

「冥府の使者ゴーズ! しまった、深淵の冥王はおとりだったのか!?」

「君なら罠がないとわかっていれば、これ幸いと直接攻撃を狙ってくることだろうと予測していた。まだまだ見通しが甘いね君は…………」

 

 思い通りの戦略が通じたにもかかわらず、何の感情も抱いていないように無表情に僕の過失を告げる藤次郎さんに対し、僕は自らの迂闊さを後悔していた。

 

 くっ、しまったな。

 いくらチャンスだったとはいえ、初ターンで低級モンスターを守備で出すだけという状況をもっと考えるべきだったか。

 

 トークンの方はともかく、ゴーズ本体の能力は最上級に相応しいものがある。僕の攻撃も終わっている以上、戦闘で有利に立つことはできない。

 ここは何とか次のターンをしのぐカードを伏せておくしかないか。

 

「僕はカードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

「では私のターン、ドロー! 私は手札から暗黒界の雷を発動! 君のリバースカードを1枚破壊し、その後私は手札を1枚捨てる」

「リバースカードの破壊か………ぐっ!?」

 

 雲一つない晴天の空にカードから発せられた雲が現れた。それは黒く染まり、ところどころに雷が走る雲へと変化した。そこから僕のリバースカード向けて目もくらむ光と共に一筋の雷が降り下りてくることで僕のカードは破壊された。

 

「ほう、伏せていたのは攻撃の無力化だったか。それでゴーズの攻撃を防ぐつもりだったか。残念だったねコナミ君…………ん?」

「…………」

 

 

《コナミ》 残 LP 5000

 

 

「なぜライフが増えている…………ああそうか、非常食を使ったんだね。あの光に惑わされずに破壊先を見抜いて使ったのか、いい判断だ」

 

 藤次郎さんが一瞬僕のライフが増えているのを疑問に思ったが、僕のリバースカードが2枚ともなくなっておりライフ上昇のポイントから何をしたのか察したのだろう。納得したように頷きながら褒めてきた。

 

 僕が何も説明しなくても何をしたかを洞察してくるなんて…………。間違いなく、藤次郎さんは初心者じゃないな。とても、初心者が察せられる内容ではない。

 

「ふむ、ライフ回復か。ならばこちらももう一手、手を打とうか。私は暗黒界の雷の効果で墓地へ送った暗黒界の狩人 ブラウの効果を発動。このカードがカード効果で手札から墓地へ送られた場合、カードを1枚ドローする」

「なっ、さらにドローまで…………!?」

 

 カードの破壊に合わせて手札補充まで繋げるなんて………!

 カードの流れに一切の無駄がない。

 

 今の一連の流れでわかった。藤次郎さんは滅茶苦茶強いデュエリストだ。

 それも長年デュエルをしてきたのであろう歴戦のデュエリストと言っても遜色ない程の洞察力と戦術眼をもった…………。

 

 正直、早々に攻撃の無力化と非常食がなくなったのは痛手だけど、まだ大丈夫だ。

 僕の場には攻撃表示とはいえハイドロゲドンが2体いる。

 ダメージは免れないだろうが、致命傷になるほどにはならないはず…………。

 

「コナミ君、君は今まだ大丈夫だと、問題ないと思っているね。一瞬、君の意識が緩んだのが見えたよ。このデュエルは神に捧げる神聖な儀式、腑抜けたデュエルは許されない」

「…………藤次郎さん、さっきから神だのなんだのと、僕は僕のためにデュエルをしています。このデュエルも挑まれたから受けているまで。あなたの事情は知りませんが、やるからには全力で勝ちに行く。それが僕のデュエルです!」

 

 確かに藤次郎さんの指摘した通り、一瞬気を抜いてしまったかもしれない。それを見咎めるのは藤次郎さんの勝手だ。だが、それで腑抜けているなんて思われるのは心外だ。

 

 僕はいつだって、どんなデュエルであったって本気で勝ちに行くッ!

 それが僕の信じるデュエルだ!!

 

「ならばこのターン、本気で行っても問題はないね。私は手札から儀式魔法 エンド・オブ・ザ・ワールドを発動! 場のカイエントークンと手札のマッド・リローダーを生贄に手札から破滅の女神ルインを儀式召喚!!」

「トークンを儀式素材に…………!」

 

 そうか、ゴーズの効果で召喚されるトークンのレベルは7として扱われる。

 それを利用して一気に儀式モンスターの召喚を容易にしたのか!

 

 山頂の上空、そこに青く燃え上がる巨大な召喚陣から1体の長い銀髪を靡かせた美しい女性が降臨した。

 

 

《破滅の女神ルイン》 攻撃力2300 守備2000

 

 

「さあ君は受けきれるかな。バトルだ! 冥府の使者ゴーズでハイドロゲドンを攻撃! 続いて破滅の女神ルインでもう1体のハイドロゲドンも破壊だ!」

「ぬあッ!?」

 

 

《コナミ》 残 LP 3200

 

 

「まだだよ。破滅の女神ルインの効果発動! このモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、追撃することができる! 破滅の女神ルインのダイレクトアタックだ!!」

「──ッ!?」

 

 藤次郎さんの宣言を受けた破滅の女神ルインが「ハァッ!」と女性らしい甲高い声を出して二又の赤い杖から青い炎が勢いよく放たれて僕を襲った。

 その勢いに僕は押され、痛みこそなかったが、精神的なダメージと共に倒れ伏した。

 

 

《コナミ》 残 LP 900

 

 

「私はカードを1枚伏せてターンエンドだ。コナミ君、早く立ちたまえ。まだデュエルは始まったばかり、あまり私を失望させないでくれ」

 

 ルインの攻撃で倒れ、立ち上がる様子のない僕に、それを非難するように見下した目つきで、何をしていると、早く立ち上がらないかと藤次郎さんは冷たい声で告げた。

 

「ぐっ、僕のターン、ドロー!!」

 

 藤次郎さんの声に反応したと認めるわけではないが、その挑発するような言葉にほのかな苛立ちを感じながら、僕は立ち上がり、強くデッキからカードを引いた。

 

 藤次郎さんの場には最上級モンスターが二体。対する僕の場はがら空き。この状況、このターンで挽回しないと僕は敗ける!

 その思いがデッキに通じたのか、逆転に繋げれる可能性を持つ、ある意味で最強のカードを引くことができた。

 

「よし! 僕は手札から強欲な壺を発動! カードを2枚ドローする!」

 

 デッキから新たに引いた2枚のカード。そして既存の手札を組み合わせてこの状況を打開するためには………。

 

 まず前提として、この状況で優先すべきはゴーズだ。

 ルインも問題だが、ゴーズを倒せる攻撃力を持っていれば問題にはならない。ならば、召喚すべきはあのカード──!

 

「僕は手札から融合を発動! 手札のE・HERO フォレストマンとオーシャンを融合! E・HERO ジ・アースを融合召喚だ!!」

「ジ・アース………プラネットシリーズか。君の新しいカードだったね。以前、電話で愛理から聞いたよ。とても強い力を秘めたカードだとね。だが、それほどのモンスターの召喚を許すほど、私は優しくはない。──私はこの瞬間、リバースカード 昇天の角笛を発動! 破滅の女神ルインを生贄にジ・アースの召喚を無効にする!」

「なっ…………ルインを生贄に!?」

 

 ジ・アースが召喚するために宙に現れた融合の渦だったが、ルインが吹いた角笛によってその融合の渦は無散。そのままジ・アースの召喚は阻害されて無効になってしまった。

 

 まさか起死回生のためのジ・アースの召喚を無効にされるなんて。

 しかもそのために躊躇なく上級モンスターのルインを犠牲に捧げた。

 勝利のための迷いない判断、そして実行力。

 

 僕の戦術のすべてが上回られている!

 ここまでいいようにされたのはいつぶりだろう。丸藤さんと戦った時以来か………あるいはそれ以上の──!!

 

 僕は冷や汗を掻きながら、敗北という結果に着々近づいていく悪寒を止められずにいた。そんな結果は認めないと、不安を振り払うように頭を振りかぶりながら、次の手を打った。

 

「僕は融合回収を発動。墓地にある融合カードとE・HERO オーシャンを手札に戻し、守備表示で召喚。これでターンエンドです」

 

 

《E・HERO オーシャン》 攻撃力1500 守備1200

 

 

 ジ・アースの召喚が失敗した以上、ここはなんとか守備表示で耐えるしかない。

 藤次郎さんの手札は0。

 モンスターを引かれたら終わるが、ここは祈るしかない!

 

「私のターン、ドロー!」

 

 僕は祈るようにそのドローを見守った…………。

 

「残念、このターンでケリをつけることはできなかったか。私は冥府の使者ゴーズでE・HERO オーシャンを攻撃!」

「うっ」

 

 よかった。ゴーズで攻撃してきたと言うことは引いたカードは僕のライフを削りきるカードではなかったと言うことだ。

 首の皮1枚繋ぐことができた。

 

「私はカードを1枚伏せて………ターンエンド」

 

「僕のターン、ドロー!」

 

 何とか生き残れたこのターン、無駄にはしない!

 

「僕は手札から古のルールを発動! 手札からレベル5以上の通常モンスターを特殊召喚する! 僕は手札からゴギガ・ガガギゴを特殊召喚する!」

 

 

《ゴギガ・ガガギゴ》 攻撃力2950 守備2800

 

 

 ゴギガ・ガガギゴ、僕のデッキのエース。

 その攻撃力はゴーズを上回る最高クラスのものを持っている。

 この最強のガガギゴで戦況を有利にする!

 

「バトル! ゴギガ・ガガギゴで冥府の使者ゴーズを攻撃! ジェノサイド・パワー・ボール!!」

「ふふ、これは流石に止められんな。いい攻撃だ…………!」

 

 

《藤次郎》 残 LP 2150

 

 

 藤次郎さんのリバースカード、そこに一抹に不安を感じながらも、僕のゴギガ・ガガギゴの攻撃は防がれることなく、冥府の使者を破壊することができた。

 

 よかった。ゴギガ・ガガギゴの攻撃でゴーズを破壊できた…………!

 伏せていたリバースカードが攻撃反応罠でなくて、本当によかった。僕は安心感から口から一息吐いて好転した状況と共に気を取り直した。

 

「よしっ! 流れがこちらに傾いた。僕はこれでターンエンドだ!」

 

「私のターン、ドロー! 私は強欲な壺を発動! カードを2枚ドローする」

 

 藤次郎さんも強欲な壺を引いてきた…………!

 何を引いてくるかにもよるけれど、こちらには藤次郎さんの行動を防ぐ手段はない。

 何をしてくる…………!

 

「私は伏せていた光の護封剣を発動! 君は3ターンの間攻撃宣言を行うことができない。私はさらにカードを伏せてターンエンドだ!」

「3ターンの行動制限………僕のターン、ドロー!」

 

 光の護封剣か……面倒なカードだけど、あれは魔法カード。

 それをわざわざ伏せていたってことはブラフのつもりだったってことだろうか。ゴーズを召喚していた以上、万が一壊されても問題はないと、僕のカードを減らせればいいと考えての伏せだったのかもしれないな。

 

 しかし、ガガギゴを破壊するようなカードではなかったことは幸いだけど、藤次郎さんに3ターンの猶予を与えるのは致命傷になりかねない。

 だからできればこのターンで破壊したいところなんだけど──。

 

「僕は手札からE・HERO レディ・オブ・ファイアを守備表示で召喚!」

 

 

《E・HERO レディ・オブ・ファイア》 攻撃力1300 守備1000

 

 

「そしてエンドフェイズにレディ・オブ・ファイアの効果発動、自分フィールド上のE・HEROの数だけ200ポイントのダメージを与える!」

「ぬ………」

 

 

《藤次郎》 残 LP 1950

 

 

 僕のエンドフェイズ、レディ・オブ・ファイアの両手から放たれた小さな炎が藤次郎さんにわずかながらのダメージを与えた。

 

「僕はこれでターンエンドだ」

 

 残念ながら、本当に残念だが、僕の手札には光の護封剣を破壊する手段がなかった。ならばと小さくてもバーンダメージを与えて追い詰めていければと思いレディ・オブ・ファイアでバーンダメージを狙ったが、どこまで有利に働くか。

 

「私のターン、ドロー! 光の護封剣は残り2ターン。私は手札から冥界の使者を攻撃表示で召喚!」

 

 

《冥界の使者》 攻撃力1600 守備600

 

 

「バトルだ。冥界の使者でレディ・オブ・ファイアを攻撃!」

「くっ、レディ・オブ・ファイアは守備表示。僕にダメージはない」

 

「ならばこれでターンエンド」

「僕のターン、ドロー!」

 

 レディ・オブ・ファイアが破壊されたことでバーンダメージによる戦術はできなくなった。

 でも、待っていたカードが来てくれた!

 このカードでガガギゴを光の護封剣の縛りから解放する。そして勝利を掴む!!

 

 僕は冬の山頂にありながら背筋に流れる汗が不安と恐怖からくることを否定するように、ほくそ笑みながら引いたカードを嬉々として発動した。

 それが、勝利に繋いでくれると信じて──。

 

「僕は手札からサイクロンを発動! その光の護封剣を破壊する!」

 

 光の護封剣の残り2ターン。

 それを待つつもりはない。

 サイクロンで破壊して、ゴギガ・ガガギゴで終わらせてやる!

 

 サイクロン、そのカードから発せられた竜巻が光の護封剣を破壊せんと迫った時、藤次郎さんが笑ったのを僕は見た瞬間、その選択が過ちであったことを悟った。

 

「そうだろう。そう来るだろう……君なら! だから容易く罠にもかかる!! 私はサイクロンを発動した瞬間、リバースカード 神の宣告を発動! ライフを半分払いそのカードを無効にする!」

「神の宣告…………!?」

 

 

《藤次郎》 残 LP 975

 

 

 サイクロンのカードから発生した竜巻は藤次郎さんの場に現れた神によって無効にされた。

 

 ぐっ、せっかく停滞していた状況を打開するカードだったのに!

 いや違う。今考えるべきは刻一刻と不安を呼び水に寒気が増す原因を知ることだ!

 

「私がカウンター罠によってカードを無効にした時、手札から冥王竜ヴァンダルギオンの効果発動! 手札からこのモンスターを特殊召喚する!」

「冥王竜!? カウンターによって召喚されるモンスター!」

 

 

《冥王竜ヴァンダルギオン》 攻撃力2800 守備2500

 

 

 藤次郎さんの場に召喚されたその王の名を持つ黒き竜は、強い光の放つ神の後ろから山頂を呑み込むほど巨大な闇の中から強い咆哮と共に召喚された。

 その威圧は僕が感じていた敗北の予感が確定したのだと知らせるに十分すぎるほどであった。

 

 ゴーズにヴァンダルギオン…………。

 藤次郎さんは何らかの条件を満たすことで上級モンスターの特殊召喚を狙っていくデッキ。そして、確実な勝利を狙うために光の護封剣さえも、ヴァンダルギオンの効果のための布石だったのか。

 

「そしてヴァンダルギオンの効果発動。私が魔法カードの発動をカウンターすることで召喚した場合、相手に1500ポイントのバーンダメージを与える!」

「僕のライフは残り900。1500のダメージを食らえば終わる………」

 

 僕はもはやできることのない事実に、その結果に絶望と共に俯いて、冥府の王による断罪の時を待った。

 

「さあ、この一撃を神への手向けとしよう! ヴァンダルギオンの効果! 冥王葬送!!」

 

 ヴァンダルギオンの両手に巨大なエネルギーを溜まり、放たれたエネルギー砲は無防備な僕を容易く呑み込み遥か先の空へと消えていった。

 

「ぐ、あああああああ!」

 

 

《コナミ》 残 LP 0

 

 




いやあゴーズもヴァンダルギオンもかっこいいよね!とりあえず弱いやつから攻撃することを広めたゴーズは偉大だ。
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