Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
新居での夜が明けました
クーラタルの町 ミチオ邸・寝室 春の6日・早朝
ん…温かい……
腕の中に、そして身体の全身で温かみを感じる、
顎に髪の感触を、耳にすーすーとくーくーと寝息を、
脇腹には、ぷるんぷるんとむにゅむにゅの、霊峰と頂の感触を、
足も絡めとられていて、その感触はなめらかだ。
真ん中の足は非常に元気になっていた。
まどろみながらも二人の抱き心地を、なめらかでしっとりした素肌の感触を、温かさを堪能していると、
ロクサーヌがモソモソと動いて、手探りで朝一番のキスを落としてくる。
「ん……」
目覚めるときに、ロクサーヌとキスをしているのは実に最高の気分だ。
それだけで世界が色付いてきたように感じる。
柔くて、甘い唇を味わう。
「じ~~~っ」
ルティナが、わざと口にだして、アピールしてくる。
「ん………ぷはっ、おはようロクサーヌ」
「おはようございます、旦那様」
その頬を軽く撫でていると、
「ミチオ様、おはようございます」
ルティナが顔を手で挟むと、情熱的なキスをしてきた。
顔を傾けて、深く口を合わせてきて、互いの舌を強く擦り付けて、絡め、唾を送り込んでくる。
それを飲み込みながら、舌を伸ばしてルティナの口内をなめ廻していく。
なめらかな歯を、歯茎を、舌を、その付け根まで舌で愛撫した。
「んっ……」
息が苦しくなったのか、ちょっと赤くなったルティナが離れた。
もう一度、ロクサーヌとルティナに軽い口付けを交わすと、
「今日は、午前中は少し安静にしていよう。昨日が二人とも初めてのわけだし、その…違和感とかあるだろうから」
ロクサーヌはルティナと顔を見合わせると、
「そのようにお願いします」
素直に甘えてくれた。
「それじゃあ、もう少し明るくなるまで休憩しよう」
と脱力して倒れ込むと、二人とも抱き付いてきたので、両腕で抱え込んで、頭を撫でてあげる。
すると、
「ふふふっ」
とルティナが笑った。
「前回、セリー様とわたくしが初めて致した次の日、実は違和感があったのです、という話を覚えていてくださったのですよね」
「それはまぁ、無理させたと反省したんだ」
「それが嬉しいのです」
だから、と続けていった。
「色魔系のジョブを、無理してでも極めてくれた、と聞いたときも、とても
「そうですね、とても
でも、無理・無茶をするのはあれっきりにしてくださいね、とも、言われてしまった。
迷宮を討伐すること19回、ミリアの石化祭りでラスボス全部が終わってしまった2回を除くと、17回。
いや、4分の1~3分の1くらいは、ミリアが石化してくれたけどさ。
俺も大概迷宮にたいして感度が鈍くなっているようだ。
でも、あの時、アランに都市伝説を聞いたその
隠しコマンドでぶっ壊れ能力を持っていなければ、苦戦していたに違いないというのに。
いったいどんだけ必死だったんだよ、俺!
でも、それを
「ありがとう、ホントにありがとう、愛してる」
すると、二人とも少し身体を起こすと、
同時にキスをしてきた。
ロクサーヌの少しざらついた舌の感触と、ルティナのちょっと細くて薄いにゅるっとした舌の感触を同時に味わう。
絡めて、舐めて、挟んで、吸って、甘噛みして、攻守を代えて三人でせめぎ会う。
と、ロクサーヌと二人でルティナを攻めていたときに、ルティナが舌を出してぷるぷると震え始めた。
あ、らめえ、らめぇ~っ
文字通り舌足らずな嬌声をあげている。
ロクサーヌと同時に、舌に吸い付いて舐め廻す。
ぁっ、あっぁっ、あ~~っっ
ぴんと固まったあと、ちからなく堕ちてくる*1のを胸と唇で受け止める。
ぴくっぴくっとルティナが震えているのを感じながら、愛おしさからルティナの唇を再度奪って、
同時に、右手をルティナのお尻の間から廻して………彼女の小さな突起をくりくりっとして………最後に押し潰すように……
ん、ん、ん~~~っ
声なき嬌声をあげて、くたり、と伏せてきた。
ぴくぴく震える身体を、耳元で名前を囁き、身体を撫で擦って余韻を深くさせる。
ロクサーヌは、ちょっと羨ましそうにも、驚いているようにも見えた。
ルティナが失神しているのを確認してから、
「で、ロクサーヌ」
「はいっ、旦那様」
「ルティナと、なに
「彼女の現在の立場の事です。セルマー伯爵の
「それで、俺との既成事実が欲しかったのか…」
「はい。それに現在、親に決められた婚約者もいたようで、一刻も早く旦那様との結び付きが欲しかった、と」
「…となると、頼るのはカッサンドラおばばになるのかな?」
「という名前の一族の
「そうか、あの
「ほんと、よく俺の所にきてくれた。偉いぞ」
いつの間にか寝息をたてていたルティナの頭を撫でると、
寝顔がふにゃっとしたものに変わっていた。
それから、日が昇る頃に起き出して、朝食を作り始める。
俺は、五徳の上に中華鍋を置くと、
そこに、卵を割って3個投入っと
「ルティナ、皿を持ってきてくれ」
「はいっ、ミチオ様、ベーコンエッグでしたね。わたくしミチオ様の手作りを食べるの久し振りです」
ロクサーヌが作ってくれた、おひたしと一緒に食卓に配膳してもらう。
パンは、高級パンだけあって、できたてほどではないが、まだ硬くはない。
「「いただきます」」
「?」
「あー、ロクサーヌ、ルティナ、これは俺の元いた世界で食前の言葉だったんだ」
「そうだったんですか。てっきりミチオ様の出身地の風習かと思っていました……って、間違っていませんよね? まぁ異世界だとは思いませんでしたが」
「それで、パーティのみんなが気を使って、使うようになったんだ」
「では、いただきましゅ」
くすっ。
「そうだな、い・た・だ・き・ま・
ふふふっ。
「うん、ロクサーヌのつくったおひたしは、うまいな」
「そうですね、この食卓で食べている、というのもあって、とても懐かしい味がします」
あぁ、懐かしい味だよな。
「ありがとうございます。こちらの料理もとても美味しいです」
「ベーコンエッグ美味しいです。ベーコンがカリッカリです。ミチオ様の手作りです」
貴族となってからは、朝食を作ったりはできなくなったもんな。
「ベーコンエッグというのですか。素晴らしいご馳走です」
「そうだな。フォークが無いから食べにくいが」
「言われるとそうですね。わたくしもフォークが欲しいところです」
「フォーク?」
「はい。ミチオ様が考案されました、カトラリーで、フォークというんです」
こう、刺したり、押さえたり、掬ったりできるんです、とルティナが指をフォークに見立てて説明している。
「あーすまん。あれも、元の世界では当たり前にあるものだったんだ」
「…そうだったんですか。でも、この帝国で作って、使い始めたのはミチオ様でした」
「そうか…、そうだよな。金物屋のおっさん相手に、四苦八苦したのは俺だもんな」
「そういえば、フォークの制作を依頼したのは、クーラタルの町の金物屋ではなかったですか?」
「
「すまん、ロクサーヌ。前回の話ばかりですまない」
「そうでした。ロクサーヌお姉さま、申し訳ありません」
「いいえ、私にも
チラリ、
──もしかして、ロクサーヌお姉さま、嫉妬してますか?
コクコク。
──そうだな、できるだけ教えてあげよう。頼むよルティナ ウィンク
「それでは、気になることがあったら、わたくしにお聞きください」
「お願いね、ルティナ」
「えっ、わたくしなにか地雷踏みました!?」
「ですが、私も同じものをいただいてよろしいのでしょうか?」
??
「一緒に迷宮に入ってもらう以上、同じものを食べてもらわないと。身体が資本だからなー」
ごくん。
「それに、嫁さんが旦那と違うもの食べる風習ってあるのか?」
「いえ、ございません。夫婦は平等です。“お妾さん”や“愛人”であれば違うかもしれませんが」
「お、お嫁さん…」
「ロクサーヌ、俺はお前をもう奴隷だなんて思っていない。
「そうですそうです。前回は奴隷解放を嫌がって、そのまま第一夫人になりましたが、今生では、唯一の
「あ、赤ちゃん…、それなら本来なら妻が全部やらないといけないことで旦那様の手を煩わせてしまって…」
「それなー。俺が食事を作ることは気にしないでくれ、としかいえん」
それに、
「元日本人として食事に関しては妥協するつもりはないんだ。それこそ、貴族になってからも、元の世界の料理の再現をしていたくらいだから」
「そうなんです。ミチオ様の作る料理は、来年以降、帝国に大流行したのです。テンプラ、ジンギスカン、ヤキニク、テンシン。デザートも、カキゴオリ、クレープ、ムシパン」
そういえばサシミは好みが分かれましたね。まぁ今生では、わたくしたち
ハルツ公爵*2経由で皇帝にバレてしまったからな。
─なお、このミチオの特別な料理の流出も地雷の一つでした─
「まぁそういうわけだから、一緒に食事を作るときには、一緒に楽しんでほしい。つ、妻として」
「が、頑張ります、妻として」
「わたくしも側室の
ルティナ、妙にセリーに
ベイルの町 大通り 春の6日・昼
というわけで、今日は、ベイルの町で市が立つ日である。それに来ている。
「いったい、どうしてベイルの町へ?」
「実は、
「初めて会ったのは、春の2日、と聞きましたが?」
「その時は手持ちの金が足りなくて、次の市の立つ日…つまり今日まで待ってもらったんだ。それで、盗賊狩りをして賞金を稼いだんだ」
「まぁ、ロクサーヌお姉さまのために、賞金稼ぎの真似事をしたのですか?」
「真似事じゃなくて、そのものだが。今回は
「
「おや、少ないですよね。わたくしの記憶では、報奨金等で白金貨1000枚は軽く超えていたではないですか?」
「
「残りは
「(
「わたくしは城の
「これからはアイテムボックスに持ってもらうからな」
「はぁ、早くレベルアップしたいです。で、今の手持ちはいかほどですか?」
「クーラタルの迷宮の高層を周回したときに増えてな。ざっと2000枚は超えているぞ」
「
「どうした、ロクサーヌ? さっきから一言もしゃべってないが?」
「ロクサーヌお姉さま、どうしました?」
「……っっき、金貨じゃ、ないんですよね?」
「「もちろん。白金貨だが(ですよ)」」
「
「「びっくりした(しました)」」
「
「でもなぁ?」
「ええ」
「「迷宮を
「わかりました。あの……、では、今回はその盗賊は?」
「当然、
「気になるようなことがあったのですか?」
そうだな、
「最初にロクサーヌのいる
と説明を始めた。
「それがいったい?」
「この町の盗賊の一派が、
「それは……」
「前回、それが起こったのは次の市の翌日の早朝だった」
「はい」
「その前に、二つ前兆があってな」
指を1本立てると、
「一つが、その奴隷が買われて、その後商館で2日ほど預かってもらうことになっていた」
2本目の指を立てて、
「盗賊の下っ端が商館の見張りをしていたんだ」
そして、ルティナに声をかける。
「というわけで、あの通りの陰を鑑定してくれ」
そういって、首を振って示した。
「わかりました。では……」
おっ、ちゃんと無言でできているぞ。
すると、ルティナの眼が、少しだけ見開いた。
「当たりか……」
「はい。二人いました。なにやらぼやいている……ようです」
だから、看破、お前はいったいなにを教えてくれたんだよ。
「一度離れるぞ」
二人を連れて市の方に戻っていく。
「鑑定とは、かくも便利なものなのですね」
「これの真価は、装備品の空きスロットを見極められることだ」
「ん、もしかして、セリー様が
「まぁそういうことだ、これだけで鍛冶師に革命が起きかねない能力だ」
「では、今のセリー様には……うふふふふっ」
だから、なぜそんなにセリーに拘るのかねぇ。
「いえいえ、大したことではありません。それで……」
「ああ、ロクサーヌ、どうしたい?」
「…私の意見を聞いて下さるのですか?」
「ああ。アランには前回いろいろと世話になった。何よりロクサーヌを紹介してくれた。これは今回もだが」
「……私はなんとかしてあげたいです。よくしてくれたおばさんもいますし、アラン様には、事情持ちという点も最大限考慮してくれました」
「じゃあ行こうか」
「いいのですか? 奴隷のお願いなんて……」
「ロクサーヌは俺の
「旦那様……」
「だから、ルティナの件にも介入するぞ。側室だけど
「ミチオ様……」
「今生は、
それに、
「別に迷宮の討伐をしても、貴族になんてなる必要はないさ」
と
まぁ、ルティナには悪いかも知れないが、と付け加えると、
「ミチオ様、私も同意見です。
大体、ぐだぐだと一々厭味ったらしいんです、そう言って嫌そうに顔を
「そんなことより、
「それなら、色情狂のスキルは、種族がどちらかを選べるみたいだ。
と、アカシック・レコード先生が教えてくれた。
「ということは、ミチオ様似のエルフの男も有りな訳ですね」
「ああ、ルティナ似の人間の娘もいいな」
「それは迷ってしまいますね、ロクサーヌお姉さまはどうですか?」
「その……
となると、
「
思わず
アランの商館に近付いたので、『中忍』のスキル、「
「えっと、マスタージョブの割には、ちょっと貧弱じゃないですか?」
「もちろん、認識不能もあるぞ。全く気付かれなくなるがな」
アランの商館のノッカーをゴンゴン鳴らす。
「いらっしゃいませ、なにかご用ですか?」
「主人のアラン殿はおられるか? ちょっとした用があってな」
「はあ、わかりました。主人は居ますが……少々待ってください。ここで待っててくれ」
さすが「
ルティナと質素なイスに座って…
「ロクサーヌも座ったら?」
「いえ、立っているほうがいいと思います」
「そうか」
この辺のこだわりは少しずつ解消していこう。
「では、「
ノックと同時にアランが部屋に入ってきて……眼を剥いた。
「これはこれは、ミチオ様でしたか。申し訳ありません、ここは身内用の部屋でして……」
「いや、
「ほぅ…、ではこのままで。今日はどういったご用件でしょうか?」
「ああ、単刀直入に。この商館が盗賊に狙われている」
「ほう、盗賊ですか」
アランの眼がわずかに細まったのが今回
「どうしてそれを?」
「実は、すでに表が見張られていた。そいつらから、俺が討伐した盗賊と同じ臭いがした」
今回は、ロクサーヌのために、賞金稼ぎをしてないからね。
「俺の特技の一つでな。信じられんか?」
「そうですね……」
まぁ、はったりだけどな。
「確かに心当たりがないわけでもありません。こういう商売をしていると色々狙われることはあります。一々気にしていては商売になりません……が」
言葉を一度切ってから、
「確かにミチオ様にも関係が無いわけではありません。最初に売りに来たあの男です。あの男が昨日売れました」
「ソマーラ村で盗みを働いたという?」
「はい。ただ、所有者は手続きをしたあと住む場所の準備もあるので二日後迎えに来ると、帰っています」
おいおい、そう言えば俺も、ロクサーヌを一日置いてもらったんだよな…
「耳に痛い話だな。すぐに連れ帰らないことはよくあることか?」
「これは失礼しました。そうですね、まったくないわけではありません」
ちょっと思案した後、
「しかし、今から考えると少し変だったかもしれません。まだ来たばかりなのに、最初からあの男に決めていたと言われてもおかしくはない感じでした」
そう述懐した。そして、こちらに一眼向けた後、
「…そう言えば、盗賊の装備を盗もうとした男でしたね」
「そうだ。盗賊のバンダナを盗もうとしていた。つまり、盗賊に伝手があるのかもしれん。所有者が迎えに来るのは明日か……売った時に不審な点は?」
「客は二人連れでした。一人が私に質問しているときもう一人があの男に何か話しています。一応、注意して耳をそばだてていたものの、小声で聞き取れなかった会話もあります」
「どうも黒そうな感じだな」
「支払いも手続きも終わっている以上、他人の奴隷を押し込めておくことはできません。所有者は鍵付きの部屋を望みませんでした。なので、寝静まった夜中にこっそり抜け出すくらいは造作もないでしょう」
「内部から賊を手引きすることも?」
「おそらく、そう来るでしょう」
「あっ、あのっ、大丈夫なのですかっ?」
ロクサーヌが身を乗り出して確認してきた。
「ここは町中、それほど大人数で押しかけてくることはないでしょう」
「で……でも、おばさんに何かあったらっ」
よほど恩に感じていたのだろう、
「大丈夫でしょう」
アランはあっさりしたものだ。
まぁ
ところが、前回と違って、
「ロクサーヌ、心配か?」
「……はい」
それでは、ここは前回と同じく、
「どうだろう、アラン殿。なんなら俺を用心棒として雇ってみないか」
続きを更新します。
ゆうべはお楽しみでしたね。
さて、ミチオはよりよい未来に向けて、色々と
そのため、新たに
毎度ながら、当二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、いろいろと。
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。