Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを   作:載せられた人

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 これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語

 ミチオ達は、また()()家を借りました。色々と準備が必要です



第13話 家

 

 

 ベイルの町 ベイル亭・517号室 春の5日・早朝 

 

 

 …俺に任せろっ!

 

 って、何を言っているのだろうか?

 

 

 俺は、ロクサーヌに抱きついた状態で目が覚めた。

 

 眼の前には豊満なパラダイスが広がっていた。

 

 ロクサーヌはやはり、抱き枕としても最高だ。

 

 身体は柔らかくてすべすべで、背中の毛はふかふかでなめらかで、胸の弾力もあるしどこまでも包み込んでくれる感じがする。

 

 とにかく、抱き心地が素晴らしい。

 

 

 そして、背中にも温もりがあった。

 

 寝息もすーすーとしていて、寝ていてもお嬢様っぽく思えてくる。

 

 背後から抱き着いてきているので感じる、ちょっと高めの体温もいい。

 

 ロクサーヌに比べるとやや小ぶりだが、押し付けられた胸の感触は心地よい。

 

 足に重さを感じているが、華奢な感じからしてルティナが足を絡めてきているようだ。

 

 

 

 これは()()()()

 

 

 

 感動に打ち震えていると、1日の最初のキスを、ロクサーヌがしてきた。

 

 俺より遅くまで起きてルティナとお話をしていたのに、もう眼が覚めていたのか。

 

 

 ロクサーヌはいつも俺よりも起きるのは早かった。今回もかわらない。

 

 あるいは、眼が覚めやすいたちなんだろうか?

 

 前回を通じて今回でもいまだ謎である。

 

 

 強く抱き寄せて、唇の甘さと胸の弾力を堪能する。

 

 舌を絡めとり、俺の口に誘い入れると、

 

 ロクサーヌの舌が積極的に動き、俺の口の中を蹂躙し始める。

 

 俺もそれに応えて、舌を舐め合わせると、

 

 それに応えるように動いてくれる。

 

 

 たっぷりと堪能してから唇を離す。

 

 唇の間を唾が糸をひいていた。

 

「おはようございます。旦那様」

 

「おはよう、ロクサーヌ。昨日遅くまで起きていたようだけど大丈夫か?」

 

「はいっ、全然問題ありません」

 

 

「あっ。あの~、おはようございます、ミチオ様」

 

「おはよう、ルティナ」

 

 ルティナも起きてたようだ。

 

 上からキスを落としてくるルティナを、下から両手で抱き締める。

 

 長いサラサラの金髪が、ヴェールのようにルティナの顔の左右から零れ落ちてきて、

 

 俺の顔に心地よい感触を伝えてくる。

 

 情熱的で、しかしやや控えめに動く舌を、やさしく迎え入れてゆっくりと感触を味わう。

 

 こちらも存分に味わってから、口を離した。

 

 

「今日は、クーラタルの町に借りた家の引越しを行うので、朝食を先に食べてから、先ずはこの部屋を片付けよう」

 

「かしこまりました、旦那様。」「はい、ミチオ様」

 

 

 光魔法(ラン・ライト)で小さく灯りを作る。

 

 ロクサーヌに選んでもらった服を、明後日の方を向きながら着ていく。

 

 全裸のロクサーヌとルティナが下着から着けていく様を、

 

 まじまじと見入ってしまうところだった。

 

 

 食堂の4人がけのテーブルで最後の朝食を食べる。

 

 そういえば、明日からは3人で自炊していかないといけないな。

 

 

 食べた後に部屋に戻って、引っ越しの荷造りの開始だ。

 

 とはいえ、洗濯を取り込んで、クローゼットの中身を、ロクサーヌが持ってきたケースと、クーラタルの店で買ったトランクにつめるだけだ。

 

 で、入りきらなかったものは、

 

 

 ワープ 

 

 行き先:クーラタルの家の寝室 

 

 

 で直接繋いだままにして、直接持っていってもらう。

 

 

 先にケースとトランクを持っていって、その上に置いてもらうようにした。

 

「このワープという魔法、便利ですね…」

 

「まあな。これも『魔法制限解除』の効果で、消費魔力が1固定になったからできることだけどな」

 

 地味に、パーティ全員でなくて、一部だけでも使える、という制限の解除もありがたい。

 

「パーティ編成を解除しなくても一部のメンバーだけでも往復可能になって、荷物も運びたい放題できるんだ」

 

「でも、人に見られないようにする必要があります。旦那様」 

 

「十分注意しよう、ルティナもな。でも必要な時には使用をためらうなよ?あとで特別な装備品を使いました、とか偽装してみせるからな」

 

 ルティナが眼をきょとんとさせた。

 

「そうでした。わたくしも使えるようになったのですよね。ワープっと、ミチオ様、行ったことの無い場所がたくさん登録されています。それに、今はまだ現れてない迷宮の分まであります」

 

 ああ、それなー

 

「隠しコマンドの『パーティ制限解除』が『魔法制限解除』と併せて、『パーティ魔法制限解除』になっているからな」

 

 ほんと、隠しコマンドの性能ってぶっ壊れてるよなぁ、

 

「ワープの移動先とかも制限事項だったようで、パーティの誰かが知っている場所であれば登録されているようだぞ」

 

 さすがにどこにでも行ける訳ではないようだ。俺には裏技があるけどね。

 

 

「では、名残惜しいが行くか」

 

「そうですね。私が旦那様と初めてキスをした場所ですが、これからもいっぱいしてもらえますから」

 

 それに、それ以上も…って自分で言って赤面しているロクサーヌかわいい(かわいい)

 

「はい。わたくしも今回、初めてミチオ様と同衾した場所ではありますが、これからもずっと一緒ですから」

 

 最後に忘れ物がないか部屋を確認しながら言うと、ロクサーヌとルティナがかわいいことを言う。

 

 

 ロクサーヌ、ルティナ。それはたまらんぞ!

 

 今日の夜にむけて俄然とやる気がわいてくる。

 

 

 

 ロビーに降りて旅亭の男に鍵を渡す。

 

「連泊は今日までだ。荷物なんかは全部処分してある」

 

「そっか、ありがとう、昨日言ってくれればカンテラくらいサービスしたんだが」

 

 いや、10%割り引いてくれてますが。

 

「世話になったな」

 

 手を振ってベイル亭をでた。

 

 

 ベイルの迷宮に向かって歩きながら、

 

「じゃあクーラタルに行くか。家に行くか? それとも迷宮か?」

 

 と行き先を聞く。

 

「ん~~~、迷宮ですね。掃除をしようにも、道具がまだありません」

 

 

「町の中央にある店で、その辺を買い物してから向かいましょう、ロクサーヌお姉さま」

 

「そうですね。今日のところは家具を置くところを軽く掃除しておきましょう」

 

 あとは何日かかけて全部綺麗にします、おまかせください、とやる気に満ちた目で言ってくる。

 

 

「悪いね。俺も手伝うよ」

 

「いえ、これは私たちの仕事です。旦那様はそのようなことしないでください」

 

「ミチオ様のお手を煩わせることはしませんので」

 

 

 ご主人様ではなくて、旦那様でもダメなようだ。

 

 この妙な矜持はなんなのだろう?

 

 

 

 その後、ベイルの迷宮の入口から、クーラタルの迷宮の出口に移動して、雑貨屋に移動する。

 

 雑貨屋でロクサーヌとルティナに選ばせて、箒やタオル、ロウソクに燭台、カンテラにその油などを買う。

 

 そうそう、洗剤と石鹸用に、シェルパウダーとすり鉢セット、コイチの実のふすまも一袋、それにハサミの購入もお願いする。

 

 それに、たらいに、洗面器、コップ用の各種大きさの桶等々も購入した。

 

 

 他にも細々したものを買って、桶に入れていく。

 

 たらいは、そこそこ大きいのを買ったので、紐で括ってもらい背負った、俺が。

 

 身長的に無理だから、といって結構強引に。

 

 偽装の意味もあるので、手分けして買った物を家まで持って、てくてく歩いていく。

 

 

 ロクサーヌとルティナと、新居についていろいろと話しながら歩くので苦にはならなかった。

 

 新居に着いたので、荷物を置いて、一休憩する。

 

 各自のコップ(桶)を用意してもらってラン・ウォーター(ロスト・マジック)で水を入れて飲んだ。

 

 

 もう一度行って、水がめを数個に、生活用品の残りを。

 

 さらに、金物屋に行って、調理用品に台所用品も買う。

 

 今後パーティになることを考えて、6人分入るサイズのものと、石鹸用やお茶用の小さいものも買っていく。

 

 ロクサーヌが言うには、洗濯や掃除、トイレには桶で、飲料水は水がめに汲んでおくものらしい。

 

 

 ルティナがいるおかげで、二往復ですんだ。

 

 ありがとう、と感謝を込めて、ロクサーヌとルティナの頭を撫でていると、

 

 

「それでは水汲みに行ってきますね」

 

 とロクサーヌが言い出したのを、

 

 

「ちょっとお待ちください。水汲みは不要ですよ」

 

 ルティナが止めた。

 

 

 水がめと桶を持って、風呂場(予定)に置いた、たらいの上にまとめて置いてもらう。

 

「では、クリエイト・ウォーター

 

 クリエイト・ウォーター:対象?・?ℓ 

 

「では、この桶と水がめに、一杯で」

 

 ルティナも、詠唱省略で念じればできるのだが、口頭で指示を出している、かわいい(かわいい)

 

 

 生活魔法(ロストマジック)自体は、魔法使いでも使える魔法だった。

 

 しかし、貴族や金持ちしか魔法使いにならないし、なれないこと、さらに、本来は詠唱も必要で、こんなことに魔力を使うのを良しとしなかったこと、で不必要として消えた(ロストした)、らしい、from アカシック・レコード先生。

 

 

 量の調整を()()()()のか、溢れた水がたらいに零れていた。

 

「簡単と言えば簡単ですが、調整は難しいですね」

 

 

 まぁ、(リットル)表記の意味を知ってないとね。今度教えてやろう。

 

 でも、曖昧でも動いてくれるだけマシなんだろう。

 

 

 通常の魔法は、その魔法の()()()()()いないと、()()がわからないし、さらに詠唱(ブラヒム語)()()なければ()()しないのだから。

 

 それに、攻撃魔法も、ボール・ウォール・ストーム以外にもあったのだ。

 

 ただ、消費魔力が大きく、MP枯渇が多発したために、これらも消えた(ロストした)、らしい、from アカシック・レコード先生。

 

 

「というわけで、水は魔法で作る。井戸まで行かなくても大丈夫だ」

 

「えっと、よろしいのですか? 魔法を使うのは結構大変だと聞いていましたが?」

 

 ルティナをみると「全然問題ありません」と胸を張っていた。

 

 Dサイズの胸が揺れていた。

 

 

 魔導士 Lv55 だったのだ。本当に全く問題ない。

 

 現在は、パーティ魔法制限解除状態だから、消費魔力は1に固定されている。

 

 さらに追加で、パーティキャラクター再設定で、ボーナススキル、詠唱省略に、MP回復速度200倍もセットしているのだ。

 

 MPが減った感覚すらないことだろう。

 

 

 そういえば、前回も途中からは、水はルティナの担当になっていたな。

 

 大好きなお風呂の為に、俺と一緒にアクアウォールとバーンボールを使って風呂の協力もしてくれたし。

 

 

「では、この水で拭き掃除をさせていただきますね」

 

 それをちょっと呼び止めると、

 

「これを水に溶かしてから拭き掃除すれば、汚れがよく落ちるから」

 

 そういって、すり鉢ごと、砕いたシェルパウダーを差し出す。

 

 

 前回では普通のことだったので、ルティナの方が受け取った。

 

「では、やってみましょう、こうやるんです、ロクサーヌお姉さま」

 

 

 二人は、きゃいきゃいと桶の水にシェルパウダーを溶かしてから、桶を持って風呂場からでて行った。

 

 俺は、キッチンに戻って、すり鉢で追加でシェルパウダーを砕いていく。石鹸にも使えるし、今日搬入予定の中古家具を拭くのにも使えそうだ。

 

 

 そういえば、ルティナは今は現役の貴族令嬢なんだが、掃除とかお願いしてもよかったのだろうか?

 

 というか、着の身着のままで逃げてきたんだよな?

 

 

 …俺って貴族令嬢の誘拐犯? それとも駆け落ちの扱いされるのか?

 

 前回(チュート・リアル)(うち)に来たときは……婚約者もいたって言っていたな。

 

 

 

 困った時の『アカシック・レコード』先生っ、お願します!

 

 

 

 次の瞬間、一瞬、クラっと来たのを堪える。

 

 これは……、過去のこと──ロストマジックとかを知るため、ならまだいいが、現在進行形のことを聞くとなると、結構頭にキツイな*1

 

 先生(アカシック・レコード)によると、セルマー伯は、表向きは病気になったことにして、ルティナの家出を隠蔽しようとしている、みたいだ。

 

 となると、ボーナススキルの隠蔽の偽装をつかって姿形をいじっておく必要があるな。

 

 でも、それだけじゃあ『うっかり』があると困る。

 

 

 

 困った時の再び『アカシック・レコード』先生っ、お願いします!

 

 

 

 くっ*2、ほうほう、アクセサリーに()()()()で偽装を付ければよいのか。

 

 普通は、装備制限があるので、アクセサリーには、身代わりミサンガ一択となることが多いのだが、残念、俺には装備制限解除があるので、複数個付けれる。

 

 現に、ボーナス装備の、アクセサリー(首)と(護符)の両方を使っているし、使えている。もちろん、身代わりミサンガ*3も装備している。

 

 

 更に、パーティ制限解除と併せて、パーティ装備制限解除にもなっている。

 

 つまり、パーティのメンバーにも、装備制限解除は適用されるのだ。

 

 もはや笑うしかない。

 

 適当なドロップアイテムあったかなぁ

 

 

 そうだ、セリー、ミリア、ベスタの現状も確認しておこうかな…

 

 

 ゴンゴン

 

 

「購入された品をお届けに参りましたー!」

 

「今開ける!」

 

 ふと道の方を見ると、馬に引かれた荷馬車二台に、家具が載せられていた。

 

 そうか、二台分も買ったんだ。

 

 

「悪いな、玄関から入ったところまで運んでくれ」

 

「部屋までお運びしますが、こちらでよろしかったんですか?」

 

「大丈夫だ、ここでいい」

 

 家具を届けるだけ、とはいえ、部屋の奥まで入られるのはちょっとな。

 

 

「それでは軽く拭きますね」

 

 二階の寝室から様子をうかがっていたのであろう、ロクサーヌとルティナが階段を下りてきた。

 

「ほ~っ、()()家具達は、こうして運ばれてきたのですね」

 

 

「ルティナに配置は聞きました。頑張って運んでいきましょう」

 

 そうか、その辺も話しているのか。

 

 俺は拭いてもらったイスを持って、一階の東南の角部屋の食堂兼リビングに持っていく。

 

 それに食卓テーブルも持ってくる。

 

 扉を通らせるために、一度横にする必要があったので、ルティナがいて感謝である。

 

 

 次に、北東の角部屋にあるキッチンに戸棚を持っていく。食堂の向かいになる。

 

 なんと、アイランドキッチンである。

 

 

 次に、ミリアが来た後に、二階の寝室の隣部屋に動かしたクローゼットをなんとか三人で持って上がる。

 

 前回は、重くて二階に動かせなかったので、一階の部屋に置いていたのだ。 

 

 早速ロクサーヌとルティナが、寝室からケースとトランクを持ってきて、服を収納していた。

 

 

 次にベッドを二階の一番奥にある寝室に運ぶ。

 

 前回よりも大きいベッドだったのだが、マットレスが別なので、そこまで重くはなかった。

 

 広い部屋の真ん中にキングサイズのベッドを一つだけ置く。

 

 その後に、ロクサーヌとルティナが二人掛かりでシーツを被せたり、毛布や枕をセットしたりと、ベッドメイキングを行う。

 

 その間に、俺はベッドの横にマットを敷いて、寝室の完成…

 

「そういえば、絨毯を敷いてないのですね」

 

 …完成は、まだまだ先になるようだ。

 

 

「ふふふっ」

 

 新しいベッドの上で、早速ベッドの寝心地を試しているルティナが笑っている。

 

「セリー様に、一番初めにこのベッドで寝たのはわたくしです、と自慢するのです」

 

 前回とは違って、今回のルティナは、妙にセリーに対抗意識があるようだ。

 

()()()()、旦那様を差し置いて」

 

「もう、ロクサーヌお姉さま、これくらいでミチオ様は怒ったりしませんよ」

 

 それに、えいっ、とロクサーヌも巻き込んで、ごろごろしてきゃいきゃいしている。

 

 

 俺も、一緒に横になって天井を見上げる。

 

 

 あぁ、()()()()天井だ。

 

 

 前回(チュート・リアル)()()()()は、ここにあった。

 

 

 僅か()()でここを出て行くことになるなんて知らなかった、

 

 ましてや、貴族になって領城を持つことになるとは、欠片も思っていなかったあの頃、

 

 パーティのメンバーが増えていくのを、この部屋(ベッド)()()していたことを思いだしていた。

 

 

 今回は、()()()()から始めるのだ。

 

 そして、みんな(セリー・ミリア・ベスタ)を取り戻して、6人で暮らしていくんだ!

  

 

 いつの間にか、ロクサーヌが左側に、ルティナが右側に寄り添っていた。

 

 それだけで()()()()()()感じがした。

 

 

*1
─普通は廃人になるレベルです。超高レベル+覇者の精神極大+ステータス精神+999の効果です─

*2
─普通は重体になるレベルです─

*3
─前回のセリーが予備に作ってくれたもので、3桁弱ある─





 続きを更新します。

 今回は、()()家の準備をします。

 そして、とうとう、先生(アカシック・レコード)の出番が…

 結局、当二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、いろいろと。

 なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。

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