Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
かくして盗賊との戦いは終わりました
となると、日常が戻ってきます
クーラタルの町 ミチオ邸・寝室 春の9日・昼
春の8日は、なんとも
ということにして、昼前までゆったりまったりと過ごした、
主にベッドの上で。
領内に現れた盗賊は全滅させてきた。
何せ鑑定があった。
賞金稼ぎ(Lv40台)と遊び人(Lv100オーバー)にセットしたダブル生死不問もよく効いた。
それに、ワープも使用して一人も逃がさずに。
「
それでも、盗賊を殺した後は、迷宮で魔物を倒すこととは違って昂りを覚えて、パーティのメンバーは全身でそれを受け止めてくれた。
でもねっ、お願いっ! 焦らないでっ!!
なので、ゆったりまったりと、ちょっとねちっこくキスを多めに、愛を交わした。
でも、昼間だったので、ロクサーヌの霊峰と、ルティナの美肌と頂を堪能してしまいました。
明るいなかで、恥じらっているロクサーヌもよかった……
こう、なんっていうか、新鮮というか……
ロクサーヌとルティナにも無理は……させてない、はずだ。
色魔系のジョブを
というか、
ごく普通の17歳の
いや、それなら十分にサル…なのか?
でも、もしかしたら、称号『マスター・オブ・エロ』の効果くらいはあったのかもしれない。
だって、ベッドの上にいると、いつまでたっても
ロクサーヌとルティナの方が却って気遣って…
では、ご奉仕を……、とか言いだしたので、
ソードマスターの称号が泣くよ。
昼前に起き出して、町の中心まで3人で食材を買いに行って、3人で作って食べた。
今度は、ハムエッグを作ったのだが、前回同様好評だった。
そして、午後はルティナと石鹸作りを行った。
錬金術師のジョブをルティナに取ってもらうためだ。
一応、この世界の石鹸について、アカシック・レコード先生に確認したところ、大して差が無かったのだ。
地味にコイチの実のふすまの量とか、混ぜるオイルの種類とか、ハーブの量とかが進化した『ミチオ印の石鹸』の方が泡立ちが良さそうだったのだ。
諸君、泡の無い石鹸に意味はあるのか? 無い! 皆無だ!! 男ならわかるだろう?
というわけで、風呂桶が来る前に作ろう、と製法を伝授して、実作業は全部ルティナにやってもらった。
前回は、『カガ家の金庫番』として忙しすぎたのと、まるで効率厨のように魔法使いに特化して育ててしまったので、他のジョブを積極的に増やすことをしてこなかったのだ。
但し、巫女は除く。
ルティナの白装束姿はいいものだった。
明るい陽射しの中で、
ルティナの濡れた金髪が美しかった。
濡れた白装束から透けて見える美しく輝く白磁のような肌が美しかった。
……眼福だった。
とにかく、無事にジョブが生えたので、今後はルティナに任せて、さらに進化させてもらおう。
思えば、前回は、だんだん、こういう遊び心というか、余裕を
ロクサーヌにも、何か新しいジョブを、と思っていたのだが、
やっぱり『中忍』を見せたのが悪かったのだろうか、暗殺者系のジョブを、となってしまった。
ミリアがすでに「刺客」だったから、パーティ的には必要性が薄いが……いや、そういう余裕とか遊び心が大切なんだろうが!!
前回は、戦士のLvを上げてもらうと、自然に生えてきた……はずなので、一応、毒針について聞いておいた。
「なんで、私の子供の頃の遊びまでご存じなんですか?」
すみません。前回のロクサーヌから聞きました。
「ふーーーん、そうなんですか。そうですか」
大変申し訳ございません。
無神経なことを聞いてしまいました。
ここは、是非、ルティナに聞かせてやってください。
「ロクサーヌお姉さまの子供の頃の遊びの話ですか?」
「はい。えーっと、毒針を使った遊びでして…」
こうして、新たな被害者が…
「すみません。ゆるしてください。わたくしには無理です。死にます。先ず毒針を当てられません。次に避けられません。お願いですっ、振りじゃないですよっ」
ルティナが結構必死になって謝って、断っていた。
まぁ、
そう、カガ男爵の領軍の夏の訓練で実際にあるのだ……いや、あったのだ。どっちになるんだ?
とにかく、領軍の半数はトラウマった。
ロクサーヌの声を聞くだけで、震えが止まらなくなる者、泣き出す者、とにかく被害甚大だったのだ。
ここで、気持ちはわかるが、とか言えなかった。
ロクサーヌの眼が『マジ』だったのだ。本当に混じりっけなしで、純粋に『疑問』に思っていたのだ。
「なぜ、できないんでしょう?」
いや、このセリフは俺にも半分はトラウマったからね?
現在は
そして、襲撃のあった翌日の春の8日は、
普通に迷宮に行った。
いや、普通ってなんだよ。
今回は、クーラタルの迷宮と、ベイルの迷宮の2つに絞ろうと考えている。
ボーデ? ハルパー? ターレ? 知らない子ですね。
早朝に起きて3時間ほど。次に、朝食を取って食休みをしてから、3時間ほど。
今回は、この2セットで行くつもりだ。
昼からは、趣味の時間としたい。
前回の反省から、できるだけ。
なので、昨日は、ロクサーヌやルティナと、剣術や組み打ち術、回避の稽古の時間を取ることにしたのだ。
大変さは変わらないかもしれないが、迷宮に入るよりも
何よりも、竹刀……はないので、木刀だとしても、
なお、訓練用の刃を潰した剣や木刀は普通に武器屋に売っていたので、迷宮の帰りに買ってきている。
『真・剣神』の「手加減」と「指導」スキルが火を噴くぜ!
「指導」スキルによると、ロクサーヌは敏捷に極振りという感じで、素の回避力が高いが、それに比べると回避の技術
まぁ、この世界では、剣術や回避術なとの技術がそれほど発展していない。
スキルがあるから。
地味にこつこつやるよりも、「戦士」のラッシュ一発の方が強いからね。
というわけで、
いや、我流でも十分すごい回避なのですが。
ちなみに、想像通り、ロクサーヌは完全感覚型の『長嶋タイプ』でした。
擬音の嵐に、早くも負けそうです。
とにかく、一定の成果を上げていきたいところだ。まだ初日しかしてないが。
そして、今日、春の9日。
午前中の間は、ちゃんと二回迷宮に入った。
帰りに雑貨屋で、洗面器や風呂用イス代わりのものを幾つか購入して帰った。
今日の昼から、風呂桶の配達がある。
そう、念願の風呂解禁である。
「やっとお風呂に入れます。石鹸も準備できました! それに新魔法もあります」
「そうだな、これまでの、少量のラン系と、そこそこの量をだせるクリエイト系、多量に出せるプロダクト系があったなんてな」
アカシック・レコード先生、ありがとう!
本来は、使われる魔力量が生成されるものの量に依存するらしい。
なので、
ビバ! 魔法制限解除とパーティ制限解除! である。これでパーティ魔法制限解除になって、パーティのメンバーの魔法の消費魔力も1に固定されているのだ。
制限解除の暴力を見た気がする。
風呂桶を待つ間、ルティナと風呂の水の量について話していた。
「というわけで、入れる水の量を、体積をこうやって考える」
当たり前に日本で習ってきたけど、異世界でも同じにしようとした。
縦×横=底面積 これを、 10cm ×10cm=100cm2
底面積×高さ=体積 これを、100cm2×10cm=1000cm3=1ℓ
としたかったのだが、残念ながら10cmの長さが俺にはわからない。
いや、1円硬貨の直径が2センチとか知ってるけどさ。
ここ1円硬貨ないし。
そこで、10cm≒こぶし1個分、として説明した。
まず、1ℓを立方体として理解させるのに、俺の両手(縦×横)で足りなくて、ロクサーヌの手(高さ)も借りた。この時点でもう
その大きさを手でなぞりかたどって、立方体の大体の大きさを理解してもらう。
この感覚をわかってもらったところで、クリエイト・ウォーターの魔法を発動したのだが、当たり前だが、直方体で出てくるわけがなかった。
…正直、負けそうになった。
そこで、ざっくりコップ(に使っている樽)を使って、コップ2杯分≒1ℓとして理解してもらった。
後は、風呂桶の大きさを計算させる。
地味に計算だけであればカルク先生の出番である。
俺の場合、金額の計算では、±10%の補正があるようなので、今一信用できないでいるが。
俺の背の高さよりも高い大きさ、ということで、試しに、こぶしを順繰りに動かして俺の身長を測るルティナはかわいかった。
ルティナによると、こぶし18個分で180cmくらいになった。いや、170cm台だけどね。
ここで、直径を2メートル(200cm)、高さを50cmとして与えたところ、風呂桶の水の量が、大体1500ℓ(=1.5t)と換算できたのだから、ルティナの地頭はいい、多分。
なお、円の面積を測定するのに、半径(100cm)を二回かけて、さらに3をかけることで計算させた、
すると、ルティナにもの凄く尊敬されてしまった。
いや、日本では小学生でも知っている知識だから。正確には、3.14 くらいだから。
なお、ロクサーヌは早々に潔くあきらめた。
そんなことをやり取りをしながら玄関の外で待っていると…
「でかっ」
「思っていたよりも大きいですね」
荷馬車が遠くに見えた時に思わず口から出てしまった。
大きい。荷台の上に円形の巨大なたらいが縦に紐で固定されている。
荷台の高さが1mあったとして、たらいの大きさが2m、計3mはあるのではないだろうか?
これ以上の高さの家具もあるし、極端にでかいわけでもないだろう。
所詮はたらいなのに、と思うと異様に
「こちらが注文の品になります」
ドワーフの運送人は、こともなげに荷馬車から降ろして、玄関前に置いた。
風呂桶の構成する板は、前回同様、分厚かった。
「板も厚くて、丈夫……なんだよなぁ」
「ええ、これくらいの厚みが無いとすぐに壊れてしまいますから」
運んできた運送人はそう言い残して帰っていった。
「えっと、わたくしには旦那様の身長を超えるどころか、手が届かないくらいの大きさに見えるんですが」
「まぁ、ざっくり2mといっただけだからね」
手を伸ばしてギリギリ届くくらい。2m20cm程度か?
「とりあえず運ぶか」
ロクサーヌとルティナと3人掛かりでたらいを家の中に入れる。
玄関の段差を転がしながら上げるのが大変だった。
ルティナに横から支えてもらえるので、倒れる心配をせずにすんだ。
たらいの大きさは、玄関の扉の高さよりも、少しだけ低かった。
なるほど、家に運び込むことを考えてくれたんだな。
あの職人、気が利くな。
転がしながら、廊下を通してキッチンの隣にある排水口のある部屋、そう風呂場まで。
最後の段差に気を付けながら降ろして、部屋の中央、やや奥側に注意深くゆっくりと横に倒した。
なお、栓を排水口のある方向に向けておくことも忘れないでやったぞ。
部屋は8畳間くらいの広さがあるので、湯舟を置いてもそこそこ余裕がある。
「さすがは邸宅だな」
「えっと、これは何に使うのですか?」
「ロクサーヌお姉さま、これは、お風呂の湯舟として利用するのです」
「? 湯舟というものは、お風呂に使うものですか」
「そうです。これに温かいお湯を張って、中に浸かるのです。最高の気分になれます」
まず、桶を持ってきてもらって
湯舟を拭きながら、
「あの、風呂に入るのは王侯貴族だけです。私もよろしいのですか?」
「ん、そのつもりだが?」
「わたくしも一緒に入りますよ? 石鹸もありますので、ミチオ様が洗ってくれるのですっ」
「ミチオ様を洗うのですか」
「いえ、最初にミチオ様がわたくしたちを洗ってくれるのです。その後でミチオ様を洗うのです」
「……そこら辺は、お風呂に入るときにな」
その後、栓の確認をすると、抜くとき用の紐も付いていた。結構でかいな。湯舟の側面の底に斜めに作ってあった。この部屋の床は排水口向かって微妙に傾いているので、排水は問題ないだろう。
最後に、『料理の鉄人』の「浄化」をした。
なんというか気分の問題だ。
「ルティナ、計算するぞ、半径110cmの湯舟に50cmの高さまでお湯を入れると?」
「はい、110×110×3×50 でカルク……えっと、181万5000 …cm3ですから、1815ℓになります」
「うん、よく計算と換算ができたぞ」
「ふふふっ、ありがとうございます。では、お湯は先に入れますか?」
そうだな、
「いや、先に夕飯の支度をしよう。今日はお風呂記念日だ」
「やりました! 今生初めてのお風呂ですっ! 春の9日はお風呂記念日ですっ!」
ふむ、前回は床のままで使っていたが、今回は、洗い場としてすのこを置いてもいいかもしれない。
ご機嫌のルティナにも手伝ってもらって、アイテムボックスにあったウサギの肉を使い、ホワイトシチューを作ることにした。
先ず、寸胴に角切りの肉を入れて、軽く塩と胡椒で炒めてから、ワインと水で煮込む。
肉の臭み取りにはブーケガルニを買っていたので入れることにした。
次に、野菜を加えて弱火で煮込んでいく。
ここでルティナに火加減の調整とアク取りをお願いした。
煮込んでいる間に、中華鍋にバターをひいて小麦粉を炒める。そこに「酪」を入れて弱火でとろみがでるまでかき混ぜればホワイトルーができる。
「良い香りがしますね」
「そうだろう。このホワイトルーは、他にもクラムチャウダーやクリークコロッケにも使えるからな」
できたルーと葉野菜を寸胴鍋に入れる。最後に塩と胡椒で味を調えていく。
……よし。
ホワイトルー作りは久々だったが、まぁまぁな出来だった。
では、
「「「いただきます」」」
「う~~ん、美味しいです。ミチオ様の愛を感じます」
「ルティナが丁寧にアク取りしてくれたからな」
「ふふふっ、ありがとうございます」
スンスン、と匂いを確認してから、ぱくっと食べたロクサーヌの顔が
「旦那様、トロっと濃いのがとっても美味しいです!」
満面の笑みになった。
だから、白いモノを口の中に入れたまま言うんじゃありません!
はふはふいいながら、食べ続ける。
「おかわりもあるからな、ゆっくり食べるといい」
食後、ロクサーヌが片づけをするというので、その間に、ルティナと風呂に湯を張ることにした。
「では、最初に俺がやる。水が跳ねるといけないから少し離れて」
一気に入れると湯舟が壊れるかもしれない。
「プロダクト・ホットウォーター」
プロダクト・ホットウォーター:対象?・温度?・?百ℓ
ここで湯舟を対象に指定して、
「42℃、500ℓで」
予想に反して、お湯は湯舟のなかにぬるぬると供給された。
蛇口みたいなものを想像していたので水が跳ねるかも、と思っていたのだが。
まぁそんな不便なことにはなるわけないわな、もともとそのための魔法なのだから。
大体1/4くらい一気にたまった。
ありがとう、アカシック・レコード先生っ、ありがとう魔法制限解除っ
「500ℓくらいで、お湯の温度を調整しながら入れていこう」
お湯の温度をルティナに尋ねる。
「ちょっと熱いくらいですね。ええと、もう少し低い温度にしましょうか?」
「そうだな、41℃、500ℓくらいかな」
「では、プロダクト・ホットウォーター、対象は湯舟で、41℃、500ℓです」
ふむ、湯気が立ってきて、部屋の湿度が上がって来たな。
「どうだ?」
「う~~ん。もうちょっとぬるい方がロクサーヌお姉さまの好みでしょうか?」
この後すぐに入ることになるから、それでいいか。
「じゃあ、プロダクト・ホットウォーター、40℃、800ℓで」
みるみるうちにお湯が張られていく。
縁から10cmくらい下のところまで湯が張られた。
「ルティナの計算、ばっちりだったな」
「ええ、湯加減もちょっと熱いくらいで、ちょうどいいのではないですか」
これでお風呂の準備が整った。
続きを更新します。
日常生活回です。
実は某作とネタが被ったかな、とも思ったのですが……方向性が違うので。
当二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、迷宮は。
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。