Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
ロクサーヌの下した決断は?
「やり直し、ですか?」
ロクサーヌが不思議そうに聞いてきた。
「あぁ、そうだ。ホントにたまたまだ。前回を引き継いで、最初から始めることができた」
春の1日、盗賊の襲撃からだ、と続けた。
「そして、春の2日、またロクサーヌと会うことができた」
「………」
「俺は、前回のロクサーヌとの日々を、かけがえのない
ぐっと右手を握りしめていた。
「俺は、ロクサーヌを、パーティのみんなとの楽しかった日々を取り戻したいんだ!!!」
「最初は、一眼惚れだった」
「そこから、
「ロクサーヌ、君が
「俺にはロクサーヌが
「ロクサーヌがいなくちゃ
「ただ、ロクサーヌと
「刺されて死んでやっとわかったんだ、ロクサーヌを
でも、
手から力が抜けていく。
「俺はもう一度やり直せるとわかったときにロクサーヌに
「本当はこんなことを全部言うつもりはなかった。でも、できるだけ本当のことを伝えよう、嘘はつかないでいよう、ってそう
「もう隠しごとはない」
だから…
「また、やり直しができるの?」
「それはない。もう
これが
「浮気は?」
「しない」
初めから近寄らない
「私を裏切ったり?」
「しない」
今度こそロクサーヌと添い遂げる!
「私が一番?」
「そうだ」
ずっと一緒だ。
「私を
「そうすると誓う」
死がふたりを分かつまで、死して後も。
「私もご主人様を唯一の夫にすることを誓います。…その代わり、元パーティのメンバー
「ロクサーヌお姉さま…」
ルティナ…
「でも、私が
「ロクサーヌお姉さま…」
「そのためにも、早くパーティのメンバーを揃えて、色魔の上級職を…」
「それなのですが、ロクサーヌお姉さま。すでにミチオ様は上位ジョブまで持って極めていると」
ギ・ギ・ギ・ギ・ギッ、と
「どういうことですか?」
ロクサーヌを首を廻して睨んできた。
「朝見せようと思った。でも、ジョブを見せる前に放心したから」
はっ、と思い出したようで赤面するロクサーヌかわいい。
「なら、すぐに、早く、迅速に、今、見せてください」
「わかった、わかった。ルティナをパーティに加えるからちょっと待って」
友に応えし信頼の、心のきよむ誠実の パーティー編成
「はいっ」
パーティ
・加賀道夫
・ロクサーヌ
・ルティナ
ピコーン
好感度
ロクサーヌ:
ルティナ :
セリー : 85/100
ミリア : 70/100
ベスタ : 80/100
数字がおかしい気がする、見なかったことにしよう。
「では、俺のジョブを見せるよ。俺の後ろに来て」
背後から抱き着かれたところで、ジョブ設定と念じた。
「ああ、赤字がマスタージョブな」
「ロクサーヌお姉さま、わたくし探索者のレベルが『
「大丈夫よ、ルティナ。私の眼にもそう見えているわ」
「そうですよね、『
あははははははっ
と二人で乾いた笑みを浮かべた後で、
「どうしてこうなるんですか?」
「いつの間に、こんなに上げたんですか!?」
よく似ているよ、君たち。
かくかくしかじか、
経験値効率
「えっと、キャラクター再設定?も見せてください」
ほい。
「あのときは、防具7全部と、ボーナススキルに、『ダメージ限界解除』も入れていたから、単体攻撃が、範囲攻撃になっていたな」
「って、お~~い」
「はっ、父が川の向こう側から手を振ってました」
「いや、セルマー伯爵は、まだ生きてるだろ」
「ええ、まだ生きてます、まだ。……なんですか、それは?」
「いや、三途の川のことだろう」
「サンズの川ですか? 聞いたことがありません。ミチオ様の元の世界にあるんですか?」
「いや、そうじゃない、そうじゃないんだ」
「とにかく、今後は、こんな無茶なことは禁止です!」
「そうです、そうです。もっと言ってやってください。ロクサーヌお姉さま」
「でも、どうしても色魔の上級職について確かめたかったんだ」
「それにしても…」
「俺とロクサーヌ、それにみんなと子供を作れるのか?って、俺にとっては
「旦那様…」「ミチオ様…」
「…でも、もう二度とやらないぞ、いや、やりたくない」
で、
「それで、色魔系のジョブは、どうなったのですか?」
うん、ジョブの説明は、はい、これ。
「ありました、ロクサーヌお姉さま、スキル『
「ええ、これで旦那様との子供が産めます!!」
「でも、ビックリするようなスキルもあります。『精力極大増強』って、ミチオ様の精力が…」
「そうね、旦那様を5人で受けとめることができるでしょうか?」
「ロクサーヌお姉さまはご存じないかもしれませんが、おそらく『色魔』のレベルが低いときでも、みんなぬちょぬちょになっていました」
「ぬちょぬちょ?」
「はい。ぐちゃぐちゃのぬちょぬちょです。ギシギシのアンアンです。気絶してからも許してもらえません…」
「こらこら。今生では
冤罪だ!
「ちょっとロクサーヌお姉さま、昨日はミチオ様と同衾されたのですよね?」
「あっ、その、それが……ごにょごにょ」
**しなくていい、私の*****って言われて、私を唯一の****にしてくれるって…
「お~~っ、それはミチオ様の愛ですね。まさかミチオ様が手を出さなかったなんて」
イヤン、イヤン。
「初日から手を出されてしまったわたくしとしては、少々複雑な思いがするのですが」
「そりゃあ、あんな美人で可憐なルティナが俺の下に来たんだから、即手を出すに決まっている」
「そ、そうですか。ちょっと照れますね」
「っと、もうそろそろ、日暮れだ、ベイルの町に戻らないと」
「はっ、そろそろ、夕飯の時間が終わってしまいます」
「あの~、わたくしはどうしたらいいでしょうか?」
ロクサーヌと眼を合わせる。
「今日からパーティのメンバーですから」
「一緒に
「ありがとうございます、ミチオ様! ロクサーヌお姉さま!」
そう言って飛びついて抱き着いてくる、ルティナ。
「ええ、パーティのメンバーについて
「はいっ、ロクサーヌお姉さま」
どうやら、今日も同衾はしてくれそうだが、『おあずけ』になりそうだ。
まぁ、明日からはこの
俺の煩悩は53万です。 いや、俺の
時間がないので、
ベイルの町 ベイル亭
「前回から、呪文詠唱しないとは思っていたのですが、そういうスキルを持っていたのですね」
「ここは外ですよ。ルティナには
「ぴっ、ロクサーヌお姉さま、今後は注意いたします」
なんだか、前回と同じように仲良く……いや、ロクサーヌに
俺たちは宿屋の中に入った。
「よう、お帰り。もう夕食の時間が終わっちまうよ」
「すまんが、今日一泊夕食付で、一人追加したい」
旅亭の男は、器用に左眉だけをつり上げてみせた。
「困ったな、もう3人部屋は空いてないぞ。予備のベッドも…」
なにか帳簿を見て、
「やっぱり無いな。別に一部屋取ってもらうことになる」
「あの…、ベッドはミチオ様たちと一緒でいいですよ?」
「………」
旅亭の男の視線が痛い。
「ふっ…なら、宿泊料金はいい。但し、夕食代は80ナールもらう」
「お湯3つとカンテラも1つも頼む」
「了解した。では、135ナールでいいぜ」─正規の値段は、80+20×3+10=150ナール─
もう10パーセント安くなるのはお約束のようだ。
財布代わりの小袋から、銀貨と銅貨で支払う。
「ほれ、鍵だ。夕食は早めに食べてくれよ」
一度、517号室に上がり、荷物を置いて装備も外して収納する。
装備の手入れは後廻しにして、食堂に降りて、4人がけのテーブルに座って食べた。
ベイルの町 ベイル亭・517号室
「思っていたよりもおいしかったです」
「そうだな。俺はそれよりも懐かしかったけどな」
旅亭の男はお湯3つとカンテラ1つを器用に持ってくると、部屋の入口に置いて降りていった。
俺は服を脱いてイスにかけた。
「それでは背中を…」
つんつん
ん、ロクサーヌどうした?
振り向くと、同じく、服を脱いで、身体を手ぬぐいで申し訳程度に隠しているルティナがいた。
いや、隠せてないがな、眼福眼福。
…じゃない。
「あれっ? わたくし間違えましたか?」
ミチオ様を拭くときには、
ロクサーヌの無言の視線が痛い。
「…あの、ルティナ…」
「私も脱ぎます。少々お待ちください、旦那様」
勢いよく脱ぎ始めるロクサーヌがいた。
慌てて前を向く。
「はぁ、ルティナ、ここは
「そうでした…」
「さらに言うと、湯舟を頼んできたところなので、風呂は早くて5日後になる」
「お風呂への道が遠いです」
前回、すっかりお風呂好きになったルティナには、
後ろから水を絞る音がする。
「では、背中をお拭きします」「わたくしも…」
左右に分かれて、背中を拭いてくれるようだ。実は仲がいい?
「ミチオ様……なんか背中、というか体のメリハリが凄いんですけど…」
そこで、
「えっ、凄く硬いっ、大理石を拭いているみたいです」
そして、陶然となったロクサーヌは、横に廻って手や胸まで拭き始めた。
慌ててルティナも拭き出したのだが…
二人の視線は、即応態勢になった股間の
それはもう、色魔系の
……これが……マスター・オブ・エロの…… ゴクッ
……ぜったい……前よりも……大きく…… こわれちゃう
いや、昨日と違って、ロクサーヌ達も全裸なので、
手の止まったロクサーヌから、手ぬぐいを抜き取ってさっさと
俺も
さっと手ぬぐいを濯いで、ささっと二人をあっちへ向かせて、さささっと背中を拭いた。
それを、ロクサーヌの肩に置いて、
「後は自分でお願いね」
先にベッドに入った。
「えっ、ミチオ様……偽物?」
ルティナ、お前は…
「今生では初めてなんだ。明日新居でゆっくりとな」
ゆっくりと、ねっとりと、な、と笑顔で告げると、
「はいっ」「かしこまりました」
と、うれしそうに笑ってくれた。
ベッドの中央で、天井を向いて彼女達を待つ。
洗濯が終わり、クローゼットに干したあと、
「それでは」「失礼いたします」
左にロクサーヌが、右にルティナが入ってきた。
そうそう、
「これから、ロクサーヌは一日の一番最後と、一番最初にキスしてほしい」
そう言ってからルティナと、
「おやすみなさい、ミチオ様」
ロクサーヌと静かにおやすみのキスを交わす。
「おやすみなさい、旦那様」
二人の素肌を通して、ドキドキとした鼓動を感じる。
俺は、この温もりを再び取り戻すことができたんだ、と強く感じた。
まだ、二人だけど、
二人がなにか話しているのを聞きながら、俺は意識を手放した。
この先に、前回とは全く違うトラブルが待ち受けていることを、
「ご主人様、ミリアの弟を助けてください、です」
トラブルに飛び込んでいくことも、
「よかった、ご主人様、よかった。このままではどうなるかと思っていました」
そして…
「はっ、泥棒猫に先を越された気がします」
出遅れてしまったものがいることも(笑)知らず、
─はぁ、だれか私を愛してくれた人間がいたような…─
夢の世界に旅立った。
祝! 日間ランキング47位(2023/12/21 21時時点)
無事、タイトル回収できました。
いや、まだ二人ですから最終話じゃないんですけどね。
当二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、迷宮攻略的には。
つまり、それ以外の分が…
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。
次回から不定期更新となりますが、よろしくお願いします。
PS.レベル-経験値換算表の間違いを確認したため修正しました。