「こんにちは先生。聖園ミナです」
“こんにちは。私は新譜カノン、先生って呼ばれてるよ”
「もちろんご存知ですよ。アビドスでの活躍も」
“本当?いや〜照れるな〜”
「じゃあご案内しますね。ついてきてください」
「えっと、次がティーパーティーかな」
その後に正実、大図書館でいいかな。
「ミナ」
「んえ!?ココアさん!?」
どうしてここに!?
「ココアでいいと言ってるだろ。これから行くのか?」
「う、うん」
「ならちょうどいい。私も連れていけ」
「ええ!?」
「ナギサに色々聞いておかなければ。それと、ミカもな」
「そう、ですか。わかりました」
ま、まあココアさんなら大丈夫か。
“………2人とも何話してるんだろ?”
「じゃあ、私は他にやることがあるので」
「ちょっと待て」
「はい?」
「これを連れて行ってくれ」エニグマ!
「……ロボット?」
「ミナについて行くようにしてあるからそいつとセイアのところに行ってくれ」
「わ、わかりました」
「敬語はいらないと言ってるだろうに」
「なんというか、癖で」
「それでいつもカンリにドヤされてるのに」
「う゛!?」
「………セイアちゃん」
ごめん、ごめんね。私が、私がしっかり守れなかったから………
「………そういえば、さっきのロボット………え?」
『ふ〜、さすがはうちのエンジニア部。スムーズに動くね』
「えっあ……カンリちゃん!?」
『せやで〜ちょ〜っとココアに頼んでね☆』
「……まさか!あのロボットをハッキングして!?」
『Exactly!』
ま、マジか〜この人そこまでやるのか……
『ま、それはいいとして。見ても?』
「え?う、うん。大丈夫だも思うけど」
『じゃあちょっと失礼して……』
『……うん、だいたいわかったかな』
「ほ、本当ですか!?」
『ただ、これはナギサ達にも言わなきゃかな。今どこにいると思う?』
「ん〜今はティーパーティーで話し合いかな?」
『んじゃあ突撃するか』
「え?」
『黄金狂!掴まって!』
「ええ!?」
『ほら行くよ!』
「ちょっ、まっ!」
『GO!!!』
『到着!』
「い、いきなりはやめてよ……」
「カンリさん!?」
「お姉ちゃん!」
「お、来てたかカンリ」
『やっほ〜ココア。それに先生も』
“うん、もう突っ込まないからね”
『突っ込んで欲しくてやってないからね』
「それで、どうしたんだ?」
『ああ、診断結果を言いに来たの』
『結論から言うと、このまま安静にしていれば死ぬことは無いね』
「よ、よかったです………」
本当によかった………
『ただ、危険なことには違いないね』
「どんな感じなんだ?」
『そうだね……その前に神秘について解説しようかな』
「……何故?」
『まあまあ。まず、肉体からね』
なにか始まった……
『肉体には人によって違う耐久値があるって考えて。先生を基準にすると100かな。セイアちゃんが75、ナギサちゃんが120かな』
「ふ〜ん、私は?」
『ミカちゃんは大体10000だね』
「「……は?」」
『ココアちゃんは17000、ミナちゃんは15000、ヒナちゃんは10000だね』
私そんなに強いの!?
「じゃ、じゃあカンリは?」
『私そもそも肉体とかないし……』
「今明かされる衝撃の真実!?」
この人ほんとになんなの!?
『それはいいんだよ。で、神秘は強力なシールドだと考えて。肉体の耐久値が高いほどシールドも強くなる。逆に、耐久値が低くなると攻撃も通りやすくなる。それでも普通は痛い程度だけど』
「では、今回の相手は相当強い装備なのでしょうか?」
『強いなんてものじゃない。普通なら存在しない武器だよ』
「存在しない……武器?」
「どういうことだ?」
『私の武器にはね、敵の生命に直接攻撃する属性があるの。相手に「死」のダメージを与えるんだけど、今回セイアちゃんの体からその属性攻撃と同じ跡が見つかったの』
「それって……」
『相手の狙いは神秘、つまりはヘイローだよ』
新譜カノン
先生の本名。カノンを漢字にすると奏音。元はピアニストから。
一番最初のねじれ→新
音を操る→楽譜→譜+音
演奏から奏