「うわぁ……」
予想はしてたけど想像以上に広い……待って、目の前にあるでかいの何?
「屋敷?広すぎない?」
〈お、いらっしゃいミナちゃん~〉
「はい……で、なんですかこれ?」
〈私が作った………あ〜……空間?〉
「もう、私は何に驚けばいいですか?」
〈……笑えば、いいと思うよ〉
「やかましいです!」
〈まあまあ………そうだ。ミナちゃんも今日ここに泊まったら?〉
「え?でもミカを見てあげないと……」
〈今日は私が見ておくよ。……ちょっと、危ういと思うからね〉
「そうですか?……じゃあ……」
〈は〜い!1名様ご案内〜!〉
「ピーチ・ボーイ」
「うわ!?」
「ふ、獲物がかかりました」
「ケイちゃん!?ちょっ下ろして!?」
「では連れていきますね」
〈お願いね〜〉
「こちらがキッチン、向かい側が倉庫で右に行くと出口があります」
「oh……想像はしてたけどあの人マジで屋敷立ててるよ……」
「そしてここはモニター室。街に置いた監視カメラを使い外の様子を見ることが出来ます」
「へ〜……なんで?」
「なんでもアンジェラ様が設置するよう言ったそうです」
「そうなんだ」
まあ、あの人がそうするように言ったなら必要なんだろうね。
“あ、ミナちゃんも来たんだ!”
「先生」
“よかった、これで二人を止められるよ“
「2人?………まさか!」
嫌な予感がする!
「ケイちゃん!演習場みたいなところある?!」
「そこを右に行ってまっすぐにありますね」
「全速前進だ!」
〔ふふ、やりますねアズサちゃん〕
「ホド先生も、ロボットとは思えないほど強い」
〔ふふ、そう褒められると嬉しいです〕
「でも、負けるたままなのは悔しい。もう一度手合わせ願いたい」
〔いいですよ。赤眼!〕
「でかい剣は弾く意識で、もう片方はそのまま落とす!」
〔さすがに慣れてきたみたいね。じゃあ、Laetitia!〕
「ハートの爆弾は狙い撃ちすれば壊れる!」
vanitas vanitatum, et omnia vanitas!
〔おお、Laetitiaもクリア。次、今日の表情!〕
「防御が異常に硬いから攻撃をカウンターする意識で……かつ笑みの表情を待てば……」
「ストーップ!!!」
「〔!?〕」
「はあ……何してるの!?」
〔ちょっとした腕試しです。ね〜〕
「ね、ね〜?」
「はあ………ってヒフミ!?しっかりして!」
「あはは……平凡な私には2人を止めることが出来ませんでした……」
「落ち着いてヒフミ!平凡な生徒はブラックマーケットに入り浸らないしテストの日をすっぽかしたりしないよ!」
「………これでいいの?」
「そうよ〜コハルちゃんは頭良いのね〜」
「と、当然でしょ!私はエリートなんだから!」
「……エリート、かぁ……」
「…?」
「ふふ、何でもない。ほら、次の問題解きましょ」
「う、うん……」
なんか、思ったより普通ね。もっとえげつない下ネタで溢れてると思ったけど……
「コハルちゃん、エッチなこと考えてるでしょ」
「考えてないわよ!あんたと同じにしないで!」
「ふふふ……」
うう、見透かされてるみたいでなんかいやだ……
『………せい』
“んん………”
「起きて先生!」
“はぁい!!………どうしたのコハルちゃん?”
「こっち来て!」
“えっちょ、服は着替えさせて!”